サトシの日記21・2月

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2月28日
 W杯のチケット申し込みのサイトにいってみましたが、予想通りというべきでしょうか、申し込みに失敗しました。
 1時間程奮闘して、必要事項も途中までは記入できたんだけど、終盤のページがど〜〜〜〜〜しても開けません(泣) 一度はいけたところに再びはいろうとするとNot Foundとか出たりするし、訳が分かりません。混み合っていないだろう時間帯を狙ってみたんですけど。こりゃ、郵送一本に絞った方が賢いかもしれませんね。

 昨夜はBSでスペインリーグの試合を観ました。首位のR・マドリードと、それを勝ち点差4で追うラ・コルーニャの直接対決です。ラッキーな形で2点を先制して守りにはいったレアル。圧倒的な技術力をみせるジャウミーニャを中心に、捨て身の猛攻をかけるラ・コルーニャ。力の入った試合はついにラ・コルーニャが同点に追いつき、そのまま引き分け。なんとか優勝争いに踏み止まりました。面白い試合でした。

 篠田節子「ゴサインタン −神の座−」読了。
 ネパールから嫁をもらった事からはじまる転落と再生の物語。・・・なんだか嫌な話です。次々と災厄をもたらす(としか見えない)女。堕ちるところまで堕ちても女から離れられず、それどころか失踪した女を懸命に探し求める情けない(としか見えない)男。なんだかすごく嫌だ。



2月26日
 W杯チケットのネットでの受付がようやく開始されたそうです。なんの発表もなく唐突に開始されたみたいで、またしてもあちこちで不満の声があがってるみたいですね。ホントに手際が悪い事でため息がでてきます。
 ま、それはともかくこれでサトシ自身はネットで申し込めばよくなりましたから、先日もらってきた郵送用2枚は両親の名前にする事にします。あとは兄弟の名前と予備とで、やはりもう3枚くらいは確保しておきたいところでしょう。

 坂本龍一、天童荒太「少年とアフリカ」読了。「永遠の仔」の作者天童荒太と、ドラマの主題歌「LOST CHILD」の作曲者坂本龍一の対談です。暗いテーマでの対談ですが、坂本龍一の発言にはなんとも芸術家らしい稚気があって好ましいですね。



2月25日
 よく晴れました。寝坊もしませんでした。
 で、予定通りにサッカーを観に行ってきました。4年ぶりくらいのサッカー観戦です♪ 場所は豊田市運動公園。場所が分からないので1時間程の余裕をみて出かけました。
 予定通り30分程うろうろと道に迷った挙げ句、キックオフ1時間半程前に到着。
 おお? プレシーズンマッチだというのに随分と賑やかだぞ?? 当日券がとれなかったらせつないので小走りで競技場前へ。スタンド席はすでに売り切れてました。
 予想よりはるかに人が多いので、さっさと入場しました。ありゃ・・こちらはガンバのサポーター席だった(汗) 「お前ら泣かしてやるからな・・」と呪詛の言葉を胸の内でつぶやきつつ、すごすごと移動。
 この競技場芝生がきれいです。ひょっとしたら以前見た瑞穂(グランパスのホームですね)よりもきれいかもしれません。
 キックオフまではまだ1時間以上ありますが、観客は5分の入りといったところでしょうか。
 まだ人が少ないうちにゴール裏の日当たりの良い場所を確保。芝生の上に寝転がってしばらく呆けていると、ウォーミングアップのために選手があらわれました。おお、ピクシーだあ〜(恍惚) さすがにピクシーが出てくると場内がどよめきます。
 グランパスのサポーターはスタメン選手の名前を連呼しますが、なぜかその中にGKコーチのマザロッピの名前もまざってました。そんなに人気あるのか、マザロッピ? でも僕はゴール裏で見てましたが、このおっさんすんごいボール蹴ります(笑)
 しばらくビールを飲みながら、選手のウォーミングアップを眺めていたんですけど、ふと周囲を見回すと、あらびっくり。場内ほとんど満員になってるじゃありませんか! ガンバのサポーターもけっこうな数いるようだったのには驚きました。
 1時キックオフ。試合は正直言って少々気が抜けたような試合でしたが、すごく楽しめました。やっぱりスタジアムは良いですね♪
 グランパスはまだ連携不足の感が強かったです。守備は少しはまともになりつつありますが、攻撃陣の決定力不足は致命的です。帰ってきたストライカー・森山もまったく不発。かつてのおそるべきゴールへの嗅覚は失われてしまったのでしょうか?
 個人的に驚いたのはガンバの稲本。ロングキックの精度には目を見張るものがあります。
 試合は0−1でガンバ大阪の勝利。ピクシーがPKはずしました。サトシの目の前できまるはずだったピクシーのゴールが・・(号泣)

