汎用型製造コスト試算ツール「お見積しょ!」のご紹介

 

まずお見積しょ!の目的と限界を知ってください

 

お見積しょ!の開発目的

 1)PCS理論に基づいた「標準的コスト」を知ること(知らせること)

@入力因子(材質、寸法精度等)を基に「最経済的」なコストセンター(=設備・機械)とそのコスト(システム標準コスト)が計算されます。

A同じ入力因子でも「ユーザーが選択したコストセンター」でのコスト(ユーザー設定コスト)が計算されます。

 ※簡易なコストセンターでは、一部ユーザー設定コストを選択できないものがあります。

 ※アウトプット(コスト見積書)は、ユーザー選択コストセンターが優先表示されます。

 2)ユーザーのコスト改善活動に資すること

@資材・購買部門では、現状の外注コストと標準的コストとの差額を知り、改善ターゲットおよび改善計画の企画・立案が容易になります。

A設計・開発部門では、構想案のコストと目標コストとを比較することで、より有利な代替案の選択が容易になります。

B社内の製造部門では、算出される所要時間・工数を改善ターゲットとすると共に、能率管理への移行が容易になります。

 ※いずれも現状コストと標準的コストとの差額の要因を分析・対策するというプロセスを前提に、コスト改善を支援するツー ルと定義しています。

   こうしたプロセスを無視して、出力結果のみを根拠に値引き強要するような「反下請け法的行為」は厳に謹んで頂きたくお願いいたします。

 3)ユーザーの業務改善活動に資すること

@ユーザーはアウトプットされたコスト見積書を書き変えて、ユーザー独自のプライス見積書を作成することができます。

A結果として見積り担当者の教育期間の短縮と、見積り作業の効率化を図ることができます。

B見積り担当者間のバラツキ分析が可能になり、バラツキ縮小の対策が立て易くなります。

C本システムのアウトプットを統計処理し、より簡易な見積りシステムを構築することができます。

お見積しょ!の限界

 1)CAD、CAMシステムとの連携は取れません

 @本システムは、図面から加工因子を読み取って直接・間接的に入力するものです。CAD、CAMとの連携は取れません。

 ※ご要請により、PCSコストを織り込んだCADメーカーをご紹介することは可能です。

 Aまた、図面を読めない方はご使用になれません。

 2)専用機(専用ライン)は見積り対象外です

本システムは

@機械(切削)加工編では、汎用機(CNC機、複合旋盤、マシニングセンター、汎用多軸穴明け機等を含みます)加工を前提としています。

A板金・プレス&溶接加工編では、汎用機(CNCレーザー、タレパン、プレスブレーキ、単発プレス、溶接ロボット等を含みます)加工を前提としています。

 3)登録コストセンター数と種類の限界

@各システムの登録コストセンター数は次の通りです。

機械(切削)加工編 板金・プレス&溶接加工編
FullSet版 Light版 FullSet版
224種類 販売中止 238種類

Aユーザーはシステムに登録されているコストセンター数を増減させることはできません。

Bユーザーは登録されているコストセンターの諸条件を変更し、加工費率(レート)、諸比率を変化させることができます。

 4)登録コストセンター能力の限界

@全登録コストセンターの能力は固定されています。ユーザーがこれを変更することはできません。

 5)処理速度の限界

@最経済的なコストセンターの自動選択のため、入力因子で加工可能な全てのコストセンターで発生コストを演算するロジックを採用しています。

    このため、旋盤群やフライス・マシニングセンター群のように登録コストセンター数が多い場合、計算に時間がかかることがあります。

 6)算出コスト水準の限界

@本システムで算出されたコストレベルは、およそ33%の企業(例:自動車、電子部品業等)では甘い結果になっています。

   ゆえに、現状がその水準にあると思われる企業に対しては導入の必然性が少ないと思われます。

 7)本システム適用範囲の限界

@機械(切削)加工編の適用業種はいわゆる「機械(切削)加工業種」に限らせて頂きます。たとえば鋳・鍛造メーカーでの荒加工(俗に言うカワムキ)の切削条件には、削り屋としては付いて行けませんので・・・。

Aボールエンドミルによる複雑形状の金型やプロフィル加工は「参考値」として扱って頂きます。複雑な入力因子を簡略化するため、こうした加工の時間計算にはSKCの経験式を含んでいます。その説明因子の有効範囲を超えると結果のバラツキが大きくなるからです。

B板金・プレス&溶接加工編では、丸棒材や形鋼材および溶接後の機械加工のためのコストセンターを含んでいますが、あくまでも板金(製缶)加工工場におけるコスト計算を前提としているため、同一仕様の製品を同一コストセンターで加工したとしても、機械加工工場を前提とした機械(切削)加工編での算出コストとは異なる結果となります。

 8)諸因子設定条件の限界

@本システム出荷時の設定条件は2012年12月時点のものです。ユーザーがご使用になる時には材料単価や人件費等が変化しているはずです。これらは、ご使用前に操作マニュアルに従ってメンテして頂く必要があります。

A同様に、継続してお使い頂く場合にも、定期的に各種設定条件を見直して頂くことになります。

 9)入力に必要な基礎知識の限界

@本システムの計画コンセプトは、ご担当者の最低条件を「加工図面が読めること」とし、様々な入力補助機能を備えています。

Aシステムで補助しきれない事象につきましては、操作マニュアル、PCS理論編、機械加工の基礎知識といった別冊資料が同梱されています。それらも参考にしてください。 

以上、様々な限界が存在する事をご承知おきください。また、これらの詳細や 9)項の具体的な内容につきましては、PDF資料をダウンロードしてご覧下さい。         

     

