艶姿3人日記 (2001年11月)
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11月11日(日) < レインマン >
この映画を見たのは,今日で3回目だった。ダスティンホフマン演じる自閉症の兄と,トムクル−ズ演じる弟の兄弟のお話。
この映画を初めて見たのは,長男が自閉症と判定を受けて間もなくの事だった。「参考になるから見てごらん」と,かかりつけの言語療法士の先生に薦められて,レンタルでビデオを借りて主人と見た。〜うちの子はこんな風にはならない。絶対に普通になる!〜と思っていた。
2度目は今から2年前ぐらいのテレビの放映で。タイプは全然違うけれど,仕草や視線に似通った所を見つけた。自閉症の人達が生きていく上での困難さを,まじまじと感じ取れたような気がした。傍らにいる長男の苦労を思い,泣きながら見ていた。
3度目の今日は・・・。兄弟とは理解できず,列車で去っていく最後のシ−ンを見て,やはり涙なしでは終われなかった。自閉症の障害を背負って生きている長男が,幸せな人生をまっとう出来るよう,私は何をすればいいのだろう・・・。何をしたらいいのだろう・・・。真剣に考えていたら,自分の無力さが情けなくなって,また泣きたくなった。