サトシの日記21・5月

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5月31日
 さ、コンフェデレーションズカップです。
 日本の初戦は格下(であろう)カナダですが、序盤はカナダの分かりやすいサイドアタックを封じる事が出来ず、かなりやばい場面をいくつかみせられました。GK川口の好セーブでなんとか凌ぎました。先日のスペイン戦から好調を維持してるみたいですね。
 そしてトルシエ君が珍しく素早いアクション。FW中山を投入しシステムを2トップに変更。ほんとうに珍しい事ですが、結果的にはこの采配がずばりと的中しました。が、それは後半にはいってからのこと。前半は0−0で終了。
 後半はうって変わって日本のワンサイド・ゲームになりました。中山の縦への突破を足掛かりにチャンスをつくります。それにしても今日の中山はすごかったですね。(たぶん)3得点とも中山が絡んでたと思います。本日のMVPでしょう。
 天才・小野君の直接FKで先制。西沢のヘッドで2点目。終了前には森島の3点目で3−0で快勝です。
 前半と後半で、良いところと悪いところがはっきりと出ました。後半でみせた攻撃、2列目3列目の選手が次々に飛び出してくる波状攻撃は魅力的です。中山以外では森島、小野あたりは良かったですね。
 ま、初戦3−0は上々のスタートでしょう! 次はブラジルに0−2で敗れた手負いのカメルーンが相手です。強敵だけど、どうしようもない相手でもないでしょう。中1日はけっこうきついだろうけど、がんばれ!



5月30日
 明日からコンフェデレ−ションズカップが始まりますが、サトシのサッッカーバカの炎も再燃してきました(笑)
 東海地方にホームを置く名古屋グランパス、清水エスパルス、ジュビロ磐田の3チームで争われる、東海チャンピオンシップという準公式戦があるのですが、この名古屋対清水戦が行われました。準公式戦とはいえ、Jリーグの優勝を占う事が出来る重要な試合です。
 で、その結果は0−3で清水の完勝でした・・。チャンスは名古屋の方が多かったんだけど、最終ラインでの清水の守りは堅いです。しっかり守ってカウンターという清水の術中に完全にはまりました。後半DFを減らしてFWを投入すると、全体のバランスはさらに悪化。この采配ミスはこれまでも度々みられたものです。代表戦で主力3人を欠く清水に対してのこの完敗。不安が残ります。
 お隣韓国では一足先にコンフェデが開幕してます。王者フランスが韓国に5−0の爆勝。ジダンもアンリもいないのにこの馬鹿強さ。参っちゃいますね。


5月29日
 ヒマにまかせて、これまでに書いてきたこの日記を読み返してみました。サトシってばなかなかか面白いじゃん(笑)。それはともかくとして、1年前とかの日記を読んでいると、まったく平穏無事に何事もなかった日でも、なにがしかの事が書かれています。意味というようなものはほとんどないようなレベルの話なんだけど、すくなくとも「なにか書かねば!」ってようなものは感じられます。2分の1程度も書いてない現在とは雲泥の差です。なんとか頑張って書かなきゃね(汗)


5月25日
 先日は3時起きでヨーロッパチャンピオンズリーグのファイナルを観ました。この位の試合を観るのに早起きをするのは、もはやまったく苦になりません(笑)
 今年この世界一タフな大会を勝ち抜いたのは、ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンと、スペインで台頭してきたバレンシア。まあ、どちらかと言えば地味な対戦ですが(汗)、なにはともあれ今年の欧州チャンピオンを決定する試合です。
 試合は開始直後にPKでバレンシアが先制。その直後今度はバイエルンがPKを得るも、これをはずして同点ならず。一発勝負の決勝なので、ここからはバイエルンの怒濤の攻撃をしかけます。迫力のある攻撃ではありましたが、バレンシアも最後の集中を切らさず守りきって1−0で折り返し。
 後半にはいってもバイエルンの攻撃は止まりません。バレンシアはハーフタイムでなんの対応策も打たなかったみたいに見えました。そしてついにバイエルンが追いつきます。しかもこの日2度目のPK。さすがに2度ははずしません。
 ここから展開ががらりと変わりました。しかも観客からするとつまらない方へ動いてしまいました。同点に追いついた事でバイエルンの猛攻はいったん停止。しかも追いつかれたバレンシアも慎重そのものの試合運びです。とにかく双方すごい人数をかけての守備で、とてもじゃないけど点が入るとは思えませんでした。そして実際点は入らず、ゴールデンゴール方式の延長戦へ突入。
 そしてさらなる悲劇。TV中継延長なし! そりゃないぜ、おっかさん!(泣) 結果はPK戦のまでもつれ込んだ末バイエルンが勝ったそうです。まあ、経験の差というところでしょう。

