アメリカの駆逐艦は、中学生の時にグリーンマックスのフレッチャー級を作ったことがあります。説明書に平甲板とか書いてあったけど低能の中学生なんで意味がよくわからなかったよ。
そもそも、アメリカの船なんか嫌いだったのに買ったのは、別売りの乾ドックセットにそのフレッチャーの船底がセットされてたからで、当時唯一フルハルで作れる1/700の駆逐艦だったからでした。
駆逐艦が好きだったのね。乾ドックセットはいっぱい買って、ウオーターラインのいろんな船の船底にした覚えがあります。一等輸送艦にぴったりだったようなあやふやな記憶が・・・今はいっぱいフルハルのキットが出てて幸せです。生きててよかった。
ピットロードのリヴァモア級のなにかです。実は、島風を作ってるときに22号電探のパーツをすっ飛ばしてしまったので、ピットロードの別売りパーツを買いに行ったときに、安かったので衝動買してそのまま作り始めちゃったの。フルハルだから買ったのでした。
この級はフレッチャー級より前のクラスで、いわゆる条約型なので、排水量が1500トンクラスなので船体が短くて子供の落書きみたいです。
おもしろいのは、第一次大戦時と、第二次大戦のフレッチャー以降は、アメリカは一形式の船を大量にごっそり作ってるのに、両方の戦前はちびちび色々なクラスを作ってたということ。
といってもこのクラスは64隻も作ってるんですが。
数えたらアメリカが大戦に間に合わせた駆逐艦て500近くあるんですよ・・・間に合わないの足すと500超え・・・
日本の駆逐艦と違って水線下が深いです。
それでもこの排水量だと装備盛り過ぎで、トップヘビーに悩んだらしい。
艦首にひな壇の砲塔2基配置にこだわってるのも一因ですね。
ただ、日本海軍は第四艦隊事件以来対策したので1944年12月のコブラ台風によるアメリカ駆逐艦転覆事件のような失態は二度とおかさなかったとか自慢しますが、単に台風のときは逃げるようになっただけなんで、造艦技術の勝利というのはどうかと思います。
砲塔や探照灯や魚雷発射管や対空火器や射撃指揮装置やレーダーアンテナは可動にした。
1942年ごろの姿をなんとなく再現。「このフネで!」とかいうのはなしでダラっと作って楽しみました。
なんでこんな高いとこに発射管つけるかな・・・
船底。スクリュー軸が日本駆逐艦と違って船体の結構前の方から飛び出してるのです。
スクリュー軸のシャフトブラケットは日本のみたいにスクリュー直前の一箇所だけじゃなく、前後二箇所。
お風呂で遊べるように船体の中は薄々に削り込んでるので、上部構造物なしの状態で浮かべたら船首楼が沈まずにちゃんと水平に浮いて感動したのですが、上部構造物つけたらひっくり返るようになった・・・
ので、スクリュー軸とか金属にしてみたんですが、やっぱひっくり返っちゃうやw・・・orz
アメリカの駆逐艦は普通に10射線とか実現してますが、これは予備魚雷にこだわらず、533ミリ口径で満足していたからで、実戦でも日本の61センチ魚雷になんら遜色が無いというか、戦果はアメリカのほうが悔しいけど上です。
爆雷投射機はなんかキットの形と違うような気がするけど、思い入れないんでそのまま。
でもまあ、上部構造物はもうちょっとレイアウト工夫しても良かったのかも。
5インチ単装砲塔は、アメリカも連装が羨ましかったらしく、でものちの型で連装にして失敗してるからそんなに非難すべきものでもないと思う。
甲板青く塗るとか素敵です。
カッターは可動目的とかじゃなく、軽量化とダビッドの位置決めが面倒だったので、ダヴィッドは可動にして先端に穴開けてテグスを接着したボートをテグスで引っ張り上げることで自動的に位置が決まるように組んでみました。だから固定。このあと固定。ぼくのようなぶきっちょの人向けのテクニックっす。
エリコン20ミリ機銃は、こうやって、防盾に、ランナーの根本ごと切った砲身をはじから接着してマスプロすると楽ですよ。ぼくのようなぶきっちょの人向けのテクニックっす。