部屋の隅にハドソンの金色の十四年式が転がっていました。 今回は樹脂多用です。 インサートはきっちりと入れました。 シリアルナンバーにでき上がった年と月を紛れ込ませるので、昭和7年2月名古屋製の#7218にしました。 さて、このモデルガンは発火ブローバック前提でつくりました。カートはハドソンのピストンをタナカのに替えて、さらに底上げするという…ストロークの少ないものになってしまいました。だって前撃針長いとつっかえるんだもん・・・ ここで問題が。 南部の銃はぜんぶディスコネクションを下図のように銃身の後退で行うので、反動の閉じているモデルガンではディスコネクトしません・・・ハドソンはどうやってるかというと、ガク引きトリガーで引鉄を退ききることで切れるようにしていました。 銃身と遊底は閂子で一体化されています。 弾丸が発射されるとその反動で銃身&遊底&閂子は後に蹴られ、閂子が下に落ちて、ロックを解くと、慣性で遊底がからになった薬莢を抽筒子をつかって引っ張り出し、蹴子がけり出します。 で、どうするかというと、「閂子(ロッキングブロック)」に注目です。 この部品をロックじゃなくてリコイルアクセラレーターにしてしまえばいい。(用語あってんのかな?) ↓こんなかんじ。 ロッキングブロックの後部を別部品にして、首を振れるようにしてあげると、遊底(ボルト)に押しのけられて、バレルエクステンション側から見て、フレームを前方に蹴るようになります。ということは、バレル/ボルトはカートによって前後に引き離されながらもフレームから見て後退するということで、これでディスコネクトできます。 実物の十四年式のバレルを掴んでボルトを引っ張っても動かないでしょうが、ぼくの作ったこのモデルは、同じことをすると、ボルトは開きつつ、フレームは誰も触っていないのにバレルから見て前進するという面白いことになるのです。 おもしろいのがバレルエクステンションとの結合方法で、軸の、普段の位置では接触しない部分を削って、その角度では軸系が減るようにしてはめ込むという工夫です。 これはソ連の拳銃にも見られますね。 |
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トリガーとかマガジンセフティとか。フロントサイトは軟鉄です。これがほんとのアイアンサイト・・・ 部品がそろった記念撮影です。この後さらに小改良しました・・・ グリップはマルシンの木のやつを買ってきてたのに、割っちゃったので自作です。グルーブが曲がってるけど気にしないもンっ! ハドソンのと記念撮影。ハドソンのはマガジンからダメダメで・・・でも基本的な寸法は全部ハドソンからとったので、感謝です。寸法があってるかどうかはし〜らない。 帝国陸軍拳銃コレクションがまた増えました。 ちなみに、まだ発火させてません・・・こわいもん・・・
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