 乙一「夏と花火と私の死体」読了。短編のミステリー(ホラーかな?)ですが、それ程面白くはありません。でもこの乙一(おついち、と読むのだそうな)という人、17歳でこの作品を書いたのだそうです。スゴイ事はスゴイです。でもやっぱりそれ程面白くはありません(笑)



5月22日
 今回のtotoは過去最低の配当でした。全的でわずか2万円ちょいだそうです。そんな超低額配当なんていらないのさ! ああとも、全然いらないのさ!!! しくしく・・。

 服部真澄「龍の契り」読了。いやいや、これは参りましたね。傑作です。文句なしに面白かったです。
 香港返還の裏に隠された機密文書をめぐって、英国、米国、中国、日本、世界経済とメディアを陰で操る巨大財閥、日本を代表するハイテク企業、黒社会に精通する天才ハッカー等が、くんずほぐれつの熾烈な争奪戦を繰り広げます。最後まで一瞬の油断も許さない、スリリング極まる展開です。
 サトシはこういうタイプの小説は、どちらかと言うと嫌いな方だったはずですが、これは心底堪能しました。満腹です、げっぷ。



5月19日
 今週はまたしても日曜一日休みです。思う存分眠れるのが一日しかないというのは、けっこうきついですね。睡眠時間そのものはそれ程変わらないんだけど、やはり目覚ましに起こされるのと、いつまでも布団の中でぐずぐずしていられるのとでは、精神的にだいぶ違うんだよね。

 綾辻行人「黄昏の囁き」読了。「緋色の囁き」「暗闇の囁き」に続く『囁きシリーズ』の3作目です。前の2作はけっこう面白かった記憶があったんだけど、これはそれ程面白くもないかなあ。つまらないって事はないですけど、ちょっとパンチに欠けるってとこでしょうか。



5月18日
 このところ急に暑くなってきました。暑くなると、何故か仕事も忙しくなるような気がします。これからしばらくはタフな日が続きそうです。ふう・・。
 ついでに忙しくなったせいかは分からないけれど、朝目覚めると左肩がものすごく痛い事があるのです。そのままポロッと落ちちゃうんじゃないかと思うくらいの痛みです。サトシは寝相が良いタイプなので、寝ている間に痛める事はないと思うんだけど。そろそろあちこちいかれてくるお年頃なのかしら?(汗)

 田口ランディ「モザイク」読了。久方ぶりにすごく面白い小説でした。すごくすごく面白かったです。
 なんていうんですかね・・・、ノイズ系って言うのでしょうか?(違うかな・・汗) この小説の舞台は渋谷で、物語の導入では携帯電話が話のカギになってきます。サトシは田舎暮らしだし、携帯電話も使いません。そういう点ではリアルに感じられないところもあったかもしれませんが、それでも色々と感じるところがありました。「まもなく渋谷の底が抜ける。渋谷は完全に電子レンジ化する。」本の帯に載っている言葉ですが、僕が都会に住んでいたら、あるいはこういう言葉もリアルに受け止められたのだろうか?
 しばらくぶりに本を読んだら、むらむらと読書の虫が騒ぎ出したみたいです。5月末に「PSO・Ver.2」が出るまでは集中的に本を読むかもしれません。



