すのものの「いろいろ」(その25)

タイピング練習>わざわざキーに文字が書いてないキーボードを使わなくても

奥村さんのゲストブックで ここ にキーに文字が全く書いてないキーボードの広告が出ていると知った。

タイピング練習の際にキーの文字に頼らないようにするには、 普通のキーボードのアルファベットだけをフェルトペンで塗り消し、 「ホームポジションは『チトシハ』『マノリレ』」とする方法もある。 これは、昔どこかで教わった方法だ。

2001-02-13 (2) 00:36:30 +0900

唱歌「背くらべ」>柱のきずがおととしのわけ、教えていただきました

ここに調査結果が載っているとある方から教えていただきました。 このページの中を「すのもの」でサーチしてみてください。

付: ところで、 先月分の 「某す」を含む表現はどこかで見たと思ったら奥村さんの 「ゲストブック」 にも引用されていたのだった。 もしかして「某す」とは私のことなのか?!

2001-02-13 (2) 00:27:15 +0900

甲丑(きのえうし)などの実在しない干支(かんし)を持つ別世界があったら

……と思ったことがある。 例えば、 地球と同じ軌道を半周ずれて回っている惑星があるとしてそこの上、 というのはどうか。

十干十二支の総数は 10 と 12 の積であるところの 120 ではなく、 10 と 12 の最小公倍数であるところの 60 である。 よって、 甲(きのえ)は子(ね)、寅(とら)、辰(たつ)、午(うま)、 申(さる)、戌(いぬ)とは組み合わさるが、 残りの丑(うし)、卯(う)、巳(み)、未(ひつじ)、酉(とり)、亥(い) とは組み合わさらない。 念のため。

2001-02-10 (6) 02:47:58 +0900

朝日新聞「あのね --- 子どものつぶやき」の閉じカギカッコあとの句点

1月12日づけ朝日新聞大阪本社版くらし面「あのね --- 子どものつぶやき」 のうち、会話で終わっているものの末尾の句読点を見ると、まちまちだ。

どうやら、 閉じカギカッコの後に句点があるのは 《すると「……?」。》 のように開きカギカッコの前から文が続いている場合のようだ。 《……と「……?」「……?」「……?」。》の場合も最後に句点をつけている。

2001-02-10 (6) 02:45:52 +0900

「零歳児」なのに存在することについて

1月12日づけ朝日新聞大阪本社版くらし面「あのね --- 子どものつぶやき」に 《「ゼロは何もないってことだよ」と教わった。 すると 「じゃあ赤ちゃんは何でゼロ歳なのにいるの?」。》

似た話を、「銀座百点」(銀座百店会)1月号掲載の青木玉氏「巳年の春」 で読んだ。 《戦後、満年齢が基準になって、お誕生日前の子供は零歳児という言い方になった。 合理的ではあるが、員数外のような、せっかく生まれてきたのに、 なにかさみしい言い方だと思う》。 この小冊子は、香林坊大和8階の「銀座天一」でもらったもの。

2001-02-10 (6) 02:42:22 +0900

「どこでもドア」でも「タイムマシン」でも、遅刻を回避できる可能性あり

1月6日づけ朝日新聞大阪本社版「論壇」 は米沢富美子氏(慶応大学教授)の「人の叡智が開く科学の未来」。 《私は個人的にはドラえもんの「どこでもドア」が欲しい。 朝寝坊して一時間目の授業に遅れそうな時、 教室まで瞬時に飛べたらと切実に思う》 そうだが、少し前に 《タイムトラベルは、理論的には可能だ》 と書いておられるのが本当なら、そちらで代用できるではないか。 遅刻しそうになったら数十分前にタイムトラベルするのである。

私なら、夜の元気な時間にタイムマシンで翌朝に行って授業をし、 本当の翌朝は寝坊したいものだ。

2001-02-10 (6) 02:25:18 +0900

朝日新聞「ウイークエンド経済」のマンガは「どーでもいいけど」じゃない?

1月7日づけ朝日新聞大阪本社版「ウイークエンド経済」のお断りに 《……「ど―でもいいけど」は休みました》 とある。 「どーでもいいけど」じゃなかったんだ。

どーでもいいけど。

2001-02-10 (6) 02:18:12 +0900

「同じ」と「一緒」>朝日新聞の広告と記事から

8日づけ朝日新聞大阪本社版、 ELGIN 電波ウォッチの通販の広告に 「秒針の動きがテレビなどの時報と同じです」とあるが、 単に“同じように一秒ずつカチカチと動きます”、では電波時計の意味がない。 「時報と一緒です」でないと。

同じ新聞の、こちらは記事だが、国際面「特派員メモ」は《カクテル「B52」》。 ホーチミン市でいまも見られるカクテルの話だが、 「ベトナム戦争で米軍が投下したナパーム弾といっしょだよ」 の「いっしょだよ」は「同じだよ」だろう。

2001-02-10 (6) 02:03:26 +0900

ELGIN 電波ウォッチ通販の新聞広告>外国製だけど、日本国内で使えるの?

8日づけ朝日新聞大阪本社版に ELGIN 電波ウォッチの通販の広告が出ている。 ムーブメントはドイツ製だそうだ。 ELGIN はアメリカの時計会社。 日本地図の上に同心円が書いてあるが、中心は長野県か新潟県だ。 実際に電波が出ているのはそのあたりではなかったような。 普通、九州・沖縄では電波が受信できないことがありますがその場合はうんぬん、 と断り書きがあるものだが、それもない。

2001-02-10 (6) 01:56:40 +0900

米国の州法「よきサマリア人法」とルカ伝の「よきサマリア人」

8日づけ朝日新聞大阪本社版「論壇」は高橋泰氏 (国際医療福祉大学教授)の《「よきサマリア人法」の制定を》。 初めのほうにある

よきサマリア人の話は、新約聖書の中で、最も有名なものの一つでる。

の「でる」が「である」の誤植だろう、というのはここではどうでもよい。

米国人の多くは、この話を知っていて、 法律の名を聞くだけで内容を想像できるそうだ。 緊急状態にある人をボランティアが手当てした場合、 仮にその手当てによって状況が悪くなったとしても、 民事責任を免除するという法律である。

というのだが、ルカ伝第 10 章のあの話はそういう話だったかいな。

2001-02-10 (6) 01:47:05 +0900

新聞の縮刷版なるものの存在は知られていない・知られたくないのであろうか

8日づけ朝日新聞大阪本社版、中のほうの「広報室から」は 《「日本一」の夫の写真》。

「載った日付は分からないのですが、記事を探してもらえないでしょうか」。 **県**市の****さん(**)から広報室に電話が入りました。

亡くなられたご主人が **** 年の全日本報道写真コンテストに応募し「日本一」 になったが、それを報じた紙面を台風による洪水で失ったとのことで、

亡夫を追慕する**さんの心情に打たれた広報室員は、 仕事の合間に発行済みの新聞がとじ込んである資料室へ向かいました。 **年以上前の古びた紙面を傷つけないようページを繰り、 コンテストを報じた**年*月**日付の記事を見つけました。

と続くのだが、 「縮刷版には出ていないのかな」 と思って職場の図書館で調べたら、出ていた。 年までわかっているのだから、 日付を知らずに調べても数時間で見つかるはずだ。 この方のご主人は四年前に亡くなられ、 この方に記事を見せられないのを残念がっていたそうだが、 私から見ると、 お二人が縮刷版の存在を知らなかったことが残念でならない。

その礼状の丁重さに恐縮して室員が手紙を出すと、 また返礼が届くといったかたちで、二人の交流が続いています。

ってことよりも、 「図書館などで縮刷版をご利用になると、 ご自分でも調べられます」 などと書くほうが、 一般の読者の役に立つのではないだろうか。

付: この方が新聞社に問い合わせたことを非難するつもりは全くないが、 そのように読まれないとも限らないので、 この方のお名前などはここでは伏せた。 日本一になったご主人の写真がすばらしい写真であったことも書き添えておく。

