第一章 プロローグ 第二章/私的見解 その一・その二
 
第一章  魚竿(フライフィッシングにはまるまで)
釣りは狩猟民族の本能を刺激する!!
魚がハリにかかった瞬間、全身に電流が流れるごとく快感がはしりませんか?気持ちいいですよね、私も幼少の時には、誰かに連れられたり、悪友達とよく近くの川(当時は大きな川に感じたが、小さな用水)や沼へつりに行った思い出があります、でもガキの浅知恵、魚だってバカじゃない、まして、ろくな仕掛じゃないから釣れっこない、当然飽きるから魚をあきらめ針先に葉っぱをつけカエルを釣る、そのカエルでザリガニを釣る、釣れれば田んぼに落ちようが、ザリガニに指をはさまれようが友達に見せずにはいられなかったあの快感を鮮明に覚えている、そしてその釣ったザリガニを近くの友人宅に持っていって、洗面器(金製のもの)でゆでて食する、これって人間男子生まれながらにして持つ、ひとつの本能を満足させ得ることじゃないかなーなんてカッコつけちゃったけど、皆さんの中にもこんな思い出を持つ人結構多くありませんか?
ルアー、そんなもので魚つれるの?
なぜか、子供のとき以来釣りって言葉が頭をよぎらなかったのはなぜかなー?、もっとも今じゃ刺激的なカッコイイ?遊びたくさんあるものね、でもそんな私に釣りを思い出させたのが、あるキャンプ場のオーナーが自慢げに自分で釣った鱒の写真(本人は大物だーというが対象になるものが写っていないので疑問)を見せながら、これで釣れたのよと見せてくれたのがルアーという代物だった、ウソこくでねーと思った私は再度問いただすと、これスプーンてやつだよと返事がきた、スプーンて食事で使うやつでしょと思うまもなく、食事で使うスプーンが原型だよと聞いてビックリ、なぜかこれが水の中でヒラヒラして鱒たちの目には小魚に見えて釣れるのだと教えられ二度ビックリ、このとき私の脳裏には(こりゃいいじゃん釣りに行く度生餌買わなくて)などとあさはかな考えがよぎり、釣りにはまることとなる、(後に、このことが自分の財布に大災難を引き起こそうとは・・・・)
釣具屋行って、頭の中〇×△
さっそくルアーフィッシングとやらを始めるかと、とんと今までご縁のなかった近所の釣具屋へ出かけてみると、なんじゃこりゃの世界、壁面にずらーっと並ぶおびただしい数のルアーたち、しばらく圧倒されて口あんぐり、我に返って回りを見渡すと、なにやら小学生らしいガキん子集団がやれスピナベで釣ったぜとかラバジのトレーラーはどうとかワームの色はこうとかしゃべっていたので、ハハーこんな子供でもできる釣りじゃん、そうだよなににだって最初があるのだと自分に言い聞かせて道具選び開始(そのときの子供たちの会話は実際理解不能だった)と思ったがやはり無理、店員に予算を告げ購入とあいなりました、店員いわく、ブラックバスのルアーフィッシングがブームとのこと、なるほど、だから店の売り場の大半がルアー関係なのだと妙に納得、でも本当にこれで釣れるのかなー、こんなに種類あるんじゃハマルと金かかるなーなどと考えながらルアーフィシングの開始だアーー。
釣りって奥深いよね!!