5月14日
 月曜日というのは、プロ野球の定休日(じゃねーか)という事もあって、基本的に見るTVというのはありません。この日はたまたま衛星放送でパ・リーグの試合をやっていたので、ヒマにまかせて見るともなく見てました。観客もまばらで応援も選手もひいき目に見ても気合いが入っているとは言い難い試合でした。
 8時前に父親が(実家にいたんだけど)言いました。
父「8時からTV替えていいか?」
サ「別にいいけど・・・。なに見るの?」
父「水戸黄門」
サ「(やれやれ・・という感じで)この試合の方がまだマシじゃない?」
父「いや、今度の黄門サンは面白いんだわ」

 ちょっとだけ興味をひかれました。『今度の黄門サンは面白い???』水戸黄門は変わらないところが人気の秘密じゃなかったのか? のび太君が突然勉強が出来るようになったり、ワカメちゃんが援助交際をしたりするようなものなのだろうか?(爆)
 のっけから笑わせてもらいました。例の主題歌を元祖・御三家の3人が歌ってるんだけど、そのユニット名が
G3Kでした(笑) なるほどたしかに変わったわ(笑)
 で、肝心の中身です。新・黄門様の石坂浩ニはお肌ツルツルです。たしかに今までのイメージとはちょっと違います。助さん格さんも若返って、ちょっとうっかりキャラが混じってます(笑)
 でもまあ、安心しました。たしかにちょっとずつ細部の設定に変化は生じていますが、基本的には『水戸黄門』です。
 黄門様はいつまでも黄門様、のび太君はダメな少年でドラえもんに泣きつくし、ワカメちゃんはおかっぱでパンツを見せてピョコピョコ走りまわってます。ま・これでいいんじゃないの?(笑)



5月13日
 先日超久方ぶりにチャットをやりました。通りすがりのサッカー馬鹿の人何人かとお話をしましたが、なかなか楽しかったです。
 見てもないチャンピオンズ・リーグの試合の話を聞いているだけなのに、だいたい正確に試合の様子が把握できました。自分の馬鹿度があがってきてるんだ、という事を何気に認識しました。まあ、マルコ・ファンバステンのビデオを観てしびれるような奴は、どこからどう見てもサッカー馬鹿以外の何者でもないんだけどね(笑)

 ついにジュビロ磐田の連勝がストップしました。止めたのは2位の清水エスパルスです。これで両者の差は6ポイント。磐田有利は当然かわりませんが、可能性がないこともないのかな。
 我が(と言うのに違和感がなくなりました)名古屋グランパスもガンバ大阪に競り勝って首の皮一枚で残ってます。ポイント差は8ですが、最後まであきらめません。
 この試合ではついにピクシーの今期初ゴールが決まりました。とてもじゃないけど引退まで数試合を数える選手が放ったとは思えない、美麗FKを直接叩き込みました。心底惚れ惚れします。
 7月に瑞穂で行われる、ピクシーのラストホームゲ−ムはまた観に行ってきます。たぶん、泣くと思います(笑)



5月11日
 totoを買って帰る時の事ですが、妙な女の人に声をかけられました。
女性「ちょっとお時間よろしいですか? あなたの健康をお祈りさせてもらえませんか?」
サトシ「は? いえ・・もごもご・・」
女性「ちょっとだけ目をつぶってくれるだけでいいんです。血がすっっっごくサラサラになるんですよ!!」
サトシ「いえ、だから結構です・・もごもご・・」
女性「ホントに10秒くらいでいいんです。血がすっっっっごくきれいになるんですよお!!」
 とにかく『すっっっっっごく』をやたらと強調する人でした。だいたいサトシはこういう押しが強いのは苦手なんです。どうにもキッパリと断る事が出来ないんですよね。
 でも、今回の人は実にしつこかったので、おとなしい子羊みたいなサトシもちょっとキレました。
 
「僕の血はトマトジュースみたいに、すっっっごくきれいだから結構です!!」
 ほとんど怒鳴り付けるみたいにして断っちゃいました。サトシにしてはすっっっごく珍しい事でした。なんで瞬間的にキレちゃったのか自分でもよく分かりませんが、今週は急に暑くなってイライラしてたのかも(汗)

