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天王星
冥王星
吊し人


正位置:犠牲、試練、後悔、忍耐、努力、苦労、身動きが取れない状態。悪い意味ばかりでなく、将来的には報われる事をこのカードは示している。
逆位置:苦悩、苦痛、無駄な犠牲、骨折り損、限界、悲観、いらだち。

【吊られた男 カードの主旨】
  吊られた男のカードは犠牲や献身、慈愛の精神を意味します。自分よりも相手のことや身の回りのことを優先して考える献身的な姿勢を表すカードになります。慈愛の精神が強く、自己犠牲の念もあるので、時には不都合なことばかりかもしれませんが、いつかは報われ大きな幸せがやってくることを意味する優しいカードですね。   正位置では、現状での努力や行動が今後につながる良い面を意味し、逆位置では、現状が変わらず苦労し続けることや今後につながらないことを意味します。  
  【吊られた男 正位置の解釈の仕方】
 今までの努力や苦労が報われ、それ相応の結果を手にする事ができることや、人のために尽くそうと思う気持ちがよい結果や状況を作り出すことを表しています。
犠牲。努力。忍耐。困難。障害。奉仕。慈愛。救済。成果。良い結果。自己犠牲。
自己犠牲が報われ、それ相応の結果を手にする。 
考え方が変わり今までのことが陳腐に感じる。 
自分に対しての感謝や好意を受け取ることができる。 
今までの努力や苦労が報われ状況は光り輝く。 
人に尽くす優しい気持ちが必要になる。 
人からの感謝や魅力的な話をもらう。

 【吊られた男 正位置の解釈の例】
落ち着いた優しい心が視野を広げ、物事の全体像を見れるようになる。 
今までの努力や苦労が実を結び始め、結果が次第に見えてくる。 
自分のしたことが認められ、人から共感を得られる。
  
  【吊られた男 逆位置の解釈の仕方】
 今までの努力や苦労が報われず、無駄になってしまうことや、新しい方向に目を向け、これまでのことを放棄してしまうことが暗示されています。
犠牲。無駄。盲目。失敗。疲労。困難。片思い。骨折り損。遠い恋愛。狭い視野。
自分の存在価値がわからなくなり、自分の中に閉じこもってしまう。 
自分では何もできず人を頼りにしなければならないが、期待はできない。 
何をして良いのか検討が付かず路頭に迷ってしまう。 
いままでの努力や苦労は無駄になり、別の道に進む。 
状況の変化を変えたいが、自分では何もできない。 
今までの恋人や好きな相手から関心が薄れ、新しい方向に意識が向く。

 【吊られた男 逆位置の解釈の例】
新しい方向に意識が向き、今までの努力や苦労が無駄になる。 
問題や障害は、ますます大変になる気がして滅入ってしまう。 
自分では何もできない状況に、悲観的になってしまう。
 


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