さてさてまずはどこで釣りましょうと、HP見学始めたら結構バスフィシングのページってあるんですね、ただメジャーなスポットの紹介は詳しく書いてあるけれども、近所の野池紹介となると名前は書いてあっても場所よくわかりませんよね、なにせ初心者いきなりメジャースポットは気後れするので、しかたないので田んぼのあるところを勘を頼りに野池を探してみると結構あるものなんですね 、そのなかに池の周りに車がたくさん駐車してあるのでのぞいてみると、いるいる、多数のアングラーが、さっそく私も本屋の立ち読みでかじった知識でいざフィシング、しかしそんな甘いもんじゃなかった、私の投げるルアーは天高く飛び上がり手前にポチャ、はては足元の水面に魚雷のごとくボチャンお隣さんには白い目でジロ、それでもめげずに投げつづけなんとか投げられるようになったものの釣れない、クランクベイトを使用していたが(ただ巻くだけでアクションしてくれるのでこれがいいと店員にすすめられたので)ただ投げて巻き取る繰り返しだけでウンザリ、そんな時隣の釣り人が釣り上げたのでチャンスと思い声をかけ質問攻撃、するとこんな釣り人の多いところじゃ魚だってプレッシャーたかくてちょっとやそっとじゃ釣れないよ、まして同じルアー投げつづけたって魚は目もくれないしだからみんなこまめにルアーチェンジしたり、アクションのつけかた工夫しているんだって、なるほど釣りってどんな釣りでも奥深いんですね、勉強、勉強!! 
管理釣り場にはまっちゃった!!
釣りの雑誌に管理釣り場情報なんて、よく載ってますよね、正直私は管理釣り場=釣堀=金かかる=釣れてあたりまえ、と思っていたので興味なかったんですが、近所の野池等でルアーフィッシングやってても本当なかなか釣れないですよね(ウデが悪いのだから当然)たしかに釣れた時の感激は最高なのですが宝くじほどとは言いませんが、めったに釣れないのが事実(そのくらいヘタなんだよ、といわれても反論できないのも事実)そんな日々が続くと、これでもか、これでもかと爆釣する夢を見たいななどとだいそれたことを考えたものだから、管理釣り場=釣れてあたりまえ、なんて考えが頭をよぎりストレス発散に行くぞーになっちゃった(知らないって恐ろしい)早速、メジャーといわれる加賀フィシングエリアへGo−、ものすごい数の人、人、人なんとか入り込んでいざ釣行、しかし釣れない、4000円もとって詐欺じゃんと思いつつ、周りを見渡すと釣れてる人と、釣れない人とはっきりしているのに気づいたんです、釣れないやつにはその辺の野池と同じ洗礼が待ち受けているのだと思い知らされ、管理釣り場には管理釣り場の釣り方がありそれを極めたもののみに爆釣という栄誉が与えられるのですね、こんなことで私の管理釣り場でのリベンジーが始まっちゃいました。
なんと優雅なフライフィッシング!!
そんなこんなで管理釣り場通いが始まって、雑誌の情報を見てはあっちこっち(もっとも関東近県だけですが)挑戦してみて感じたのですが、ターゲットは同じ鱒類なのにオーナーの考え方の違いなのでしょうかおのおのずいぶん違うように感じませんか(この点についてはぜひ皆さんと意見交換したり、このホームページ上で情報交換できればいいなーと考えています)管理釣り場にはまった人間の私にとりまして現状では財布が軽くなるのと欲求が満たされるのとをはかりにかけると軽くなる財布に軍配があがりますが、趣味は損得じゃーないですよね、なんて勝手に考えていまも管理釣り場に通っています、そんな折、いつものごとくルアーフィッシングを楽しんでいると、いつもだと正直ジャマだなーと感じていたフライマン(偏見を持っていたわけではなく、それまでマナーの悪いフライマンばかり運悪く見てきたためなんです、正統派?のフライフィシャーの皆さんごめんなさい)ですが、その日出会った人はすごかった、まるで自分の時間の流れとまるっきり逆でその人の周りだけとてつもなくゆっくりと時間が流れる感じで、ヒュン、ヒュンとラインを伸ばすいでたちはまるで、ナイスジェントルマン、自然に逆らわずゆったりとした釣りスタイルおもわず見とれてしまいました、これだーこれぞ究極のフィッシングスタイルだーと単純な私はフライフィッシングにのめりこむことになってしまったのだー!!