付: コンテストの記事には入選者の住所も書かれていた。 それが縮刷版に触れたくない原因かも知れない、というのは考えすぎだろうか。

2001-02-10 (6) 01:24:43 +0900

楽曲の速さは「四分音符 = 116」と書いて「四分休符 = 116」とは書かない

どちらでも同じはずだが。

2001-02-10 (6) 00:44:45 +0900

お金がなくて研究社「羅和辞典」は買えず、Lewis の羅英を買ったのだった

「ラテン語四週間」は辞書のリストに研究社「羅和辞典」をあげているが、 高くて手が出なかったので (確か)新宿の紀伊国屋で Lewis の羅英を買ったのを思い出した。 多分これも高校二年生のとき。 しかし、やはり英語なので苦労した。

ちなみに、家族の一人がそのころ買った研究社「羅和辞典」 がこのパソコンのすぐ左手の本棚にはいっているが、箱には 3000 円と書いてある。 私は 1500 円で「ラテン語四週間」を買ったが、それでお金がつき、 3000 円の「羅和辞典」は買えなかったものとみえる。 最近、少々お金に余裕ができたので私も買った。4660 円。 版が摩滅したようで、昔のと並べると今のはまるでリプリントのように見える。

2001-02-08 (4) 01:55:59 +0900

村松正俊「ラテン語四週間」(大学書林)は丁寧な教科書だったのを思い出す

確か高校二年生のときに途中までやったっけ。 本棚の奥から取り出し、 かけてあった伊勢丹の包み紙をカバーをはがして捨てる。 見返してみると、発音の説明が他の本よりくわしい。

第四週第二日の最後のページに紐のしおりが、 対応する「訳読の答え」のページに登録はがきがはさまっているので、 そこまでやったものらしい。 結構がんばったが最後までは行かなかった、 という記憶がよみがえってきた。

2001-02-08 (4) 01:47:27 +0900

「室生犀星 スロー再生」をinfoseek でサーチすると一件見つかった

これ。 変な本に出ているギャグ(?)らしいです。

2001-02-08 (4) 01:28:44 +0900

朝日新聞>「LA SPECIALITE」にはきちんとアクサンをつけてほしい

4日づけ朝日新聞大阪本社版読書面「スペシャリテ」には 「LA SPECIALITE」と“原綴”が添えてあるが、 「LA SPÉCIALITÉ」と、きちんとアクサンをつけてほしいものだ。

2001-02-07 (3) 02:33:59 +0900

大文字ではアクサンを省略してよいのでは、 とメールで教えてくださった方がありました。 そうでした。 たとえば、NHKフランス語講座の今年の四月号、入門編 29 ページの 「今週のもうひと言」には 《大文字ではアクサンを省略してもかまいません (à / À または A)》とあります。 なぜかこの例をよく見かけるため、 「大文字で始めるとき、あるいは前置詞 À については、 大文字につくアクサンは省略してもよい」 の意味だと思い込んでいたようです。

2004-11-21 (0) 02:14:24 +0900

朝日新聞>東大でセンター試験を受けるのは東大受験生とは限らないはず

5日づけ朝日新聞大阪本社版文化総合面「進む東大合格者の学力低下」に 「センター試験会場で答案用紙を受け取る受験生 =先月20日、東京・本郷の東京大学で」 との説明のついた写真が添えてあるが、 センター試験を東京大学で受けることと東京大学を受験することとの間には、 なんの関係もないはずだ。 「写真は本文とは関係ありません」とのコメントが必要なのではあるまいか。

2001-02-07 (3) 02:30:45 +0900

朝日新聞「eメール時評」>成人の日は「1月の2週目の月曜日」ではない

1月31日づけ朝日新聞大阪本社版文化総合面「eメール時評」 はイ・ヨンスク氏の「成人式 若者に任せては」。 《行政の都合で日どりを1月の2週目の月曜日に移したことによって》 とあるが、 正しくは「1月の第二月曜日」だ。 「1月の2週目の月曜日」は、日本では定義されていないと思う。 どの週が何週目か、決まっていないからだ。

2001-02-07 (3) 02:26:05 +0900

「プーチン」大統領はより正確には「プーティン」大統領?

1月31日づけ朝日新聞大阪本社版国際面に、 「ПУТИН」と名前の書かれたサッカーのユニフォームを持つ写真が出ている。 名前の類似からラスプーチンと関係があるのではと言われた同大統領だが、 この“怪僧”の名前も Rasputin とつづるので「ラスプーティン」となりそうだ。

新日本式ローマ字の理論的根拠をなす服部四郎氏の音韻論に従うならば、 この「ティ」はエリツィン大統領の「ツィ」よりも特殊さが低いと思うのだが、 どうして「プーティン大統領」としないのだろうか?

2001-02-07 (3) 02:15:50 +0900

発音を聞けば「チ」に近く聞こえるはず、 とメールで教えてくださった方がありました。 ロシア語はむかし少しだけ勉強したことがあるので、 白水社の「ロシア基本語 5000 辞典」(1969 年) で ти のところをみたら тихий と тихо を思い出しました。 発音記号は [t'i] で、 巻頭の「使用上の注意」によると ['] は 《子音の右肩につけてその子音が[イ] という口のかまえで発音されることを示す記号. 日本語の拗音節の子音の発音に等しい》。

ですから、英独仏語などの ti とは異なった音になるとは思いますが、 日本人に「チ」と聞こえるかどうかは私にはまだわかりません。 上に引用した ['] の説明からすると、 NHKのアナウンサーが「ティームワーク」と言う際の 「ティ」に近いような気がしますが、 本当の発音を聞いてみないとわかりません。 いまはちょっと時間がとれないので、ここまでにします。

なお、 新日本式ローマ字うんぬんは「ティ」と聞こえると決まってからの話です。

2004-11-21 (0) 03:14:14 +0900

1982 年版文語訳>ロマ書 16.11「わが同族へロデオンに問へ」は誤植

正しくは「わが同族ヘロデオンに問へ」であろう。 2000 年版も違っている。

2001-02-07 (3) 02:07:32 +0900

「ハイ―ブレンド」と書かれた Brooke Bond の HI-BLEND TEA を見た

先日出張の帰りに泊まった大阪梅田のホテルの朝食バイキングにて。 ティーバッグ。

タイトルではダッシュを使ったが、長音符で「ハイーブレンド」とも思える。 要するに、ハイフンとは思えないのだ。

2001-02-07 (3) 02:00:08 +0900

「柱のきずはおととしの五月五日の背くらべ」>なぜ去年はしなかった?

「背くらべ」の歌の話。

2001-02-07 (3) 01:55:20 +0900

「本松(ほんまつ)」という姓のスキーヤーが転んだら「本松転倒」?

本文ナシ。

2001-02-07 (3) 01:51:42 +0900

新聞を二つに分けて読んでみたが、手の疲れはあまり変わらないようだ

30 ページほどの新聞を手に持って読み通すと、結構つかれる。 では、中のほうを取り出して二つに分けて読んだらどうか、と試してみたが、 あまり変わらないようだ。 手そのものが重いのだ。

2001-02-07 (3) 01:49:32 +0900

「室生犀星」と「スロー再生」は響きが似ている

本文ナシ。

2001-02-07 (3) 01:47:07 +0900

「芥川龍之介全集総索引 付年譜」(岩波、1993 年)はちょっと変なところが

……あるようだ。

例えば自殺の翌日の24日。 《午前二時頃から夫人や親族により納棺され、客間に移された》 とあるのに数行後にまた《納棺》。 二重の棺だったのか?