 天気の良い日曜の午後に、ちょっとだけビールを飲みながら、芝生に寝転がってサッカー観戦。サトシにとってはおよそ理想の休日と言える一日でした。強風で死ぬ程寒かった事を別にすれば・・・ですけど(汗)



2月24日
 なんだか知らないけど、ここ10日程PSOをやってません。熱病に冒されていたように狂っていたのが嘘みたいですね。1月の電話代が久方ぶりに目玉が飛び出そうな金額だったというのもあるんだけど(汗)
 
 さて、明日は豊田で行われる名古屋グランパス対ガンバ大阪のプレシーズンマッチを観に行こうかと思っています。天気が良くて、なおかつ寝坊しなかったら・・というのが条件です。

 渡辺房男「ゲルマン紙幣一億円」読了。帯に書いてある「大反響!!」とか「〜氏絶賛」とかいう大袈裟な言葉程たいしたことはなかったです。面白くないって事じゃないですよ。こういう讃辞の言葉が「これでもかっ!」とばかりに付けられてる本は、だいたいにおいてそれほど面白くないですね(汗)



2月21日
 鼎談「妖怪馬鹿」読了。
 妖怪小説家・京極夏彦、妖怪研究家・多田克己、妖怪探訪家、村上健司という3人の妖怪馬鹿の鼎談集です。いうまでもなく圧倒的にマニアックですが、それなりに面白いです。妖怪学はまことに奥が深いですね。京極夏彦描き下ろし漫画も掲載されてます。
 『泥田坊』という妖怪がいます。悪い長者に田んぼをだましとられた貧乏百姓が化けてでたもので「田を返せ〜」と恨めしい声を出す、とたしかそういう妖怪です。
 むか〜しむかし・小学生の時に読んだ「水木しげるの妖怪図鑑」みたいな本でこの妖怪の事を知ったのですが、どこでどう勘違いしたのか「田を返せ〜」という台詞が、サトシの中では
「田はいらんかね〜」という具合に変化していました。妖怪・田んぼ売りになっちゃったんですね(笑) かくのごとくして新たな妖怪が誕生します。 
 この本の中でもふれられていますが、無知と勘違いというのは妖怪の誕生と密接に関わるのだそうです。


2月20日
 W杯の申し込みガイドをいただいてきました。地元の郵便局に行ったら、やはり1人1枚限りだそうなので、隣町の郵便局まで遠征してとりあえず2枚おさえてきました。
 やはりサトシの住んでいるところからだと、静岡の試合を狙いたいところです。どうせなら決勝トーナメントの試合を観たいですから、本命は6月21日の準々決勝ということになりましょうね。にしても、倍率高そうだなあ・・。日を改めてあと2〜3枚はもらっておきたいところです。


2月19日
 地元の郵便局にいっていましたが、ま・予想通りと言うべきでしょうかね。一回目の配付分は品切れでした。このあたりくらいの田舎なら『W杯?なんだべ、そりゃ??』ってな具合に、あまっているかと思っていたんだけどね。ていうか元々配付される量が少ないんでしょうね。でも二回目の配付は20日からの予定なので、明日は朝イチで行っていただいてきま〜す♪ 1人1枚しか貰えないのかなあ・・。

 渡辺淳一「無影燈」読了。ええと、暗いですね(爆) 全編通じて暗いですが、それはそれとしてサトシにとっては面白い小説でした。登場人物が「〜なのだ」とか喋るので、たまに笑えます。
 SMAPの中居正広主演のTVドラマ「白い影」の原作だそうですが、こんな暗い小説ドラマにして受けるのかなあ? 暗いドラマ(あるいは小説)といえばやはり「永遠の仔」ですが、あのドラマも視聴率的にはグズグズでした(笑) 


2月17日
 W杯チケットのネットでの申し込みはいまだ停止中です。郵送の申し込み用紙もあちこちで不足してるみたいだし、なんか不手際が目立ちますね。ただでさえ海を挟んだ国との共同開催で心配されてるってのに、この段階でこういう事じゃ、ちょっとどころじゃなく不安になってきますね。
 来週の月曜には郵便局いってみよ〜っと♪

 小野不由美「黒祠の島」読了。「屍鬼」やら『十二国記』シリーズでおなじみ(サトシにはおなじみ)の小野不由美さんですが、この人はサトシの好きな作家の中でもトップの3人に肉迫する存在です。
 この本は所謂本格推理ってやつですが、例の館のおかげで推理小説は食傷気味ですね。
もちろん小野不由美の文章と、あの極めて特殊な文章を比べる訳にはいきませんけどね(笑)



2月14日
 今日はバレンタインデーですが、言うまでもなくサトシの心は明日にせまったW杯チケットの申し込みにあります。それはそれで寂しい様な気もしますが・・。
 今日は水ごりでもして身を浄めて明日に備えるぞ!!・・・とか思っていたんですが、なんと直前になってインターネットでの申し込み受付がFIFAの指導によって延期になるそうです。なんで直前になってからそんな事言う訳???? ま、それはともかく水ごりをしなくてすんだのは助かりました。この寒いのに水かぶったらさすがのサトシも風邪をひきそうだから(笑)
 ところで「水ごり」と書くと水辺に棲息するゴリラ(学名アフリカ水ゴリラ)を思い浮かべてしまいますね。


