艶姿3人日記 (2001年4月) |
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4月30日(月) 永遠の別れ |
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明治、大正、昭和、平成と生き抜いてきた、
父方の祖母が亡くなった。 毎年お盆で帰省すると、テレビの終戦記念日特集で、 機体に日の丸が大きく描かれた飛行機が撃ち落とされ、 海の藻屑となって消えていくシ−ンを見ながら、 オイオイと泣いていた。祖父は、空軍のパイロットで 昭和20年7月7日に戦死したことを教えてくれた。 それからの祖母は2人の子どもを、女手1つで 母とは同居している間よく、嫁姑ゲンカをしていた。 4年前からは痴呆症が重くなり、 お葬式が終わり、いちばん苦労が多かった母がポツンともらした。 紅をさし、薄化粧をした祖母は90歳とは思えないほどきれいだった。 |
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4月27日(金) うちの息子の笑顔は“世界一” |
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そんな笑顔を見たくて私は、あの手・この手で息子に笑って もらうことに命をかけている。 ある晩のこと。 やっと寝てくれホッとしたものの、なぁ〜んかさみしい・・・ 私は、息子の耳元で《魔法の言葉》をささやいた。 すると息子は、目をつぶったまま『ふっ・ふっ・ふっ・・・』と 白い歯を出して笑ってくれるのだ! これがまた気持ち悪いが最高の笑顔♪ たっくさんある魔法の言葉を次から次へささやく私! もう身体は寝ているにもかかわらず、息子にうけまくっている。 ここらへんでやめときゃぁ〜よかったのに、調子にのったわたしは 旬の魔法の言葉をささやいた!! すると、息子の手がバチ〜ンと私の顔面に・・・ えっ!?見えてるの?と、思うくらい顔面直撃!! 私は、目からお星様がチラチラ・鼻血がタラーッ・・・ あまりの情けなさに、自分自身泣き笑い・・・ なんか、こんな自分が好きなんだなぁ〜・・・ |
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4月26日(木) ある朝の出来事! |
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娘が、「おかあさーん、見て見て!」 と呼ぶので行ってみると、食後のデザートに用意してあった イチゴの一つを娘が指差して、「兄ちゃん、これよ!」 なんて生意気に言っている。すると兄ちゃんがそのイチゴめざし フォークで刺して食べているではないか! 山盛りのイチゴのなかで、兄ちゃんは妹が指差したイチゴをきちんと 見ているではないか! 偶然ではなく、何回も妹が指差したイチゴを兄ちゃんは 食べているのだ。 感心する事に、妹の声かけと指差しのタイミングが、おみごと!! こんな事教えた事もないし、娘に言った覚えもない。 しかし、娘はちゃんと見たり、聞いたりしていたのだ。 私の日ごろの行動と、人との会話を・・・ そして、娘なりにきちんと理解していたんだ。 |
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4月13日(金) ふうせん |
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自閉症という障害を、背負って生きている我が家の長男だが、 週に2回水泳の個人指導を受けている。 今日はその水泳教室の日で、ついに75Mをビ−ト板なしで泳いだ。 息子から、またひとつ夢をもらった。 この夢は風船のように大きくふくらんだり、ある時はしぼんだり・・・。 でもこのふうせん、市販の風船と違うところは、しぼむけれども 決してこわれないふうせんなの! |
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4月6日(金) 「また、どうぞ!」 |
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ペ−パ−ドライバ−である私と行動を共にする息子は、 どこへ行くにも公共の乗り物を乗り継いで行っている。 他の乗客が降りるとき、「ありがとうございました」と愛想よく 声をかけられる運転手さんが、私達親子には無言だったり、 料金の計算方法を知らない人に、「料金が足りない!」と 呼び止められたり・・・。 特に路線バスでは、いろいろとあるけれど、 これからも根性だして乗っていこうと思っている。 今日もまた、歯医者さんへ定期検診に向かうためにお世話になった。 息子が60円を料金箱に入れ、後ろにいた私が<療育手帳>を 運転手さんに見せたときだった。 「また、どうぞ!」と思いがけない言葉と笑顔をもらった。 うれしくて、ニッコリ微笑返しをしてバスを降りた。 (もちろん、36歳の母が・・・である) |
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4月4日(水) 1ダ-スの思い出 |
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私が高校受験のときだった。 (もう大昔!20うん年前!) 鹿児島ではすべり止めに私立を1校と、 第1希望の公立を1校受けるのが、 その頃の平均的な高校受験のかたちだった。 すべり止めの私立を受けに行った時のこと。 そして迎えた公立の試験の日の朝。 |
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4月2日(月) <迷惑な話やでぇ〜> |
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あれ??長男がかわいそうだと思っていたが、 |
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