 しかし実際のところ、長年の不摂生でサトシの血はどろんどろんだろうな。ちょっと惜しい事したかもね(笑)

 田口ランディ「縁きり神社」読了。恋愛ものの短編集。女性視点のお話ですが、サトシはこういうのけっこう嫌いじゃないですね。



5月8日
 実に嫌な夢でした。

 いきなりの死の宣告ではじまります。しかも母親からの死の宣告。
母親「ちょっと、あんた癌だってよ」
サトシ「ええっっ??」
母親「すぐに入院だって」
サトシ「じゃその前に、ちょっと会社行って事情を説明してくるから」
 そのまま会社へ直行。上司に説明。
上司「そりゃ大変だなあ。ま・ゆっくり休養してくれや。ハハハ!!」
 なぜか爆笑されつつ、病院へ。到着するやいなや、すぐさまベッドに寝かされて手術することに。
 
と、その辺で終わっちゃいました。すごく嫌なゆめだった(笑)


5月6日
 中2日で今日も瑞穂へ。GWにホームで2試合もあるのはすごくラッキーですが、選手も大変応援も大変です。我ながら狂ってますね。
 
 最近の金欠状態をも顧みず、先日断念したレプリカユニフォーム(¥13、500也)を購入。もはやどこからどうみてもグランパスサポーターです。
 『ありがとう、ピクシ−』キャンペーンに参加。これは3000円を払って、ピクシーのラストゲームになる7月21日の中日スポーツ紙面に、参加者全員の名前入りメッセージ広告を出すというものです。「Hvala,Pixy!」(セルビア語で「ありがとう」)のステッカーをもらいました。「これで3000円はちょっと高いんじゃねーの?」って思うかもしれませんが、サトシのピクシーへの感謝の気持ちは3000円じゃ足りないくらいです。
 
 今日はメインスタンドで観戦。今日も天気が良かったので、バックスタンドの方が気持ち良かったかもしれないですね。でもメインスタンドの案内係の人は対応がとても丁寧で気持ちが良かったです。
 今日の対戦相手はヴィッセル神戸です。この過密日程の中でのホーム2連戦=移動なし、これは大きなアドバンテージです。ここもきっちりいただいておきたいところです。
 しかし試合は開始1分。まだ会場も盛り上がらないうちにヴィッセルが先制。なんだか無理矢理盛り上げられた感じのあるスタジアムですが、前半は一進一退でそのまま終了。
 ヴィッセルと言えばやはりカズです。カズのプレーを見るのはこれが初めてなので、それなりに期待はしてました。ちょっと前TV番組で「カズは日本代表に必要か?」みたいな討論をみたんだけど、今日の試合を見る限りサトシの中での答えはハッキリしました。ていうか再確認しました。残念ながら、それくらいインパクトに欠けるプレーでした。

 後半、絶対負けられないグランパスはFW福田を投入。さらにスーパーサブ森山も投入し、3トップ(スタート時は1トップね)に。しかしゴールを奪えません。それにしてもピクシー1対1弱くなったなあ・・・・。3年前だったら当たり前の様に抜いていただろう局面で、抜ききれない場面が目立ちました。
 こうなると当然ヴィッセルに流れはいきます。後半30分追加点をゆるすと、選手もスタジアム全体も緊張の糸が切れちゃいました。そこからはサポーターの応援もなんだか虚ろ。選手もなんだかヤケクソ気味。そのまま0ー2で試合終了。
 今日も勝ったジュビロ磐田との勝ち点差は10。これで現実的に優勝はなくなりました(泣)

 でも、負けてもいいんだ。
 みんなスタジアムへ行こう!!