お見積しょ!の応用

 1)本システムはPCS(Purchasing Cost Standard)理論に基づいて作成されています。応用に当ってもその理念を念頭にご活用ください。

 2)PCSの理念の第一は機会損失(最適状態での理論コストと発生コストとの差額)を放置しないということです。

 3)CD活動は機会損失を定量的に認識し、差の発生要因を追求することから始まります。

 4)外注コストのCD活動は、差額の削減を目的としたコスト商談(技術水準、管理水準の差に着目)から始まりますが、相手側の改善意欲を高める援助提案(give政策)も準備しておきます。

 5)設計段階でのCD活動は、図面因子の変化に伴ってコストがどう変化するのかという興味を喚起することが最優先です。

 6)社内の製造部門に対しては、最適状態での理論工数と発生工数との差を自覚させ、差を埋めるアイデアを提案させます。

 7)これらの共通キーワードは「知らせること」です。そして知らせる対象は、「コスト因子ベースでの機会損失」の大きさに他なりません。本システムにはそれができます。

PDF詳細資料のダウンロードはこちら

 


 

お見積しょ!のご購入方法

 

1)ご購入のご判断は、現物確認後にお願いします。

原則として、現物をご覧頂いてからの販売とさせていただいています。ご興味をお持ちの方は、まず訪社デモをお申し付けください

     対面で現物の動作や限界をご確認いただきました後に、ご注文の可否判断を受け賜ります。     

  

・ご紹介版のダウンロード

機械(切削)加工編

ダウンロードのご紹介版は

 「お見積しょ!Light 」 になります。

板金・プレス&溶接加工編

ただいま製作中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お見積しょ!訪社デモ (無料です。説明には2〜3時間要します。プロジェクターを貸していただけますと助かります。)

  ・お見積しょ!紹介の無料セミナー (当面、予定ありません)

 2)税別本体価格(1コンピューターにつき1セットとなります。)

     「お見積しょ!Full」本体価格(1セットのみご注文時)          

            ・お見積しょ!Full」本体価格(5セット以上ご注文時)

\170,000円/1セット

 \136,000円/1セット当り    

※機械(切削)加工編、

 板金・プレス&溶接加工編共通価格です。

 
     ※お支払い方法詳細については見積書に記載させていただきます。

 3)お見積しょ!の簡易(カスタムソフト)化 は、別途お見積りとさせて頂きます。

 

お見積しょ!関連の教育・講習会

 

1)操作説明、その他の講習会等(ご購入後に要請があった場合のみ)

@操作説明とサンプル図面の見積り指導

(対象)

お見積りしょ!を使用して製品や外注品の見積り業務を行ってみたが、コスト知識や専門知識の不足によりうまく活用できていないと感じられている方々。

(主なカリキュラム)

1)コスト理論ガイダンス

2)加工技術やコストセンターに関する基礎知識

3)お見積りしょ!によるサンプル見積り作業のレッスン

 

ご購入後6ヶ月内

ご購入後6ヶ月以上

→2日間コース ・・・ \  75,000円

→2日間コース ・・・ \ 200,000円

A操作説明〜PCS理論〜サンプル図面見積り指導

(対象)

お見積りしょ!による計算結果を基に取引先との価格交渉を行なうに当って、計算結果の背景となっているコスト理論や技術的データの考え方等をマスターし、理論武装してから臨みたいと感じられている方々。

(主なカリキュラム)

1)コスト理論ガイダンス

2)材料費の求め方と設定および変更方法

3)時間・工数の求め方と時間値係数および切削条件表の変更方法

4)加工費率・諸比率の求め方とモデル工場条件の変更方法

5)お見積りしょ!によるサンプル見積り作業のレッスン

 

ご購入後6ヶ月内

ご購入後6ヶ月以上

→4日間コース ・・・ \ 150,000円

→4日間コース ・・・ \ 400,000円

B操作説明〜PCS理論〜実践見積り〜CD方針指導

(対象)

お見積りしょ!による計算結果を基に取引先との価格交渉を行ってみたが、先方の「現状肯定論法」に対案をもって反論することができず、目標コストで調達できなかったと感じられている方々。

(主なカリキュラム)

1)コスト理論ガイダンス

2)材料費の求め方と設定および変更方法

3)時間・工数の求め方と時間値係数および切削条件表の変更方法

4)加工費率・諸比率の求め方とモデル工場条件の変更方法

5)お見積りしょ!による対象品群の実践見積り(=代替案コストの検証)

6)代替案コストによる再商談を有利に進めるためのテーマアップと、シナリオの立案

 

ご購入後6ヶ月内

ご購入後6ヶ月以上

→6日間コース ・・・ \ 225,000円

→6日間コース ・・・ \ 600,000円

C備 考

※各コースとも1〜2週間間隔の会合形式で、1日当り6H+1H(休憩)のカリキュラムです。受講者数は最大6人(ご相談)までとさせていただきます。

※操作説明はお見積りしょ!に同梱のマニュアル類を使用します。それ以外のテキスト及び教材はSKCが準備します。見積りサンプルはご準備ください。

※上記費用は税込み価格です。また交通費の実費を加算させていただきます。

 


〒350-0001 埼玉県川越市古谷上5327  ワンダーランドC-203        

 TEL 049(235)8536 FAX 049(235)8512     連絡はこちらから  keisan@mtb.biglobe.ne.jp

 

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