サトシの日記 2000

1999年12月の日記へ

1月31日
 昨日は体がガタガタだったので1日寝ていました。ていうか体を動かせなかったので、仕方なく寝ていたんですね。今日だってぎくしゃくした動きではあるけれど、とりあえず動く事は出来ます。

 友達に借りてサターンの「クロス探偵物語」をやる。おお、なかなか面白いッスね。サターンもまだまだ元気!!・・・じゃないですね。後は動かなくなるのを待つばかりですか(泣)
 ところで「ルーマニア♯203」っていうゲームが非常に気になっています。たぶんそのうち買ってしまうと思う。



1月29日
 疲れた・・・・・。
以上!


1月28日
 「火車」読了。面白かったです。最後の方の展開がなんだかいそいそとしていて、無理矢理に終わらせちゃったって感じもあったけれど、面白い事は間違いない。僕はそれ程本を読むスピードが早くないのだけれど、500ページ級の本を3日で読まされたという事が面白さの証明と言えない事もないと思います。
 やはり面白いんだけど、「好きな作家は?」って聞かれた時に村上春樹、京極夏彦、中島らも・・・に次いで宮部みゆきの名前を挙げる事はちょっと抵抗を感じます。


1月27日
 株というのがわりと好きです。仕事のない平日には一日3回ある「株式ニュース」を見てしまったりします。ソニーの株が大きく下がるのを見て密かに喜んでいたりします。中学校の修学旅行の自由行動の時間に東京証券取引所へ行ったりしました。そういう嫌な中学生だったのです。思ったより活気がなくてがっかりしたのを覚えています。「松本亨の株式必勝学」というゲームにやはり中学生の時にはまって、2年で70億の金を荒稼ぎして有頂天になったりもしました。バカな中学生だったのです。
 僕みたいなのが小金を持つと、エイヤっとばかりに勝負してしまいそうですが、幸か不幸か僕には金がありません。
 ところで何故いきなりこんな事を書いたのかと言えば、
書く事がないからです。別に書かなくたっていいよ、って言われるとちょっとだけ悲しい。


1月26日
 「陰陽師」読了。うん、面白いですね。安倍晴明のキャラクターが(ちょっとありがちな感じもあるけど)魅力的です。陰陽師だからやっぱり陰陽道の術みたいなものを使う訳だけど、グヤグヤと陳腐な呪文を唱えないでサラッとやってのけるところが良いです。中学生の時に読んでいたら確実にはまったでしょう。今でもはまる可能性がありそうですが。
 この本やら京極の妖怪シリーズやらを読んでいると、最初は頭が痛くなりそうだった(しかし面白かった)京極堂の長広舌による妖怪の解説や、「呪」(「しゅ」と読みますね)というものの事が朧げながらも解ったような気になってくるものです。そうして益々深みにはまるのでしょう。

 今までなんとなく読まなかった宮部みゆきの「火車」読む。この本はいろいろな本好きの人のHPやら、何人かの知り合いに聞いたところではほとんど絶賛という意見ばかりというなかなかすごそうな本ですが、なるほどまだ3分の1程度しか読んでいないですが、ぐいぐいと読まされてしまいますね。前にも書いたような気がするけれど、宮部みゆきって作家の作品にはホントにはずれがないですね。たいした作家だとは思います。でもなんとなく今一つ「最高!」と言えないものも感じるんですよね。いや、すごく面白いんだけどね・・・、なんと言うのかな・・・・。



1月25日
 なにげに試してみたい事があったりして、CGIの本を読む。・・・
脳みそ痙攣。なんだってこんなに難しいんだ?これならこの本がもしヘブライ語で書かれていても同じ事だよな・・・・。やっぱり地道にHTMLの勉強からしとくか(爆)。