5月5日
 兄貴一家が遊びに来る。と言っても兄貴夫婦は、子供をおいて二人で何処かに行っちゃいました。まあ、いつもの事です。サトシはお婆ちゃん(サトシの母親ですね)といっしょに子守り。これもいつもの事です。でもサトシは子守りが嫌いじゃないから喜んで引き受けるんです♪
 お兄ちゃんのソウマ君は、だいぶ言葉もしゃべれるようになってきました。箸を使って御飯を食べる事にも挑戦してるみたいです。でも実家で飼っている犬とネコは、相変わらず怖いみたいです(笑)
 妹のココロちゃんは、だいぶ笑うようになってきました。名前を呼ぶと何気なく笑います。そういえば、この日初めて1人でうつぶせにひっくり返りました。
 二人とも元気で育ってね♪


5月4日
 一日ダラダラしてすごす。

 宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」読了。
 村上春樹「TVピープル」再読。



5月3日
 今日は名古屋市瑞穂陸上競技場でグランパスの応援っす!
 しかし実家の方では朝からジトジトとした雨模様。なんか肌寒いし、ちょっと不安。午後からは晴れるとの予報なので(当たらないんだよねえ・・)、心の中で祈りつつ出発。
 一応地元とはいえサトシの田舎から瑞穂は遠いんす。ゴトゴトと電車に揺られて1時間半程もかかります。持参した村上春樹の短編集「カンガルー日和」を読んでました。なんて平和で馬鹿馬鹿しい話なんだろう(笑)
「とんがり焼きの盛衰」とか言っちゃってさ。「こいつ、何考えてんだ?」と突っ込まずにはおられません。
 11時名古屋に到着。入場開始は12時の試合開始は午後2時なのでまだいささかの時間的余裕があります。ここはひとつ応援グッズを用意していこう、という事でオフィシャル・サポーターズ・ショップ「クラブグランパス」へ・・・・行くつもりだったんだけど、場所が分からない(汗)ま・いいや。スタジアムに行けばいくらでも売ってるんだし。
 あきらめてマク○ナルドで軽く昼食をすませて、瑞穂へ。それにしても久方ぶりに食べたけど、マクドナル○のポテトはサイテ−だなあ。天かすのスティックを食ってるみたいで、気分が悪くなりました。
 12時瑞穂へ到着。スタジアム正面では巨大ピクシー人形がお出迎え。ピクシーの姿を瑞穂で見られるのも、この試合をいれて5試合。いよいよホントにホントのカウントダウンが始まりました。全部観たいけど、そういう訳にもいきません。一瞬も見逃さないように、目に焼きつけておかなければ!!
 それにしても、さすがにGWというところでしょうか。2時間前なのにすごい人です。幸い、名古屋につく頃には雨はあがっていました。気温も程々に上がってきて、まずまずのサッカー日和になりそうです。
 今日はバックスタンド側のほぼ中央での観戦です。雨だったら最低だったけど、5月のお陽様の下での観戦なら最高っす!!
 自分の席を確認してさっそく応援グッズを買いに。レプリカユニフォームを買おうかとも思ったんだけど、まだ若干の照れがあります(笑) 結局真っ赤なピクシープリントシャツとタオルマフラーを購入。トイレで着替えをすますと、うん、いかにも即席サポーターって感じ(笑)
 席に戻りビールを飲みながら(やれやれ・・)、グラウンドキーパーさん達の仕事を眺める。ピッチはまだ若干水を含んでいるみたいですが、みんな頑張って整備をすすめてくれます。「世界を円滑に動かすのに必要なのは、政治家とかじゃなくて、こういう人達なんだな・・・」と、いかにも酔っ払いみたいな事を考えました(爆)
 