2月12日
 文藝春秋[編]「私の死亡記事」読了。
 阿川佐和子、妹尾河童、筒井康隆他全102名の著名人が各々に自分の死亡記事を執筆したものです。
 面白かったのは嵐山光三郎が熊に喰われて死ぬというのと、なんと言っても読売・ナベツネの記事が可笑しかったです。
 これによるとナベツネさんは94歳(汗)の時に、カラスに毒入りマヨネーズを食わせる実験をするため登った木から転落して死ぬのだそうです。
 そして読売巨人軍は2000年の優勝をかわきりに、V9をはるかに凌ぐ20連覇を達成して、長嶋監督は26年間84歳まで続投して、2018年に新設されるノーベル・スポーツ賞を受賞されるそうです。
 ここまで堂々とやられると、気持ちよくさえありますね。好きになりそうだ(笑)
 そういう訳でサトシも書いてみました。

2010年春 
 政状不安定の続くユーゴスラビア首都ベオグラードで、デモ隊の鎮圧に乗り出した陸軍と民衆の衝突に巻き込まれ、日本人男性が死亡しました。死亡したのは愛知県在住の○○サトシさん(35歳)。
 ユーゴスラビアでは昨年10月に首相に就任したズドラフコヴィッチ首相の強引な民族統合政策に反対する民衆のデモが各地で頻発していましたが、何も知らずにノコノコと観光旅行にきていたサトシさんは、デモ隊と陸軍の衝突を勇壮な男の祭りと勘違いして、自ら危険地域に赴いて今回の事故にあわれました。
 サトシさんは名古屋グランパスエイトに所属していた元サッカー選手ドラガン・ストイコビッチさんの熱狂的ファンで、今回の旅行もストイコビッチさんが代表監督をつとめるユーゴスラビア対クロアチアの親善試合を観戦するための旅行でした。
 今回の訃報を知ったストイコビッチさんは「決しておきてはならない悲劇がおきてしまった。彼の魂に心からの哀悼の意を表したい。一スポーツマンとして彼の様な熱心なサポーターがいたことを誇りに思う」とのコメントを発表しています。

 うん、なかなか理想的な死に方だ(笑)



2月10日
 ちゃお! みなさんお元気ですか?
 およそ10日さぼりつづけていました。特に現実的な問題があったわけではなくて、単にさぼっていただけですね(汗) PSOバカになって冒険にあけくれていただけです。なかなか飽きませんね。

 さぼっていた間ですが、特に大きな変化があったわけではありません。
 
 現在サトシにとって最大の懸案であるW杯のチケット問題ですが、どうやら記名方式になりそうですね。入場する時に身分証明をもとめられる云々という話が出てますが、ホントにそこまでやるんでしょうかね? おそらく色々抜け道はあるんでしょうけど。
 Jリーグのチケットの半券が応募券になるとかいうシステムも発表されましたが、これでJリーグも少しは盛り上がると良いのですけどね。

 DCを9900円に値下げして在庫整理するそうです。むう、サトシが買った時の3分の1っすね(汗) 
 セガはPS2用にヴァ−チャファイター4やらサクラ大戦やらの主力を投入するそうです。つくろうシリーズもスペースチャンネル5(!)も移植するんだそうです。一応DC向けの新作もたくさん発表されているので、しばらくは大丈夫なんでしょうけど、こうして緩慢に死んでいくのでしょうね。なんだか寂しい・・。

 さぼり中に読んだ本。
 安東能明「鬼子母神」、田口ランディ「コンセント」、季刊「怪」第拾号。
 「鬼子母神」 家庭内の幼児虐待をテーマにした本です。序盤から中盤までは(ややダラダラと)なんともいえないもの悲しさみたいなものが漂う展開ですが、終盤ダイナミックに話が動きます。あの「黒い家」(これは相当怖いです。映画も小説も)を彷佛とさせました。面白いですよ。
 「コンセント」 田口ランディって人女性だったんですね。はじめて知りました。話自体は可もなく不可もなくという印象ですが、この人の文章はサトシにはなかなかしっくりときました。サトシの好きな作家グループに割り込んできそうな予感です。
 季刊「怪」第拾号 マニアックな冊子ですが、サトシはなかなか飽きないです。もちろん好きな作家グループのトップ争いを、村上春樹とともに走り続ける京極夏彦の短編が読めるというのは大きな理由の一つではあるんですけどね。ところで京極堂シリーズの自作「陰摩羅鬼の瑕」(「オンモラキのキズ」ね)は2001年内にはお目にかかる事はなさそうですね。残念ながら。