昔のジウジアーロ、大好きです。
なんというか、流線的すぎず、中庸の丸みを帯びた、シャープなシルエットは芸術的であります。
この完成品は、僕が十代最後の頃に出た、なんというか、1/43のミニカーキットを1/24で、ボディーだけインジェクションプラでみたいなコンセプトのシリーズである、グンゼのハイテックシリーズを、出た直後の80年代末期に組んだものです。
アルファロメオのフロントマスクって、代々ヘルメットかぶったローマの兵士の顔みたいな雰囲気ですな。
この車は特に厳しく頑固そうな顔です。
う〜ん!セクシーなボディラインと、ハエトリグモみたいなお顔の、言葉だけならアンバランスな取り合わせが、奇跡的に自然に融合している素敵なデザイン!
優雅な側面形。 ボディは、なぜか、地味な色に塗りたくて、ハンブロールの9番で塗った当時のぼく。
リア。綺麗にまとまって、当時のぼくはナンバープレートつけなかったけれど、つけていれば一層引き締まったであろう、万全のデザインであります。
このキットは、ホワイトメタルやらダイキャストやらエッチングパーツやらを盛れば高級感出るし金型代も安く済んでいいじゃん?みたいな詐欺キットなので、ステアリングとか固定です。
なんで、当時のぼくは、当時出ていた似たサイズの車のキットからステアリング可動部とかを移植したわけでした。 ユニオンのルノーR8とかから・・・もったいねえ・・・
てっぺん!リバティ〜!・・・当時のCMから・・・ きれいにまとまったデザインだ!当時のジウジアーロエロすぎ!
このキットはシャーシはダイキャストで、無駄に重いのです。当時十代末期だったぼくとしては、この、ステアリングしねえし重いし接着しにくいしってダイキャストは許せなかったもんで、プラバンとポリパテでエミュレートしたシャーシを自作したものでした。
パワーあったな当時のぼく・・・
排気管の塗装とか、今よりテクニックあったかも・・さすが当時絵描き志望だっただけあるな・・・
フロントの、このギョロ目をみると、90年代のイタリア代表のベルゴミを思い出すのですが、誰も覚えてねえだろうな・・・
ラジエーターグリルはエッチングと網ですな。でも、実写もこんな網なのかな?
エンブレムが意外と細かいのはぼくのテクニックじゃない感じだけれどどうだったか覚えてない・・・
ドアノブと鍵穴ボッチは確かホワイトメタルだったはず。ワイヤーみたいな作りに衝撃を覚えた記憶。
なんとなく下からパースつけて撮影。
シャーシを自作したときに、燃料タンクとか予備タイヤの入る膨らみとかは、ダイキャストパーツからシリコンで型とって、ポリパテで複製した記憶。ホルツのポリパテで。
タミヤのキットを今度作ってみようかなって思い始めました。