 そこそこに面白いけど気に入らない本「実録 刑務所暮らし」をさっさとやっつける様に読了。一部で人気沸騰中であるとの噂の安倍晴明についての本「陰陽師」読む。



1月24日
 別冊宝島編集部編「実録 刑務所暮らし」読む。様々な人達に刑務所暮らしを語ってもらいましょうって本です。
 読み物としてなかなか面白いんだれど、どうもこの中に出てくる前科者の方々の語り口調が気に入らない。実際にこの様な喋り方をするのか分らないけれど、「実録」と謳っている以上そうなんでしょう。
 パリでガールフレンドを殺して、彼女の肉を食っちゃった佐川一政(この人作家さんでもあるらしいですね、僕は読んだ事ないですけど)は、彼のした事と彼の拘置所暮らしを、夢の中とでもいうような語り口で話すし、人を殺したり昭和天皇にパチンコ玉撃ったりして、28年間獄中生活をしたという奥崎謙三は自分のとっと行動に対して(時に愚かな行動にたいして)いちいち「こんな事したのは私しかいない」と胸をはるし。
 なんだって重大な罪を犯した人間がこんなにも堂々と出来るのだろう?
僕がもし何かの間違いで人を殺しちゃったりしたら、もう一生お天道様を仰ぐ事はせず只々殺した相手の冥福と、残された家族への償いだけを思いながら暮らす・・・・・かどうかは分らないにせよ、少なくとも自分のした事を声高に語る事はないでしょう。
 この本を読むと前科のある人は結構差別されるみたいです。差別されて当然とまでは言わないにせよ、それなりの報いはあまんじて受けるべきなのではないのかなぁ。僕は自分の罪を雄弁に語る様な恥知らずな犯罪者には絶対になりたくないです。
 最初にも書いたけど、読み物としては面白いと思います。でも僕はあまり好きではないです。ちょっとニュアンスが難しいですが。


1月23日
 いつの間にか24時間営業に復活していた、ドリキャスのチャットルームで自称職業的ハッカーという人に会いました。あくまでも自称なので真偽の程はわからないし、別にどうだっていいけれどなかなか雰囲気のある人で怖かったです。ちなみに名前も某ホラー小説(映画)であまりにも有名な女性超能力者の名前でした。
 別に怒らせる様な事を言った訳じゃないけれど、ハッカーなんかと知り合っても全然嬉しくないので、逃げてきちゃいました。
 それにしてもPCに詳しくなればなる程、ドリキャスさんを嫌うものみたいですね。排他的というか、少々心が狭いよな。みんな仲良くしようね〜♪


1月22日
 のどがガラガラで声がでません。今日朝起きてあまりにもひどい顔をしていたので、ビックリして試しに声を出してみたら、大変な事に・・。おまけにせきのしすぎであばらの辺も痛みだしていたりして。これほどまでに体調が悪い日もちょっと珍しいです。
 昨夜は体調が悪いくせにやけにハイになっていました。ミスチル、佐野元春、等の僕のおきまりナンバーに加えて、スピッツ、グレイ、ゆずなどにも挑戦。極めつけは
鈴木あみですね・・・・。「ビートゥギャ−ザ、ビートゥギャ−ザ♪」・・・・さすがに落ち込みますね・・・・・・。
 
 佐野元春のデビュー20周年記念アルバム「The 20th Anniversary Edition」買う。2枚組32曲のベストアルバムです。これだけあるとさすがに好きでもちょっと重たいなぁ。


1月21日
 昨夜は雪がふりましたですね。僕の住んで居る所はすごく雪の少ないところなので、降ったと言っても塵みたいなのがひらひらしただけですけど、それでも朝には車の上なんかに少しだけつもっていました。冬もいよいよ本番です。

 今日はこれからこのクソ寒い中を飲みにいかなければなりません。風邪もまだ治らないというのに・・・。
じゃ、行くなよな


1月20日
 寒い。今夜はひょっとしてホントに雪かもしれません。さてどんなもんでしょうか。

 宮部みゆき、鈴木光司他7人の作家によるホラー短編集「七つの怖い扉」読了。もう随分前に買ってきて、ず〜〜っと枕元に置きっぱなしだったんだけど、読む本がなくなったためになんとなく読む。
 小池真理子の「康平の背中」という短編が、それ程面白くもないにも関わらず妙に印象的。というかこの中の一つのセリフがやけに怖い。
「まんじゅう、くれえ」。と、これだけ書いてもなんの事やら分らないな・・・。



