サトイモの葉を はたくと
それは あの手触り
バイト先の あの子の
制服の背中
セーラー服の 襟の
あの四角い布。

あのときの あの背中は
いまだれのものなのだろう
もちろん思い出だけは、

間違いなくぼくに。

サトイモの葉をみると
ついたたきたくなる
だれもみていないと
ついたたいてしまう

あのときの あの背中は
いまだれのものなのだろう
もちろんぼくのように 
はたきはしないだろうが・・・

ウデと腰で囲う 
あの華麗な三角!

でも、

たまに夢見るくらいは、
ゆるしておくれ・・・

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