7月20日
ハロー、月一日記で〜す。ていうかそれはもう日記とは言えぬのだろうけど。
約2ヶ月ぶりに名古屋の応援に行ってきました。久方ぶりだったんで頑張りすぎました、次の日腹筋が痛くて我が事ながら驚きました。
いつものゴール裏に入ったんだけど、あれ? なんか見知った顔が少ない気がするぞ? コールリーダー(メガホン持って応援の先導する人ね)の兄ちゃんの姿も見えんし・・・と、思っておったら説明があった。例の事件でクラブ側から出入り禁止の処分をくらったとの事。
新聞にも載ったので知っている人もいるかもしらんけど、詳細を記しておきます。
事件が起きたのは6月12日、豊田スタジアムでの浦和レッズ戦。名古屋のゴール裏にこんな横断幕があがりました。『ようこそ世界のトヨタへ』 問題は次 『まだあるだろ』そしてヒビのはいったスリーダイヤのマーク。 言うまでもなく三菱自動車のリコール隠しを揶揄するものでした。
浦和レッズの母体は三菱自動車、名古屋の母体はトヨタ。普段はそんな事意識している訳ではないけれど、親会社同士の代理戦争的な側面もないわけではありません。時は折りしもリコール隠しの問題が表面に浮上してきた頃でした。
私はこの試合には行ってなくて、翌日の新聞でこの横断幕を見て「これは悪ノリがすぎるぞ。ちょっとまずいぞ・・」と思ってたんだけど、後日の報道で一部のサポーターが出入り禁止の処分を受けた事を知りました。
馬鹿な奴だと思ってました。こんな事するのは物見遊山でやってくるただの目立ちたがりだと。気持ちのない野郎なんだと。
しかし、これがどうも名古屋サポーターの中核メンバーの何人かの仕業であるという。コールリーダーの兄ちゃんも関わったらしい。
・・・猛省を促したい。『名古屋を応援する気持ち』と『相手チームを中傷すること』とはイクォ−ルで結ばれるものではないはずです。そんな事はみんな分かっているはずなのに、現実としてこういう情けない事がおきてしまいました。すごく悲しい。
私も一名古屋サポーターとして、仲間がしでかした愚行のお詫びを申しあげたい。浦和レッズ、レッズサポーター、三菱自動車のみなさん、試合を楽しみにきた観客のみなさん、報道を見て気分を害されたみなさん、大変申し訳ありませんでした。
6月15日
ユーロ2004・ポルトガル大会がはじまりました。やっぱり面白いな。
グループリーグも一回りしたけど、波乱といえるのはポルトガルが初戦を落とした位ですかね。優勝候補の一画とされるポルトガルだけど、その守備はあまりにもお粗末。
私の予想ではイタリアが優勝候補の筆頭とみていたのだけど、デンマーク戦を見るかぎりではトッティのコンディションがいま一つといった感じ。
そして初戦の結果を受けてなんと言ってもはずせなくなったのがフランスですな。全知全能のジダンがイングランド戦で奇跡を起こしました。あのFKがゴールに突き刺さった瞬間は本当に鳥肌がたちました。試合を決定するはずだったPKをはずしたベッカムと、ロスタイムでのPKを決めてみせたジダンはあまりにも対照的でしたなあ。しかしこの2点でジダンがのってしまうとしたら、フランスの優勝はかなり現実的になります。好調時のジダンを止める事のできる選手など存在しないって。
他のチームではイタリアと引き分けたデンマークが思ったよりもずっと実力がありそう。格下相手に先制されながらきっちり逆転してみせたチェコも良さそう。
しばらく寝れない嬉しい日が続きそうです。
ついでに名古屋はリーグ戦連勝。優勝の目がなくなってから連勝するのはこのチームの特色と言えよう(汗)
恩田陸「MAZE」読了。普通に面白かった。
羽田圭介「黒冷水」読了。17歳の高校生が書いたんだって。主人公の心の動きがすごい激しく揺れ動いて「なんだかなあ・・」ってところもあるけれど、17歳でこれくらいの小説を書くだけでもすごいなあと思いますよ。
6月1日
また3週間もコンピューターほったらかしにしてました。それでもほとんどなんの齟齬もなく日常が進んでいくのだから、まったく我ながら非近代的な生活だよなあ、と感心しちゃいます。
さてこの3週間に何があったっけなあ・・。
私の実家は釣り道具の個人商店を営んでいたんだけど、このたび店じまいの運びとなりました。まあ、ほとんど開店休業みたいな状態だったとはいえ、一応仕事ではあったわけですが、これをやめて急にぼけちゃったりしないだろうな・・・っと密かに心配しています。まあ、なにはともあれご苦労様でした。
閉店セールを開催したそうなんだけど、めちゃくちゃ売れたそうです。金額は書かないけど、私もビックリした。
サッカー話。横浜に遠征してきました。W杯の決勝やったとこね。巨大なスタジアムで、新幹線の駅からも徒歩でいける距離で、スタジアムまわりも小洒落た感じでムカつく(笑) でも豊田スタジアムの方が断然良いな。 試合は先制しながらも逆転負け。地力が違うなあというのが率直な感想。お土産に買った胡麻団子が美味であった。
ここのところリーグ戦・カップ戦合わせて3連敗。どん底って感じです・・。
読書関係。
小川洋子「博士の愛した数式」読了。うはあ、これは良い本だなあ。久方ぶりに泣けました。事故で80分間しか記憶の保持が出来なくなってしまった数学者『博士』と、博士のところにやってきた家政婦とその息子『ルート』の心暖まる交流。うっうっ・・。泣ける。
舞城王太郎「九十九十九(ツクモジュウク)」読了。昨年だったか「阿修羅ガール」で私の心をがっちりつかんだ舞城王太郎の本。序盤は期待通りに面白かったんだけど、中盤からラストはほとんど意味不明。難解すぎて斜めに読んでしまった部分もあります。惜しい。
他にも何冊か読んだはずだけど、忘れた。
5月10日
このGWはサッカー三昧でした。結果はともかくとして、幸せでありました。
こどもの日はホーム瑞穂でアルビレックス新潟戦。考えてみたら瑞穂での試合は随分久方ぶりですなあ。
アルビレックスといえば今年念願のJ1昇格をはたし、今やJリーグ宸Pの集客率をほこるチーム。ホームでは3万4万当たり前というからすごいですな。名古屋のホームで3万超えるのはせいぜい年に1〜2回くらいでしょうか。その新潟サポーターですが名古屋には思った程の数は来ていませんでした。ただし、どう見ても70才を超えると思われる爺さんが新潟のオレンジのユニフォームを着ているのを見て、敵ながら感心しました。愛されてるんだなあ。
試合は終始名古屋ペースですすむものの得点奪えず。0−0の雰囲気が漂いはじめた後半30分に逆に失点。そこから我々も選手達も気が狂ったように攻めまくって、なんとか同点に。終了30秒前にも奇跡のゴール!!・・と見えたものの、オフサイドの判定で幻のゴール。格下相手に痛すぎる1ー1のドロー。
5月9日はアウェ−のジェフ市原戦の為はるばる千葉遠征。先週の日曜から8日で3試合目のハードスケジュール。でしかも雨。我ながら酔狂な事ですわいな。
市原はオシム監督の薫陶を受け、ここ数年でもっとも強くなった難敵。そして新潟とは対照的にもっとも集客率の悪いチームです。この日は雨の影響もあったんだろうけど、それでもあまりに少ない観客5900人。たぶん私の経験した公式戦では最低の数字だと思います。昨年暮れのあの大雪の長良川競技場でも8000人位だったと記憶しておるのだが・・・。
この日の名古屋の守備は今シーズン1の抜群の出来でした。強力な市原の攻撃をガシっと受け止めてカウンターが見事にはまり、前半にウェズレイのゴールで先制。ちなみにウェズレイはJリーグ100試合達成。外国人最多ゴール(アルシンドの79ゴール。懐かしいなあ)も目前の通算75ゴールです。しかしながら後半セットプレーから失点し同点。後半30分にマルケスのゴールで勝ち越し!!・・・と思ったがまたしてもオフサイドで2試合続けての幻のゴール。悔しすぎるぜ、ねえさん。
ここ5試合で1勝4分け。4分けのうち3つは完全な勝ちゲームです。安定してきたけど勝ち切れないという嫌な流れです。
帰ってきた地元の駅で外人さんに話し掛けられる。「スイマセーン、豊橋イキタイ」 外人さんと話す事などないので一瞬緊張したが、意味はすぐわかった。「ア−、ツーハンドレッド・イェーン」精一杯の英語で答えると「ニヒャクエン」と返された。分かってんじゃねえか。 私とは方向が逆なのでホームも肉体的言語で教えてあげて別れたのだが、野郎線路をはさんだ向こうのホームでなぜか私の真正面に立ちやがる。何故そんなにこっちを見つめるのか(笑) そうこうしておるとあちらの電車が先に入ってきた。やっぱりキョロキョロしておるもんだから、こっちも気になって仕方ない。そして予想通りにこっちに手を振って助けを求めてきた。こっちもオーバーな肉体的言語でその電車に乗り込む様指示してやる。野郎はキョロキョロしながらも電車の方へ行ったので、そのまま乗り込むかと思いきや、車掌のところへ確認にいった。石橋を叩いて渡る外人さんなのかもしらんが、最初からそうしろよな・・。
しかし言葉の通じない異国で生活するのはさぞ大変だろうなあ。外人さんの日々の苦労を思いながら「ツーハンドレッド・イェーン」とつぶやいてみた。
金原ひとみ「蛇にピアス」読了。ちょっと前に話題になった芥川賞受賞作。一般的にみて爽やかで可愛らしい子じゃない方ね(という表現も随分な言い方ですけど)。そんなに期待してた訳じゃないけど、やっぱりそんなに面白くもないと思ったですよ。
5月2日
大型連休ですな。皆様エンジョイなすっておられますか?
死病の疑いが晴れた私はまたしても無茶してきました。ちゅうわけでサトシのアウェ−『不眠』遠征記・in 大阪万博記念競技場。
GWらしい良い天気にめぐまれました。夜勤あけで疲労している身体を爽やかな風が癒す。
7時30分。地元ローカル線に乗車。驚いた。進行方向を背にして座席に腰掛けたら視界がクラクラと揺れる。今まで何百回と乗ったはずの電車なんだけど、不眠で進行方向と逆を向くとこの様な現象が起きるとは知らんかったなあ。
解説しておかなければならないだろうか。都会を走る地下鉄なんかは車両の窓際に沿って横長のベンチ式の椅子が配置されておりますわな。これに対して我が地元をよちよちと走るローカル線では、二人がけの座席が背中あわせに配置されているのですな。わかりやすく言うと銀河鉄道999方式の座席配置になっております。
1人の乗客甲がおったとする。甲は進行方向を向いた窓際に座る。『999』式の座席の場合、まず9割がところの人はこの位置に座るとおもってもらって間違いない。次なる乗客乙がやってきたとする。乙は進行方向に背を向けた通路側、甲の斜前の位置に座る。これも間違いない。この時点で空席は二つ。進行方向を向いて通路側・甲の隣席、進行方向に背を向けて窓側・乙の隣席の二つである。さて、ここに次なる乗客丙がやってきたとする。丙はどうするか。答え=丙は立っている。一般的にはこうなる。丙が甲の隣に座る事もない事はないだろう。乙が気をきかせて隣席にスライド移動し、空いた席に次なる乗客丁が座る事も起こり得ない現象ではないだろうが、現実にそうなる事は本当に少ない。つまるところ4人掛けの席が4人の乗客で埋まる事は稀である。まことに効率の悪い座席配置と言わざるを得まい。まあ、そんなにきゅんきゅんに混雑する様な電車でもないんだけど。
そういえば銀河鉄道999劇中で、星野鉄郎とメーテルは窓際の席に膝を突き合わせる様にして座っていた。あんなガラガラの車両の中でも座席を詰めて座るとはまことに見上げたものである。メーテルは手足の長い美女であったが、星野鉄郎は極端に背が低い人だったので互いの膝がゴチゴチ当たる事はなかったのかもしらんが。
さらにそういえば、私が小学生だった時、校内のTV放送に出演する際に「こんにちは、星野鉄郎です」と挨拶をして我々を爆笑の渦に巻き込む先生がおったが、あの先生のどこが星野鉄郎だったのか、我々がなぜいつもいつも爆笑しておったのか、不思議である。
はっ! 話が極端に逸れた(笑) ええと、つまりですな、上の説明で言うところの乙の位置に不眠状態で座ったところ、頭がクラクラしましたよってそれだけだったんだが・・。
気を取り直して新幹線。くわっ! 満席である。GWをなめていたか。名古屋までは通路に立っておった。辛かった。
新大阪から地下鉄御堂筋線へ。開幕戦できた時も思ったけど、この御堂筋線というのが地下鉄の名を冠しながらなぜか地上ばかり走る。変な路線だと思っていたら、途中で路線の名前が変わった。地下鉄御堂筋線となんたら線が連結しておるらしいのだが、いずれ分かり難い事である。
さらに大阪モノレールで万博記念公園へ。このモノレールは面白い乗り物であった。車体同士の仕切り部分に壁がないのに驚いた。
11時45分、会場へ到着。やたら人が多いと思っていたら、なにやら遊園地のようなものがそばにあってそちらの方が盛況であるらしい。この日は事前にチケットを手配しないで出掛けたので、当日券で入る事にしていたのだけど、一応GWだし最悪強面のお兄さんからチケットを買う事も想定していた。が、まったくの杞憂であった。当日券売り場はガラガラであった。むう。この日はお子さま無料御招待のサービスをやっていたみたいなのだが、それでも観客は2万人に満たず。むうう。
万博のゴール裏は芝生席であった。5月の芝生席でごろりと横になるのはとても気持ちが良いものである。ああ、なんて良い日なんだろう。あまりに気持ちが良かったので素直な気持ちを歌に詠んでみたりした。
空は青 緑の大地 黄金の麦酒 我が胸に燃ゆるは 真紅の熱情
こうして改めて読み返すと、なんのひねりもないですなあ。ま、余分な技巧など不要なくらいに気持ちの良い日だったって事で。
そんな風にだるだるな風情で試合前の会場を眺めていたらば、はっ!あれは! Mrピッチだ!! 生で見るのははじめてなんだが、思ったより小さい気がした。
Mrピッチを御存知だろうか? 一般にはほとんど知られていないのかもしれないから解説しておこう。Mrピッチは『Jリーグ百年構想』のイメージキャラクターである。緑の芝生を人型にくり抜いた格好で、目も口も耳もないというシュール極まるキャラクターである。実際に見るとあまりにも奇矯なキャラクターである。百年構想という壮大な計画のイメエジキャラクターがこれで大丈夫であろうか。面白いけどね。
試合は前半は一進一退であったが、後半我らがエース・猛犬ウェズレイのPKで先制。不安定だった守備陣も奮起し、秋田を中心にガンバの攻撃をシャットアウト。終了間際にはマルケスのゴールも飛び出し2−0で快勝。我々は狂喜乱舞という状態でありました。アウェ−で勝った時の方が狂喜っぷりが激しいですな。
本当になんて良い日なんだろう。最後の最後でまたしても。新幹線のホームでどこかで見た事のあるダンディな外国人が・・・あ! 監督のネルシーニョだ! あちらから歩いてくるのはいかつい漢は・・・は! 秋田だ!! 楢崎だ!! 直志だ!! マルケスだ!! たった今までピッチを駆け回っていた選手達が目の前に。辛抱たまらんかった。抱きつきたかった。チュ−したかった。サインでももらえれば良かったんだけど、なんの用意もない。皆さんお疲れだろうし。遠くから見るだけで我慢・・・出来ずにウェズレイだけに握手してもらった。おお! なんと大きな手!!意外にも柔らかい手であった。 握手してもらった時に控えめに親指をニュッと出して「ナイスゲーム!」と言ってみたら、ニコッとしてくれた。ピチブ−(猛犬の意・ウェズレイのニックネーム)これからもよろしくね。
本当にどこまで素晴らしい日だったか。忘れられまい。
なんてテンション高めに書いてはいるが、実は今日はすでに5月8日。明日は千葉県は市原遠征です。金つかいまくってます(汗)
伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」読了。おお「重力ピエロ」の人だ。どんな話だったか忘れたけど、面白かった事だけは覚えてる。本作もしっかり面白かったっす。
4月28日
大変お騒がせしました。って言うか1人で騒いでました。
総合病院での精密検査の結果、『異常なし』の結果を頂戴しました。
いやはや、一安心しました。ここしばらくの間、腹の底に澱の様にたまっていたモヤモヤが吹き飛んだちゅう感じですか。う〜む、大袈裟だって思うでしょ? 我が事ながらね、結核の疑いを指摘された位の事でこんな不安にかられるとは、まったく小心な事だよなあ。とほほ。
しかしこういう事態に直面して実感しました。健康って大切だよねえ。今までこれといった病を得ずにやってきたので、そんな事にも気付かなかったんだけどね。俺のお馬鹿さん。
今回実にきつかったのは、両親に大仰に心配されてしまった事です。この歳になると還暦を過ぎた両親に心配をかける事は本意ではありません。自分の為にってだけじゃなく、もうちょっと健康に留意して生活した方がいいのかもしらん。って真面目に考えたりした。
山本弘「神は沈黙せず」読了。なんとも惜しい作品じゃないだろうか。導入から中盤までは相当に面白いと思ったんだけど、最後がぐだぐだになっちゃった感じがある。まことに惜しい。
4月23日
ハロー、皆さん。お元気ですか?