満十五歳のとき《塚本文(七歳)を知る》。 満二十八歳では《佐多稲子(当時一五歳)を識る》 《宇野浩二を識る》。 この漢字の違いは何か? (参考: 《アダム其妻エバを知る》(創世記文語訳 4.1))

満三十五歳の5月21日。 青森から 《急行で単身北陸回りで新潟に向かう(秋田までは、秋田雨雀らと同乗か)》。 「北陸」とは福井・石川・富山・新潟の4県を指すが、 これから新潟が抜ける場合もある。 どのみち、意味がよくわからない。 奥羽本線などを経由して、のつもりであろうか。

2001-02-07 (3) 01:41:57 +0900

「修学旅行」は、その学校を卒業する記念旅行ではなかったのか

いま広辞苑をひき、初めて知った。 朝、芥川龍之介の年譜を見ていて、 4月に東京府立第三中学校にはいった彼がどうして5月に修学旅行に行くのかと気になっていたのだ。 なんでいままでこんなカン違いをしていたのだろう?

2001-02-06 (2) 23:52:59 +0900

昔、牛乳受けに「ホモゲ牛乳」と書いてあるのを(たぶん)京都で見た

高校の修学旅行で行った(たぶん)京都で、 普通の家の牛乳受けにそう書いてあった。 いわゆる「ホモ牛乳」のことだと思うが、 英語の homogenized milk なら発音は「ホモジェナイズド〜」となろう。 ドイツ語の homogenisieren からきているのだろうか。 辞書で調べたところ、 この動詞の過去分詞は homogenisiert と、 語頭に ge- のつかない形になると思われる。

2001-02-06 (2) 23:37:15 +0900

芥川龍之介の実父は牛乳屋であの新宿の新宿二丁目にも牧場を持っていた

けさ、 芥川龍之介の実父は牛乳屋で新宿二丁目にも牧場を持っていた と書いたが、 よその「新宿二丁目」の可能性もゼロではないな、 と気になっていた。 例えば、葛飾区にも「新宿(にいじゅく?)二丁目」があるのだ。 しかし、 「芥川龍之介全集総索引 付年譜」(岩波、1993 年)によると 満十八歳の秋に 「現、新宿区新宿二丁目」 に転居したとある。 やっぱりあの新宿だ。すごい。

2001-02-06 (2) 23:21:55 +0900

ここ二三日、新聞が速く読める。“読まないように”読んでいるからだろうか

今までは、興味がない記事にも一応目を通し、 「やっぱり関係なかった」としていた。 これだと一日分を読むのに三十分ぐらいかかる。 興味がないと思ったら飛ばすようにしてみたら、十五分ぐらいで済むようだ。 これなら、 ダンボール箱にして6箱以上たまっている昔の新聞も難なく読める……といいなあ。

2001-02-06 (2) 02:50:12 +0900

ラテン語の名前をつけてくれるサービスはないだろうか?

大学で習ったラテン語の先生は、 本名をもじったラテン語名をもっていた。 こういうのをつけてくれるサービスはないだろうか?

2001-02-06 (2) 02:42:23 +0900

「仰天」は元来 surprised の意だが新聞のTV面では surprising の意でも

……使われているようだ。 というか、そっちのほうが多いかも。 ワイドショーの「誰それ仰天素顔」など。 本来なら、“誰それの驚いている素顔”のことだ。

2001-02-06 (2) 02:34:12 +0900

「峰内(みねうち)」という姓の人が「安心せい、峰打ちじゃ」と言うと

……何か誤解が生じないだろうか?

2001-02-06 (2) 02:30:56 +0900

芥川龍之介は壬辰の年の壬辰の日生まれ

「芥川龍之介全集総索引 付年譜」(岩波、1993 年) によれば彼は辰年辰月辰日辰刻の生まれだそうだ。 1892 年 3 月 1 日を動物占いのために書いたプログラムで調べると 29 で、 この日は壬辰とわかる。 年も壬辰だ。 月にどうやって十二支を割り振るのかはわからない。

2001-02-06 (2) 02:26:58 +0900

芥川龍之介の実父は牛乳屋で新宿二丁目にも牧場を持っていた

……と岩波の全集第十二巻(1978 年)の年譜に書いてある。 すごい。

2001-02-06 (2) 02:26:01 +0900

Wiz#2 の地下4階にあるのはやはり「若返りの泉」だったのか……

ASLEEP, POISON, PARALYZED, PETRIFIED になるのは知っていたが、 HP や最大 HP が変化したり、 さらには I.Q. と PIETY を 1 ずつ失う代わりに 1 歳若返ることもあるのは知らなかった。 STONE of YOUTH があるからみんな 19 歳までは若返っていたけれど。 98 版の話。

2001-02-04 (0) 23:07:28 +0900

「墜落すると知らされればお別れの祈りができたはず」と遺族が訴えた例は

大阪のホテルで見た新聞にあったのだが、 今回のニアミス事件にあった乗客で 「ニアミスだったとの説明が機内でなかった」と怒っていた人があったそうだ (がざっと見ただけなのであまりはっきりしたことはここには書けない)。

飛行機事故で、遺族が 「『この飛行機は墜落します、私たちは死ぬ可能性が高いです』 とアナウンスされていれば『お別れの祈り』ができたのに」 と航空会社を訴えたような例はないのだろうか。 国民性や信仰によってはありそうな気がする。

2001-02-03 (6) 19:49:32 +0900

台形の面積の公式はあまり使われないのではないだろうか?

小学校の算数からなくなるとかで話題になっている台形の面積の公式だが、 実際にはどのくらい使われているのだろうか。 実生活で台形をしたものの面積を求めた記憶はないし、 数学でそれほど使うとも思えない。 必要なら対角線のうちの一本で二つに分けて求めればいいからだ。

「使われるかどうか」と「教えるべきかどうか」は一応別物だけど。

2001-02-03 (6) 19:38:00 +0900

文語訳&欽定訳>ロマ書 3.5, 3,8 のカッコや句読点の使い方は少し変?

5 然れど若し我らの不義は神の義を顕すとせば何と言はんか、 怒を加へたまふ神は不義なるか (こは人の言ふごとく言ふなり) 6 決して然らず、

とあって、「不義なるか」を終わる句読点がない。

8 また『善を来らせん為に悪をなすは可からずや』 (或者われらを譏りて之を我らの言なりといふ) かかる人の罪に定めらるるは正し。

も同様。

King James Version では

5 But if our unrighteousness commend the righteousness of God, what shall we say? Is God unrighteous who taketh vengeance? (I speak as a man) 6 God forbid:

あるいは

8 And not rather, (as we be slanderously reported, and as some affirm that we say,) Let us do evil, that good may come? whose damnation is just.

とあり、 最後の whose は ? の直後にあるのに小文字で始まっている。 不思議。 その直後の

9 What then? are we better than they?

も同様。 ロマ書にはこのような例が多くあるようだ。

2001-02-03 (6) 18:19:20 +0900

<!-- -->」の間に裏話を書く

むかし、 パソコン通信で「このバグ^H^H仕様は……」などと書く遊びがあったが、 HTML なら「<!-- -->」 の間に裏話のようなものを書くことが考えられよう。 ここで <!----> は <TT> ... </TT>で囲んである。 ハイフンが二つあることをわかりやすくするためだ。

2001-02-03 (6) 14:58:38 +0900

文語訳ヨハネ伝 7.53 は「おのおのおのが」と「おの」が三つ続く

「斯くておのおの己が家に帰れり」だから。 ほかにこんなところはあるだろうか?

