サトウ歯科だより
2005−5 第38号


院長のコメント: 院長 佐藤俊一

UCLA留学記:副院長 佐藤琢也




 

 

 

 

 

 

 

院長のコメント 院長 佐藤俊一

satoh building

新緑のころ、皆様いかがお過ごしですか。 サトウ歯科だよりが届くのが例年より遅く、気にされていた方があったかも知れませんが(ないか!)実は、大切なお知らせのためにわざと遅らせていたのです。
以前に話していたように、大阪市の都市整備事業のためにいよいよサトウ歯科の建物がこの6月より取り壊す事が最終決定されました。 この建物が建てられたのが昭和54年(1979年)なので26年前であり、まだまだ耐用年数があるのにもかかわらず、取り壊すのは勿体ない気がしますが、「お上」の意向であり、やむおえません。  
医院のシンボルツリーである「ケヤキ」の木が今年も緑の葉をいっせいにひろげました。時にはキジバトが巣を作って雛を育てたこともありますが、タンスになるところまで成長することなく切り倒さなければならないのは心残りです。
ケヤキにかぎらず、このユニークな建物の跡地はどうなるかという事ですが、一年後にこの東隣に再び、同じ設計士による「ニュー・サトウ歯科」が立派に再建されます。  

サトウ歯科のこれからの予定は、5月31日(火)まで現在地で診療し、6月10日あたりより仮診療所で再開します。

仮診療所は上の地図にあるように、放出駅南口(いまと反対方向)の鶴見区で2番目に高い31階の高層マンション「ロイヤルアーク グランデール タワー(本館)」の1階になります。  
新築のマンションなので、「仮診療所」のイメージとは程遠いというか、まったくの新規開業の雰囲気になりそうです。

マンションの公園空き地の奥にあるので、最初は分かりにくいと思いますが、散歩に立ち寄れそうな綺麗な場所にあります。 なお、この診療所の前面道路は残念ながら駐車禁止になっていますので、お車でお越しの方は前もって当院にご連絡ください。
診療所の診療時間や電話番号は今までと変わりません。ただ、引越し中は一時不通になるかと思いますが、緊急の場合は携帯にご連絡ください。ケイタイ番号は(090-9052-7945)です。 なにかとご不便をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。

 

  

 


 

 

 

 

 

 

UCLA留学記   副院長 佐藤琢也
 

ご無沙汰しております。佐藤琢也です。すでにご存知のことかと存じますが、私はこの春よりアメリカのUCLAという大学に留学しており、当地には半年弱に渡り滞在する予定です。

UCLAはロスアンゼルスにあるカリフォルニア州きっての名門校で、160平方メートルという緑豊かな広大なキャンパスには3万3千人もの学生たちが明るくのびのびとした大学生活を過ごしております。 私もその中に混じって留学生活を送っておりますが、UCLAの環境の充実ぶりとカリフォルニアのすばらしい気候にため息の出る毎日です。

私は歯学部でインプラント(人工歯根)の臨床を中心とした勉強に取り組んでおります。 さすがに一昔前とは違い、アメリカの歯科医療が特に日本よりも進んでいるというわけではなく、基本的な治療技術についてはアメリカと日本との差異はほとんどないような気がします。 ただ、こちらに来て一番驚いたのが「抜歯の基準」で、日本では(というよりも私なら)残すであろうと思われる天然の歯がどんどん抜歯され、その後にはたくさんのインプラントが使用されています。この考えが正しいかどうかということには疑問を感じるのですが、とにかくこちらでは「歯を残す」ということよりも長持ちしそうにない歯は抜いて、「いかにインプラントを審美的に機能的に適応するか」ということに重きが置かれているようです。


Dr.Sascha A Jovanovicとインプラントメーカーの本社で

そのUCLAでの診療ですが、私は審美的インプラントの分野においても世界的に著名なDr.Sascha A Jovanovic の診療に接することになりました。 氏のインプラント治療の技術は卓越しており、また、インプラント治療に対する考え方も科学的な根拠によるものばかりなので、こういった機会を得ることができたということだけでもアメリカに来た甲斐があったと感謝仕切りです。

・・・最後に余談で、もうひとつこちらに来て驚いたことなんですが、私の借家近くのゴミ収集はとても「ワイルド」です。ここらへんも「アメリカ的」ってことなんでしょうか!?  とにかくやることが派手で大雑把です。 高さが1メートル以上もある大きなゴミ箱。 こんな大きなものをどうやって収集するんだろうと思っていたのですが。。。

ゴミ収集車が来て、ゴミ箱を機械(無人)ではさんで・・・。

そのまま「ドサっ!」と・・・。

で、戻して次のゴミ、という感じです(笑)。