『結核の疑いあり』という私的にはかなり衝撃の宣告を受けて以来、どうにもこうモヤモヤが晴れません。知らぬ間にこの身体が死病に冒されているかもしれぬ、結核菌のホキンシャかもしらん、俺みたいな人間毒ガス兵器がこんな普通の生活してても大丈夫かしら・・・・等々、様々な不安・妄想・自虐的な冗談が頭の中をぎゅんぎゅん回って落ち着きません。
事ここに到って私も病院で検査を受けてまいりました。この世に生を受けてもうじき30年。とにかく病院という施設に縁がない生活をしてきました。歯科と外科と小児科には何回か行った事があると思うんだけど、それだけだ。子供の頃の事なので親に連れていってもらった。
ちなみに私の実家は地元の総合病院の近くなので、子供の頃はよく院内を探検した。緊急避難用の螺旋状の滑り台で遊んでいて看護婦に怒鳴られたものだ。
私は社会人になってからは自分の為に病院に行った事がない。つまりは病院の利用システムを知らないのだ。保険証だけもってけばいいの? 銭はいかほどいるの? 印鑑とかは?
そんな心配はほとんど無用であった。受付のおばはんが丁寧に教えてくれた。当然と言えば当然なんだけど、ありがとう、おばはん。それにしても病院の受け付けって死ぬ程忙しそうだなあ。
で、サトシの内科デビュー。予想はしていたけど、この爺婆の数はどうか! 凄まじい老人臭に酔いそうになる。どいつもこいつも元気そうだし、私の方を無遠慮にジロジロ睨めつけてきやがる。『ここは私達老人の為の場所なのよ、小児科はあっちよ、ぼく』と言わんばかりだ。しかし私は隅の方で小さくなっておるしかなかった。無念である。
そんなこんなでちょっと問診してから、身体を輪切りにして断面の写真を写すCTスキャンたらいう無茶な機械にかけられた。シルクハットをかぶったチョビヒゲの男が円ノコでぎゃーんと私の胴体をまっぷたつにして写メールで断面を写してからマントをかけて3つ数えたら元通りになっていた。不思議だった。
検査結果は来週です。どきどきするよお。
4月12日
豊田スタジアムで柏レイソル戦。私にとってはホーム開幕戦。アウェ−で気が触れた様になって応援するのも悪くないけど、やっぱりホームの方が安心するって感じかしらん。
試合は1−0で勝利。公式戦での完封勝利は本っっっ当〜に久方ぶりじゃないかな。昨年の2ndステージでネルシーニョが監督になってから得点失点ともにばんばん入る試合が多くなって、極めて不安定ながらも見てる方としては楽しいという感じのチームになってました。これを機にばんばん点をとって守備は安定のチームにならんかしらん・・・と、たった1試合の完封勝利でムシの良いことを考えるお馬鹿な名古屋サポーターでした。
私達はスタジアムで何種類かの歌を歌うんだけど、やっぱり人気のある歌とイマイチなものがあるんですな。ノリが良くて覚えやすい歌がはいると私達もスタジアム全体も盛り上がります。人気のない応援は自然と淘汰されて消えていきます。
今シーズンにはいってからも2種類の歌が新しく加わりました。
選手の入場の時に「オ〜、名古屋の〜、誇りを〜、この歌にこ〜めて〜、マイソオ〜ルイズフォーエバ〜、とも〜に勝利を〜誓おう〜」ってのを延々繰り返すの。
もうひとつは鹿島からはじめたので「見せ〜ろよ今こそ(チャチャチャ)、俺〜達の魂〜(チャチャチャ)、とも〜に戦いぬこ〜(チャチャチャ)、アレ〜アレオ〜名古屋〜」これを2回くりかえして、後は歌詞の部分をオオーに変えて繰り返し。ちなみにアレアレとかオーとかいうのは意味は分からんかもしらんがサッカーの応援の基本っす。
両方はじめたばかりの応援だけど、前者は人気薄で遠からず消滅しそうな気配。後者はノリが良くて2試合しかやってないけどはやくも定着しそうな気配。
ちなみに一番盛り上がるのは「イエローサブマリン」ですな。みなさんスタジアムで歌いましょう。フォルツァ!名古屋!! あ、私みたいな肺病持ちがのど潰して応援してちゃまずかったかしらん(汗)
町田康「パンク侍、斬られて候」読了。町田康の新刊は長編の時代小説です。町田康独特の文章が時代小説にバッチリはまりますな。
4月10日
くわあ、大変な事になってしまった。
『陳旧巣』が中国人の名前みたいで面白いなあ、なんつってへらへら笑っておったら、医者に呼び出された。
例のあの蛍光ボードみたいなのに、私の肺臓のレントゲン写真をシャッとさすとこの状態を説明された。やれあんたの肺は垂れ下がってるだの、この辺に元気がないだの、なんだかよく分からないんだけど、結局のところ私の肺臓になんか問題があるっぽいらしい。
さらに驚くべき事に、結核の疑いありという診断までいただいてしまった。結核・・・。『結核』=『結核菌の感染でおこる伝染病』。ううむ、クールな説明である。取り付くしまもないっちゅうか。
現在自覚症状らしきものはない。つまり私は結核菌のキャリアー、保菌者である・・・可能性がある、という事であるらしい。
いきなり、異次元に放り出された様な気分である。あまりにも予想外すぎて混乱するばかりだ。この私が結核菌の保菌者。・・・保菌者・・。憂鬱になる言葉である。むう・・、ホキンシャと片仮名で書いたら少し間抜けな感じで気が楽になった。来週再検査っす。
4月5日
我ながら無謀な荒行であった。不眠でのぞんだは遥か地の果て茨城県鹿島市。サトシのアウェ−遠征記〜修羅編〜 inカシマサッカースタジアム。
本当はもっと早い時間に出立する予定だったのだが、仕事の予定が若干遅れた。1時間の残業をこなしてから、ダッシュで帰り(比喩的な意味じゃなくて、本当にランニングで帰った、息があがった)シャワーもそこそこに出掛けた。
地元の駅で新幹線の切符をもとめたところ、機械のトラブルでなかなか出してくれない。機械のトラブルは致し方ないとして、この処理にあたった若い職員が同僚と談笑しながらちんたら作業をしやがる。むかつく。こっちは1分1秒を急いでおるのに、見ればなにやらニヤニヤ笑ってまるでこちらの事情を了解した上で嫌がらせしている気がする。それはまあ私の被害妄想であろうが、いずれむかつく態度であった。「お待たせいたしました」の一言くらい言えぬのか、間に合ったから良かったものの、これで遅れてたら駅の事務所を破壊していたであろう。
9時15分。新幹線ひかり号に乗車。ビー・アンビシャース♪ってこの曲、車内アナウンスの時にも流れるって知ってた? すっかり耳になついちゃった。
車内でサンドウィッチを食す。東京より向こうは誰も訪れた事のない未開の地。食事にありつける保証はどこにもない。食べれる時に食べておかねば。ついでに少し寝ておきたいところだったんだけど、脳内になんか出てきてるみたいで全然寝れない。一応念のため持参した文庫「東洋ごろごろ膝栗毛」(群ようこ)を読む。
10時40分。東京駅着。ここが一番の正念場である。鹿島へのルートは2つ。八重州南口から高速バス、あるいはJR総武線とやらを使うらしい。電車だと乗り換えがありそうなので、出来ればバスが良いが、ヤエズミナミって何処だ?って、その心配は杞憂に終わった。迷うまでもなく新幹線おりてすぐにヤエズミナミグチを発見出来た。天佑であった。
そう言えば高速バスって初めてだ。わーい、嬉しいな♪・・なんつって喜んでいる場合ではない。実は私はバスが苦手だ。子供の頃はものの20分もすると酔って、しばしばゲロゲロとなった。嫌な思い出である。長じてからさすがにゲロゲロはなくなったが、それでも苦手な意識は残っている。睡眠不足との相乗効果で久方ぶりのゲロゲロかも・・・。
鹿島行きのバスの中はどうやらほとんどが鹿サポであるらしい。アントラーズ情報が車内を飛びかっている。「皆さあ〜ん、ここに1人敵が混ざってますよ〜」と宣言したくなる。が、怖かったのでやめた。
東京まではなんとか持ちこたえていた天気も、高速に乗る頃には崩れはじめた。試合中は濡れても関係ないんだけど、濡れネズミで帰路につくのは本当につらい。名古屋から1時間でもけっこうきついのに、鹿島からとなると・・・。雨足はだんだん強まっている気がする。想像しただけで陰鬱な気分になる。
バスでの行程は約2時間。仮眠をとるのであればここしかないだろうと考えていた。疲労からか身体も重く、神経も弛緩してきたような気がする。これは寝れるか?・・と思っていたんだけど、やっぱりダメだった。私はなにしろ乗り物の中で寝るという事が出来ないのである。昔からゲロゲロ対策として「寝ていけば良い」という事を言われてきた。んな事は分かってんだよ、寝れないから困ってんじゃねえかよ、それくらい察しろよ、このお気楽地蔵めが!! ずっとそう思ってきた。結局うつらうつらしただけであった。幸いゲロゲロにはならずにすんだ。
13時30分。鹿島神宮駅到着。・・・寒っ!! 雨が降っている事もあるんだろうけど、それにしてもあまりにも寒い。東京では気温の差はほとんど感じなかったのに、2時間移動したこの鹿島の寒さはまったくの予想外だった。風も強いしイメエジ的には愛知と10度くらい違うんじゃないか。こんな事なら冬用の猿股をはいてくるべきであった。
スタジアムまでは一駅なんだけど、この電車のくたびれ加減には目を見張った。外見も内装もそれはすごい代物だったんだけど、発車と同時にぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっ!!っと、もんの凄い音がして驚愕した。電車というよりは耕耘機に乗っているような感じだった。カシマスタジアムと言えばW杯の会場にもなった所。もう少しインフラが整備されていると思っておった。この電車にイタリア人サポーターなんかも乗ったのであろうか・・。
13時45分。カシマサッカースタジアム到着。いつもはここでスタジアム周りをフラフラするんだけど、今回はそういうコンディションではない。即入場した。
マニアックな人しか知らないと思うけど、カシマスタジアムといえばもつ煮込みである。『カシマのもつ煮込み』といえば旨い事で評判なんである。このくそ寒い中で食べたので当然旨かった。なる程、ここの出店は業者じゃなくて地域の商店街が出しているらしい。だからこそこういう名物的なものも提供できるんだろうなあ。さすがは地域密着の鹿島である。名古屋も見習いたいもんだなあ。
15時。試合開始。試合開始の時点で眠気も疲労もまったく感じなくなっていた。脳内になんかしらんが分泌されまくっていたのであろう。人間の体って不思議だ。それとも私の中の修羅が目を覚ましたのか。いずれにせよ不思議だ。
秋田の選手コールの時に鹿島サポーターから盛大なブーイングが起きる。こちらの秋田コールとあちらからのブーイングがしばらく繰り返された。なんじゃこりゃ(笑) 鹿島といえば熱烈なサポーターで知られる。確かに一糸乱れぬ応援だったけど、私の想像を超えるモノではなかった。絶対数が違うから応援の大きさそのものはかなわないけれど、我々の熱度が劣っていたとは思われない。
互いの応援の熱に負けない熱い試合だった。結果は2−3で敗戦。またしてもカシマスタジアムの呪いを打ち払う事はかなわなかった。これで公式戦15戦15敗・・・。
鹿島との力の差はそれ程のものはないと思う。それでも勝てぬのはチームとしての経験の差か。それに磐田戦同様いらぬ警告をもらいすぎだ。2試合で10枚以上もらってるだろう。ただし、この日のジャッジは公平な目で見ても(私は公平な目で見れないんだけど)相当に鹿島よりだったことは付記しておく。
帰りのバスの中でも眠れず、そして参ったのは帰りの新幹線である。この頃にはついに脳内のなんかの分泌も止まり、身体は疲労の極みに達していた。少し目を閉じると滑り落ちる様な睡魔に襲われたが、ここで眠ったらおそらく新大阪まで行ってしまうだろう。必死で睡魔と戦ったのは私の中の最後の修羅だったか。
部屋に帰って30時間ぶりの睡眠をとった。それでも7時間後には普通に目がさめた。人間の身体って不思議ですなあ。シュラシュシュシュ。これが書きたいだけであった(笑)
群ようこ「東洋ごろごろ膝栗毛」読了。旅行記。面白いと思うよ。
4月3日
落合中日が白星スタート。TVをつけたらいきなり0−5で負けてたんで、ははん、オレ流? アホちゃう? なんつって冷笑的な態度で巨人−阪神戦をば見ておったんだけど、逆転勝ちしたらしいね。
興味は薄いんだけど、何が何でもいずれかのチームを応援せよというのなら、一応中日を応援します。見てて面白いのは巨人戦だけどね。派手だもんな。
でもって明日は地獄の鹿島遠征! Jリーグ開幕以来負けっぱなし、名古屋にとっては死地の中の死地。鬼門・オブ・ザ・鬼門ズ。名古屋サポーターの怨念が積重なった呪の地、カシマスタジアム。
しかしながら今年は違うぜ、おねいさん。これまで名古屋の攻撃を跳ね返し続けてきた漢・秋田豊が今年は名古屋のゴールを封鎖する。待ってやがれよ、鹿野郎! くすくす。自分で書いてて乗ってきたぞお(笑)
小野不由美「華胥の幽夢 〜十二国記〜」再読。シリーズ7作目。シリーズ初の短編集。今のところはこれで終わり。早く新作が出らんかなあ。
4月2日
皆さんは『陳旧巣』なるモノを御存知だろうか? 実は私も御存知でない。
会社の定期健康診断で胸部レントゲン診断の所見として書かれていた結果が陳旧巣である。
レントゲンといえば数年前の結果では『胸膜変化』なる所見をいただいた。胸膜変化もシロートさんからするとかなり意味不明であるのだけれど、陳旧巣となるとまったくもってチンプンカンプンである。イメエジすらつかめない。・・・つまり何ですか? 数年前に変化しだした私の胸膜が、ここに到ってついに陳旧巣に相成るまでに変化したと、そういう事ですか。 違うか(笑)
所見の欄にぶっきらぼーに『陳旧巣』とか書かれても困るんだよなあ。意地悪でやってんのか。なめてんのか。でも中国人の名前みたいで面白いなあ。
あ、アリアスがホームラン打ちよった。ぐわん。
小野不由美「黄昏の岸 暁の天 〜十二国記〜」再読。シリーズ6作目。2作目でようやっと王を選んだ戴麒ですが、本作ではさらなる苦難が彼を襲います。あんまり可哀相でついつい応援してあげたくなりますな。ここまでのシリーズで活躍した魅力的なキャラクターがオールスターキャストで登場してます。
ちなみにこの本をこちら側からの視点で語る作品が「魔性の子」ですね。いわば裏十二国記ですが、これだけ読むと何がなんだかさっぱり分からんですよ。
3月27日
プロ野球が開幕しましたね。私はそれほど興味はないけど、時候の挨拶みたいなもんですな。
前から疑問に思っておったんだけど、なんだってメジャーリーグの開幕戦を日本でやるのかしらん? 内実はよく知らんが興行的にうま味があるんでしょうね、きっと。それは理解出来るけど、その上でどうにも納得がいかねえ。
例えていうならば我らが名古屋グランパスエイトのリーグ開幕戦をサンチャゴ・ベルナベウ(R・マドリ−ドのホームスタジアムですな)でやるようなもの。この場合の興行的なうま味は置いておくとして(汗)、万に一つでもそんな事になったら、サポーターが黙ってはおるまい。私だって黙ってはおれん。暴動が起こったって不思議ではない。
メジャーリーグの開幕を心待ちにしていたヤンキースファンの皆さんはどう思っているのだろうか? 是非一度お聞きしてみたいものだけど、私の周りにはそんな熱心なヤンキースファンがいない。無念である。我こそは一とは言わずともニとは下らぬ熱心なヤンキースファンなり!・・との自負をお持ちの方がおられたら、こっそり教えて下さい。
小野不由美「図南の翼 〜十二国記〜」再読。シリーズ5作目。12歳の少女・珠晶が恭国の王へと登極するまでのお話。
あちらの世界の中心には黄海があります。黄海といっても水のある海ではなくて妖魔が跋扈する人外の荒野です。黄海の中心には五山と言われる峻険な山々がありまして、そのうちの一つ蓬山で麒麟は生まれ育ちます。麒麟が成獣となて王を選べるようになると、我こそは王たらんと欲する者はこの危険な黄海を渡って麒麟に会いに行くわけです。
3月23日
h〜、お寒うございますな。花冷えというやつですかいな。『花冷え』=『桜が咲く頃の寒さ』。花冷えという言葉の意味が分からなかった訳じゃないんだけど、私はこの様にしばしば辞書をひいて言葉の意味を調べます。我ながらなかなか貴重な資質だなあと思います。
過日、職場の人間と話しておったらば、話の流れの中で辞書の使用頻度に触れることと相成りました。事ある毎に辞書をひくという私の性癖を話したところ、いやあ、そいつは珍奇だ、否々、むしろ異常だ、と・そんな事を言われました。
同年輩の同僚に尋ねてみると、むろん辞書などは年に数度しかひかぬ。そもそも自分の部屋に辞書なぞ置いてないと、そんな事を宣いやがったのです。ええ〜? ホントかよ??って私はひっくり返りそうな位驚きました。驚愕しました。
それでは例えば本を読んでいて理解出来ぬ語句があった時、又正確な漢字を失念してどうにも思い出せぬといった局面、はたまた手近に手ごろな漬け物石がない、などといった緊急事態にはどうすると言うのか?
