艶姿3人日記 (2002年3月) |
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3月12日(火) < くやし涙とうれし涙と > | |
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今日はいろんな事があった1日だった。 今年度を締めくくる個人懇談会。 15分刻みの話し合いなんて, 何にも伝わらなかったし,伝えられなかった。 ただひとつ・・・。 息子を共通理解していなかった・・・, という事以外は。 ただのお飾りの言葉は空しく聞こえるし, 私の胸を少しも打たない。 ねえ,せんせい。 あなた方のお子さんが, うちの息子のように 身体をいっぱい傷つけて帰ってきても, やはり今のように冷静でいられますか? 「なぜ,あんなにいっぱい自傷が あったんでしょうね〜〜〜」 なんて言ってられますか? かつての恩人から届いた一通のメ−ル。 悔し涙を流しながら読んでみる。 そこには 「たいちゃんに出会えて幸せです。」と 書かれてあった。 こんなにも温かい言葉を頂いたのは, 初めてだった。 その恩人がうちの子に費やしてくれた, 時間と労力と魂をあらためて思う。 その恩人は本当に,自分の時間を 息子にくれたんだと思う。 うれし涙で画面がにじんだ。 |
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3月6日(水) < 大切なあなたへ贈る手紙 > |
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拝啓 やまぐち様,お元気ですか? 北の大地はまだ雪に覆われていることでしょう。 週に1度の君との体育教室。 いつまでたっても行かないので, 息子がヘンな顔をします。 体育教室へは行かないのかと, いいたげな顔をして待っていますよ。 君との出会いはキャンプでしたね。 今でも覚えていますよ。 初めて家にきた時の事。 2階でパニックになっている息子を見に, しらき先生とさかいさんと,あなたとで 階段を全速力で駆け上がって行きましたね。 あれから4年。 こんなに長く私達家族を支えてくれたんだね。 学生さんに息子のことや障害について, 伝える楽しさを教えてくれたのもあなたでしたよ。 本当に真剣に息子のことを考えてくれてありがとう。 今までありがとう。 言い表せないぐらい感謝しているよ。 自分で決めた道を, 自分で思うとおりに歩いていくんだよ。 あなたには意志の強さがあるから。 負けないでね。 絶対に。 北の大地に遅い春がきて, 毎日の生活が落ち着いたら, 息子のこと思い出してね。 その頃彼は,真新しい学生服に 身を包み中学生になっているよ。 |
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