2001-02-03 (6) 13:47:52 +0900

1982 年版文語訳聖書>使徒行伝 24.6-7 は注が本文に“混入”している

次の第 8 節の初めまで引用すれば

6宮をさへ涜(けが)さんとしたれば、之(これ)を捕へたり。 N〔六節の後半及び七節なし〕 8汝この人に就きて訊さば、

とあるのだが、 〔……〕の中の「六節の後半及び七節なし」は本文と一緒に読むと意味が通じない。 本文と同じ大きさの活字で組んであり、 ヨハネ伝 7.53-8.11 の 「姦淫の女」のエピソードを包むカッコと同じカッコで包まれてはいるが、 これは注なのである。 (なお、ヨハネ伝 7.53 は

53Q斯くておのおの己が家に帰れり。

としている。 開きカッコと注の存在を示すラテン字母との順序が違うことに注意。)

1980 年以前版および 1984 年版はこれを“正しく”割注としている。 (ただし後者は「節」と「半」を新字に組んでいる。 本文は旧字を使っているのに。 「節」の字は使徒行伝 2.1 の「五旬節の日となり」に、 「半」の字は黙示録 8.1 の「凡そ半時のあひだ天静かなりき」 に現れているのと比べてみよ。)

1982 年版に割注の大きさで組んだところがないわけではない。 例えば使徒行伝 28.29 の「29 なし」など。

昔の注が本文に混入したと思われる句を含む本はときどきあるようだが、 その“目撃者”になろうとは。

では、ここを“正しく”処理するにはどうしたらよかったか、だが、 ほかと同じスタイルで「7 なし」とし、 そこに注をつけて第 6 節後半も欠けていることを言えばよかったのではあるまいか。

なお、1980 年以前版は欄外に節番号が表示されているが、 この第 24 章の「7」は、 実はその番号は振られていないのに欄外にはあるという、 おかしなことになっている。

出張の帰りに泊まった梅田のホテルのベッドで、 もっていった 2000 年版を読んでいて気づいたもの。

2001-02-03 (6) 13:35:40 +0900

正しくは《出張の行き》《尾道のホテル》でした。

2001-02-17 (6) 02:06:42 +0900

ラテン語の入門書は発音を最初に説明して済ますだけだが、これでいいのか?

ラテン語はつづり字と発音の関係が比較的簡単な言語だと思うが、 そのためか、 入門書は最初にまとめて発音の規則を説明し、 “本編”にはいると最初の例文からもう発音の説明は無しのことが多い。 (母音の長短の表示はあるが。)

これでいいのだろうか?  決して発音が“自明”なわけではないから、 実際に文法を学び始めるところでも発音の説明があるほうがいいのではあるまいか?

例えば、第一変化の名詞の例によく使われる語に puella があるが、 この puella の ue は二重母音のリストにはいっていないので 音節単位で切ると puel-la ではなく pu-el-la となる。 そして paenultima の母音 e は「位置によって長い」のでここにアクセントがくる。 このことは初学者には決して自明ではないのではないだろうか?

2001-02-03 (6) 12:29:50 +0900

メモリ不足時用ルーチンのデバッグには実際にメモリ不足を起こす必要はない

エディタのメモリ不足時に呼ばれるルーチンのデバッグをする際など、 実際にメモリ不足が起こるよう 64KB 弱のメモリを直前に malloc() していた。 しかし、“きちんと”不足するようにサイズを調節するのはむずかしいし、 DOS の small モデルならこれでよくても、 UNIX では事実上不可能だ。 しかし、何も、実際にメモリ不足を起こす必要はないのである。 「if ((p = malloc(...)) 」のあとの「== NULL」を「!= NULL」にするなどし、 メモリ不足のときに選ばれるはずのルーチンを試せばいい。

梅田のホテルに泊まったとき、部屋のトイレで気づいた話。 なんで今まで気づかなかったのか……。

2001-02-03 (6) 01:49:18 +0900

2001-02-02 (5) の日記 --- チョコレート爆食 ---

帰り際、たまり場的な部屋によったらチョコレートがあった。 一つ二つもらおうか、と思ったが三種類あるので三つ食べたら 「あと三つぐらいいいだろう」と食べてしまい、 そしたらこれで完全に止まらなくなった。 最後は、 「あと三つ食べればあった分の半分を食べたことになる」 「あと三つ食べたって三つ残る」 「あと三つ食べれば全部食べたことになって気持ちがいい」 などと考えて全部食べてしまった。

35 個入りで 250 グラムと書いてあったが、 20 個から 24 個は食べたと思う。 うちに帰ったら気持ちが悪くなった。

2001-02-03 (6) 01:41:33 +0900

アナログ時計の日付の変わる時刻を「0時±数秒」とすることは不可能では?

むかし買ってもらったアナログ時計は、 23時ごろから翌日3時ごろにかけてゆっくりと日付が変わるようになっていた。 最近は、そうではなく一瞬に変わるのもある。 おそらく時針と分針が0時になったときに変わるのだろうが、 時針と分針はユーザが“アナログ的”に動かすことができる。 つまり、 秒針が12時位置にないときに時針と分針が0時ちょうどを指すように合わせることもできてしまうのである。 よって、日付が変わる時刻を「0時±数秒」とすることは、 いまのアナログ時計のしくみでは不可能と思われる。 電波時計のように機械が時針や分針を動かしてしまう時計ではどうだかわからないが。

2001-02-03 (6) 01:34:48 +0900

「野犬」を「のら犬」とは別物の、「野生の犬」か何かだと思っていた

出張した広島大学のキャンバスに “野犬が出るので特に夜は注意”とあったのでびくびくしていたが、 帰ってきて図書室の人と雑談しているうちに 「野犬」を「のら犬」とは別物の、 「野生の犬」か何かと誤解していたことに気づいた。

そんなものがいたとして、エサをやるやつなんていないよなあ。 “絶対にエサをやらないように”とも書いてあったっけ。

2001-02-03 (6) 01:16:12 +0900

山手線の転落死亡事故で思い出した、ある年のクリスマスの話

それはキャロリングの帰りだったから、 おそらく 12 月 24 日の 23 時ごろだったと思う。 目白駅で、 私の乗っていた山手線内回り電車のドアに、 発車まぎわに駆け込んできた男がはさまれた。 異常なまでに背の低い男だった。 他の乗客と一緒にドアをこじ開け、ことなきを得たが、 力を抜くのが一瞬遅れたので、前から少々傷めていた右肩をまた痛くした。 その男は酒に酔っていた。

それ以来、安易に人を助けないようにしているし、 最近は右肩の痛みは出ない。 もしこの経験がなく、今回のような場面に私がいあわせたとしたら、 死んでいたのは私だったかもしれない。

2001-01-28 (0) 00:17:35 +0900

「雪は峠を越えました」を雪の塊が峠を越えてころがっていると思う人は……

いないだろうな。

2001-01-28 (0) 00:00:38 +0900

「大小暦」について誤解していた

江戸時代には、暦を勝手に出版することが禁じられていたから、 “民間”の暦メーカーは暦ならぬ暦を作って売っていた、 というところまでは正しかったようだが、それがどういうものか、誤解していた。

私が思っていたのは、 たとえばたまたま現行の太陽暦と同じく 1, 3, 5, 7, 8, 10, 12 月が大の月である年がきたら

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のようなハシゴで出初め式をしている絵を売り出す。 横棒は上から順に1月2月……を表しているとし、 長い棒が大の月、短い棒が小の月である。 実際にこういう絵を見たような記憶もあるのだが、 最近見た本によるとそうではなく、 大の月小の月を表す漢数字を絵の中に盛り込んだものらしい。

2001-01-27 (6) 23:26:58 +0900

各月の「日」は 31 なり 30 からカウントダウンしたほうが合理的では?

大小暦の本を見ていたら、 旧暦の時代、各月が何日まであるかを知っておくことは重要だったそうだ。 月末までの約束でお金を借りた場合とかは、確かに重要だ。 だったら、各月は 1 日から始まって 29 日ないし 30 日で終わるのではなく、 29 日なり 30 日から始めてカウントダウンするほうが合理的ではないか?  例えば、現状では、 きょうは 25 日だとわかっても月末まであと何日あるかわからない。 もしもカウントダウンすることにして、 きょうは 6 日だとわかればあと何日かはすぐわかる。 数が減ってゆくのがまずいなら、 -30 日とかから始めて -1 日で終わりとすればよい。

2001-01-27 (6) 23:20:10 +0900

「希望する人に差し上げます」の「希望する」は「欲しいと思う」の意味

……であって、「希望を持つ」の「希望」とは意味が違う。 誰が希望を持たないだろう? たとえ死の床にあっても(復活の) 希望を持ちたいものだと思う。

そういえば、 「希望する人」はエスペラントで esperanto ではないか。

ラジオのアナウンサが「希望する人に……」と言っているのを聞いて思いついた話。

2001-01-27 (6) 23:12:45 +0900

年賀はがき>当たりの最下位は切手だが、年賀状しか出さない人には不要かも

郵政省のお年玉くじつき年賀はがきの話。 ほかには郵便は一切ださない、という人には 「来年の年賀はがき交換券」のほうがいいかも。 そういう人は近い将来、年賀状も郵便以外のものに移行するか。

あ、翌年は喪中ということもあるのだった。

2001-01-27 (6) 13:20:21 +0900

囲碁での「キャッシュがものをいっている」とはどういう意味か?