彼は高らかに謳うようにこう宣言しました。予はそもそも書物を読まぬ、手ずから文字を記す事も年に数度、漬け物は大嫌いだ!! ぐはっ、そんな生活をしていれば、確かに辞書は不要なのかもしれない。
色んな人がいるよなあ・・って、しみじみと思いました。ちなみに私は現在お手頃サイズの辞書を愛用しているんだけど、出来たらキングサイズのごっつい辞書も欲しいと思ってます。これさえあればおよそ森羅万象いかなる物事も説明してくれるって、そういう様な頼もしい奴が是非一冊欲しいものです。
小野不由美「風の万里 黎明の空 〜十二国記〜」再読。シリーズ4作目。父親である芳王の失道によって公主の座をおわれた祥瓊、こちらから流されたところを仙にひろわれそこで苦行を強いられる海客の鈴、新たに慶国の王として起ったものの周囲の官を掌握出来ず苦闘する景女王・赤子。運命の絡み合う3人の少女の物語り。
こちらからあちらに流された人を海客というんですな。あちらからこちらに渡る事は基本的に出来ませんが、麒麟や一部の高位の仙のみが渡る事が出来ます。
3月20日
磐田戦をTVで観戦。本当に、本当に、本っ当〜に行きたかった。大阪での勝利の後、サポーターと共に調子こいて「磐田、F○CK!」の怪気炎をあげた私だ。この身が引き裂かれそうな程行きたかった。
実際、夜勤の途中で行っちゃおうかとも思った。夜勤で働いて昼まで寝て、ギリギリでスタジアムへ飛び込んで、とんぼ返りで帰ってそのまま夜勤。やればなんとか出来そうな気もしたけれど、それはしなかった。
私の身体がきついだけならともかく、これは周りの人に迷惑をかける事になるかもしれないから。名古屋の為とはいえ、これは許される事ではないだろう。否、むしろ名古屋サポーターとしての誇りに傷をつける蛮行であろう。
うん、決めた。『他人に迷惑をかけないで行ける試合にはすべて行く。そこで自分の身を削ってでも必死に応援する』 これを個人的な基本方針としよう。今、決めた。
ここ5年勝ってない磐田戦。くわっ。21世紀になってから勝ってないって事かよ。で、また負けました・・・。
マルケスの美しいゴールで先制して、こりゃいける!!っと思ったのも最初の15分だけ。その後はずっと試合のペースを握られ1−3で完敗。中盤の力量差がここまで違うと試合にならん。不用意な反則で2度もPKを与える。一度は楢崎が弾いたPKも押し込まれる。名古屋の選手よりも出足が一歩早いんだ。その後も無意味な警告をバンバンもらう。集中力が違うんだ。
勝つ為に何をしなければならないか、何をしてはいけないか知っている磐田と、本当の意味で理解出来ていない名古屋。実力の差は・・・大きい。
次はさらに厳しい。Jリーグ開幕して以来ただの一度も勝った事がないカシマスタジアムでの鹿島戦。まさに正念場。『俺達の名古屋 恐れる事ないさ さあ、前を向いていこう』と我々が歌う(こういうのをスタジアムで歌うんですが)そのままの気持ちで立ち向かいたい。今度は私も夜勤あけで鹿島遠征。この身を削る覚悟は出来ている。
小野不由美「東の海神 西の滄海 〜十二国記〜」再読。シリーズ3作目。後に500年に及ぶ大王朝を打ち立てる事となる延王・尚隆と延麒・六太のお話。牡の麒麟は麒、雌の麒麟は麟。延国の牡の麒麟だから延麒。功国の雌の麒麟だったら功麟ですな。
3月15日
何気に掲示板を復活させてみました。良かったら書き込んでやっておくんなまし。悪くすると2週間以上返信がなかったりするかもしれませんが、それは貴方が嫌いな訳じゃなくて管理人である私が腑抜けだからです。御容赦ください。
小野不由美「風の海 迷宮の岸 〜十二国記〜」再読。シリーズ2作目。蝕によってあちらに流された戴国の麒麟が戴王を選ぶまでのお話。十二国記の基本設定は、あちらには十二の国があり各々に十二匹の麒麟がおって、麒麟は天啓に従い王を選ぶ。麒麟に選ばれた王は神籍にはいり不老不死となるが、王が道を踏み外せば麒麟が病みやがては死に到る。麒麟が死ねば王も死ぬ。王がなくなった国は荒廃し次の麒麟が生まれ王が登極するまでは妖魔が徘徊する死の国となる・・・。とまあ一部こんな設定です。
3月13日
待ちに待った2004シーズン開幕です。わ〜い、嬉しいなっ・と言うわけでサトシのアウェ−遠征記・対セレッソ大阪in大阪長居スタジアム。
およそこれ以上は望むべくもない好天に恵まれた。興奮して眠れないかと思っていたんだけど、そんな事もなかった。いつもより少しだけ早起きだったけれど、寝覚めもすこぶる爽やかである。
身を浄めて試合に臨むつもりで、シャワーを浴び湯につかった。ぬる〜い湯につかりながら、非常に落ち着いた気分の自分に気付く。もっと戦闘体勢に入っていてもおかしくないはずなのに。この穏やかさは一体なんだろう。
押っ取り刀で家を出て・・・と、書こうとしてはたと気になって辞書をひく。うわあ、『押っ取り刀』=『大急ぎで駆け付ける事』だそうな。この世に生を受けてもうじき30年。『おっとり刀』とは『おっとりした様子の影に刀を隠し持った状態』だと思っていた。くわっ。危うく恥をさらすところであった。この日記がなければ今後気付く事もなかったはず。まさに天啓と言えよう。
閑話休題。ゆったりとした気分で家を出て、地元の駅で新幹線の切符を手配しておったら、その間に予定の電車に乗り遅れた。時間は充分すぎる程余裕をみているが、こんな事で本当に大丈夫か。
午前9時半。新幹線に乗車、一路大阪へ。ビー・アンビシャ〜ス♪ こだまだけどな(笑)
午前11時。新大阪駅に到着。ついでに昼メシをすませてしまおうと思い、駅ビルの中の飲食店街をうろうろする。う〜ん、なんだかなあ。食い倒れの街というイメエジ程には、食欲をそそるものがないなあ。という訳でここでの昼メシはパス。地下鉄御堂筋線で目的地長居をめざす。
ぐはっ、地下鉄で14駅? 遠いなあ。 この地下鉄の中ではじめて大阪に来たんだなあと実感する。私の目の前に座った女学生が交わす当たり前の関西弁。意味が分からないなんて事はないけど、この車両の乗客のほとんどがこの言葉を喋るのだと考えると、もの凄い異物感・孤絶感を感じないではおれない。人知れず激しい孤独と闘いながらの地下鉄14駅。苦悶の表情を浮かべる私はさぞ近寄り難い事であったろう。大阪の人にはさぞ無気味な思いをさせた事と思います。申し訳ない。
午後0時。長居スタジアム着。スタジアム前の公園の出店でたこ焼きを買う。旨かった。が、焼きたてのたこ焼きが旨いのは日本全国津々浦々にわたって不変の事象であろう。どちらかと言えばこの兄ちゃんの手際は悪かったと思う。「まいど!」の言葉にどう返したらいいのか分からずに困惑した。
いつも通り初めて来訪するスタジアムの外周をぐるりひとまわりする。我らが赤のユニフォームはそれなりに並んでいるが、セレッソのサポーターが少ないのではないか? あなた達のホームゲームでの開幕戦ですよ? 観客の数(サポーターの数のみではなく)というのは、試合の盛り上がりと密接な関係があるものである。この状態で果たしてどれだけの客がはいるのか不安になる。
なんにせよ、勝つのは我々なんだけど。ま・桜の季節にはまだ早かろう(セレッソは桜の意)。つぼみのままで散らせてやる。なんつって我ながらちょっと上手い事を心の中で思う。
長居スタジアムってW杯の会場になったり、代表の試合なんかもちょくちょくあるけど、そんなに際立った特徴がある訳じゃないんだなあ。全体にのっぺりした印象だ。スクリーンが日本一の大きさらしいけど、私達はスクリーンを見に行く訳じゃないんだよね。あ、でも滅茶苦茶ドごっつい警備員がいたなあ。あいつだったらサポーターが少々暴れても1人で制圧出来そうだ。安心、安心(笑)
試合は午後4時から。時間はまだまだまだまだたっぷりある。サポーター席を一時離れ、東住吉ライオンズカップの決勝戦なるものを観戦。陽の当たるスタンドでビールをチビチビと飲りながら子供達がボールを追う様を眺める。事ここに到ってもまだこの弛緩しきったこの空気。さらにこの試合が0ー0の引き分けで両者優勝というぬる〜い結果だ。本当に大丈夫か(笑)
午後4時試合開始。セレッソ側のサポーターはそれなりに埋まったとはいえ、やはりやや淋しいと言わざるを得まい。開幕戦で2万人に届かないとは・・・。しかもそのサポーターの声援もぬるい。僕は名古屋サポーターの中心に近い位置にいたので、客観的な事は言えないけどたぶん数の上で圧倒的に少ない名古屋の応援の方が勝っていただろうと思う。私達はかなり熱かった。
試合は前半1点を失うも、後半きっちりと2点を奪い逆転勝利! 実力的に格下の相手とのアウェ−ゲームで、先制されてからの逆転勝利だから結果は文句の付けようがない。新戦力岩本のCKから同じく新入りの角田のヘッドで同点。そして決勝ゴールは昨年の得点王・我らがエース・猛犬ウェズレイ!! 毎年春先に調子が上がらないこの大エースが今年はプレ・マッチから好調で心強い事このうえない。
完璧な内容であったとはとても言えないけど、今年我ら名古屋サポーターがもとめるのはとにかく結果。結果。結果。そういった意味で開幕白星は無上の出来だあったと言ってしまおう。咽をつぶしてヘロヘロになって応援したかいがあったというものである。この興奮と喜びを文字で表現する事は私の筆力ではとてもおぼつかない。帰りの新幹線はボロ雑巾みたいになってたなあ。
来週はホームで怨敵・磐田戦! 死ぬ程行きたいけど、諸般の事情でいけないかもしれない。けれども私の魂は常にチームとサポーターと共にある。フォルツァ! 名古屋!!
ふう、頭から読み返したらなんとも熱い文章になってしまったなあ(笑)
小野不由美「月の影 影の海 〜十二国記〜」再読。「屍鬼」を読んでいたらどうしても読みたくなった。言うまでもなく面白いです。あまり書くとネタバレなんですが、謎の男ケイキに連れられてこちらからあちらに渡った少女・中島陽子のお話です。
3月12日
まったくしかし超絶的な忙しさであった。ここ2週間程会社に行かない日はなかったと思う。まったく我ながらよく頑張ったものです。ヨシヨシ。
その御褒美って訳じゃないけど、明日は待ちに待ったJリーグ開幕です! この日が来る事だけを心の支えに奮闘してきたので、本当に心の底から嬉しい。
開幕戦の相手はセレッソ大阪。私も敵地である大阪長居スタジアムまではるばる遠征します。さあ、勝利の歌を高らかに歌い上げるぞ〜!! フォルツァ!名古屋!!!(壊)
さて、どんな本を読んだのだったかしらん。ええと・・。
小野不由美「屍鬼」再読。言わずとしれた『起き上がりモノ』の大傑作。改めて読み返すとこりゃやっぱり抜群だね。一つの山村が崩壊していく様はあまりにも恐ろしく、村に死をもたらす屍鬼という存在はあまりにもせつない。
舞台はド田舎の山村なんだけど、私の父親の実家があるところとイメージがだぶるので余計にリアルに感じるのかもしらん。都会しか知らない人はうまく舞台イメエジがつかめないかも。
2月20日
過日、インターネットのアクセスポイントを変更する様通達がある。今や週一で繋げばマシ・・って位に電子通信的引きこもり状態ではあるんだけど、それでもたまには世間様並に情報を摂取したい時がある。他所様のホームペエジなんかを覗いてみたい、あるいは自分の日記を書きたいなんつう時もある。
最近はなんだかアイマック様の反応が鈍い様な気もするし、いっそこんなものはすりこぎでぶん殴って破壊してやろうかしらんとも思うんだけど、破片が飛び散ったら危険だし後片付けも面倒だ。
てな訳で(どんな訳か)アクセスポイントをば変更する事とした。
しかしながらこの通達の慇懃無礼な雰囲気はどうか。『このたび、其処許の使用しておるアクセスポイントを廃止する事に決定した。今後も通信を継続したいのであるならば、新たに指定するポイントに設定を変更せよ。期日は3月末日とする』 要約するとそういう事であるらしいが、なんと威丈高な態度であろう。うん、言うまでもなく実際にはもっと普通の文章なんだけど、なんかちょっと気になっただけです。
さてさて、アクセスポイントの変更ってどうすんだっけか? 我ながら見下げ果てたコンピュウ音痴だよなあ。
2月15日
知っている人は知っているだろうけど、グランパスは今年のオフに久方ぶりの大型補強を敢行しました。仙台からレフティーの岩本、京都から五輪代表候補のDF角田、同じく京都から司令塔の大野、ユース代表の正GKの川島、そして鹿島を戦力外になった秋田豊。
昨年の主力選手もほぼ残留し、選手層は一気に分厚くなりました。DF、中盤については激烈なレギュラー争いが予想されます。欲を言えば前線に大型FWが欲しかったところだけど、それでも(公平な目で見て)十分祐勝を狙える戦力が整いました。
十年越しの悲願。今年こそは。とりあえず開幕は大阪まで遠征するつもりです。その後も全国を文字通り飛び回る覚悟です。
年末年始の読書日記。の続き。の続き。
中島らも「子供の国」読了。らもの小説は久方ぶり。そう面白くもなかったけど。
東野圭吾「幻夜」読了。震災の混乱のさなか罪をおかした男、男の犯罪を目撃しさらなる悪の道へ誘う女。面白かったけど同じく東野著の「白夜行」とあまりにソックリすぎるんじゃない?
宮部みゆき「誰か」読了。う〜ん、それなりに面白かったとは思うんだけど、時間が経ってみるとそれ程心に残るものがないみたい。
葉越晶「逢魔の都市」読了。久方ぶりの伝奇モノっての? ううむ、なんだか今一つ理解出来ん。『措定都市』とかいう言葉に困惑する。でもそれなりに面白かったと思うのだから不思議なものですなあ。
2月6日
気がつけば、また一ヶ月。日記どころか月記である。主に寒さと忙しさの故ではあるんだけど、我ながらなんたらいう腑抜け野郎か。一ヶ月の出来事がわずかこれだけの文章でおさまってしまうというのも、相当に問題だよなあ・・等と考えつつ、へらへら笑う俺。
年末年始の読書日記。の続き。
松岡圭佑「千里眼の死角」読了。『千里眼』シリーズもついに完結。正直ちょっと食傷気味になってきてたんで、良い頃合か。
中島らも「せんべろ探偵が行く」読了。『せんべろ』とは『千円でべろべろになるまで呑める店』の事です。
京極夏彦「豆腐小僧双六道中」読了。以外とと言ってはなんですけど、面白かった。豆腐小僧ちゅうのは豆腐を持って立っているだけという、名は体をあらわすの言葉そのものの妖怪ですが、こんな妖怪を主人公にしてよく小説が書けるものだ。
円道祥之「空想歴史読本」読了。馬鹿馬鹿しいですね。好きです。
2004年 1月10日
あけましておめでとうございます。みなさん良い年をむかえられたでしょうか。
新年になってもなんとかパソコンを起動させる気になったのは、我ながらなかなか慶賀な事と言えよう(笑) なにはともあれ本年もよろしくお願いします。掲示板とかもなんとか早急に復活させたいと思っております。・・・春先くらいまでには、たぶんなんとか(汗)
私は毎年年末年始には休日出勤をしているのですが、今年はついに大晦日の夜勤・会社で年越しという事に相成りました。解っていた事ではあるけど、これ・ほんっと〜〜に嫌なものです。曙が蛙のように倒れふすのを、会社で見るハメになるとは・・・。
気分もやたらにささくれだってしまって、「な〜にぐぁ世界にひとつだけの花じゃい! おどれらなんぞ何者でもない馬の骨ずら、けっ!!」なんて酔っ払った様な悪態をついたりして(さすがに酒は持ち込まなかったんだけど)・・。今にして思えばスマップの皆さんも仕事で年越しだったんだよなあって反省してます。お互いにご苦労さん!