 午後2時いよいよ試合開始。相手は格下で不調のセレッソ大阪です。きっちりいただいておきましょう!!
 しかしながら前半はストレスのたまる展開。足元で球を回すばかりで、まったく攻撃の糸口がつかめませんでした。特に酒井はいささか問題があります。一方のセレッソですが、森島小っさ!(笑) でも速いし、思ったよりもずっと上手かったです。0ー0で前半は終了。応援もイマイチ盛り上がらず。
 サトシの隣の席には、30歳前後の夫婦(と思われる)が座ってましたが、この旦那がおそるべき解説魔でイライラしました。奥さんにむかってあ〜だこ〜だと偉そうに解説してみせます。当然、僕の耳にも入ります。こっちはスタジアムまできて素人解説なんか聞きたくありません。おまけにこの旦那、まったく応援をしません。声援をあげるどころか、拍手の一つもしないんです。まったく何しにスタジアムまで来てるんだろう? 解説したいならTVの前でやってくれよな・・・ぶつぶつ・・。
 ちなみに奥さんは、旦那の言う事を聞いているのかどうかは分からないけど、拍手したりして応援してたみたいです。あきらかに奥さんの姿勢の方が正しい。旦那は試合終了の時点で、パチパチと儀礼的な拍手をしただけでした。
 
 後半グランパスは岡山を投入。いつの間にかチーム最古参の選手になった、この運動量豊富な選手が入って、まったく別のチームに変わります。ピクシーを信じて、サイドのスペースに迷いなく飛び込んでいく岡山。寸分違わぬパスを供給するピクシー。この二人のコンビネーションは最高です。
 そして先取点。相手GKのミスをウェズレイが見逃さず、頭で押し込みます。いかにも点取り屋という動きでした。
 試合は動きます。さらに10分後ピクシーのクロスに、岡山が上手く合わせて2点目。轟音につつまれるスタジアム。サトシのボルテージも上がりっぱなしです。手の平はすでに真っ赤ですが、打ち合わせる手は止まりません。アドレナリン出っぱなし(笑)
 終了10分前、セレッソのスーパールーキー大久保クンに「あら?」って感じの失点を許し、1点差。しかし大久保のドリブルはなかなかたいしたものですね。まだリードしてるにも関わらず、スタジアムを覆いつくすこの絶望のムード。今にして思えば、異様極まりない感情の起伏だと思うけど、とにかくその場はそういう空間だったんです。
 そして終了5分前、セレッソゴール前の混戦から、平岡が押し込んでグランパス3点目。これで勝負あり。スタジアムが爆発したかと思う程の歓喜の絶叫!! 残り時間は延々途切れることのない歌と拍手につつまれたまま試合終了。
 いやいや、実に理想的な試合でした。この試合でサトシの本格的なグランパスサポーターへの道が決まったようなものです。
 
 みんなスタジアムへ行こう!!


5月1日
 世間的にはGWって何日から何日までなんでしょう? よく知りませんけど、サトシは3日〜6日までお休みです。入社して以来はじめてまともにお休みをもらえます。といっても3日は休日出勤を断ったんだけどね。
 なにはともあれ明日の夕方実家に帰りますので、しばらくお休みします。って帰らなくてもさぼりまくっているのですが・・。

 金子達仁「金子達仁ベストセレクション3 漂泊」読了。とくにこれといった感想はなし。僕は好きだから読みますが、万人におすすめというわけじゃありません。

 小松成美「イチロー・インタビュー Attack the Pinnacle!」読了。小松成美といえば「中田英寿 鼓動」なんかの著者ですね。イチローや中田の話が聞けるのは大変うらやましいです。
 御存知のようにメジャーでも大活躍のイチロー。このインタビューはメジャー開幕前に行われたものですが、この本の中ですでに力強い言葉を残してます。「自分の打撃が何処へ辿り着くかはわからない。しかし自分の打撃が後退する事はない」という主旨の発言をしています。すごいですね。これは99年4月あるセカンドゴロを打った瞬間に、打撃の「核」とも言えるモノを得たからなのだそうです。現在はストライクの70%を捉える事が出来るそうです。すごすぎますね。
 ほかにも細かい技術的な事とかにも答えていますが、とても基本的な構造が同じ人間だとは思えません。
 進化する天才は何処の高みまで登りつめるのでしょうか? 見逃せません。

 ところで著者の小松成美さんは、先日NHKのサンデースポーツに出演されてましたが、実に派手でよくしゃべるオバ・・・じゃなくておねいちゃんでした(汗)