22日づけ朝日新聞大阪本社版、囲碁 「第 26 期名人戦挑戦者決定リーグ戦」第 4 局第 6 譜。 《林海峰九段も 「もう、盤面でも黒が勝てるかどうかという形勢。 下辺、白のキャッシュがものをいっているね」》 の「キャッシュ」は cash か cache か?

2001-01-27 (6) 13:11:58 +0900

干支は丙午(ひのえうま)の迷信につながるか?

干支は丙午(ひのえうま)の迷信につながるから暦に乗せないように、 なんて運動が広まらないこと祈る。

2001-01-27 (6) 00:17:20 +0900

干支が甲子に戻っても特に話題にはならなかったようだ

最近では 1984 年が甲子だったが、特に話題にはならなかったように思う。 2000 年や 2001 年、あるいは平成元年になったときはテレビなどでも報道されたが。

1984 年には「あの 1984 年」というほうが話題になった?

2001-01-27 (6) 00:15:52 +0900

HTML>OBJECT の無限ループハングをウィザードリィ3の石のワナに見立てる

<OBJECT> ... </OBJECT> でそのページ自分自身をオブジェクトとして含めようとすると、 ブラウザによってはハングする。 これをウィザードリィ3の石のワナに見立て、 そこまでに至るメッセージを考えてみた。

1ページ目。「児等(こら)が遊ぶは古き玩具」。 ここから Refresh を利用して2ページ目「先へ進まば……」へ飛ぶ。 そして3ページ目「汝がブラウザはハング!」。 「玩具」と「ハング」が韻を踏んでいる。 (それが Wiz のお約束。)

やってみたら、 3ページ目の文章を表示してからハングするブラウザと表示前にハングするブラウザとがあってうまくないので、 ここに実際におくのはやめ。 そもそも文章が全然なっていない。

2001-01-27 (6) 00:09:30 +0900

文字上達器「エーカン」の広告>「ハズなんですョ」「なりますョ」の「ョ」

1月8日朝日新聞大阪本社版スポーツ面で、 昔懐かしい文字上達器「エーカン」の広告を見る。 《ハズなんですョ》 《見違えるような文字になりますョ》 の「ョ」が小書きであることに、ごく最近、気がついた。

ほかに《曲がってしまいますネ》もあるが、 このように 「ね」や「よ」をカタカナで書くのは二十年ぐらい前の流行か。 「筈」を「ハズ」とカタカナにするのも、 「みるみる文字がウマくなる」の「ウマく」をカタカナにするのも、 古い感じだ。 いまならひらがなで書くところだろう。

それはともかく、 「君、字が上手だね」「はい、エーカンで練習しました」 という人を見かけないのは、 エーカンがフリーメーソンみたいな秘密結社で、 これで上達した人はそのことを隠しているからだからだろうか?

2001-01-26 (5) 23:59:40 +0900

西暦はキリスト教起源だからいやというならその下二桁だけを使う方法もある

西暦は国際的に通用するし便利だが、 キリストの生誕から数えているのでいや、という人もいるようだ。 だったら、その下二桁だけを使えば、実用上はほとんど問題ないし、 いいのではないか。 100 年でくり返してしまうが、干支(かんし)も 60 年周期だし、 東洋人はこれで困らないのかもしれない。

「2000 年問題」でこりたせいか最近は「'01 年」などと書くのははやらないようだが。

2001-01-24 (3) 03:45:13 +0900

中国文化圏の伝統である干支(かんし)をもっと使ったらどうだろうか?

「伝統」が最近のキーワードの一つのようだが、 西暦に対抗(?)するものとして、 中国文化圏の伝統である干支(かんし)をもっと使ったらどうだろうか?  干支のいいところは、60年でくり返すのでどこがはじまりかがわからないことだ。 そのおかげで、 「特定のできごとからの年数を数えている」 と思われなくて済む。 今の日本では、干支は年賀状に書く人がときどきいる、という程度ではないか。 政府が「平成〜年度予算」 などと言っているところを干支で言ってみるのもいいかも知れない。

2001-01-24 (3) 03:39:35 +0900

干支(かんし)で呼ばれるできごとでもっとも新しいものは?

「壬申の乱」のように干支で呼ばれるできごとが昔はあったが、最近はあまりない。 では、最も新しいものはなんだろう?  広辞苑第五版によれば「壬申戸籍」(1872 年)というのがあるそうだ。 外国でもいいなら、「辛亥革命」(1911 年)のほうが新しい。

2001-01-24 (3) 03:31:59 +0900

西暦が日本でこれほど使われるようになったのはいつごろから?

子供のころはみんな「昭和〜年」と言っていたように思う。 自分が 1950 年代の生まれと知って 「そんなに昔の生まれか」と思ったのはそのときすでに 1970 年代にはいっていたからだろう。 では、いつごろから、 身の回りでこんなに西暦が使われるようになったのか?

家族で話し合ってみたところ、 大阪万博の際の「1970 年の、こんにちは〜」という歌で広まったという説と、 「1960 年代のうちに人類を月に送り込む」 を実現したアポロ11号が広めたという説が出た。 (夏の)オリンピックは西暦が 4 で割り切れる年だが、 別に西暦を知らなくても「四年ごと」と思っておけば困らない。 「うるう年」と思っても(ほぼ)正しい。

元号より西暦、となったのは「昭和」の終わり近くからではないだろうか。

2001-01-24 (3) 03:28:16 +0900

2001-01-17 (3) の日記 --- 裸足で雪かき・タンホイザーを聞く

ベランダの雪かきをしたが、 先日は雨靴をもってきて履いたら脱いだあとで靴から落ちる泥や雪で回りを汚したので、 裸足で出てみた。 雪は柔らかいしきれいなので問題はないが、 やはり足が冷たい。 急いでエアコン室外機を“掘り出す”。 足は、乾いた雑巾で軽く拭いたら乾いてしまった。 これは楽だ。 しかし、後でみたら左足の薬指と親指が少し紫色になっていた。

……ということで、思い出してタンホイザーの「ローマ語り」を聞く。

2001-01-24 (3) 02:33:12 +0900

タンホイザー>ヴォルフラムは「高慢」か「高邁」か?

ショルティのCD「タンホイザー」の解説は渡辺護だが、 「夕星の歌」の直前に《チェロは彼の高慢な姿を表わし》とある。 同氏の「新版 リヒャルト・ワーグナーの芸術」(音楽之友社、1987) では《チェロは彼の高邁な姿を表わし》だ。 この「邁」の字は少し右にずれているようにも見える。

2001-01-24 (3) 02:26:50 +0900

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第三幕第一場の音楽の解説のところにも 「高邁な」の句が見えるが、ここも同様にずれているようであるから、 活字のせいと考えるべきかもしれない。

2005-01-28 (5) 23:44:48 +0900

「〜は〜についでもっとも何とか」というのはどこまで信じてよいのか?