年末の読書日記。の半分くらいか。
J.K.ローリング著・松岡祐子訳「ハリー・ポッタ−と賢者の石」読了。携帯版(携帯版って・・・、しかし帯にそう書いてあるのでそのまま)の方ね。読むまでもなく面白いのは分かっていたんだけど、そのまんま面白かったです。個人的には映画よりもこっちの方がイイ感じだと思います。
恩田陸「まひるの月を追いかけて」読了。普通です。
福井晴敏「川の深さは」読了。面白かったのは覚えてるけど、細部は忘れてしまった。大切な人を守る為に戦う少年がカッコ良かった。
吉田戦車「吉田電車」読了。懐かしいですね、「伝染るんです」。電車の旅のエッセイだけど、文章もなかなか面白いね。
12月20日
天皇杯4回戦東京ヴェルディ戦に行ってきました。会場は岐阜メモリアルセンター長良川競技場。かつてピクシーが『あの』伝説のリフティング・ドリブルをやった競技場です。じ〜ん。
前日からこの冬一番の寒さが予想されていましたが、朝目を覚ました私は、アラ・ビックリ。初雪じゃないですか。しかもしっかり積もってらっしゃる。以前にも書いたとは思うけど、私の地元では年間通しても雪が降る事等数える程しかありません。積もるとなると年に1、2回あるかないか。そして本日の会場である岐阜は中部圏では一番の豪雪地方。・・・まことに嫌な予感がする。重武装で臨まねばなるまい。ジーンズの下に猿股をはいているのは2人だけの秘密だゾっ(笑)
電車で名古屋を通過した辺りでは陽もさしはじめたので、こりゃ思った程でもないのかしらん?なんて期待しておったんだけど、ディス・イズ・ライフ、人生そんなに甘くないぜ。ちょうど愛知県をぬけたあたりからであろうか、車外の眺望は一変。先程まで弱々しいながらも照りはじめていた太陽は消滅。地元では車の上にカーペットが被せてある程度に積もっていた雪は段々にその厚さを増しはじめ、今や畳2畳重ねた位の迫力に。深々と降り続ける雪は、電車の速度がゆるむまなくても確認出来る。・・・これは・・・・相当にやばいな。っていうか試合出来るのか?
バスで会場へ移動すると不安はますます増大。くわっ! 一面の銀世界!! 目が痛いっす。歩けばズブズブと足首まで雪に埋まり、あっと言う間にスニーカー(で行ったのがそもそも甘かったんだけど)の中はぐちゃぐちゃ・・・。こんな雪地元では生まれてこのかたお目にかかった事ありません。あちこちにある雪ダルマの巨大さよ。
さて当然と言えば当然ながら、試合開始は1時間半遅れる事が既に決定しており、今後の状況次第でさらに遅れる可能性もあるとの事。頼むから中止だけは勘弁してください。いや、マヂで・・・。
12時に入場。そこで私の目に飛び込んで来た状況は想像を絶するものでした。スタンド、陸上トラック、ピッチ・・・何も彼も真っ白! ピッチでは芝生の上に昨夜かけたのであろうシートの上の除雪作業の為にトラックと作業員が走り回っておる。ピッチのすぐ外にはピッチ上から退かされた雪がバリケードの様に積まれていく。まったく頭がクラクラするような光景でした。
この調子では試合開始は何時になるのか。誰もがそう考えていたはずですが、作業の方たちの頑張りでなんとか2時半に試合開始。といっても試合開始10分前位まで作業は続けられていた為、選手はピッチでのウォームアップもなしでの試合開始でした。
試合開始時点では雪も止み、時折差し込む陽射しは反動ですごく暖かい。雪が溶けてあたりはグチャグチャになりはじめてましたが、致し方ない。なんとか試合は出来るでしょ。
な〜んて思ってたのも束の間の事。前半終了前位から一変にわかにかき曇り、再び重々しい雪が落ちてきました。寒いよ・・。
さて0−0で迎えた後半、もはや吹雪きと呼んだ方が正しい位の雪。後半からオレンジ色のカラーボールを使用しましたが、向こう側のゴール裏なんてまったく見えません。ピッチも白くなりはじめて、ゴールラインとかも見え難い状況でした。ゴールキーパーにすれば死活問題でしょう。無茶苦茶っす。
そんな状況だったので必死に動いて声出してないと寒くて死んじゃいそうだったんで、必死に応援しました。傍からみれば「こいつら気が狂ってるんじゃ・・」って思えたかもしらんけど、違うんです。寒いんです。もっともこんな日にサッカーの応援に行く事自体がイっちゃってる証拠だと言われるかもしらんが・・。
そんな異常な状況で迎えた終了間際、向こう側のゴール裏がざわついたので相手のゴールが決まった事がわかりました。シュートがDFに当たって入っちゃったみたい。もっともこんな状態ではどのようなミスが起きてもまったく不思議はありません。この過酷な状況で延長戦、さらにはPK戦も想定しはじめていただけに、同じ負けるのなら一番良い時間で負けたといえるでしょう。ともあれ、選手・関係者・サポーターの皆さん本当にお疲れ様でした。
そうそう、この競技場は自由席の前半分が座席、後ろ半分は芝生席になっていました。当然芝生席は一面真っ白だったんだけど、前半終了して背後を振り返った私はひっくり返りそうになりました。なんと芝生席の一画にかまくら!! 凄っ! かまくらなんて初めて見たよ。まさかこんな所でかまくらと初の遭遇とは。かまくらでサッカー観戦とは私の想像力をはるかに超越しておる。凄すぎます(笑)
さて、これで今シーズンの日程をすべて終了しました。来年は『日帰りで行ける試合はすべて駆け付ける』これを基本姿勢として頑張っていきたいと思います。
12月18日
はたと気が付けば、もう師走も半ばだった。またしても2ヶ月程パソコンに触れない日々をすごしてしまいました。みなさん、お元気ですか?・・ってそれは私が受け取るべき言葉であった。サトシはいたって健勝でございます。
あ・今度は掲示板も繋がらなくなっていやがる。こうなるといよいよもって当HPの存在意義というものが(もともと存在意義たらいうモノがあったのかどうかは問わぬ事として話しておるのだが)希薄になってしまう。う〜ん、困ったなあ。なにもかも私の責任なんだけどね。しかし久方ぶりにこういう文章をダラダラ書いたら、これはやはり結構楽しい。それだけを存在の理由にするのは乱暴な事かしらん? どう? 会社で書く文章に『〜乱暴な事かしらん?』とか書けんし(笑)
ともあれ今後も細々と続けていきたいと、前向きに考えております。
読書の事とかサッカーの事とか、少しは書きたい事もあるんだけど、すぐにネタが尽きるので年内目標に小出しにしよう(笑)
10月11日
今週は2日も講習で会社を休んめたので、実に楽でした。本を読む時間も久方ぶりにたっぷりもらえたしね。ってそういう事じゃいかんのだけどね。ついね。へへ。・・・・ああ、川口いまのボールとれんか・・。
ゲームやってます。「真・女神転生3 NOCTURNE」です。ひさびさのメガテンですけど、相変わらずク−ルでカッコイイです。そしてプレーヤーを突き放すような難度もたまりません。何度か挫けそうになったけど、ようやっと魔神オーディンが造れるくらいまでこぎつけました。僕の感ではラストまでもうちょっと、気合いでやっつけたいっす。・・・また考えられない程強力なラスボスがおるんだろうけど(汗)
何冊かまとめて読書。
スタニスワフ・レム著、長谷見一雄他訳「完全な真空」読了。何年も前に入っていた読書関係のメーリングリストで知って、それ以来ずっと読みたかった本です。どんな本かって言うとですね、『架空の本の書評集』という事になります。世の中には面白い事考える人がいるもんです。
なんというか、すごく想像力と知的好奇心を刺激する本です。残念ながら私程度のオツムでは何がなんだかわからないところもありましたが、それでも面白かったです。もっと賢くなったらもう一度読みたいな(笑) 僕は無茶苦茶探し回ってようやっと見つけたけど、大きな図書館なんかには置いてあるそうです。
戸梶圭太「溺れる魚」読了。これも面白かった。個性的な登場人物とスピード感あふれるストーリーの、なんちゅうの?犯罪小説かしらん? ともあれ面白かった。
中島らも「休みの国」読了。毎日毎日『〜の日』となにがしか決められてますが、らもがこれを調べてそれにちょこっとしたエッセイをつけたしたものです。らも好きな方だけ。ちなみに今日は『鉄道安全確認の日』『「リンゴの唄」の日』『ウインクの日』だそうです。
9月28日
行ってきちゃいました、はるか地の果て本朝の首都・東京まで。(前節終了時点で)シュイの名古屋グランパスを追いかけて。
と、いうわけでサトシの初アウェ−ゲーム遠征記・対東京ヴェルディ1969in東京味の素スタジアム。
最近のいれこみぶりを自分で顧みるにつけ、遠からずアウェ−ゲームにも足を運ぶ事になるだろうとは思っていたけど、ま・手始めとしたら清水か磐田あたりの近場から・・・と考えてたんです。しかし今シーズンの残り試合はホームで後1試合しかいけそうにない事、併せて名古屋が現在シュイである事等総合的に熟考の上、今回の東京大遠征が決定したわけです。
現地で迷う事を計算にいれ、8時30分すぎに豊橋駅より新幹線に乗車。
新幹線なんて久方ぶりだ。緊張する。例のクリーム色の制服を着た乗務員がツカツカと歩いてくるたびに、懐に隠し持ったトカレフをぎゅっと握りしめたくなる。ホントは隠し持ってないけど、『逃亡者』の主人公とか『モンスター』のDrテンマになった様な気分になる。明らかに妄想であろう(笑)
な〜んて考えておったらもう静岡だ。速っ!わずか2時間足らずで東京に到着してしまうという。これでは普段名古屋まで行くのと大差ないじゃないか。流石と言えよう。まさにその名に恥じぬ時空を超えるかのごときスピードである。運賃は5倍だけどな。高っ!!
横浜あたりに差し掛かると窓外の景色は一変する。山がない。私は四方を山に囲まれた田舎で生まれ育った者で・・・否、ほとんど猿である。そんな私は四方が開けた土地に来るとひどく不安になる。さらにこれより先私がのぞむのは朝都・東京である。彼の地の恐ろしさは愛知の猿族の間でもまことしやかに囁かれておる。胃が痛い。私はとんでもない過ちを冒そうとしているのではないか。狡猾な東京の毒蜘蛛の糸にたちまちのうちに絡め取られ、全身の体毛を剃られ香港に売り飛ばされてしまうのではないだろうか・・。呼吸が乱れる。心臓が踊る。汗が止まらぬ。『神経過敏による異常発汗』私が精神・神経科の医師であったならそのような診断をくだすところである。しかしながら私は精神・神経科の医師ではないので新幹線の座席で小さくなってダラダラと汗を流しているよりほかなかった。 さらに追い討ちをかけるように、冷酷な車内アナウンスが流れる。
「昨夜からのJR中央線の線路切り替え工事の遅れで、現在ミタカ〜タチカワ間は不通となっております云々」
・・・ん? チュウオウ線? 中央線ってこれから乗る路線じゃんよ。ミタカ〜タチカワってどこだ??
そんなこんなで東京駅到着。ここで早くも大失態。新幹線の切符と取らないまま改札を通過してしまったのです。私の頭の中はチュウオウ線問題で一杯になっておったのです。さらにチュウオウ線が動かぬと判るや次善のアクセス方を考慮せんければならなかったのです。これまでの緊張状態に加えて到着早々の予定崩壊でパニックになっておったのです。さらに切符紛失でもう私はほとんど泣きそうだった。地べたに転がって手足をバタバタさせたい位だった。
しかしそんな事も言っておれぬ。なんとか出てきた改札を発見し係のおねえさんに「切符を取らんで出てきちゃったんだ、ウッキー」と事情を説明。おねえさんは内心ではどう思ったかしらんが、表面上はにこやかにこの猿めの訴えを聞き入れ、すみやかに私の切符を見つけてくだすった。ありがとう、おねえさん。感謝するキー。
で山手線で新宿まで移動。本当にこれが次善のアクセス方法なのかはわからない。ていうか東京って路線多すぎるよ。東京の人ってこの馬鹿馬鹿しい程膨大な路線図の中からすみやかに最短・最安のベストチョイスを発見出来るのだろうか? ほとんど異能力と言えよう。
新宿から京王線に乗り換え。ここも中央線のトラブルの影響で混乱しておる。もはや恥とも思わぬ。今度は堂々と駅員のおっさんをつかまえて「あ〜、チミチミ。そこな駅員、近うよれ」なんつって再び道を尋ねる。ここでも駅員さんは丁寧に応対してくだすった。ありがとう、駅員さん。 ここからはさすがに間違えようがない。京王線飛田給駅で下車。東京駅到着から、1時間半もかかってしまった。計算通りである(笑)
ここまでくれば緑色の東京サポーターがおるであろうと思いきや、なんと先に目に入ったのは我らが赤いユニフォームであった。この異郷の地で仲間を発見し飛びついてチュ−したいくらい嬉しかった。心の中で彼の肩を叩き、勝利を誓う。
味の素スタジアムは駅から徒歩5分。その威容は駅を出てすぐに確認出来る。さすがに巨大である。外観もまずまずカッコイイ。
まず当日チケットを購入し、名古屋側のサポーターの様子を窺う。いたいた。当たり前だけど、名古屋サポの中核となっておる顔ぶれは揃っている。ちょっと安心。
スタジアム周りをぐるり回って、今度は東京サポーターを偵察。ん? ホームなのに数が少ない。名古屋サポの数と比べても大きな差異がみてとれない。しかしこんなはずはない、きっとここからは見えない位置に大挙しておるに違いない。「お前ら絶対泣かす」私は激しい熱情と呪を込めた式を見えぬ東京サポーターにむけて放った。
午後1時開場。ここで手荷物検査。ビン・缶の持ち込み禁止は当たり前だろうけど、ここではペットボトルも蓋のみ持ち込み禁止だそうである。必死の応援で喉がカラカラになる私は、いつも2本のペットボトルを持ち込むのだが、蓋のないペットボトルを2本も持ち歩く事は出来ない。イマイチ釈然としないが一本処分してもらい入場した。
僕は当然こちらの対面に続々とつめかける緑のサポーターを予想していた。が、東京サポーター少なっ! 外でみたとおり名古屋サポとどちらが多いかわからない位だ。前節終了時点でまだまだ上位に位置し、今日勝った方が首位になるという試合なのに、それでも結局東京側のゴール裏が満員になる事はなかった。ホームのゴール裏が満員になるのは当たり前だと思っていたサトシは(実際名古屋のゴール裏はいつも満員である)少なからずショックを受けた。
さらに象徴的な出来事。ヴェルディ・ガールズなる小娘3人組が登場。「みなさん一緒に歌ってくださ〜い!!」なんつって歌い踊りはじめたのです。たぶんクラブ側の用意した応援歌なのだろうけど、誰1人として歌っているサポーターはいなかった・・ように見えた。やたら馬鹿でかい場内放送と、笑顔で踊るヴェルディ・ガールズと、スクリーンに写し出される東京サポーターの冷め方がひどく虚しかった。他所のクラブの事とはいえ、大丈夫か? ヴェルディ&ヴェルディサポーター。
味の素スタジアムはサッカー専用スタジアム。だからもっと客席とピッチが近いかと思っていたんだけど、ピッチのまわりに何故か広大なスペースがある。これでは陸上トラックを排した意味がないのではないだろうか。観客席もなにやらのっぺりとなだらかな角度でさらにピッチを遠く感じさせる。すり鉢状の超カッコイイ豊田スタジアムと比べるとやや見難いと言えるでしょう。ただスタジアム内にケンタッキー・フライドチキンの店があるのはすごくうらやましかったけど。
試合開始。最近の名古屋サポーターの熱度はちょっと異常なくらいである。試合開始直後から圧倒的な声援で東京側を威圧。ホーム東京サポーターの声援はまったく聞こえなかった。
我々の応援を受けた選手達はイキナリ爆発する。15分までにいきなりの2得点。1点返されるもさらに加点。またまた1点返されるも、さらに追加点。前半で4得点!! この圧倒的な攻撃力はもはや手が付けられない。名古屋サポーターはお祭り騒ぎでした。・・・2失点していた事は完全に忘れていました。
後半早々、審判への抗議かなんかで酒井が退場。これで名古屋は3試合連続で退場者をだしています。やや心配な点ではある。数的な不利にたたされた名古屋に東京ヴェルディが襲いかかる。15分、30分と得点されついに4−4の同点。ここからは文字通り狂ったようになって応援しました。たぶん傍目にはちょっと近寄り難い位だっただろう。東京の皆さんにはすげえ応援をお見せできたと思う。しかし、試合は4−4の壮絶なドロー。痛いドローではあるけど、3度2点差をつけながら、そのたびに反撃し最終的には追いついた東京ヴェルディの驚異的な粘りは、素直に賞賛したいと思う。
