Bellini" ベリーニ

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ルネッサンス期の画家ベリーニに捧げられた、絵のように表情豊かなカクテル

スパーリング・ワインのさわやかな喉ごしに、ピーチ・ネクターの甘さが優しく加わった、飲みやすいカクテル。ピーチの香りがほのぼのと立ちのぼってくる。ベネツィア派の明るい画風が色彩からも味覚からも伝わってくる。イタリアらしいカクテル。 

Wine Base  テイスト:中口

TPO:プレ・ディナー 製法:ビルド

レシピ

スパーリング・ワイン・・・2/3 ピーチ・ネクター・・・1/3 クレナデン・シロップ・・・1dash

@フルート型シャンパン・グラスに、冷やしたピーチ・ネクターとグレナデン・シロップを注いでステアする。 A冷やしたスパーリング・ワインを満たす。ワイト・ラム注ぐ。 

ポイント

スパーリング・ワインは一次発酵が終わったワインに糖分と酵母を加えて二次発酵させ、熟成させた発泡酒で、熟成中に気泡が生まれる。シャンパンもスパーリング・ワインの一種だが、特にフランスのシャンパーニュ地方で生産された高級品のみが名乗れる。フランスの他の地方で作られたものはヴァイン・ムスー、ドイツ産はシャウムヴァイン、イタリア産はスプマンテ、スペイン産はエスプモーソと呼ばれている。

バリエーション

本家ハリーズ・バーでは、ピーチ・ネクターの替わりにシーズンにはフレッシュ・ピーチ、それ以外では缶詰のピーチをミキサーかけたものを使っている。ピーチ味のカクテルは少ないが、ピーチ・リキュールを使う"ファジー・ネーブル"が比較的近い仲間。

ネーミング

ベリーニはルネッサンス時代のイタリアの画家の名前だが、実は一人ではない。ベネツィア派を代表する画家の一族で、有名なのはヤコポ・ベリーニと、その息子ジェンティーレとジョバンニ。門下にはジョルジョウーネ、ティツィアーノらがいる。輪郭のはっきりしたフィレンツェ派と違い暖色を多用した、柔らかみのある輪郭が画風の特色。このカクテルもそんな画風をイメージしたもの。1948年にベネチアで開かれたベリーニ展を記念して、当地のハリーズ・バーで生まれた。

エピソード

ジョヴァンニ・ベリーニ(1430〜1516)の大ファンだった、ハリーズ・バーの経営者であるジュゼッペ・チプリアー二が創作したのがこのカクテル。原処方はスプマンテ2/3、ピーチ・ピューレ1/3,砂糖少量というものでした。現在は砂糖の代わりにグレナデン・シロップを使用する。