1月19日
 「東亰異聞」読了。もっとゆっくりと読むつもりだったんだけど、随分と面白くてぐいぐい引っ張られてしまいました。途中までは明治維新の頃を舞台にした、ごくありきたりのミステリーだと思っていたんだけど、終盤のどんでん返しが圧倒的にすごかったです。なかなかの傑作だと思われます。ひさしぶりに単純に楽しめる本と出会ってとてもすっきりしました。


1月18日
 島田雅彦「忘れられた帝国」読了。後半はそれなりに面白かったところまあったけれども、やはり全体としては不出来。残るものはなにもなかったです。
 小野不由美「東亰異聞」(とうけいいぶん)読む。小野不由美といえば「屍鬼」ですね(というかそれしか読んでいないのだけど)。クソ分厚い本で、途中ちょっと中だるみな感じはあったんだけれど、十分に面白い作品でした。
 ちょっとこの10日ばかりに読んだ本を振り返ってみると、かなり節操がなくなってますね。かつてはもう少し読書傾向というものがあったような気がするのだけど・・。


1月17日
 およそ1月ぶり(汗)に詩を追加しました。僕のところくらいの激遅っぷりだとちょうどいい期間が開くのでイイ感じですね(泣)。
 朔太郎の詩を読んだ後なので、もっと陰鬱な詩が出来ないものかと密かに期待したりしていたんだけど、例によってなんだか青臭い詩になってしまいました。僕には『地面の底に顔があらはれ〜』みたいなのは多分書けないんでしょう。

 徳川のマイ雑巾・・・・じゃなくて埋蔵金の一部かもしれない小判が掘り出されたそうです。発掘にあたったのは、昭和10年から親子ニ代に渡って掘り続けている人だそうです。すごい妄執だ。力の使い方を明らかに間違っているとは思うけれど、すごいことはすごい。でも働けよな・・・。



1月16日
 先週は毎夜どこかのチャットルームに入っておしゃべりをしました。楽しかったけれど、緊張しますね。僕は人見知りをする男なので、例えパソコンの画面を通してでも緊張するのですね。やれやれ、24にもなろーって男がね。
 そして先週はまとめて本をどどっと読みました。むりやりに読んだという感じもしたので、そろそろ普通のペースに戻そうと思ってます。

 で、今日は島田雅彦「忘れられた帝国」読む。ひと昔前の生活を描いたノスタルジイあふれるお話・・・・のはずです。もっと面白くてもよさそうなんだけど、どうも面白くない。文体は読みやすいし、それぞれのエピソードも面白い。でも全体としてちっとも面白くない。読んでいて疲れる。集中できない。
 こういう本がたまにあります。ダメな要素がないのに全体をみるとダメとしか言い様がない。僕のところまで言葉が届かない。こういう本にあたるのはついてないと諦めるよりないですね。

 髪をばっさりと切った。僕は床屋が嫌いなのに、髪を切ってもらうのは好きという困った奴です。



1月14日
 どうやら風邪をひいたみたいです。熱はないみたいだけれど、のどが痛いし、鼻がグズグズいうし、くしゃみが止まらないし。昨日猛烈な勢いで発したくしゃみの反動で、首が変な方向に曲がって今日も痛いままです。1人でのたうちまわってました。どこにもやり場のない怒り。
 でもきっとこの風邪はここで終わりですね。経験的にいってこれ以上の風邪をのぞむには、大変な不摂生と強力なウイルスの力と精神的落ち込みが必要なはずです。現在はどれ一つとしてあてはまらないですね。たまには抗い様もない位圧倒的な風邪をひいて、公明正大に長期休養をとれないものだろうか・・・。寝込むような風邪は・・・・たしか中学生の時以来ひいてないな。強靱な体力を与えてくれた両親には密かに感謝しています。


