双胴のレシプロ輸送機、C-119の主脚です。進行方向は左。
主脚は込み入った構造をしていますが、整理するとけっこうオーソドックスな二つ折り式です。 主脚は図中黄色で示された逆「A」字型の前方スイングアームと、緑色で示された主脚緩衝部に逆「A」字型のフレームがつくかっこうの変形しそうでしない下部主主脚柱、これと関節結合された黄緑色で示したハシゴ型の上部主脚柱、着陸姿勢の時にこれらを固定する青色系で示した二つ折りになるハシゴ型のストラットで構成されています。 |
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二つ折りストラットには横方向に関節以外に2個の桁がわたされていて、前方の回転できる押出し材の桁には引上用油圧ジャッキ(図中赤)、うしろのがっしり固定されたパイプ材(図の水色の二重丸部分)の桁には主脚緩衝部の上部と結合するダウンロック用カンヌキがついています。主脚引上時にはこのカンヌキが外れ、ストラットと主脚柱グループとがフリーになってから油圧ジャッキが二つ折りストラットを持ち上げると主脚グループも「く」の時になりながら後方へ引上げられます。 | |||||||||||
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