帰りはボロ雑巾の様に疲れ果てた状態で帰りました。さすがに迷う事はなかったです。
サトシ初のアウェ−ゲームは、その凄まじい内容もあって個人的には素晴らしい体験となりました。こうなると次は浦和とか鹿島とか『完全な』アウェ−を体験したいと思う。ま・来シーズン以降になるのかな。
ちなみに名古屋は勝ち点差1の4位になったのかな。くらいつけ。
9月23日
シュイ! 漢字で書けば首位!! 名古屋はホームでセレッソ大阪に3−1で快勝し、7節終了時点で首位に立ちました!! っても勝ち点1差の中に6チーム、12位くらいまではまだまだ優勝の可能性があるという超超ダンゴレースなんだけど(汗) でもシュイはシュイ。
今日はホントは仕事の予定だったんだけど、急遽休んでくれと言う事になったんで、行ってきました。これで今シーズンホームゲームは開幕から・・・ん、何試合だ? 11試合くらいかな、とにかく全部来てます。なんて良い年なんだろう。一応断っておくけど僕から休ませろと言ったわけじゃないよ。ホントだよ(笑)
さてさてシュイなんて何年ぶりだ? たまらん!私はもう辛抱たまらん!! こっから先の正念場に(予定では)1試合しか足を運べないなんて、耐えられん! という訳で今週日曜日のアウェ−東京ヴェルディ戦に遠征しようかと、かなり本気で検討中です。東京ってここから何メートル位あるのかしらん。とにかく遠いという事だけは理解ってるつもりです。
9月13日
阪神タイガースの優勝で訳の分からない熱気に沸き立つ名古屋の地で・・・と書き出す予定だったのに、あらら、中日が頑張って名古屋での胴上げを阻止しましたね。ま、甲子園で優勝決めた方がいいですよね、うん。
でこちらはこちらで豊田スタジアムで磐田戦。磐田は距離的にも近いので磐田サポーターも大挙して押し寄せるし、昨年度の王者という事もあって久方ぶりに3万人を超える観客でスタジアムが揺れました。
死闘・・でしたね。サッカーというスポーツの醍醐味がぎゅぎゅっと凝縮されたような素晴らしい試合でした。
先制して、追いつかれ、逆転され、追いつき、お互いに何度もゴール寸前まで迫り、懸命に身体を投げ出して跳ね返す。選手もサポーターも全力でぶつかりあった末の2−2引き分け。唯一の不満は名古屋が勝てなかった事ですが、それでも大満足のナイス・ゲームでした。引き分けの結果でブーイングをしなかったのはひさしぶりっす。本当に気持ち良い試合でした。
吉村萬壱「ハリガネムシ」読了。芥川賞受賞の変態小説・・というのは失礼なのかしらん(汗) かなりきわどい感じです。
8月31日
ホーム瑞穂で対市原戦。確実に今もっとも勢いのあるチームで、ひょっとしたらもっとも強いチームでもあるかもしれない市原に1−3で完敗しました。
チームとしての未熟さが露骨に出てしまいました。先制したものの前半終了間際に失点。さらに後半の立ち上がりにさらに失点。終了間際と立ち上がりの5分間に失点が多いというのは小猿でも知っているサッカーの常識。その特に集中力を要する時間にたてつづけに失点するというのはなんとも言えない程の幼さ、と言えるでしょう。
2試合続けての逆転勝利を信じて必死に応援しましたが、前掛かりになったところの裏をつかれてさらに失点。これは、ま・仕方がないとして。
前半終了間際の失点までは、まず文句のつけようがない内容だったんだけど。残念です。
いしいしんじ「プラネタリウムのふたご」読了。またやられちゃったな、こりゃ。この人の『おはなし』は本当に面白い。
ある村のプラネタリウムに置かれたふたごの赤ちゃん。毎日毎日プラネタリウムの解説員である義父の隣で星の話を聞いて育ったふたご、ひとりは手品師にひとりは星の語り部になりました。
8月24日
またまた半月ぶりの御無沙汰でした。お元気ですか。
夏休みも終わって今日から仕事っす。だらだらしまくったせいか身体が重いけど、それはまあ私のせいですから徐々に慣らしていきましょ。
夏休みの間の事も少し。
前半は雨雨雨雨。1〜2日なら涼しくっていいやなってなもんですけど、さすがに4日も5日も続くと気持ちもクサクサして嫌になっちゃいますよね。兄貴のとこの子供を3日も預かってたんだけど、何処にも行けないのでストレスがたまって家の中で暴れ出すし、つられて私も切れそうになるし、色々大変でした。
雨が上がった20日頃から家族で旅行。淡路島を通って四国。松山の
道後温泉で一泊。お湯屋さんに行ってまったりと湯浴み。ここって『千と千尋の神隠し』のお湯屋のモデルか?っと思ったんだけど、どうも違うみたいです。熱〜い湯につかってから、風通しの良い2階の座敷で汗をひかせながら茶をすする。とても気持ち良かったしお姉さんが色っぽかった。良い所でしたよ。
次の日は瀬戸内海の島々をちょこちょこ巡って帰ってきました。まあまあだったな。
昨日はサッカー。ホントは16日の2nd開幕戦、アウェ−での鹿島戦に行こうと思ってたんだけど、雨だったので中止。負けたから行かんで良かったけど。
で、ホームでのFC東京戦。燃えた。0−0で迎えた後半。東京のカウンターにはまって2点を失い、こりゃ全然ダメじゃねえかって我々サポーターもしょげかえってました。しかし、ここから奇跡の大逆転劇がはじまりました。相手ゴールキーパーの大チョンボで1点返したところで選手もサポーターも息を吹き返し、マルケスの突破からPKを得たところではピークに達し、残り2分くらいで逆転ゴールが決まったところではあまりの興奮に上も下も分からないというような状態でした。これだから名古屋サポはやめられない。たまんねえよ、ホント。
劇的な内容でネルシーニョ監督初勝利。この試合に象徴されるように、確かに攻撃的な意識が高まってはいるんだろうけど、安定感はなくなるでしょうね。優勝に絡めるとしたら来年以降でしょう。
読書日記。
京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」読了。
待望の京極堂シリーズ最新刊。榎木津探偵は視力を失って事件をますます混乱させ、主人公の京極堂は最後にちょろっと出ばってきて種明かしをします。なにはともあれ京極小説らしい、ですかね。期待値が高かっただけに、イマイチ消化不良の感はいなめんか。
伊坂幸太郎「重力ピエロ」読了。
帯の文句『小説、まだまだいけるじゃん!』にひかれて購入。思ったより普通のミステリって感じだけど、うん、面白かったな。登場人物がカチッとしてて良いな。
吉村萬壱「クチュクチュバーン」読了。
『ハリガネムシ』で芥川賞を受賞した作家のデビュー作。なんかすごいな、ノイズ系っていうのかいな。頭痛くなるような小説です。読んでみなくちゃわからないと思うけど、あえて薦める事もしません。僕は嫌いじゃないけど。
中島らも「牢屋でやせるダイエット」読了。
春先に捕まったらもの拘置生活を綴った復活作。好きな人だけ。
矢島誠「怖くて妖しい新雨月物語」読了。
雨月物語を現代版にアレンジしたものですね。「吉備津の釜」とか「蛇性の淫」とかね。特に面白くもなかった。
8月9日
半月ぶりの御無沙汰でございました。お元気ですか。
8月は夏休み前までは無茶苦茶に忙しくて、身を削るようにして働いてます。かなり限界が近いと思うんだけど、夏休みまであと3日。魂を削って頑張りましょ。
名古屋の事も少し。
終わってみれば定位置、5勝2敗8分けの7位で1stステージを終了しました。最後の2試合を連敗して、極めて嫌な終わり方といえるでしょう。
さらに、この結果を受けてズデンコ・ベルデニック監督を解任。新監督にはかつてヴェルディ川崎を率いたブラジル人のネルシーニョが選ばれました。
1年半かけてようやっと形が出来てきた今、結果を出せなかったズデンコをここで解任した事は10歩譲って認めるとして、後任になぜネルシーニョなのか。ネルシーニョの手腕云々じゃなくて、ズデンコの造ってきたサッカーとネルシーニョのやりたいサッカーは、たぶん・・かなり・・・っていうか全然違うはず。今にはじまった事ではないけれど、あいかわらずコンセプトの見えないチーム造り。名古屋サポーターの苛立ちは極点に達しつつあります。
「このチームは近いうちに優勝するだろう。その時自分の事も少しだけ思い出してほしい」ズデンコが最後に残した悲しいこの言葉を信じたいけれど・・。
さ、今から「陰摩羅鬼の瑕」読むぞ〜!!
7月26日
心配していた通りの結果になってしまいました。東京ヴェルディに1−4の大敗で不敗記録もストップ。13試合無敗はリーグタイ記録です。
それにしても酷い試合でした。今まで僕が見たなかでも最も酷い試合かもしれません。
前半ポンポンと2点を失い、マルケスの初ゴールで1点返したものの、勝負の後半にもずるずると2失点。目の前でエムボマにオーバーヘッドを決められるという屈辱を味わいました。
GK楢崎の出場停止とか、優勝の可能性がほとんど無くなってしまったとか、理由は色々あるんだろうけど、しかし・・・。レギュラーが出られない事があるのは当たり前だし、極めてきびしい状況とはいえ優勝の可能性だってゼロではなかったのに、これがプロの試合ですか?
とにかく戦う姿勢が見られなかったのが悔しい。僕達の必死の声援に応えようとしている様には見えないのが腹が立つ。勝利をもとめない(ように見える)選手達が悲しい。
嫌な敗戦です。序盤で中々勝てなかった時ベルデニックは「ゆっくり歩けば遠くまで行ける」と語りましたが、その言葉通りにひとつひとつ積み上げてきた自信がすべて崩れてしまうおそれがある、そんな敗戦です。
残り1試合残して、優勝の可能性が消滅しました。薄々気が付いていたけど、認めちゃおうか。名古屋はまだ優勝を狙えるチームではないのです。これだけ上位陣が取りこぼしてくれて、実のないチームが優勝を狙うには絶好の機会だったのです。それを最終戦残して脱落してしまっては非常にきびしい。
弱い名古屋を認めてしまったけど、だからといってチームへの愛情がわずかにもうすらいだ訳ではありません。これからもかわらず応援します。
そうそう、結局1stステージのホームゲ−ムは皆勤賞で応援にいきました。2ndはちょっと行けない事もあるだろうけど、頑張って応援します。フォルツァ、名古屋!!
杉江松恋著「バトル・ロワイアル2 鎮魂歌」読了。それ程期待してなかったんだけど、以外と読ませましたね。それなりに面白かったです。
前作では同じクラスの中学生どうしで殺し合いましたが、今回はその前作で生き残った主人公で、現在はテロルの大立者として指名手配されている七原秋也を中学生が殺せば勝ちという事になってます。これ、映画のノベライズ化だと思うんだけど、七原秋也が藤原竜也と異様にダブりました。こうして見ると字面も似てない事もないし。
7月20日
名古屋、終戦。ガンバ大阪相手のホームゲームを1−1の引き分けて、この結果事実上1stステージの優勝は消滅しました。無念。
開始早々にエース・ウェズレイの先制点で一気にイケイケムード。しかし好事魔多しとはこの事か。前半20分、DFリーダーのパナディッチの不用意なバックパスをさらわれ、これに飛び出した守護神楢崎が相手を倒してしまいPK。さらに楢崎は一発レッドで退場。PKをとられたのは仕方ないだろうけど、一発レッドはちょっと厳しいんじゃない? エリア内でのプレーだよ? サポーターの大ブーイングにも当然審判の判定は覆らず、同点に追いつかれさらに1人少ない状態。
もはや負けはもちろん、引き分けすらも許されない状況。そしてこの苦しい試合展開。我々名古屋サポーターは文字通り死ぬ気で声援を送りました。最近随分良くなってきたとは思ってたけど、この日の名古屋の応援は自分で言うのもなんだが本当に凄かった。自分達の応援で必ず一点もぎとる! そんな気迫に満ちた本当に凄い応援だった。
喉も破れよとばかりの我々の声援は、しかし選手達の力には変わらなかった。無念のドロー。
この試合だけ見れば、1人少ない状況でのドローは悪くはない。不敗記録も継続中。しかし優勝がなくなった事で、選手達の気持ちが切れてしまうのではないだろうか。守護神楢崎も出場停止の来週のヴェルディ戦がおおいに心配です。僕は優勝がなくなっても必死で応援します。来週もいってきます。
7月17日
書店で『新しい単位』の続編、『[新しい]新しい単位』を発見しました。あいかわらずすげえ馬鹿馬鹿しさで笑えます。今回新たに認定された単位にはしつこさ、バカっぽさ等があります。
しつこさの単位はbk(バック)。トラックが「バックします」と繰り返すしつこさが1bk。
バカっぽさの単位はchin(チン)。電子レンジを「チン」と呼んでしまうバカっぽさが1chin。
この本は40chin位だと思うな(笑)
グランパスはナビスコ杯の予選で京都をくだし、予選を突破。カップ戦でも負けなしで、これで今季公式戦16試合でいまだ負けなしです。名古屋すごすぎ! しかしながらリーグ戦では『無敗でチャンピオンになれない』という珍記録を作ってしまう可能性もかなりあります。頼むぜ、ホント(汗)
7月15日
久々のサカつく日記。
我がクラブも創立20年を越え、世界最大級のビッグクラブに成長しました。サポーターの数は国内外で100万人を越え、ホームスタジアムは10万人収容の巨大スタジアムを建設しました。まだ大きく出来るみたいだけど。言うまでもないけれど、あらゆるタイトルを取りまくってます。ここ10年間国内とアジアレベルのタイトルはほとんど我がクラブのものです。
現在は優秀な日本人選手達を中心に、左SBにブラジルの誇る超SBロベルト・カルロス、右にはフランス代表のテュラム、中盤の底同じくフランス代表のマケレレを置いてます。ロベカルはともかく他の2人は最強クラブを目指す上ではやや役不足か。今回は選手の補強がとても難しいです。まだまだこれからでしょう。
群ようこ「ぢぞうはみんな知っている」読了。この人のエッセイも面白いね。凶悪な母親が笑えます。
7月12日
なんとなく、特に理由もないんだけど、煙草やめました。御存知のように7月から値上げになって、一応それをきっかけにやめたんだけど、実はそれはたいした理由ではないんだね。もともと煙草なんてなくても平気だったんだし、禁煙10日だけどほとんど喫いたいとも思いません。アルコールいれた後なんかにはちょっと一服したくもなるけど、わざわざ買う事はありません。今後ずっと煙草をやめるかどうかは分からんけど、しばらくはやめます。
グランパスはアウェ−で神戸に3−0で快勝。新外国人マルケスの3アシスト。市原が勝ったのでポイント差はからわず4で暫定3位に浮上しました。ひとつひとつ勝つだけです。
7月5日
Jリーグ再開です。わ〜い、嬉しいなっと。
急遽、休日出勤を頼まれてしまったので、今日の試合はいけるかどうか微妙だったんだけど、気合いで行ってきました。4時に仕事終わって、移動に片道約2時間、試合開始は7時という強行軍でした。豊田スタジアムで京都戦。
痛てててて・・。最下位の京都相手に1−1で引き分け。今日のドローは本当に痛い。ウェズレイのFKで先制して、一時はイケイケ状態にはいりそうな感じだったんだけど、なぜか同点にされちゃいました。終盤にパナの幻の決勝ゴールが入った時は狂喜乱舞しましたが、これは文字どおりの天国と地獄。
磐田が負けたのだけだ救いだけど、他の上位陣はきっちり勝ってうちはまた足踏み。残り4試合で首位市原とのポイント差は4。このまま市原が勝ち続けるとは思えないけれど、いずれうちとしては残り全勝でいくしかないんでしょう。もう引き分けはいらない。
新外国人のマルケスがスタメンだったけど、ま・今日のところは及第点あげましょう。足元の技術とかさすがに上手いんだけど、イヴォのかわりで来たんだから上手いのは当たり前。ホントにチームに溶け込めるかどうかが問題なんだよね。ま・頑張ってちょうだい。
6月30日
はたと気がつくともう6月もおわり。また半月もさぼちゃいました、ごめんなさい。って言葉だけは反省してみたりして。
ま、この半月は文字どおりサカつく漬けの日々でした。思ったより難しいなあという印象です。