種村季弘「謎のカスパール・ハウザー」(河出文庫、1997)の参考文献には 《カスパール・ハウザーに関する文献は、 ドイツではナポレオンとゲーテについで多いといわれる程で》 とあるが、 渡辺護「新版 リヒャルト・ワーグナーの芸術」(音楽之友社、1987)の文献には 《ワーグナーについての研究書の数は、 ドイツではゲーテのそれについで多いと言われる》 とある。 この手の表現は、どこまで信じてよいのかわからない。

エウクレイデス(ユークリッド)の「原論」も 「聖書についで読まれた」と言われるし、 トマス・ア・ケンピスの「キリストにならいて」もそうである。

中央線のどこかの駅には「日本で二番目にうまい」だか「安い」 だかという広告が出ていたような。

2001-01-24 (3) 02:18:48 +0900

カスパール・ハウザーとパルジファルの Das weiß ich nicht

私がカスパール・ハウザーについてもっている知識のほとんど全ては種村季弘 「謎のカスパール・ハウザー」(河出文庫、1997)によるものだが、 37 ページの、彼が初めて人前に現れたとき何を尋ねても 「俺ァ知らねえ(デース・ヴアス・イー・ニヒ)」 と答えたというのは、 パルジファルが最初に登場して Das weiß ich nicht をくりかえすところを思わせる。

2001-01-24 (3) 02:06:40 +0900

もしも田村亮子が数学をやっていたらどうなっただろうか?

去年の9月17日づけ朝日新聞大阪本社版第1面の、 田村亮子のシドニーオリンピック金メダルの記事。 田村の「談」に 《中学に入り、ピアノも習いました。 でも、道場の先生から 「ピアノに五輪はない」と言われ、 それ以来、 柔道一筋でした》 とある。 もしも田村がピアノでなく数学をやっていたらどうなったであろうか? 

注) 数学には“五輪”がある。

2001-01-24 (3) 01:53:44 +0900

ABCクッキングスタジオの生徒募集広告はパンを「手ごね」と言っている

「手」+「こねる」は「手こね」になるのが普通ではないか?  「手」+「込める」が「手ごめ」になることからの類推か?

香林坊109の4階にできた料理教室。

2001-01-24 (3) 01:46:44 +0900

酒悦の「さざえ時雨煮」に代用巻き貝「アカニシ」が使われていた

……という「お詫びとお知らせ」 が14日づけ朝日新聞大阪本社版社会面に出ていた。

「サザエさん」にも「アカニシさん」が出てきたりして。

2001-01-24 (3) 01:37:50 +0900

朝日新聞>『「導電性ポリマー」と表記することにします』は適当か?

昨年の10月12日づけ朝日新聞大阪本社版の、 ノーベル化学賞受賞が決まった白川英樹氏の対談の下の「おことわり」。 《白川英樹名誉教授の業績を、(中略) 「伝導性ポリマーの発見と開発」としてきましたが、 今後、専門家の間で使われることの多い 「導電性ポリマー」と表記することにします》 とあるのだが、 これは「表記」の問題ではなく言葉の選び方そのものの問題ではないだろうか?

2001-01-24 (3) 00:14:46 +0900

清酒大関 「美空ひばりメモリアル 愛蔵ボトル コレクション」のチラシ

前に書いた 『清酒大関 「美空ひばりメモリアル 愛蔵ボトル コレクション」の新聞広告 (2000-10-10 (2) 02:43:40 +0900 づけ)』に関連して。

その後、どこかでチラシをもらってきた。 新聞広告と同じお断りが載っているが、 「写真使用していますが」は 「写真を使用していますが」となっていた。

それだけ。

2001-01-23 (2) 23:51:44 +0900

上のリンクはいまはった。 もとは a href タグをおいていなかったのだ。

2004-05-07 (5) 22:03:53 +0900

よくわからない英語教材の広告

昨年の9月29日づけ朝日新聞大阪本社版経済面に出ていた英語教材 「マジック・リスニング」の広告。

例えば「vitamin」という単語があります。 日本人は「ビタミン」と発音しますね。 しかしネイティブが発音すると、 日本人の耳には 「ヴァィラメン」と聞こえます。 これですぐにビタミンだとわかりますか? 

というのだが、日本語の「ビタミン」はドイツ語 Vitamin からはいったものだろう。 手元の独和辞典によれば、 Vitamin は後ろにアクセントを置いて「ヴィタミーン」と発音する。 英語で「ビタミン」をどういうかは、 それを学ばなければわかりようがないのは当然だ。

一方、この教材は

トレーニングは簡単。 専用ヘッドフォンで付属のCDを聞くだけです。 (中略) 最初は不思議な感じがするかもしれません。 しかしこの独自の音を聞き続けることにより、 「日本語耳」の癖である音の予測を抑え、 同時に高い周波数の子音を聞きとる「英語耳」 の訓練ができるのです。

というものらしい。 それとさっきの vitamin とはどういう関係にあるのだろうか?

2001-01-23 (2) 23:20:05 +0900

セ・リーグ>「順位の決定は勝利数優先で」

昨年9月29日づけ朝日新聞大阪本社版スポーツ面に 「順位の決定は勝利数優先で/セ・リーグ理事会」という記事がでていた。 《セの渋沢事務局長は 「引き分け狙いで守りを固めると、 試合の面白みがなくなる。それを防ぎたい」と、 勝利数優先にする考えを説明》 というのだが、 単純に勝利数だけで決めると、 勝ちがなくなった先攻チームが最終回の守りで手を抜く可能性もある。 いい投手を下げていわゆる敗戦処理投手に投げさせるとか。 相手チームと大きく順位が離れていれば、 そうしたって自分のチームの順位には関係しない。

2001-01-23 (2) 22:53:58 +0900

今年のセ・リーグ>1位チームと6位チームがプレーオフをするかも?!

きのうの 《勝利数一位と勝率一位のチームが異なった場合は、3試合のプレーオフを実施する》 の続き。 勝利数単独1位のチームが勝率は単独6位で、 勝率単独1位のチームが勝利数は単独6位という例を作ってみた。 同記事に 《二位以下の順位も勝利数、勝率の順で決定する》 とあるので、チームは勝利数の順に並べてある。

チーム勝敗勝率
3 勝 4 敗 3 分け.4291-1
0
1-1
0
1-0
1
0-1
1
0-1
1
2 勝 2 敗 6 分け.5001-1
0
1-0
1
0-1
1
0-0
2
0-0
2
2 勝 2 敗 6 分け.5001-1
0
0-1
1
0-0
2
1-0
1
0-0
2
2 勝 2 敗 6 分け.5000-1
1
1-0
1
0-0
2
1-1
0
0-0
2
2 勝 2 敗 6 分け.5001-0
1
0-0
2
0-1
1
1-1
0
0-0
2
1 勝 0 敗 9 分け1.0001-0
1
0-0
2
0-0
2
0-0
2
0-0
2

各カードごとの対戦成績は「勝ち数 - 負け数」の形で記入した。 その下の数は引き分けの数である。 簡単のため試合数は各カード 2 試合ずつとしてあるが、 これに 13 勝 13 敗を加えれば 実際のように 28 試合ずつになるし、 勝率 10 割という非現実さがいくらかは緩和されるだろう。

このケースではAチームとFチームでプレーオフだ。 Aチームが勝てばAチームが1位、Fチームが6位となるが、 Fチームが勝った場合、Fチームが1位はいいとして、 Aチームは何位になるのだろうか?  2位になって、B〜Eチームが3位となる?  そうなると、B〜Eチームとの間でプレーオフをすることも考えられる。 それとも、Fチームといれかわって6位になる?

付) 各カードが 1 試合ずつでこのような例を作るのは不可能だ。 各チームは 5 試合を戦うことになるが、 各チームの勝ち数は上と同じにしなければならないので、 Aチームの勝率が 5 割を越える。 すると全チームが勝率 5 割を越えてしまい、矛盾する。

2001-01-23 (2) 22:39:10 +0900

セ・リーグは「勝利数1位」と「勝率1位」が異なればプレーオフというが

2000年12月14日づけ朝日新聞大阪本社版スポーツ面に 「勝利数1位・勝率1位違えば…3試合プレーオフへ/セ・リーグ」 という記事が出ていた。

勝利数一位と勝率一位のチームが異なった場合は、 3試合のプレーオフを実施することを決めた。 例えばA球団が 84 勝 56 敗(勝率6割)、 B球団が 80 勝 50 敗 10 分け(同6割1分5厘)だった場合は、 両チームが優勝をかけて、日本シリーズ一週間前ぐらいの時期に激突する。

というのだが、 第三のC球団が 82 勝 53 敗 5 分け(勝率6割0分7厘)であっても、 プレーオフに参加する権利は与えられないのであろうか?  勝率はA球団より上だし、勝利数はB球団より多いのに。 83 勝 52 敗 5 分け(勝率6割1分4厘8毛)でも?

