Stinger スティンガー

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ブランデーの甘さの中に、鋭い針先のようなミントの刺激

アフター・ディナー・カクテルの代表格。スティンガーには、皮肉屋という意味もある。はずみすぎた会話の後で、ペパーミントのピリッとした針で、相手の胸を刺してあげるのもいい。ミントに引き締められたブランデーの風味が心地いい。

Brandy Base  テイスト:中口

TPO:アフター・ディナー 製法:シェーク

レシピ

ブランデー・・・40ml クレーム・ド・メント(ホワイト)・・・20ml

@材料をシェークする。 Aカクテル・グラスに注ぐ。 

バリエーション

リキュール・グラスにペパーミントを1/3入れ、ブランデーをフロートさせる作り方もある。ベースをジンにかえると"ホワイト・ウィングス"または"ホワイト・ウェイ(ジン・スティンガーとも)、ウオッカにかえると"ホワイト・スティンガー(ウオッカ・ステンガーとも)になる。ぺルノーを2dashes加えると"スティンガー・ロイヤル"、クレーム・ド・メンテをグリーンにかえると"デビル"というカクテルになる。

ポイント

シェークし過ぎても極端に味を損なうことのないカクテルなので、シェークを味のコントロールに利用するのもよい。

ネーミング

スティンガーとは,動物の針のこと。ペパーミントの、刺すような舌にピリッとくる口当たりから名づけられたのだろう。皮肉屋という意味もあ。20世紀のはじめ、ニューヨークのレストラン"コロニー"のバーテンダーによって考案され、大ヒット。店のオリジナル・カクテルとして有名になった。

エピソード

ペパーミントの主成分のミント・オイルには,消化を助けるすぐれた効果があるので,食後にはもってこいだが、意外と日本では人気がない。ハッカの味を好まない人はより,ブランデーの量を増やすのもよい。慣れるとその清涼感にやみつきになるかもしれない。もっと飲んで欲しいカクテルである。