昨日から会社の人間と一泊で旅行に行ってきました。酒くらって湯につかってコンパニオンのおねえさんとたわむれて、怪しい飲み屋に入ったら東南アジア系のチンピラ野郎にからまれて、アレしてコレしてで、久方ぶりにハメはずしまくってきました。疲れた。
6月15日
サトシのサカつく日記。
4年目。J1でのファーストシーズンは1st8位、2nd10位。ま、こんなもんか。初参加のアジアでのカップ戦で優勝。
5年目。1stステージで最下位と突然の失速。『J1で10位以内』『ホーム勝率30%以上』のスポンサーとの契約ノルマが達成出来ない可能性が出てきた。この2つの違約金を取られると、おそらくクラブ経営は破綻する。我がクラブ最大の危機。しかし土壇場の2ndステージで選手達が奮闘し5位と躍進。ギリギリで年越し。ふう。
6年目。なんと言う事か。1stステージ13位、2ndステージ最下位で屈辱のJ2降格。私のサカつく経験においても、1度昇格したチームが2部落ちした事は初めて。屈辱としか言い様がない。選手達の不満も極限まで高まって、主力2選手を放出。チーム造りを根幹から見直す必要がありそうだ。
6月10日
サトシのサカつく日記。
1年目はJ2で13位という屈辱的な成績。極めて厳しい経営を強いられたものの、なんとか年を越す事が出来る。しかし正GKとの契約更改に失敗するという失態も犯し、サカつく名人の誇りはぐずぐずに崩れ去る。
2年目。それなりに勝てる様にはなってきたものの、終盤主力の何人かの怪我でチームは失速。J2で3位とギリギリで昇格を逃す。カップ戦では準決勝進出の快挙。チームの結果は出ないくせに、選手達は給料が安いの設備がしょぼいの不満たれまくり。誰のせいで勝てぬと思ってるのか。乏しい資金の中から臨時ボーナスを出しまくって強引に事態を収拾。名人苦悩の日々。
3年目。ようやくJ1昇格。勝利を重ねる事で、自然と選手達の不満も解消。資金繰りもそれなりに順調で経営も安定。だいぶ良いサイクルで回りはじめたか。中国に半年間の短期留学に出していた、若手FW北井が帰国。思ったよりも大幅にフィジカル能力を伸ばした様子。
岩井俊二「トラッシュバスケット・シアター」読了。映画を題材にしたエッセイ。映画好きの人が読めばより面白いのかな、たぶん。
6月6日
こんにちは、サカつく馬鹿のサトシです。って訳でさっそくつくりまくってます。
今回はユニフォームやらエンブレムやらも詳細に設定出来るようになってます。マニア心をくすぐりますが、面倒なので適当に設定(汗) ユニフォームは赤を基調、エンブレムはなんとなく剣と盾な感じで。
J2からはじまるんだけど、サカつく名人の私の手にかかれば初年度でJ1昇格当たり前・・・と思っていたら、全然勝てない(汗) 最初の1ヶ月はなんと勝利なし。むむ、今回はなかなか厳しいみたいですな。
さらに憂慮すべきはクラブの資金操り。ゲーム開始直後にサウナを設置し、練習場に芝を張り、謎のロシア人FWラゴニチェフはじめ数人の選手を補強。これで資金は1億円を割ってしまったんだけど、予定ではこれから勝利を重ねて次年度の契約更改をギリギリ乗り切れる・・・はずだったんだけど、これが勝てないものだから毎月2000万円程の赤字が発生。このままでは1年目でゲームオーバーのピンチ。どうするどうなる、サカつく名人。
松岡圭祐「マジシャン」読了。いかにもこの作家らしい派手な話。普通に面白い。
6月4日
他所の事は知らないんだけど、私の住んでる愛知県の田舎では物干竿の移動販売というものが存在します。「さ〜おや〜〜、さ〜おだけ〜〜〜」つって売りに来る訳です。
昔からその「さ〜おや〜〜」という宣伝文句は耳にしてたんだけど、実際にその移動販売車というものは見た事がなかったのです。なぜか。
今日、偶然その販売車を目撃しました。と、言ってもその車の様子はほぼ私の想像通りの姿で、軽トラックの荷台から運転席の上にかけて物干竿をずらずらっと並べて、とろとろ運転してました。ただそれだけ。
昔からどうにも不思議なのは、この物干竿の移動販売というものが商売として成立するのかという事です。
だって物干竿ですからね。僕の見解ではどう考えてもそれ程需要のある商品とは思われません。運転者兼販売員の人件費とガソリン代と物干竿の仕入れ代、必要経費と言えばこれ位かな。たいした資金はいらないんだろうけど、それにしても。物干竿をいくらで一日何本売れば利益が出るのか分からないけど、それにしても。どうにも不可解です。
このような移動販売という形式としてはこの他、石焼き芋、牛乳、わらび餅、不要なバイク引き取りますなんてのもあったな。焼き芋と牛乳はそれなりの需要はありそうですね。バイクの引き取りもなんとなく商売として成立しそうな気配はあります。わらび餅は正直???という感じですが、それでも物干竿よりはなんとかなりそうな気がします。
非常に粗悪な物干竿を安価で販売しておいて、前に売った物干竿の耐用期間がすぎる頃合を見計らって再び同じ地域の販売に訪れるとか、そういうせこい商法でもしておるのか。
あるいは物干竿の販売というのは仮の姿で、実は公に販売出来ないモノを販売しておるのではないか。例えば麻薬を物干竿の中に詰めて販売するとか。
謎は深まる。今度見かけたら1本買い求めてみようかと思っています。
群ようこ「人生勉強」読了。普通に面白い私小説。なにしろお手軽で、クスクス笑っちゃう本です。僕は好きです。
阿刀田高「ギリシア神話を知っていますか」読了。ギリシア神話なんて全然知らないと思ってました。ゼウスが美しい娘っ子と浮気して、それが奥さんのヘラにばれて、激怒したヘラだけどゼウスには逆らえんもんだから、浮気相手(といってもゼウスが一方的に手え出すだけなんだけど)に酷い罰を与えるとか。そんなイメエジがあるくらいでした。
でもこの本読むと、結構こまかい逸話とか知ってるのも一杯あって「これもギリシャ神話、あらこの話もか」って、認識を改めました。読み物としても面白かったです。
6月2日
最寄りの銀行まで自動車の税金を納めに行ってきました。あんなものは、あなた、普通なら5分くらいで終えられる簡単な処理のはずなのに、本日は30分あまりも待たされました。
いつもなら証書と現金をわたして、その場でお釣を受け取って終了なんだけど、なぜか住所氏名なんかを記入してくらっしゃいと、こうおっしゃる行員のおねえさん。 ??と思いつつもおねえさんの頼みだからってんで、真面目に住所氏名電話番号等記入しこれを渡すと、今度はお釣が出るまでそこな円形ソファで待機せよ、とこうおっしゃる。なんだってこんな簡単な処理にこんなに時間がかかるのか、ちょっと腑に落ちなかったんだけどおねえさんの指令でもある事だし、おとなしくソファで待機しておりました。
すると行員のおねえさん、私よりも先に用向きを済ませておった婆に「○○さ〜ん、タクシーがみえましたよ〜」かなんか言伝ました。婆は「はいはい、申し訳ありませんね、ありがとうね」とかおねえさんにお礼を言うとそのまま出ていく・・・かと思われました。
婆はおねえさんの窓口のところにつつっと移動すると、最初は一言二言なにやら確認してたんだけど、次第にヒートアップしてきやがって、やれこの銀行は地理的に訪問が難しいとか、あの人の接客は如何なものかとか、しまいには自分はこの銀行に100万円を預けておったのだがいつの間にかなくなってしまったとか、それはさすがにウソだろうと思ったんだけど、とにかくチンピラみたいな難癖をつけはじめやがったのです。おねえさんもほとほと困り顔で、助勢に駆け付けたちょっと偉い人風の男性行員が「タクシーがお待ちですので・・」かなんか言って追い出そうとするんだけど、婆はうだうだといつまでも止まらずに10分、20分と経過。
おねえさんの指令に従ってソファで待機していた私もさすがにぐったりしちゃって、そこらの花瓶の花にイタズラしはじめちゃったりして、だからなんでタクシーが来てからそんな事言い出すの!って、天に向かって咆哮。私の魂の叫びが聞こえたか聞こえぬのか、婆はそれからしばらく愚痴愚痴言ったものの、最後には「ごめんねえ、あなたが悪いって訳じゃないんだけどねえ」とか洒落臭いフォローをおねえさんにいれつつ退出していきました。私は思わずシッシッつってジェスチュアをやってしまったんだけど、本当にうんざりしましたですよ。
婆の退出後20秒程度で私の名前がコールされたんだけど、もうちょっと臨機応変に対応してくれても良かったんじゃないの、おねえさん? さすがに丁寧に謝ってはもらったけど、しかしね。
先月はずっとなんやらかんやらと忙しくて、本を読む事も御無沙汰しておりましたが、ちょっと時間的な余裕が出てきたんでまとめ読みしております。5日にサカつくの新作が出るけど、それまでは書に集中したいと思っております。でもネタがなくなるので小出しにしていこう(笑)
阿刀田高「メトロポリタン」読了。短編集。普通です。
町田康「町田康詩集」読了。「土間の四十八滝」とか「供花」とかの詩集からの抜粋が多いのかな。書下ろしも10篇くらいはあります。小説やエッセイも相当なものだけど、詩となるともうやりたい放題って感じっす。頭がぐるんぐるんしますな(笑)
5月31日
私の父親がこの春をもって定年退職した事は前に少し書きましたが、老後の手慰みにかPCを購入しました。「あ、い、う、え、お・・・」かなんか言いながらよちよちとキーボードの入力を練習してます。
当然の事ながらインターネット環境も整えやがって、ADSLだかなんたらファイバーがかよく知らんが、ブロードバンドっつうの?繋ぎ放題の高速通信なんか導入しやがって、実に洒落臭い。むかつく。こっちは未だに電話線をパチパチ繋ぎ替えておるというのに、大時代的・原始的な通信環境だというのに。そのPC俺のアイマックと交換しない?って言葉を飲み込みつつ、メールのやりとりの仕方を教えてました。なんだかやりきれなかった(笑)
村山由佳「星々の舟」読了。戦争の傷痕を抱いた厳格な父、家政婦から後妻にはいった母、各々に問題を抱える子供達。各々の視点からひとつの家族を描いた連作。家族ってなに?家ってなに?ってちょっと考えさせられました。僕がそれなりに年くってきたからかもね。
5月26日
名古屋グランパスは首位・ジュビロ磐田とのアウェ−ゲームを1−1で引き分けました。
勝ち点差3でむかえたJリーグ中断前のこの大一番をドローで乗り切ったという形です。今までの名古屋だったらこういう大事な試合を落として、ずるずるというパターンばかりだったんだけど、地力がついてきたとみても良いのでしょうね。
勝てなかったのは事実だけど、6連勝中で首位の磐田に待ったをかけ、名古屋の不敗記録を10に伸ばしたのも又事実。
4勝0敗6分け、勝ち点差は3の4位。しかしながら、中断後の対戦相手は、最下位の京都、14位の東京Vなど、調子の上がらないチームばかり。対する磐田は、中断後すぐに2位市原・3位鹿島との連戦という事で、素直にポイントを伸ばせるかどうか難しい状況。上位が喰い合ってくれれば、自ずと名古屋の優勝も見えてきそうです。名古屋は長期中断あけに弱いのが気掛かりなところではあるけれど・・・。
ていうか、1ヶ月Jリーグ中断ってことは、サトシの日記も1ヶ月中断なんでしょうか(汗)
何冊か本も読んでた。わかぎえふ著「男体動物 若旦那に愛をこめて」読了。軽いエッセイです。村上龍と中田英寿の対談集「文体とパスの精度」読了。お好きな方だけ。
5月18日
たったの1年、たったの1シーズン在籍しただけの選手に、これ程魅了されるなんて想像出来なかった。ありがとう、イヴォ。
ホームでのイヴォのラストゲーム、結果的にはこの試合中に警告をもらって次の磐田戦に出場停止となった為、名古屋の選手としては最後の試合である、豊田スタジアムでの対仙台戦。劇的すぎる試合でした。
前半一進一退の攻防で、0−0で折り返すかと思われた40分過ぎにまさかの失点。しかし不敗神話、今年の名古屋は諦めない。
後半竜太を投入し、さらに相手に1人退場者が出た事も手伝って、怒濤の攻撃を開始。グランパス・レッドで埋めつくすサポーターの目の前のゴールに向かって何本のシュートを放ったでしょう。それでもなかなか得点が奪えません。しかし今年の名古屋サポもちょっと違う。
後半30分、この頃には文字どおり止む事のなくなっていた声援に応えたのは、藤本主税! グランパスでの初ゴール、おめでとう!! 阿波踊りはもう残り時間が少なかった為やらなかったみたいだけど(笑)
喜びに沸く名古屋サポーター。しかしこの後、この藤本のゴールの喜びを吹き飛ばしてしまう、奇跡が待っていました。
時計はもはや90分をまわりロスタイム。相手ゴール前(って事は名古屋サポータ−の前でって事ね)で得たFK。声の限りのイヴォコール。ウェズレイがちょこんと出したボールに反応するイヴォ。コースは開いている様に見えました。打て! 絶叫する我々には見えないDFが、オーストリアの英雄の視界には入っていたのでしょう。わずかにドリブルをしてから、渾身の右足一閃。 ボールは目の前のゴールに吸い込まれました。直後に試合終了のホイッスル。残り1分きっていたと思います。
試合後いつまでもやまないイヴォコール。あの時そっくりだ。『あの』ピクシーの瑞穂でのラストゲームとそっくりだ。7年半という長い年月いた分、感動はピクシーの時の方が上だったかもしれないけど、今日の試合の方が劇的でした。僕はたしかあの試合の後「こんな試合にはもう二度と立ち会えないかもしれない」みたいな事を言ったかと思うんだけど、こんなに早くあの時と勝るとも劣らぬ試合に出会えるなんて・・・。名古屋サポーターやってて良かったと、心の底からそう思います。恥ずかしながら、泣いてしまいました、私。
ありがとう、イヴォ。あなたが最後にプレゼントしてくれた歓喜の勝利と貴重な勝ち点3、そして決して諦めないあなたのプレーを胸に、名古屋は悲願のリーグ制覇を目指します。何度でも言いたい、ありがとう、イヴォ!!
帰りの電車の中で恐ろしい事に気がつきました。今までも喉が痛くなったり、手の平が真っ赤になったりする事はありました。っていうか最近はずっとそうでした。しかし、今日はなんと、左手の手の平の一部が紫に変色していたのです(汗) さすがに驚きました。そのうち死ぬかもしらん(笑)
5月10日
やりました! グランパスはアウェ−で首位市原を2−1で撃破!!やったぜ、直志! やったぜ、竜太!!
順位は5位と変わらないものの、首位とのポイント差は3に縮まりました。これ位混戦になってくると、今シーズンいまだ負けなしの事実は選手達の大きな自信に繋がりそうです。静かに、確実にグランパスの不敗神話が始まっています。見逃すな。
新堂冬樹「鬼子」読了。・・・これ以上悲惨な小説はちょっと他に思い付きません。徹頭徹尾、見事なまでになんの救いもありません。「模倣犯」よりも心が暗くなりました。もちろん、他人様におすすめもしません。最近この手の本苦手だ。
5月5日
興奮覚めやらぬうちに。名古屋グランパス対大分トリニータ戦速報。
飛び石連休とはいえ、一応GW最後の祝日。私は普通の休みと全然変わらないんだけど、それはまあともかくとして。さすがに今日はたくさんのお客さんがはいりました。そして多くの観客の前で名古屋の選手が久方ぶりに魅せました。
前半パナのゴールで先制するも、後半立ち上がりに同点に追いつかれました。ここまでリーグ戦1勝0敗5分けとドロー地獄にはまっているグランパス。同点にされてその後も一進一退の攻防に「こりゃまた・・・」という雰囲気に包まれるスタジアム。
後半40分そんなスタジアムを興奮と歓喜の渦に変えたのは、鹿島戦に続いてまたしてもイヴォ!! もう!カッコ良すぎるぞ、イヴォ!!!5月一杯で契約期間が切れて、その後はクラブ側から契約しないとの通達を受けたイヴォ。クラブのお偉いさん、考え直しませんか?
自分でやってるからなのかもしれないけど、ここ最近名古屋サポーターの応援かなりイイ感じになってます。最後まで諦めない声援がゴールに変わる。今日の決勝点がまさにそういう感じです。ちょっと感動的な位に嬉しかったです。やめられんよな〜。
この勝利で一気に流れを変えたいものです。フォルツァ!名古屋!!
