むかし、エアフィックスやマッチボックス、そしてフジミやニットー、エーダイグリップは、1/76でいろいろな陸のアイテムを出していました。もうみんな40年以上前のことです。
特に、マッチとエアは、とってもレアなアイテムを出してました。
たまにはそんなアイテムに手を出すのも楽しいかなって。
キット内容は、おなじみボフォース40ミリ機関砲と、それを牽引するモーリスのCDSWトラックのセットです。
初出は1976年?
ぼくが9歳のときなんで、当時輸入キットとか無縁でしたな。
ボフォースの40ミリ機関砲は、今でも多分現役な、第二次大戦中前後はそれこそ世界中で使われた傑作兵器です。
イギリス、アメリカ、ポーランド、ドイツ、日本と、敵味方関係なく採用して、特に連合国海軍は英米仏と対空火器として防空に役立て、米軍は戦後もマジックヒューズを取り入れて愛用します。ダメダメ対空自走砲のDIVADも、マジックヒューズが使えるからって40ミリでした。
ソ連も機構をパクって57ミリ砲に拡大したものを採用してます。
ちなみに、ぼくは小学生の頃、護衛艦のあやせにのってたこの砲の席に座ってハンドル回したことがあります。砲は何故か動きませんでしたが。
40ミリというと対空にしか使えないような錯覚を抱きがちですが、この砲は初速が速いんで、たぶん対装甲目標にも恐るべき威力を発揮したと思われます。
おまけ扱いのモーリスCDSW汎用トラック。
キャビンまわりは大部分骨組みプラス幌。後ろのスペアタイヤはボフォース用のです。ドイツのクルッププロッツェの対戦車部隊トラックも、対戦車砲の予備タイヤ積んでるのは興味深い。
とにかく、このトラックのアイテムチョイスは渋いです!1/35で出たら絶対買います。
クルッププロッツェとおなじな6x4のシャーシを必要十分な表現で再現してあります。すばらしい!エーダイグリップとは違う!
牽引状態とか放列姿勢とか、いろいろ遊べるのは楽しい。
ちなみに、この大砲、砲の左右に砲手が一人づつ腰掛けていますが、右が方向照準、左が高低照準手で、手元の妙な形のクランクハンドルを手で回すか、ペダルで油圧モータを操作して、二人で力を合わせて照準をしたようです。発射はなんと装填手がペダルを踏むんだって!ほんとかな?
油圧モータでコントロールできるので、射撃指揮装置と砲側の姿勢センサがあればリモコンで多数の砲を統制できるということで、これもこの砲の普及した理由だと思われます。
どうでもいいけどモーリスのトラックの1/35のプラモほしいな〜・・・