潜水艦で一番好きなのはアルファ級です。
ソ連が鉄のカーテンの向こうの神秘的な科学軍事大国であったころの、神秘的な伝説の一つです。
当時、水中速力50ノットと言われ、チタニウムのボディは深度1000mの水圧に耐えるので、西側の炸薬量の小さい対潜魚雷では沈めることができないだろう、いや、魚雷が追いつけないだろうと言われていたスーパー潜水艦です。
ロマンです!
実際にも、少ないクルーが艦中央部の区画から無人の魚雷発射管室(自動再装填装置付き)や機関室をリモートコントロールするという50年代末期の計画なのに恐ろしく攻めたデザインで、完成度も高く、故障しなければクルーには好評でした。故障しなければ・・・
しかし、無人部分が故障すると、航行中はどうしようもなかったっぽい・・・
クルーは楽ちんで好評だったけども、稼働率は低かったので、海軍上層部からはあまり好かれなかったという面白い評価の船です。
コストが高く、稼働率も低いので、建造されたのは7隻。
液体金属冷却の原子炉を採用という、ワクワクするような新基軸だったのですが、一番艦はその液体金属が固まっちゃう(w)という素敵なトラブルに見舞われ、二番艦からは別設計の液体金属冷却原子炉を採用したものの、稼働率と運用コストは良くなかったようです。
しかし、最大速力(実際には40ノット)でダンプカーのような轟音を出して走り回ってから無音潜行に移ると、アメリカ潜水艦の聴音手は耳がおかしくなって見失ってしまうとか。ホントか嘘かはわからないけど楽しい話です。
スクリューはキット指定だとポリッシュドチタニウム。
チタンの削りだし?脆そう・・・
横舵についてる小さいスクリューは確か電動で、港内での細かい運動用だって。かっこいい!
セイルが涙滴型とか、とっても水中速力早そうでかっこいい!
西側はセイルに潜舵をつけたがりますが、あれは水力や浮力の中心から離れてるので安定悪そう。
このあたりは西側の潜水艦は全部かっこ悪いと思います。
潜舵は、昔のドラゴンのキット化した頃の情報ではUボートみたいに後ろにたたむ解釈でしたが、じっさいは水平に潜望鏡みたいに艦内に引き込まれます!アニメメカみたいでかっこいい!!
このキットを買ったのは十年以上前だと思うのですが、モーター仕込むつもりでめんどくさくて放置してたんですが、老いたんで、もう電動化とかやめ!とキレて、ただの可動にしました。左右の補助推力プロペラも可動にしましたよ。
尾部が別部品だったので、本体を水密に組んでから、水入り放題の尾部をくっつけた。
メインスクリューは軽快に回ります。
冬になったらお風呂で遊ぶ。
浮かべてみた。
おもりがちょっと足りませんでした。
手を付けなかったもう一つの理由が、セイルについてる脱出装置と、浮上時にいっぱいセイルから飛び出すいろいろなセンサーを再現したいのに詳細がよくわからなかったことですが、もういいの!こわれちゃうし!これはお風呂で遊ぶようなの!
年取ると負けてもいいやって気になってくるのよね・・・