4月26日
ああ・・、またですか。否、今季5試合目だから、またまたまたまたですか・・・。
名古屋グランパスはホームで柏レイソルと1−1で引き分けました。これで1勝4分け。
前日からの雨もあがり、爽やかな気分でがっちり勝利のはずが、まさかまさかの、あるいはまたかまたかの引き分けです。お客も少なかったし、試合の内容も僕の見たところ5試合で最悪。しょっぱい試合でした。
試合後、サポーターから名古屋の選手達にブーイングがあびせられました。
僕は名古屋の選手と審判にはブーイングはしないと、個人的に決めています。選手はただただ応援すれば良いだけだと思っているし、審判にブーイングしてもそれで何かが良くなる事はないだろうと思うから。僕がブーイングをするのは、相手の選手がせこいプレーや汚いプレーをした時だけです。
しかしながら名古屋の選手にブーイングを浴びせるサポーターの気持ちも、今日の試合を見れば分からないでもありません。酷い試合だったよ、ホント。
横浜と仙台が敗れて、これで無敗チームは名古屋だけ。しかしながら首位との差はじりじりと開いていくという、なんとも微妙な情勢です。
次は上位横浜とアウェ−で対戦。もはやホームもアウェ−もありません。勝利のみが求められています。
新井素子「チグリスとユーフラテス」読了。苦手のSFですね。たぶん生命の尊さとかなんとか、そういう命題が含まれてるのだと思うけど、なにやら終盤で上手くごまかされたような気もします。それなりに面白かったけど。あと、ひょっとしたら女性の読み物なのかなって気もしました。
4月23日
ここ数日、私の郷里の人間がおこした事件で世間をお騒がせしております。大変申し訳ない・・・と、私が謝る事ではないんだけど。
一報を聞いた時もさすがにドキッとしたんだけど、日をおうごとに、捜査が進展するごとに、次々と色々な見覚えのある地名や場所や建物がブラウン管に映るようになって、自分とは直接全然関係ないんだけど、正直うんざりしてます。
亡くなった方の勤め先(兼自宅なのかな)は私の実家から歩いていけるくらいの距離だし、商工会議所だかの建物は私の卒業した高校の文字どおり目と鼻の先。容疑者が捕まったかと思ったら、即・彼の卒業した小学校であり私の卒業した小学校の前からの中継。そしてTVでは流れなかったかもしれないけど、地元で風のように広がった噂(文字通り風のように)によると容疑者の勤め先も、やっぱり実家から歩いていける距離にある。私も「は〜、あそこの人が!」って感じ。
もう、私は相当にうんざりしてますよ。ほとんど平和な事だけが売りの生まれ故郷が、こんなけったいな事件で有名になっちゃうなんて。嘆かわしい事です。
4月19日
サッカー日記になってますね。申し訳ないっす。でも、ま。
また、負けませんでした。勝てませんでした。名古屋グランパスはFC東京とのアウェ−ゲームを1−1で引き分けました。これでリーグ戦1勝3分け。
前半はFC東京の圧倒的なペース。アウェ−で守備的になるのはある程度狙い通りと言えますが、しかし極端すぎませんかね。ここまで5試合中4試合完封という結果が、逆に選手達を縛ってしまったのか。
この前半を0点で凌いでいれば、おそらく勝利が近付いたのでしょうが、ディス・イズ・ライフ、そう上手くはいきません。FC東京で売り出し中の快速ウイング・石川のシュートがポストを叩き、跳ね返ったボールが楢崎の背中に当たってそのままゴールへ。不運と言えば不運ですが、失点が1ですんだのはむしろ僥倖と言える前半でした。
後半開始から原竜太と山口慶の若い2人を投入。噂の超攻撃システム3−3−3−1にして反撃に転じました。これまであまり良い結果を出せなかったこのシステムですが、今日は良い形を造れました。もっともシステムがチームに浸透したというよりは、相手が前半飛ばし過ぎてへたばってたという感じでしたが。
この日かなり出来が悪かった2トップにかわって、同点ゴールを叩き込んだのは中村直志。見事なミドルシュートでした。藤本の加入でトップ下からボランチやらサイドやら便利屋的に使われる直志ですが、やはりこの攻撃センスは魅力。ボランチとしても頑張っているので、攻撃的なボランチとしてバランス良く成長してほしいものです。
アウェ−ゲームで先制されてからの同点引き分けは決して悪い結果ではありません。特に前半だけ見れば、2点3点失ってもなんの不思議もない内容だったし。
MVPは楢崎でしょうね。枠に飛んでくるシュートの悉くをキャッチ。手に磁石が付いているかの様な抜群の安定感でした。並のGKだったら1失点ではすまなかったでしょう。心強い守護神です。
来週はホームで柏戦。僕も急遽仕事が休みになったので瑞穂まで行ってきます。2勝目はほとんど確実だと思います。
4月13日
やりました! グランパスは鹿島アントラーズを1−0でくだし、リーグ戦初勝利です!!
天気は良いし、暖かいし、スタジアムは最高だし、相手も最高の敵だし、言う事ないゲームでした。唯一の懸案だった、豊田スタジアムの芝の状態も今日はそれ程酷くなかったし。
先週の浦和戦、水曜日にあったナビスコ杯の京都戦を、2試合連続の0−0スコアレスドローで終え、さらにエースのウェズレイを怪我で欠き、決定力に不安を抱えての試合でした。
前半は鹿島に完全に試合を握られましたが、GK楢崎のファインセーブもあってなんとか凌ぎました。
後半に入っても両チームチャンスを生かせず、3戦連続スコアレスドローの気配が漂いはじめた後半30分(位だったかな)、チームの危機を救ったのは今シーズンまだゴールがなかったイヴォ! ここ何試合かゴールへの消極的な態度が見えた『オーストリアの至宝』が、ここ一番での大仕事。カッコ良すぎるぜ、イヴォ!! 顔もすげえ男前だ!!!
やっぱりチームが勝つと最高に盛り上がりますね。今日は隣の席にいたおっさんとハイタッチしちゃいました。隣にいたのがおっさんだったのが微妙ではあるけれど、こんな試合に行くとますますサポーターをやめられなくなります。別に負けてもやめるつもりはないんだけど。
さて、サトシの思惑通りになってきました。前日市原が負け、今日鹿島を打ち破った事で、3戦終えて早くも全勝チームはなくなりました。大混戦の様相です。名古屋は1勝2分けで6位位に浮上したのかな。
前の試合までは勝てん勝てん言ってむんむん悩んでたのに、1勝すると別の面がクローズアップされます。ナビスコ杯を含めて公式戦5試合終えていまだ負けなし、さらに内4試合は完封と守備力の安定感は際立っています。今日の勝利でさらに良い方向へ向かっていきそうな気配です。っていうかそれは期待か。ま、なんにせよここからが本番だ! GO、名古屋!!
4月9日
『本日午後、関西バース党の党員数名が、東京クロマティ党本部を襲撃しました。関西バース党は、かつて阪神タイガースに在籍した外国人選手、ランディ・バースを神と崇める、熱狂的な阪神タイガースファンで構成される狂信団体で、タイガースが勝ったり負けたりするたびに、党歌である六甲おろしを喉も破れよとばかりに歌いながら、食い倒れ人形を破壊する、カニ道楽のハサミをもぎ取るなどの、奇行・蛮行で知られています。阪神タイガースが日本一になった時は、道頓堀で集団自殺をはかり世間を震撼させました。
駆け付けた機動隊によって鎮圧されましたが、無関係の横浜ポンセ党の党員らが現場周辺で踊り暴れるなどして、辺は一時騒然としました。』
イラク戦争のニュースで『バース党』本部という言葉を聞くと、こういう変な党を想像してしまいます。不謹慎でしょうか?(汗) でもバグダッドのバース党にいるのがこういう人達なら、きっと戦争なんかにはならなかったでしょう。当たり前だ。
4月6日
ううむ。グランパスはアウェ−で浦和と引き分けて2戦連続の引き分け。この試合も決定的なチャンスは何度かあったんだけど、なぜかゴールは奪えず。アウェ−で引き分けは悪くはないんだけど、この試合も内容的には勝ち試合だったんだよねえ。どちらか一つは勝っておきたかった。きついなあ。
とはいえ他チームの結果を見れば、連勝スタートは鹿島と市原のみ。横浜とG・大阪が引き分けたのはおいしかったと言えましょう。
そして来週の日曜日は連勝した鹿島と豊田でぶつかります。ここで鹿島を叩けば一気に混戦に持ち込めそうな気配です。初勝利頼むよ! 僕も行ってきます。
町田康「権現の踊り子」読了。文筆の荒法師・町田康の久々の小説、短編集です。相変わらず狂った様になってますな。あ〜、おかしい。
4月4日
このところプロ野球にもほとんど興味がなくなっていたんだけど、中日の開幕戦をみたら結構面白かったです。同時刻にやっていた日本代表のサッカーはビデオで見ましたが、こちらはたいして面白くなかったな。
で、その試合とここ数日で何試合か試合を見たところ、今年は優勝しますね、中日。ここしばらく記憶にない程打線が強力だそうで、実際打ちまくってますね。やっぱり打線が強力なチームは見てても楽しい。アレックスはすごい拾い物で、守備で鮮烈な印象を与えた上に打撃も好調。福留もなにやらすごい打者に成長したし。投手陣もここ数年安定してるし、うん、優勝だな。
野球はドラゴンズが優勝で、サッカーはグランパスが優勝かあ。参っちゃったな、こりゃ。へへへ。・・・・前者は確信に近い予測、後者は希望であり悲願。
東野圭吾「手紙」読了。弟の為に心ならずも犯罪に走り、弾みで殺人まで犯してしまった兄。『殺人犯の弟』のレッテルを貼られ、人生の局面局面で差別を受ける生活に疲れ果てる弟。
とにかく色々な事を考えさせられる本でした。僕は考える事は嫌いじゃない。ていうかたぶん好きだ。
4月1日
今まで私はU−23の試合なんて、しょせん子供の試合だよね、ははん。かなんか言って馬鹿にしていたんだけど、今日のコスタリカ戦は親善試合にもかかわらず結構面白かったです。会場の豊田スタジアムは相変わらずの酷い芝で、なんか私が恥ずかしくなっちゃう位だったけど、試合は熱かった。
そして!我らが原竜太も全国TVにお披露目しました〜! ぱちぱち。TVのむこうから竜太コールが聞こえてきたんで、私も思わず歌い出しそうになっちゃったんだけど、さすがに自制しました(汗) 代表の試合で個人の歌もどうよって思うけど、ま・地元だし大目にみてちょ。結果は無得点だったけど、最後に強烈なシュートを放ちましたね。もっともっと頑張れ!竜太!!
あと個人的な感想をちょこちょこと。
この代表チームのレベルは、シドニー五輪の時のチームと比べるとやっぱり多分低い。
でも、当然そんな中にも輝きを放つ選手というのはいます。今日は無得点だったけど、大久保の得点感覚は日本人離れしてます。今日はイマイチだったけど、松井のボールタッチも非凡です。前半飛ばし過ぎてばてたけど、右サイドの石川も良かった。安部の叩き込んだFKは、そこだけ見れば世界レベル。
先発したFWの中山サトシって奴。U−23代表に召集されて、しかも先発するんだから、この年代じゃ優秀って事になるんだろうけど・・・。て、ことはこのままいったらこの人が日本のエースになるんですか? マジですか?? 誰か冗談と言ってください。 もちろんみんなまだ若いからどう化けるか分からないんだけど、しかしね・・。
ところでこの試合で一番目立ったのは、コスタリカのGKだったのは微妙に寂しいっす。
3月31日
私の父親が本日をもって定年退職という事になったので、退職祝い言いますかいな、家族で温泉に行ってきました。
父親曰く「この会社に入って本当に良かったと思う」だそうで、私は退職した時にそんな台詞言える自信は全然ないですね。まだまだ大分・・・ていうかものすげえ先の話なんだろうなあ。なにはともあれ、お疲れ様でした。と、ここで言っても聞こえんかもしらんが。
それにしても久方ぶりにまったりしたなあ。実家から車で1時間くらいの近場のそこそこの温泉で、そこそこの料理食って酒飲んで、子供を肴にしてヘラヘラ笑って。あ〜、まったりした。だるだるですよ、私は。
3月27日
久方ぶりのゲーム「ニュールーマニア ポロリ青春」をやっております。
も〜、好きだなあ、これ。ちょっとハートウォーミングな本編のストーリーに加えて、激烈にくだらないお馬鹿な小ネタが満載。ネジ君の部屋のラジオやTVを見てるだけでもかなり面白いです。
今回はネジ君とカカトちゃんの二人が主人公。
ネジ君は前作からちょっと大人になって、社会人2年生のうだつのあがらない青年。でも今回はネジ君けっこうモテます。イイ奴だもんな。
カカトちゃんはネジ君の上の部屋に住む地味な女子大生。でも眼鏡をはずすと以外とイケてます。
そんな普通の二人の日常に介入するってゲームです。楽しい。
折原一「耳すます部屋」読了。短編ミステリ集。普通に面白いです。昔から特に好きという訳ではなかったけど、最近ミステリーは微妙に飽きてきたかも。
3月22日
行ってきました、開幕戦。お天気が微妙だったのと(どうにか持ち堪えましたが)、3月でナイト・ゲームは寒いって事もあって、お客の入りは満員にはならなかったけど、盛り上がりましたよ〜!
試合前にはお約束のマス・ゲーム。僕は知らなかったんだけど、ネット上なんかでアルミホイルを持ってくる様に呼び掛けてたみたいで、これをみんなで掲げて、照明の明かり反射させてキラキラさせました。結構たくさんの人が持ってきてたみたいで、僕も分けてもらってキラキラさせました。ゴール裏中央には『12』の文字をつくって、一斉にキラキラ。12は「俺たちが12番目の選手だぞえ!」って事でしょう。帰ってからTVで映像見ましたけど、実際のところなかなかきれいでしたよ♪
前半、DFのパナディッチ(!)のゴールで先制し、さらにエース・ウェズレイのゴールで2−0。パナはJ初ゴール、おめでとう。ウェズレイはJリーグ最速の50ゴールに王手。
前半で2点リードで、「楽勝ムード、ハハン♪」みたいな雰囲気だったんだけど、後半清水のトゥットとアンジョンファンに次々とゴールを許してまさかの同点。1点目は完全にオフサイドだったけどね。
ここから猛烈に盛り上がりました。ホームでの開幕戦勝利に向けて、名古屋サポーターは一体になりました。自分達の声援が必ずチームの力に変わる、自分達の歌声がゴールを揺らす。そう信じて必死に応援しました。
しかし、残念ながらそのまま試合終了。今年から延長戦は廃止になりましたから、2−2の引き分け。僕はVゴール方式の延長は好きだったんだけど、ま・帰りの時間が計算出来るのは良いですね。
2点リードのホームゲームを引き分けに持ち込まれたのは、あまりにも痛い。イメージ的にはほとんど負け試合って感じです。
しかし、内容は良かったと思います。特に中盤は良かったですね。ボランチの吉村と直志は非常に頑張ってました。滝澤も良かった。藤本も司令塔としてまずまずかな。2トップとの連携は時間次第でずっと良くなるだろうから心配なし。DFはパナの動きがちょっと悪かったのが心配ですが。
勝ち点3を逃したのは痛かったけど、残り14試合の内12勝もすれば優勝でしょ! 楽勝っすよ!! 我ながら強きのプリンスである(笑)
3月21日
ついにおっぱじめやがったね。まったくもって嘆かわしい事。一時でもはやい終結を願ってやみません。ラブ&ピース。
それはおいといて、さて! いよいよJリーグ開幕です。わーい、嬉しいなっと。本日は昨年度王者のジュビロ磐田と前評判の高いF・マリノスの試合が行われ、マリノスが敵地で4−2の勝利。ジュビロの守備崩壊ぶりは深刻そうです。
明日はグランパスの試合っす。燃える!私は燃えるぞえ!! 熱い火の玉になってチームを勝たせてきます!! たぶん雨だけどね。とほほ。
桂望実「死日記」読了。自分にふりかかる危険に、気付きながらも受け入れていく少年の心の内を日記形式で切々と綴る。基本が前向きな姿勢の少年の心が揺れ動く様はたまらなく切ないです。
最近なんか涙もろくなってきたかもしらん。オッサン化ですか?(汗)
3月15日
名古屋グランパスは今シーズン初の公式戦、ナビスコ杯予選の対大分トリニータ戦を1−0で勝利しました。格下相手に微妙な内容だったみたいだけど、なにはともあれ白星スタートは喜ばしい事でしょう。
22日にはいよいよJリーグ開幕っす。ホームで相手は清水エスパルス。僕も応援に行ってきます。
山田宗樹「嫌われ松子の一生」読了。
坂道を・・というか断崖を転げ落ちる様に、次々と不幸に襲われた女性の一生を、その存在すら知らなかった19歳の甥が辿る、というお話。
題名にひかれて読んだのだけど、ホントに嫌になる位悲惨な人生なので、こんな本を読むと自分は幸せなのかもしらんという気になってきますな。実際にはそう幸せって事もないと思うんだけど。
3月14日
特に書く事もないんで、読書日記だけ。
舞城王太郎「阿修羅ガール」読了。なんかすげえな、これ。面白いというか、いや、面白いんだけど、それより言葉にしにくい強烈なインパクトがあります。僕の感覚で言うと非常に面白いという事になるのですが、この本たぶん激しく読者を選別しますね。無責任に誰かに薦める様な事は出来ませんけど、興味のある方はどうぞ。なんかすげえから。
3月13日
時間がとれる事もあるせいか、久方ぶりに読書熱が高まっているみたいです。来週末にはJリーグも開幕するし、たしか「サカつく」の新作やら「ルーマニア」やらの発売も(セガのゲエムばっかだ・・・汗)近かったんじゃなかったかと思うんで、それまでにある程度まとめて本を読んでおきたいな。
貴志祐介「青の炎」読了。うむ、面白かったですね。ミステリーというよりは、青春小説みたいな色が強いかしらん。