1月13日
 村上龍のサッカーエッセイ「奇跡的なカタルシス」読了。実は村上龍ってあまり好きじゃありません。僕にはいささか難解すぎるみたいなんです。とくにこの人のエッセイはちょっとどうかな?って思ってました。エッセイにしては堅すぎるんじゃないかって。
 で、この本はちょっと新鮮でした。村上龍のサッカーの見方が、非村上龍的に子供っぽいからです。こういうサッカーの見方が出来れば今よりもずっと面白く感じるんだろうなぁ。
 でも、この作家ちょっと中田英寿を持ち上げ過ぎてるみたいです。個人的な知り合いらしいけれど、それにしても他の日本人選手を結構きつい目で見るくせに・・・・。僕も中田は好きだし(たまに似てるって言われるし)、確かに他の日本人選手よりも頭二つ位は抜けているとは思うけれども。他の選手だって素晴らしいものをもっている選手はいると思うんだけれど・・。
 そう言えば中田はローマに移籍するみたいですね。やっとガウッチの魔の手から逃れられるのか。良かった。もっともっと大きなクラブに行って、もっともっと派手な活躍を見せて欲しい。

 朔太郎の詩はまだ途中ですが、全体的に非常に陰鬱な詩が多いですね。
なんというか、救いがない。
 『地面の底に顔があらはれ、さみしい病人の顔があらはれ。』ってまだ続くんだけど、こんなの読んでいると本気で気が鬱さいできます。詩の情景が頭に浮かんでくるものが多いので、多分すごい詩人さんなのだろうとは思うけれど、僕の求める詩はここにはなさそうだ。多分。


1月12日
 柳田国男「遠野物語」読了。・・・・疲れた。なにしろ『其麓なる桑畑にて村の若者何某と云う者、働きて居たりしに、頻に睡たくなりければ、暫く畠の畔に腰掛けて居眠りせんとせしに、極めて大なる男の顔は真赤なるが出で来れり。』なんていうのを延々読んでいれば疲れます。しかし疲れたというのとは関係なく、これはそれなりに面白かったです。民俗学ってのはなかなか面白そうですね。
 ・・
だまされた!この本(新潮社文庫)、全144ページ中54ページが解説じゃないか!
 次は村上龍のサッカーに関するエッセイと、萩原朔太郎の詩集を平行で進めます。

 ミスチルの新曲「口笛」買う。おお、これは昔のミスチルを彷佛とさせるような懐かしいメロディだなぁ・・。最近のミスチルもけっして嫌いな訳じゃなかったけど、これは久方ぶりな感じで良いなぁ。カラオケもいけそうな感じだしね。要練習。


1月11日
 芥川龍之介の短編集「河童・或阿呆の一生」読了。「河童」は初めて読んだけれど実に面白いですね。「歯車」というのを読んで久方ぶりに泣きそうになってしまいました。
 芥川龍之介というのは作品よりも作者の方が魅力的でいかんですね。作品もすごく面白いんだけど、作者のミステリアスな魅力が勝っちゃっていて損してるみたいです。
 
 なんだかすご〜く本が読みたいです。体が質の良い文章を求めている。次は柳田国男の「遠野物語」に挑戦します。


1月10日
 昨夜は久方ぶりにチャットをやりました。
 僕はたま〜にしかやらないので、見ず知らずの部屋に入るのは結構緊張するのです。でもたまにやると楽しいので、今週はチャット強化週間と勝手にして毎日あちこち入ってみようかと思ってます。
 
 年末に読む予定だった殊能将之「ハサミ男」一気に読了。99年度の「このミステリーがすごい」の5位くらいに入っていたんだけど、それなりに面白かったです。
 自殺願望の強い連続猟奇殺人者「ハサミ男」が、彼の犯行を模倣した殺人の真犯人を追う・・・・ってなストーリーです。なんかこうして書くとイマイチっぽいけど、まずまずですね。
 個人的にはハサミ男が、ショートピースを煮詰めて砂糖で味付けしたものを飲んで自殺しようとするとこが気に入りました。まずそうだよな〜。