上の例は新聞記事に合わせて作ったが、 勝手に作るなら 「84 勝 56 敗(勝率 .600)」 「83 勝 55 敗 2 分け(勝率 .601)」 「82 勝 54 敗 4 分け(勝率 .603)」 「81 勝 53 敗 6 分け(勝率 .604)」 「80 勝 52 敗 8 分け(勝率 .606)」 「79 勝 51 敗 10 分け(勝率 .608)」 のように、勝ちと負けをひとつずつ引き分けにふりかえてゆく列を考えるだろう。 こうすればこのような例になることは、 前に書いた、 縦軸に勝ち数、横軸に負け数をとった図で考えればすぐわかる。

6球団が上のように並んでしまったら? という心配はない。 全球団が勝ち越しということはないからである。

2001-01-23 (2) 02:30:25 +0900

「皇帝の新しい心」が「皇帝の新しい服」(邦題「裸の王様」)の地口とは…

…全然知らなかった。 emperor's new clothes はリーダーズ英和辞典にでている。

2001-01-23 (2) 00:28:15 +0900

広辞苑第五版では「干支(えと)」のところに十干十二支の一覧表がある

第三版では投げ込み付録だった。

2001-01-23 (2) 00:19:05 +0900

広辞苑第五版では「国際単位系」のところに SI 接頭語がまとめられている

本文ナシ。

2001-01-23 (2) 00:17:40 +0900

「ナノ」は 10-9 だからラテン語の「九」が語源と誤解していた

本当の語源はギリシア語の nannos, 小人だそうである。 ギガ(109)と対になるのであろう。

誰かにラテン語の「九」だと教えられたような気がする。 でも、それなら nonus とか nona になるはずだ。 だまされたか(笑)。

2001-01-23 (2) 00:17:24 +0900

「実名」vs「本名」>「実名レスラーが登場」というプロレスゲーム

テレビゲームの雑誌に 「実名レスラーが登場」というプロレスゲームが出ていたが、 広辞苑第五版、新明解国語辞典第五版は 「実名」を「本名」の意味と説明している。 覆面レスラーとかはどうなっているんだろうか?

家族の一人は 「実名」は必ずしも「本名」とは限らないと主張する。 私もそんな気がする。 例えば「某有名女優がこれこれした」 という雑誌記事は「実名」をあげていない。 「田中美佐子がこれこれした」といえば 「実名」をあげてはいるが「本名」は書いていない。 (もとは本名だったが結婚して姓が変わったことに [昔からのファンは]注意。)

2001-01-23 (2) 00:02:20 +0900

「こちらから電話を差し上げることはありません」という折り込み広告を見た

資料請求の際 「こちらから電話を差し上げることはありませんので電話番号を記入する必要はありません」 というのだが、 「電話を差し上げる」を 「電話機を差し上げる」の意味に解釈する人はいないだろうか?

ところで、セールスの電話がかかってくるのと、 押し売りにこられるのとではどちらがいやだろうか?

2001-01-22 (1) 23:54:36 +0900

NHK 金沢のアナウンサがニュースで「たすきをつなぐ」と言っていた

きのうの日曜の、お昼のラジオのニュースだったと思うが、 NHK 金沢のアナウンサが「たすきをつなぐ」という表現を使っていた。 「次々とたすきをつないでタイムを競っていました」 のように言っていたと記憶しているが、 地元の人たちが出て走るマラソン大会のようなものだったので、 パン食い競争が走りの速さだけでなくパンを食いちぎるスピードも競うように、 みんなのたすきを結んでつなぐスピードも競うのかと一瞬思ってしまった。 そういえば、駅伝の中継ではこの表現をときどき聞く。

広辞苑第五版には「たすきを渡す」という例文は出ているが 「たすきをつなぐ」は出ていない。

2001-01-22 (1) 23:49:10 +0900

NHK のアナウンサはフィリピンの新大統領の名前「アロヨ」を中高に発音する

「中高(なかだか)」はいま仮に名づけたものだが、 「雨戸(あまど)」という語と同じく「低高低(低)」と発音している、 という意味である。 普通、3モーラからなるカタカナ書きの人名はこうはならないと思う。 「アバド」のように「高低低(低)」となるか 「ベーム」のように「低高高(高)」となると思うのだが、 家族の一人は原語のアクセントが反映されているのではないかという。

2001-01-22 (1) 23:40:45 +0900

「かや・まりか」と読む「香山リカ」もどきのペンネームはいかが?

例えば「茅茉莉花」と書くとか。

う〜ん、読みにくい。全部くさかんむりだ〜。

2001-01-22 (1) 23:27:10 +0900

「食べきる」を「食べ切る」と書かれると「食い切る」のような気がして

……ちょっとヘンな感じ。

2001-01-22 (1) 23:24:15 +0900

要求の性格によって割り当てかたを変える私家版 malloc() は意味ないか?

malloc() を自前でシミュレートする関数で、 呼び出しかたによって違うアルゴリズムでメモリを割り当ててゆく、 というのは無意味だろうか?  例えば要求するメモリの大きさや使用したい期間で呼び出しかたを変え、 それによって、 例えば上位から割り当てるか下位から割り当てるかなどを変える。

そうしなくてもいいように工夫して malloc() は書いてある?

2001-01-22 (1) 23:09:40 +0900

直線状のレストランなら禁煙席と喫煙席の境界を移動する方法もあるだろう

最近は禁煙席と喫煙席をわけてあるレストランや喫茶店が多いが、 どちらかが満員なのにもう一方に空席がある、という場合がある。 直線状のお店なら、片方の端から禁煙席希望のお客を座らせ、 反対の端から喫煙席希望のお客を座らせたら、どうだろうか?  間には「ここから左は禁煙席・右は喫煙席」などと書いた立て札を立て、 必要に応じて店の人が移動する。 換気が十分で、 前にそこでタバコを吸っていた人がいても少し時間が経てば平気、 というような店でないとだめだけど。

2001-01-22 (1) 22:58:19 +0900

C言語>malloc() と free() はカウンター席にお客を座らせるのに似ている

malloc() と free() の動作は、カウンター席にお客を座らせるのに似ている。 最初は端から座らせてゆく。 お客が帰ったあとの空きに、あとからきたお客を座らせる。 first fit にするか best fit にするかは、 ウェイターあるいはウェイトレスの考え方次第だろう。

何年か前に思いついたこと。

2001-01-22 (1) 22:53:06 +0900

「銀象印」というスコップを見たが、「動物占い」と関係があるのだろうか?

香林坊大和6階で「銀象印」と書かれたスコップが売られていた。 浅香工業(株)のもので一本 1,680 円。 「動物占い」ではことしは「銀のゾウ」だが、それと関係があるのだろうか?

2001-01-22 (1) 22:48:55 +0900

「羽毛布団」は「うもうふとん」か「はねもうふ団」か

もちろん「うもうふとん」だろうが、 羽毛布(はねもうふ)なるものを首に巻いて町を闊歩する 「はねもうふ団」だったりして。 香林坊大和6階の寝具売り場で思いついた。

広辞苑第五版によると「布団」は当て字で、 本来は「蒲団」と書くのか……。

2001-01-22 (1) 22:44:36 +0900

アンティーク売り場の「今世紀初頭」の札が「20 世紀初頭」に変わった

金沢の香林坊大和6階アンティーク売り場に「今世紀初頭」 と作成年代が書かれた札のついた商品が置かれていたことは 『アンティーク売り場の「今世紀初頭」 とかの札は来年には全て書き換える?』 (2000-04-02 (0) 01:22:05 +0900 づけ) に書いたが、 今年の1月3日、初売りの日にはそのままだった。 毎週日曜日には見るようにしていたら、 21日には消して(確か)「20 世紀初頭」と直してあった。 「前世紀初頭」としなかったのは 100 年間売れ残る可能性を考えてだろうか?