主人公である高校生が良い感じですね。慎重細心に行動するかと思うと激情にかられて口を滑らせ、利用したはずの少女にどうしようもなく惹かれ、大切なものを守る為に細心の計画をたてながらも自分の犯した罪に煩悶する。ひどく不安定な様がやけに印象的でした。未熟ながらも自分の力で問題を解決しようとする姿勢が僕は好きですが。
しかしながら、このラストはなんか絶対に納得出来ません。納得出来ないというか、こういう終わり方をしてほしくなかったって感じか。
3月10日
今週はヒマ・・・というといささかの語弊がありますが、多少時間に余裕があるので、また日記を書いてやりましょう。偉いぞ、オレ。あんまりほったらかしておくと、変な書き込みなんかもあるしね。困ったもんだよ。それにリアクションをつける私も困ったもんだよ、ホント。
松岡圭祐「千里眼のマジシャン」読了。『千里眼』シリーズの新刊です。相変わらずエンターテイメント性が極めて高いですね。主人公のスーパー・ウーマンぶりはシリーズを重ねるごとに強まってるみたい。そして現実の出来事とリンクさせる物語の構成は、ハッキリ言って少々鼻につきます。良くも悪くも『千里眼』って感じ。
3月8日
どうにも忙しくてコンピューターをいぢる時間もあまりありませんね。このままだとまたいつかみたいに何ヶ月も失踪しちゃいそうです。困ったもんだ。
昨夜マイケル・ジャクソンの特集をちらっと見たんだけど、こんなの2時間も見る人どこにいるんでしょうかね。僕もマイケルはけっこう好きなんだけど、あんなかったりーTVを2時間も見る気にはとてもとても・・。
先日実家に帰った時に、母親が書いたらしいTVの視聴者プレゼントの応募ハガキがありました。住所やら氏名やらが書いてあって、一番下に45歳・主婦と書かれていました。何故こんなところでサバを読むのか。しかも10歳以上も。女の人って可愛いよね(笑)
3月4日
わーい、お雛様だ、楽しいな、嬉しいな♪・・等という声はちっとも聞こえてきませんが、3月3日は実はピクシーの誕生日でもあります。ユーゴスラビア改め、セルビア・モンテネグロサッカー協会会長として活躍(しているはず)のピクシーですが、Jリーグの開幕には来日するという事です。23日の開幕戦は僕も行きますが、ピクシーとの再会も楽しみのひとつです。Happy
Birthday Pixy♪
佐藤ラギ「人形(ギニョル)」読了。なんでもさせて、金もとらない。人形<ギニョル>と呼ばれる美貌の少年男娼。見る者の嗜虐心を異常に刺激するギニョルの世界に人々は次第に引き込まれていく。
変態小説ってやつですか(汗) 私もギニョルの世界に引き込まれそうでちょっと怖かったです。なかなか面白いですけど。
2月26日
今日TVで久本雅美を見て、「こいつ、高校生の時に付き合ってた女の子にちょっと似てる・・・」と思いました。以上。
中島らも「中島らもの 特選 明るい悩み相談室 その3 ニッポンの未来篇」読了。なにか軽い読み物がしたいと思って選択。馬鹿馬鹿しくて良いですね。大麻で捕まったらも氏ですが、昨日保釈されたのですね。躁状態だったみたいで、色々な珍言をしゃべりまくったそうです。
2月23日
本年度のサッカー始め。豊田市市民運動公園へグランパス対F・マリノスのプレ・シーズンマッチを見に行ってきました。
前夜から降っていた雨が残るようだったらやめにしましょうかと思っていたんだけど、私の行いが良いのか雨はやみました。・・・いっそ土砂降りになってくれてたら良かったのに・・・。
酷い試合でした。前半は昨年と同じ3−5−2でいったのですが、まったくの見せ場なし。公式の記録はどうか知らないけど、ひょっとしたらシュートゼロだったかも。得点の気配は微塵も感じられませんでした。
守ってはDFリーダーのパナを欠いたとはいえ2失点。両サイドの守備が酷すぎます。藤本の加入で右サイドにまわった中村直志、一応仮にも昨年左サイドをまかされていた滝澤。両者とも最低でした。
後半は噂の超攻撃システム、3−3−3−1。強力外国人2トップに、先日U-22の代表でも2得点した名古屋期待の星・原竜太を加えた3トップ。これを指揮するのは新加入の藤本主税。
前半よりは良かったです。得に原竜太の動きには自信がうかがえて頼もしかったです。まだまだコンビネーションは良くなるだろうから、上手くいけば魅惑のアタッキング・サッカーが見られる・・・かも。
いかにも前掛かりになりそうな布陣ですから、キーになるのは所謂ボランチの選手。退団した山口素弘の穴をうめるのは、昨年の実績もある酒井、U-21代表候補の山口慶、キャンプでベルデニック監督から高い評価を得た吉村。頭数は十分揃いましたが、能力的には・・・正直疑問符を付けざるを得ません。ていうか現在の日本人プレーヤーでこのポジションを満足にこなせそうな人物を、僕は思い浮かべる事が出来ません。
今日は吉村でしたが、ん〜、ま・頑張っていたとは思います。
結局後半にも1点追加され0−3の完敗でした。
これだけ内容の悪い負け試合初めて見ました。これだけ悪かったらあとは良くなる一方です。この試合終了のホイッスルとほとんど同時に、分厚く空を覆っていた雲が晴れて、暖かい光がふりそそぎました。実話です。象徴的な出来事でした。開幕まで残り1ヶ月、視界は良好です。ま・どっちにしても今年は優勝するんだけどね。ははん。
それにしても我ながらなんたら前向きな姿勢か。感動的ですらある。
牧村泉「邪光」読了。ホラーなんて久方ぶりです。まったくもって普通と言うほかないですね。毒にも薬にも・・・というやつです。個人的な意見ですけど。
2月16日
私が大の猫好き野郎だということは、知っている人は知っているかとも思いますが、私の実家では犬も一匹飼育しております。
猫とほとんど時期を同じくして家にやってきた雑種で、こちらの世話はほとんど父親が引き受けておりますが、幼犬時代の躾が悪かったせいか率直に言うと馬鹿な犬です。散歩に行きたくなれば朝の4時だろうが5時だろうがワンワンと吠えまくります。御近所の方はさぞ迷惑なすっておるだろうと思います。
土曜日の深夜。この犬がガリガリと小屋の壁をやりはじめました。小屋というのは店の在庫なんかを置いてある文字通りの小屋で、夜の間はここに犬を閉じ込めておきます。その小屋の扉をガリガリやりはじめて、時折ウウ〜とか抑えた唸り声をもらしたりもします。
私はいつものように酔っ払って寝ようかというところだったんだけど、その音が気になって眠れません。私はこうみえても以外とデリケートなもので。犬担当の父は気付いないのか、あるいはいつもの事と気にもとめぬのか、一向に様子を見に行く気配もありません。
仕方なしに私が犬の様子を見に行きました。犬めは何やらやたらと興奮状態で小屋の中でぴょんぴょんと飛び跳ねて、小屋の窓から顔を出しています。
「ったく、この馬鹿犬・・・」かなんか言いながら、尻のひとつも蹴り飛ばしてやりましょうと、小屋の扉を開けた瞬間です。ものすごい勢いで犬が飛び出していきました。犬のくせに脱兎の如くというやつです。
一瞬呆気にとられた私は、しかしすぐ正気にかえって彼の後を追いました。影も形も見えませんでした。一旦家に戻って、本格的に防寒対策をしてから近所を探してみましたが、やはりその姿を見つける事は出来ませんでした。
私は思案しました。おそらく普段の散歩コースをたどれば何処かで見つける事は出来るのではないか。しかし私は散歩のコースを知らないし、散歩担当の父親は深い微睡みの中。2月初旬の深夜1時に起こすのもはばかられるし、少しまてばのこのこ帰ってくる可能性も高そうだ。
そして私は帰宅して待つ事にしました。聴覚を外に集中しながら、15分おき位に小屋の様子を確認しにいきました。
30分たち1時間たち。犬は戻ってきません。風の音が窓を揺らすたびに、読書を中断して外の様子をうかがい、そのたびに肩を落とす事になりました。
2時間たち3時間たち。私はそろそろ諦めはじめていました。国道を車が通過するたびに、嫌な想像が強まっていきます。
父親が大層可愛がっていた犬です。もう10年近くも一緒に暮らしてきた犬です。文字どおりの家族なのです。
5時間後。東の空が白みはじめたところで、私は父親を起こして事の次第を話しました。父親は慌てて犬を探しに出かけました。早朝6時の事です。私はここでついに体力の限界に達して、眠りにおちました。
結果的には犬は帰ってきました。父親が1時間程探しても見つからず、次善の策を練っている午前9時頃の事だそうです。ひょっこり帰ってきて餌をガツガツと食ったそうです。私は深い眠りの中にいました。
何処で何をしていたのかなんて知りません。無事に帰ってきてくれて良かった。心の底から思いました。
横山秀夫「半落ち」読了。前述の犬待ちの間に読みました。ちょっと消化不良か。普通の精神状態ではない時に読んだという事を差し引いても。普通に面白かったけれど、今年にはいって読んだ何冊かの本と比すると、いまいちと言わざるを得ないかな。
2月13日
先週の話で恐縮なんだけど、中島らもが大麻所持で捕まりましたね。らもは僕の好きな作家の1人でもあるんだけど、大麻所持がこれ程似合う人もおらんでしょうね。それにしても、らもがそういうイケナイ葉っぱなんかをやってるのはみんな分かってるっていうか、暗黙の了解みたいなところあるでしょ。そんなの見逃してあげればいいのにねえ。
向山貴彦著、宮山香里絵「童話物語」読了。2回前の日記(といっても2週間前だ・・汗)で、『絶対面白いと確信した』なんて書いた本がこれです。やっぱり面白かったな、うん。
妖精の国から下りてきた妖精フィツと、貧困で心がひねくれてしまった少女ペチカの冒険物語。久方ぶりに『お話』を読んだなあって感じ。
2月9日
気がつけばまた10日もさぼってしまた。いかんいかん。
久方ぶりにちょっとだけサカつくでもやってこましましょう、なんつって始めたらこれがえらく面白い。寸時の間に私のサカつく熱は再燃し、寝食を忘れる・・・って程じゃないけど、ゲーム猿になってました。ウキ。
ざっと10日で育成系の施設をフル装備にしたので(我ながら無駄のない手並みである)、本格的なチーム造りはここからですが、これからはペースを落としてゆっくりと最強チームを造っていこうかな。読みたい本もあるし、少しずつ暖かくなってきてるしね。
ところで最近CMで見るんだけど、マイクを装着して声で指示をするゲームみたいのがあるね。やってみてえ。きっと赤面しちゃうだろうな(笑)
1月29日
昨日からニュースでやたらと大雪情報なんかを流しやがるものだから、これはここらの地域もひょっとして雪化粧かしらんと期待しておったんだけど、まったくパラパラと舞うという程度で残念。しかしながら寒いのだけはしっかりと寒い。まったくもってなんという情けない冬将軍であろうか。腑抜けめが。もちろん大雪になったらなったで、ぶつぶつと文句を言う事は間違いないんだろうけどね。ごめんなさいね、へへへ。
坂東眞砂子「道祖土家の猿嫁」読了。それ程、というか実際のところほとんど期待しておらんかったんだけど、すっかり予想はずれ。またまた良かったです。
土佐・火振村の名家、道祖土(さいど)家に嫁いできた猿そっくりの顔をした女性の人生を描いたお話。
土佐弁がわりと抵抗なく受け入れられたのがちょっと不思議でした。
それにしても良い本にばかりあたりますね。今年は良い年かもしらん。ちなみに次に読む予定の本も、絶対に間違いなく面白いだろうなという確信をもっています。全然聞いた事もない人の本なんですけど、書店で見かけた瞬間になんとなく分かったんだよね。つまらんかったらごめんね。
1月26日
久方ぶりにほとんど一日読書に費やしました。寒くて出かけたくない、という理由もあったんだけど、なんだかずっと集中してました。こういうのもたまには良いか。
恩田陸「ねじの回転」読了。うむ、これもまた面白かったです。時間遡行という技術を得た人類が、過去の事件をやるなおす事で未来を変えるっていう、わりとありがちなお話かもしらん。2・26事件が舞台です。
なんかちょっと難しいところもあったけど、なかなか読ませますね。
それにしてもここのところ、けっこう大物ばかり読んでいるので、なにか少し軽い読み物がしたいなあ。
1月24日
「千と千尋のかみかくし」をはじめて見ました。まあ、普通に面白かったです。でもこれ子供が見たら泣きませんかね。
ちょっとネタバレです。おかっぱ少年のハクの本当の名前は、「百」のつく名前から棒一本取られて「白」になったに違いない!! さすがオレ!冴え渡るこのおつむ!!・・・と思ってたんだけど、全然違ってましたね。コハク川だっけ? なんですか、それ?(笑)
1月23日
マクドナルド・ハンバーガーに週数回通いハンバーガーとポテトを食いまくって、13歳にして120キロという馬鹿げた体重になってしまった子供の親が、マクドナルドを訴えて敗訴したのだそうな。
裁判大国アメリカの話とはいえ、あまりにも馬鹿馬鹿しすぎて笑っちゃいます。こういう事を書くと、たぶん大多数の良識あるアメリカ国民の方には申し訳ないんだけど、アメリカ人って裁判が好きなんだなあ。お金が好きなんだなあ。マクドナルド・ハンバーガーが好きなんだなあ。僕にはまったく理解出来ません。ただそれだけ。
1月22日
一週間ぶりに日記でも書きましょうかって、それ程書く事もないんですが、貴乃花の事でも書きましょうか。
最後の会見、本人の言の通りに清清しいものでしたね。大相撲の最高位という、我々には測り知れない重圧から解放された人間の顔なのでしょうか。今までの彼の顔とはまったく別人のものみたいでした。いずれ今はお疲れ様と言うほかない。
しかしながらこれで日本人の横綱がおらんようになりましたね。次はモンゴル人だし。日本の国技なのにねえ。
浅倉卓弥「四日間の奇蹟」読了。これも大変面白かった。第1回『このミステリーがすごい!』大賞金賞受賞作品。ミステリーというか癒しのファンタジーですね。終盤泣きました。というのは比喩的な意味じゃなくて、実際に泣いたんですね。もうじき三十路です。てへへ(赤面)
1月16日
2日も続けて日記を書いてしまおう。疲れた身体をおして、かくのごとき駄文をカタカタと書いておるとは、我ながら天晴れな心意気である。なんつってね。実はただ仕事が早く終わっただけなんすけど(汗)
世間は松井と貴乃花でわいわい賑わってございますが、その陰に隠れて5年ぶりに1億円日本人Jリーガーがうまれました。
我が名古屋グランパスエイトのGK・楢崎正剛選手で〜す。いえ〜い、パチパチ。久方ぶりに1億円プレーヤーが出た事は、Jリーグ全体からみてもまこと喜ばしい事です。
と、諸手をあげて喜びをあらわにして、踊り狂いながら街へ繰り出したいところですが、実は微妙に喜んでもおれない。
他のレギュラー選手が2000万円程の年俸を巡ってフロントと交渉しておるというのに、1人だけ飛び抜けた金額はどうですか。たしかに現状では替えのきかない選手ではあるのだけども。どうだろう。実に微妙な感じですよ、私としては。
ま・例年のごとく選手は安年俸に不満をあらわにして、例年以上に移籍話もおどりましたが、結局ほとんどの選手はサインしました。
レギュラークラスでチームを去ったのは、戦力外通告をうけたベテランの山口素弘だけ。新加入選手はJ2落ちの広島から阿波踊りのパフォーマンスで有名な藤本主税を獲得しました。チームの骨子は昨年から持ち越しです。ベルデニック監督の真価が問われます。
ま・今年は優勝しますけどね。毎年断言(笑)
1月15日
以前、清涼飲料のTVコマーシャルで、小便小僧っちゅうの?アレがしゃべくるコマーシャルがありましたよね。今でもあるかもしらん。
とにかくその中の小僧のセリフに、「かきゅう〜てきすみやかにね」とかいうのがありました。憶えてますか?
別に忘れてても良いのですが、私はこの「かきゅう〜てきすみやか」というのは「火急的速やか」だと思ってました。
ところがですね。『怪』vol.13に掲載されている京極の「後巷説百物語」中の一節に、「可及的速やかに」という言葉が出てきたのです。
私はハッとした。ハッとしてグ−。私の語彙の中には「可及的速やか」という表現はなかったからです。
『新修 広辞典 第5版』(集英社)によると、『火急』とは『火がついたようにさし迫ったこと。大至急』とある。つまり『火急的速やか』だと『大至急速やかに』という事になってしまうのであって、同義語を重ねたような状態になってしまいます。『頭痛が痛い』みたいな感じか。ちょっと違うかもしらんが、いずれにせよ日本語としては誤りだと思われます。
対して『可及的』とは『できるだけ』とある。つまり『可及的速やかに』とは『できるだけ速やかに』という事なのであって、これは全く正しい日本語だと思われます。
そもそも、辞書には『火急』という言葉はあっても『火急的』という文字はないし、このマッキントッシュ・コンピュータで変換しても『かきゅうてき』は『可及的』と変換されるのです。ちなみに『かきゅう』を変換しても『可及』は出てきません。
いや、目からウロコが落ちる思いです。
『怪』などというマニアックな読み物をしていなければ、私は一生『火急的』という誤った日本語を使用しておったかも分からんわけで、そうなっておったら実生活の局面局面において、正しい日本語も知らぬ愚か者・痴れ者として侮られ蔑まれる事はこれ明白と言えます。
というのは無論冗談で、実生活においてかきゅうかきゅう言う奴なんておらんのだけど、それはともかくとして自分の中のボキャブラリーが増えるというのは、まこと慶賀な事だと言えるでしょう。・・・どこがだ(笑)
みなさんは御存知でしたか? ひょっとして私だけか(汗)