1月9日
 昨日一昨日はなんだか知らないけれど、調子が悪くて更新を諦めました。
 コタツを出しました。腰が痛くなるし、部屋が狭くなるのであまり使いたくないのだけれど、夜にパソコンいじりするにはいささか寒すぎるので。

 「Dの食卓2」を終わらせる。
 ・・・これは・・・・
面白くない!
 まずゲームとしてなんだかいまいち。ラスボス戦では居眠りをしそうになりました。
 演出もなんだかいまいち。ローラ姉さんは「アッ」とか「ウッ」とかしか喋らないので(終盤で一言二言喋りますが)興ざめです。それともローラってこういうキャラだったのかな?
 そしてなんといってもストーリーが全然面白くないですね。そこらの中学生男子をさらってきて無理矢理書かせたんじゃねーの?って位のべったべたな筋です。中学生女子だったらもう少しましな話を考えたんじゃないだろうか。
 ま、なにはともあれ年末に続いたドリキャスさんの大作ラッシュもこれで一段落つきました。さぁ、本読むで〜〜!


1月6日
 「シェンムー」を終わらせる。
 このゲームたしかにすごい金がかかっています。CMでデカデカというだけの事はある。最初はとにかくあちこちに触れる事にビックリします。机のひきだしは言うに及ばず、仏壇のひきだしまで開けられます。押し入れは言うまでもなく、その上の小さい押し入れ(名称がわからないな)も開けられます。ま、そんな事はゲームの面白さとは全然関係ないだろうけど、とりあえず驚きました。
 で、町へ出るとここでまた驚かされます。ここでは町の住人が生活をしています。ジーンズショップの店長が昼になると近所の中華料理店で食事をしている。夕方には店の前を片付ける。夜には酔っぱらって歩いていたりもする。ちょっと感動します。・・が、やはりこれもゲームの面白さとは関係ないんでしょう。
 さらにちょっとバカゲ−でもある。ついつい親の敵討ちを忘れてガチャガチャに夢中になる主人公。毎日500円のお小遣いをもらう18歳の主人公。さらに小遣いを取る(毎朝下駄箱の上に置いてある)時に、「今日のぶんか」とヒモみたいなセリフを吐く主人公。おバカだなぁ・・・。
 結局どーなんじゃい、といわれると・・・・。まぁ・・面白い・・ですか・・・ね・・・・・・。なんとも判断がくだしにくいのですね。ゲームとして見るのが間違ってるような気さえします。
 70億もかけるなら(そんなにかけなくても)もっと普通に面白いゲームをだせばもっと売れるんでしょう。壮大なストーリーに、恐ろしくきれいなムービーに、それ程複雑じゃないシステムに・・・と普通のゲームならもっと一般うけするようなものが出来るんでしょう。
 でもそれじゃ面白くないんだよね。この無謀な挑戦が実に可愛い。
 ストーリーが実にいいところで終わるので、なんだかおあずけ食わされた犬みたいですね。


1月5日
 
あけましておめでとうございます。
 本日からネット復帰、そして仕事始めです。いつもいつも盆正月は早く過ぎちゃいますね。多分、世界中の時計が23時間30分くらいで回るように設定されてるんだと思います。

 年末年始にあった事。
12/30
 いよいよTV放映された坂本龍一オペラ「LIFE」を見る。
 オペラなんて見た事がないけれど、多分これは一般的なオペラとは違うんでしょうね。本人もそう言っていたし。
 このオペラかなり壮大なテーマに挑んでいるみたいです。坂本龍一のもつその音楽的才能ゆえ、あまりにも大きなテーマに挑戦して、そして多分失敗しています。面白くなかったという訳じゃないです。かなり面白かったんだけれど・・・と、言う事です。うまく言えないですが。
 そして二つ程分った事があります。
 一つはオペラというのはTVで見るものではないという事。
 一つは家族と一緒に、そして鍋を食いながら見るものではないという事です。

