コンステレーションほど人気がない実力派、ダグラスのDC-6シリーズの主脚です。けっこう変です。

進行方向は左。比例はいい加減、かつ以下はけっこうあて推量です。

図中緑で示した主脚柱は「Y」字型で、タイヤはダブル。主脚柱に紺色と水色で表した二つ折れストラットがついて、これが主翼前桁との間を突っ張っています。

紺色の上部ストラットはダブルで、その上部にはピンク(1)と紫で示したトグルリンクが機体とつながり、トグルの山部には赤で示した油圧ジャッキがついていて、そのピストンの先は常識的に考えれば水色の下部ストラットなのでしょうが、この機体では上部ストラットに関節結合された、ピンク(2)で示したカタツムリの頭のような滑車アームにつながっていて、これでは油圧ジャックが上部ストラットだけで閉鎖してしまっているように見えます。

しかし、油圧ジャッキが縮むと、トグルのピンク(1)部分が下に引っ張られ、でも機体とつながる紫の部品がそれを許さないのでトグルの「く」の字がつぶれ、そこで上部ストラットは前方にスイングして主脚を前に引っぱり上げるのでしょう。

ピンク(2)のカタツムリ滑車は主脚強制出し用の黄色で示したバネ+ケーブル(ダブル)を伸ばす役をしているようですが、ホントにこう動くかはシラネ。

前脚
DC-3 の主脚 コンステレーションの主脚
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