対戦車砲Pak40の鎖栓解放レバー(図中黄色で示した部分)は、旋回させても、付け根が鎖栓を解放するような向きに回らないように取り付けられています。(テコの半径を稼ぐためでしょうか。)そこで当て推量してみました。 資料不足なので、Pak38よりもウソが多いであろうことを考慮してください。 |
|||||||||
鎖栓解放時の写真からおしはかるに、どうも、解放レバーと連動して逆方向に回る内蔵レバー(図中水色で表示)が存在するようで、これは、歯車か、図に示したようにカムによって連動するのでしょう。また、内蔵レバー(水色)は、図中黒い枠だけで示した砲尾左上のシリンダーによって、常に時計回り(鎖栓を閉鎖しようとする方向)にテンションが与えられています。 レバーによって鎖栓が解放されると、たぶん、鎖栓の砲身側に彫られていると思われるミゾによって、図中ピンクで表したエジェクターが飛びだし、鎖栓を解放位置でロックします。 |
|||||||||
ここで砲弾を装填すると、砲弾後部のリムがエジェクターを押し込み、鎖栓のロックが解除されて、テンションのかかっていた水色の内蔵レバーが鎖栓を自動閉鎖します。 発砲時に鎖栓が自動解放する仕組みは、おそらくPak38と同じでしょう。 逆に、その他の野砲も鎖栓は自動閉鎖するようなので、ここで示したピンクのエジェクターのような部品があるものと思われますが、プラモで再現するのはせいぜい黄色と水色の部分くらいまでかな・・・ |
|||||||||
|
|||||||||