12/31
 部屋の大掃除・・という程でもないけれど、部屋を片付ける。捨てるべき本を探すけれど、やはり捨てる事が出来なかった・・。
  
 紅白を見ながらしゃぶしゃぶで年越し。2000年問題のてん末をこの目でしっかり見届けるつもりだったけれど、10時過ぎには酔っぱらって寝てしまう。結果からいって(ほとんど)何ごとも起こらず。なによりでしたね♪

1/1
 午前3時。父親に叩き起こされて、二人で近隣の山へ初日の出を拝みに行く。そういえば昨日飲みながら言っていたなぁ・・。本気だったのね。
 1000メートル弱の山とは言え、致命的運動不足の僕にはかなりの苦行。父親と二人交わす言葉もなく、ただ黙々と歩を進める。2時間程かけてなんとか頂上へ。まだ日の出までには2時間程もあるので、休憩所でビールを飲む。悪くないです。
 休憩所にはすでに20人位の人がいた。
 やたらにうるさい中学生男子グループ。
 山登りのベテランらしく、ここまでに何人の人間を追い抜いてきたのかしきりに自慢しているオッサン。
 怪し気な関係がありそうな中年男女。女の人が男の事を「先生」と呼んでいる。怪しい・・・・。結局この人はボーイスカウトかなにかの指導員と子供の母親で、後から到着する子供達を待っていたらしい。いやいや、良かった。
 若いアベック。なかなかの美男美女。女の方が到着早々に寝てしまい、不満気な男。
 そういうものの臭いがないまぜになってすごい異臭を放っている。僕は1時間程で我慢できなくなって、結局クソ寒い山頂で1時間程日の出を待つ事に。
 冬の空に日が登るのはすごく美しいものです。初日の出とかミレニアムとかはあくまでもおまけです。天気も良くて素晴らしい日の出が見れました。

これ↓

 ちょっと無理があっただろうなぁ・・。
 帰りは冬の朝の冷たい空気で体を洗う様なつもりで、ゆっくりゆっくりとおりました。

 昼まで寝てサッカー天皇杯決勝名古屋クランパスVSサンフレッチェ広島観る。
 今のグランパスなら勝つ事は分かりきっていたけれど、前半はちょっとやきもきさせられました。
 後半は一方的な試合に。ロペスのヘッドで先制したあと、圧巻はストイコビッチの2点目。現在のJリーグで(あるいは過去に遡っても)あのプレイが出来るのはピクシーだけ。感動。

 夕方はおばさんの家へ行って酒を飲む。

1/2
 仕事で朝から出勤。僕1人の出勤なので、朝からず〜っと箱根駅伝を見る。それにしてもそれ程面白いとも思えないのに、見出すと止められないんだよなぁ。
 夕方は家に親戚連中が大挙して攻めてきたので、酒を飲む。今年のお年玉総支払い額は1万9000円也。

1/3
 昼間はやることもなくダラダラとすごす。いかにも正月といった感じ。昼過ぎに親父の在所(市内)にいって酒を飲む。

 帰宅後、京極夏彦のWOWOWオリジナルドラマ「怪 七人みさき」見る。京極作品初の映像化って事でそれなりに期待していましたが、・・まぁ面白かったです。映像的に割と力が入っていて良かったんだけれど、話自体がちょっと複雑で混乱しました。たしかに京極の作品を映像にして決まった時間で見せるのは大変そうだ。
 ところでこの冒頭に京極夏彦自身がチョイ役で顔を見せました。
はっ!ヒッチコック気取りか?作品はともかくいけすかない作家ではあります。

1/4
 両親は長野の温泉に日帰り旅行。完全に弛緩しきった1日を送る。
 夕方から正月料理のあまりものをやっつけながら酒を飲む。年末年始の飲酒量は多分17〜8リットル位(ビールのみ)でしょうか。肝臓にご苦労様と言いたい。・・・けれど休みはあげないのだ。明日からも休みなしで頑張ってもらおう!

 以上

めにゅうへ