2001-01-22 (1) 22:36:30 +0900

上のリンクはいまはった。 もとは a href タグをおいていなかった。

2004-05-07 (5) 21:55:10 +0900

十干十二支の 60 年周期は短すぎる。十三支にすれば 130 年周期になるのに

十干十二支が一回りするのが「還暦」だが、 平均寿命の長くなった現在では短すぎるだろう。 十二支に一つ加えて“十三支”とすれば周期は 10 と 13 の最小公倍数で 130 年となる。 十三番目の動物はペガサスあたりでどうかな?  「動物占い」に毒されているか?

(もちろんこれは冗談です。)

2001-01-21 (0) 04:12:32 +0900

「動物占い」は「十干十二支」だったのか

どちらも60日周期なのでどういう関係かと思っていたが、 「動物占い」の 1 が甲子(きのえね)なのであった。 なーんだ。 丙午(ひのえうま)に対応するのは「43 赤の虎」。

「動物占い」は今年をゾウの年といっているが、 これも今年が辛巳(かのとみ) (「動物占い」では「18 銀のゾウ」) であることからきているものだ(ろう)。

「動物占い」の最近の本にでている色と「十干」の関係は以下の通り。 なんとなく納得してしまう。

甲 きのえ黄色
乙 きのと
丙 ひのえ
丁 ひのとオレンジ
戊 つちのえ茶色
己 つちのと
庚 かのえ
辛 かのと
壬 みずのえ
癸 みずのと

ただし、動物と十二支との関係はこれほど単純ではない。

2001-01-21 (0) 03:58:16 +0900

選挙の際などにときどき見かける鉢巻を HTML で表現してみた

2001-01-21 (0) 03:05:55 +0900

万年カレンダー

第1表で左端の列に記されているのは 1700 年代、1800 年代、1900 年代、2000 年代の意であり、 二桁の数は年の下二桁である。 一桁の数は各年の3月1日の曜日(0 が日曜、1 が月曜、……、6 が土曜)を表わす。 背景が緑色の年はうるう年である。 第2表は第1表で得られた数から各月の1日の曜日を求める表である。 ただし、「1月」「2月」は翌年の1月と2月を意味する。 あとはこれに各曜日から始まる7通りのカレンダーをつけるだけである (がそれは省略)。

第1表
170000 1 01 2 02 3 03 4 04 6 05 0 06 1 07 2 08 4 09 5 10 6 11 0 12 2 13 3 14 4 15 5 16 0 17 1 18 2 19 3
20 5 21 6 22 0 23 1 24 3 25 4 26 5 27 6 28 1 29 2 30 3 31 4 32 6 33 0 34 1 35 2 36 4 37 5 38 6 39 0
40 2 41 3 42 4 43 5 44 0 45 1 46 2 47 3 48 5 49 6 50 0 51 1 52 3 53 4 54 5 55 6 56 1 57 2 58 3 59 4
60 6 61 0 62 1 63 2 64 4 65 5 66 6 67 0 68 2 69 3 70 4 71 5 72 0 73 1 74 2 75 3 76 5 77 6 78 0 79 1
80 3 81 4 82 5 83 6 84 1 85 2 86 3 87 4 88 6 89 0 90 1 91 2 92 4 93 5 94 6 95 0 96 2 97 3 98 4 99 5
180000 6 01 0 02 1 03 2 04 4 05 5 06 6 07 0 08 2 09 3 10 4 11 5 12 0 13 1 14 2 15 3 16 5 17 6 18 0 19 1
20 3 21 4 22 5 23 6 24 1 25 2 26 3 27 4 28 6 29 0 30 1 31 2 32 4 33 5 34 6 35 0 36 2 37 3 38 4 39 5
40 0 41 1 42 2 43 3 44 5 45 6 46 0 47 1 48 3 49 4 50 5 51 6 52 1 53 2 54 3 55 4 56 6 57 0 58 1 59 2
60 4 61 5 62 6 63 0 64 2 65 3 66 4 67 5 68 0 69 1 70 2 71 3 72 5 73 6 74 0 75 1 76 3 77 4 78 5 79 6
80 1 81 2 82 3 83 4 84 6 85 0 86 1 87 2 88 4 89 5 90 6 91 0 92 2 93 3 94 4 95 5 96 0 97 1 98 2 99 3
190000 4 01 5 02 6 03 0 04 2 05 3 06 4 07 5 08 0 09 1 10 2 11 3 12 5 13 6 14 0 15 1 16 3 17 4 18 5 19 6
20 1 21 2 22 3 23 4 24 6 25 0 26 1 27 2 28 4 29 5 30 6 31 0 32 2 33 3 34 4 35 5 36 0 37 1 38 2 39 3
40 5 41 6 42 0 43 1 44 3 45 4 46 5 47 6 48 1 49 2 50 3 51 4 52 6 53 0 54 1 55 2 56 4 57 5 58 6 59 0
60 2 61 3 62 4 63 5 64 0 65 1 66 2 67 3 68 5 69 6 70 0 71 1 72 3 73 4 74 5 75 6 76 1 77 2 78 3 79 4
80 6 81 0 82 1 83 2 84 4 85 5 86 6 87 0 88 2 89 3 90 4 91 5 92 0 93 1 94 2 95 3 96 5 97 6 98 0 99 1
200000 3 01 4 02 5 03 6 04 1 05 2 06 3 07 4 08 6 09 0 10 1 11 2 12 4 13 5 14 6 15 0 16 2 17 3 18 4 19 5
20 0 21 1 22 2 23 3 24 5 25 6 26 0 27 1 28 3 29 4 30 5 31 6 32 1 33 2 34 3 35 4 36 6 37 0 38 1 39 2
40 4 41 5 42 6 43 0 44 2 45 3 46 4 47 5 48 0 49 1 50 2 51 3 52 5 53 6 54 0 55 1 56 3 57 4 58 5 59 6
60 1 61 2 62 3 63 4 64 6 65 0 66 1 67 2 68 4 69 5 70 6 71 0 72 2 73 3 74 4 75 5 76 0 77 1 78 2 79 3
80 5 81 6 82 0 83 1 84 3 85 4 86 5 87 6 88 1 89 2 90 3 91 4 92 6 93 0 94 1 95 2 96 4 97 5 98 6 99 0

第2表
3 月4 月5 月6 月7 月8 月9 月10 月11 月12 月1 月2 月
0
1
2
3
4
5
6

第1表は以下のプログラムで作った。

#include <stdio.h>

#define isleap(X) (!((X)%4) && (X)%100 || !((X)%400))   /* うるう年? */

int zeller(int year, int month, int day);

main() {
    int i, j;

    printf("<TABLE border>\n");
    for (i=17; i<21; i++) {
        printf("<TR>\n");
        printf("<TD rowspan=\"5\">%d", 100*i);
        for (j=0; j<100; j++) {
            int year = 100*i+j;
            int leap = isleap(year);

            printf("<TD%s>", leap ? " bgcolor=\"#CCFFCC\"" : "");
            printf("%02d %d\n", year%100, zeller(year, 3, 1));
            if (j%20 == 19 && j != 99) {
                printf("<TR>\n");
            }
        }
    }
    printf("</TABLE>\n");
    return 0;
}

/* 奥村晴彦氏の「C言語による最新アルゴリズム事典」(技術評論社)から引用 */
int zeller(int year, int month, int day) {
    if (month < 3) {
        year--; month += 12;
    }
    return (year + year / 4 - year / 100 + year / 400 \
                            + (13 * month + 8) / 5 + day) % 7;
} /* zeller() */

第2表もプログラムを書きかけたが、 デバッグするより手で結果を直すほうが早いと思ったので途中で断念した。

2001-01-21 (0) 01:50:43 +0900


すのもの Sunomono