悲劇の怪鳥、XB-70の主脚です。重たい画像をおわびします。

進行方向は左。左脚です。

主脚柱に、大4個、小2個(ブレーキのアンチスキッドセンシング用?)のタイヤがついた構成になっています。小2個のタイヤは独自のスイングアームでボギーにぶら下がっています。(図では省略)

主脚は、飛行機が地面を離れ、折畳みの行程が始まるとボギーがまるでバレリーナの足首のように(またはこぶら返り状態)脚柱と平行になり、さらに図中濃い緑で示した部分より下が脚柱上部の油圧アクチュエータによってガニ股方向に90度回転します。回転させる方法はちがうけど、ヘルキャットなどと同じ方向ですね。

回転が終わると図中赤で示した油圧ジャッキによって主脚構造が後ろ上方へ引き揚げられます。

黄色とピンクで示したのはアップダウンロック用のふたつ折れになるストラットです。

タイヤは耐熱塗料で銀色に塗られていますが、接地面は剥げて黒くなるようです。

図中白で表してるのは脚カバーね。

参考にした「ウォーバードテックvol.34」には左足だけバレリーナ状態で着陸した写真が入ってます。右へロールしながら着陸したパイロットの腕前に乾杯。

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