Fw190シリーズの主脚の折り畳み回転軸には機体の軸に対して前方に内向き/上向きの角度が付いています。その軸を延長した先に視点を置いて眺めてみましょう。

図は、ちょっと見下ろしすぎてるかもしれませんが、まあ、こんな感じ。

アクチュエータはカルダン式に三次元的に動くので省略してあります。

タイヤに微妙なトーアウトが付いているのは、着陸時、片側のタイヤが先に接地した場合(離陸時では残った場合)に、そのタイヤ側に機体を引っ張ることで逆側を引きずり下ろすようにするためで、これがトーインだと逆に、飛行機がひっくり返ります。

トーアウトについてはスケビの阿部孝一郎氏の連載で知った。

Fw190の脚
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