旅行記
「サトシ・24才・春」

4月11日 10時00分

 いよいよ久方ぶりの旅行に出発です。天気は申し分ない超快晴!!見渡す限り雲一つない(実際に雲一つ見えなかったです)完璧な青空!!! まさに旅の幕開きに相応しい空と言えます。僕の心も負けない位澄みきってます。
 本日の目的地は箱根。旅のお供は「目覚まし君」と自由な心。さぁ、ネコにしばしの別れを告げて出発しよう。

旅のお供「目覚まし君」
時間を知らせてくれるだけじゃなくて
荒っぽい運転をするとフロントガラスにがつんがつんぶつかって
警告してくれるスグレモノだ!!



4月11日 10時15分
さてわずか15分ですが、さっそく問題が出てきました。僕はこの愛車(愛、という程のこだわりはないですが・・)ミニでもって、高速を走った事がないのです。それどころか
時速80キロ以上だした事がないのです。僕はもともとスピードを出す方じゃないし、この車でスピードだすのはちょっと怖いです。走ってる途中でミラーとかがポロっと取れちゃいそうだしね(笑)。おまけに今日は随分と風が強い。高速道路上でコロコロ転がったら悲惨だ・・・。
 まぁ、しかし今回は是非もない。いくらなんでも一般道を150Hちかく走る気力はさすがにないですから。
 おそるおそる走行車線に進入。ゆっくりとスピードを上げる。・・・・80・・・・大丈夫・・・・90・・・・まだ大丈夫・・・・95・・・・ちょっとルームミラーが震えだした・・・・100・・・なんとか大丈夫みたいだな・・・・110・・・・車体がブレだした気が(汗)・・・・・120・・・・
ダメだ!!怖い!!!
 結局90〜100キロの間でちんたら走る事に決定。


4月11日 11時45分
 およそ120キロ走って、日本平S・Aにて昼食。トンカツ定食(850円)食べる。我ながら雰囲気のないもの食べるよな・・・(汗) ここのウエイトレスさんが可愛かったので非常に得した気分になりました。何を隠そう僕は女の子が一生懸命働いているのを見るのがすごく好きなのです。ダラダラ働いてるのじゃダメです。あくまでも一生懸命働いている、というのが非常に大事なんですね。コンビニなんかでそういう娘を見つけるをすご〜す嬉しくなっちゃいますね。別にどーだっていい話ではありますが・・・。
 時間は十分に余裕がありそうだったので、ソフトクリームを食べる。この年でソフトクリームもないよな・・とは思いますが、不思議と高速のパーキングに立ち寄ると食べたくなりませんか?


4月11日 13時20分
 沼津ICで高速をおりる。御殿場あたりまで行った方が近いんだろうけれど、それではいささか時間があまりすぎそうだったので、しばらく一般道をコロコロ走る事にしました。ちなみにここまででおよそ180キロ。
 そのまま迷う事もなく芦ノ湖へ到着。ちょっと位迷う事を期待していたんだけれど、まったく拍子抜け。
 芦ノ湖畔をふらふら流していると・・・・

湖には遊覧船が、そして道路の真上にはロープウェイが。乗りたっっ!! これを乗り逃がしたら絶対に後悔するに違いないと確信したサトシは、迷う事もなくそれぞれの乗り場を確認。時間的に遊覧船の方が効率が良さそうだったので、とりあえず今日は遊覧船へ。

どうやら芦ノ湖をほぼ一周して帰って来るらしい。2530円ちょっと高いような気もしますが、ここは金を使ってやりましょ。
 この素晴らしくドはでな船が、その名も
海賊船ビクトリア号。ああ・・・・なんて素敵な名前・・・・きっと中学生男子がつけたに違いない(笑)

 厳格な態度で船員に指示をくだす、海賊船長。目は以外と優しい。
 おきまりの芦ノ湖および箱根の昔話等の話を聞き流しながら、船はゆるりと進む。


 少年の精勤によって船の安全は保たれる(嘘)
 それにしてもここの観光客やたらと韓国人が多い。案内板も英語と韓国語の両方で書かれているものが多いから、この日がたまたま多かったという訳ではなさそうです。一番多かった時には、30人程しかいない船室に僕と小学生位の姉妹、残りは多分全部韓国人という状況でした。なにもされるはずはないと分かっていても、これはちょっと怖いです。正直言って。
 全体でも韓国人対白人対日本人の割合が、およそ5:3:2位でしょう。我が物顔の韓国人(だと思われる)の方々、隅の方で小さくなっているサトシ。

 それにしてもこの芦ノ湖というのはなかなか美しい湖です。観光地にあるわりにはそれほどごてごてとした装飾がなくて、比較的あるがままの姿が保たれているという感じです。当地で、この船の上で、韓国人(だと思われる)の方々に囲まれながら、詩を詠んでみました。こうして見るとやはりあまり余計な事が考えられていない詩になっているみたいです。当時の感情がそのまま言葉に乗っているはずなので、そのまま載せておきます。



4月11日 17時30分
 宿泊先の民宿へ到着。仙石原という箱根の中でもどうやらひなびた地域にある雰囲気のある建物・・・っていうか崩壊寸前?と思わせてくれる大時代的な民宿です。ところで箱根仙石原と言えば京極の大傑作「鉄鼠の檻」の舞台でもありますね。だからといってさすがにあの分厚い本を持ってこようって気にはなりませんでしたが。
 到着直後こちらの女将さんの勧めに従って、おそらくこちらの唯一の売りであるはずの温泉へ。臭っ!硫黄臭っ!! なるほど・・・これが硫黄温泉というやつですな。湯にもちょっとしたぬるぬる感があります。たしかにこういう湯につかっているとお肌もすべすべになりそうですわ。しかしながら・・・売りであるはずのこの温泉の設備からしておそろしくチープだなぁ・・・(汗) せっかく硫黄温泉でお肌すべすべのゴージャス気分のはずだったのに。・・・・否々、これはこれで一つのセールスポイントになっているのかもしらん(笑)

 夕食。こちらも最初から豪華な食事は期待していなかったので、特になんの感慨もなく、やたらと品数だけはおおい料理を端からやっつける。ビールはサッポロ黒ラベル「箱根」。ご当地ビールってやつですな、なかなか美味しかったです。
 この部屋にはいうまでもなく1時間100円のTVが置いてあります。やはりこれがなくては民宿って気がしないですね。ほろ酔い気分でナイター中継を見ていると、いきなりバシャッと切れてくれて驚かせてくれます。
 そういう油断のならないTVでナイター中継(横浜VSヤクルト・・・・なんでこんなカード中継してるんだ?・・・・って思ったら、ここは神奈川県だったんだよね)を見ながら、浴衣姿で炬燵に潜り込んで、料理をつまみながらビールを飲む・・・・・・。すごい弛緩した空気だ。大麻とかの煙が流れている(やった事ないですが)んじゃないかって位、緊張感のかけらもない。まさに休息。なにも心配する事もない。
 23時30分就寝。

4月12日 6時30分へ

めにゅうへ