B-29のソ連での異母弟、ツポレフ95の主脚です。

進行方向は左。

緑で表した主脚柱に、深緑で表したタイヤ4個を持つボギーが結合されたタイプです。

主脚柱からは三角形にヤグラが二重に張りだし、その進行方向側の頂点に、図中黄色で表したミジンコのようなかたちの部品が回転可動できるように挟まれています。ミジンコの目の部分に濃い青で示された下部ストラットがこれも回転するように結合され、これは脚柱オレオ部くらいの位置で水色の上部ストラットに関節結合され、折り返してエンジンナセルへとつながります。最初から二つ折りになっているのです。これもダブル。

ミジンコの鼻先には黄緑で示したシングルのダンパーストラットがこれはボギー先端と関節結合されています。

このシステムの「キモ」である部品が、図中えび茶色で示した一本の太い円筒形の棒ですが、これは縮むことによって作動する巨大な油圧ジャッキ=アクチュエータ、または別にあるアクチュエータによって脚柱が畳まれるときに回転軸のズレを利用してミジンコのしっぽを引っ張るただのアームのどちらかだと思うのですが、今回は後者として考えました。

図示していない(見える写真を持っていない・・)アクチュエータによって主脚柱が後ろへ回転を始めると、えび茶色のアームは取り残され、黄色のミジンコのしっぽを引っ張ります。ミジンコは回転し、二つ折りになったストラットの三つの軸を一直線のロック状態から解き放ちます。同時にミジンコの鼻はボギー前部を押し下げ、ボギーはバレリーナのようにつま先を下に向け始めます。

こうして内舷エンジンナセル後部の脚庫に足が収まるのです。

兄ちゃんの脚に較べるとちょっと複雑。

前脚 尻餅スキッド もどる 表紙へ