シンガポール〜マレーシア〜タイの旅 (5/5)


2月1日、パクバラ(Pak Bara)からフェリーに乗って、タイ南西のタルタオ島(Koh Tarutao)へ向かう予定でした。
が、観光案内所の方の進めもあり、タルタオ島経由でリペ島(Koh Lipe)を目指すことにしました。
案内所の方曰く、
「タルタオ島の水は澄んでいない。リペ島へ行けば、水が澄んでいて、世界の多くの熱帯魚が見れる。」
となれば、行くしかないでしょう。
乗ったフェリーのエンジンはNITACHI?製。
案の定、エンジントラブルで一度止まりましたが、無事、タルタオ島へ到着。
海を見ていると、透き通って、泳いでいる魚も見れます。
結構、綺麗です。
そうこうしているうちに、リペ島へ向かって出発。
リペ島には桟橋は無く、リペ島近くまでしかフェリーは近づけません。
そこからは、現地人がボートで運んでくれます。

 

 

 

 

 


やっとリペ島へ着きましたが、時間をかけただけあります。
タルタオ島の海も澄んでいると思いましたが、更に澄んでいる。
とても、綺麗です。
また、地球の歩き方にも紹介されていない島ということで、違った意味でもうれしいです。

2月2日、シュノーケルと水中メガネを借りて、海を覗きました。とてもカラフルな熱帯魚が見れます。とても、すばらしいです。
昼からは、島の探索も行いました。
屈託の無い子供の笑顔。
疲れが飛びますね。
そうそう、このリペ島で一人の日本人に会いました。
世界を転々として、海に潜っているらしいです。
探索後に海で泳ぐと体がチクチクしたと相談したところ、
「他の昼から泳いだヨーロッパ人も同じことを言ってましたよ。それは、カニの幼生ですね。」
と言われました。
いまいちピンとこないのですが、くらげもいなかったし、そうなのでしょう。
また、海にずっと浮かんでいる怪しい船について聞いてみたところ、
「あれは、ビルマの海賊船ですよ。」
と言われました。
何か、よく分かりませんね。
あまりにも自分が住んでいる世界とギャップがあって。

2月3日、リペ島を後にして、タルタオ島へ向かいました。
2月4日深夜バンコク発のフライトに合わせるには、2月4日にリペ島を発ったのでは間に合いません。フェリーの本数が非常に少ないので、注意が必要です。
このタルタオ島では、旅行終盤ということもあり、非常にゆったりした時間を過ごしました。
また、このタルタオ島、リペ島に比べると海の透明度は落ちますが、砂浜が鳴くんです。
ということは、綺麗なんですね。
そうそう、ここのきて、やっと、タイ式トイレに遭遇しました。
今までは、水洗トイレ+水槽ばかりだったのですが。
郷に入っては郷に従えで手拭いに挑戦したのですが、感想は・・・私には合わないです。

2月4日、いよいよ、タルタオ島ともお別れです。
島に両替所が無く、切り詰めた生活をしていましたが、それも、今日でお別れ。

帰りのフェリーを見ると、今までのものよりかなり老朽しています。
乗客も乗ってすぐ救命胴衣をつけるものや、定員オーバーで降ろされるものもいます。
大丈夫かいなと思っていると、案の定、ひどいのなんの。
右に左に揺れる揺れる。海の潮は、顔に当たる当たる。
他の乗客が席を左から右に変更しようとすると、
「バランスが崩れるから移らないでくれ。」
・・・何も言うことはありません。
乗船名簿も無いので、こんなところで沈んだら・・・と不安もよぎります。
この旅行、一番のスリルを味わったのは、言うまでもありません。

さて、深夜バンコク発のフライトに向けて、ハート・ヤイ(Hat Yai)からバンコクへ国内線を利用する予定でした。
しかし、ここでも、トラブル。
予約してあるはずのチケットが取れていません。
このままでは、深夜のフライトに間に合わず、会社の出勤日にも間に合わないと焦りました。
やむを得ずキャンセル待ちをしているのですが、日曜日ということで、なかなか、チケットが取れません。
この日、最後から2本目のチケットをようやく押さえることが出来たのは、フライト2分前。
シートへ急ぐと、横はお坊様。なんと、タイの格式高いお坊様が私のためにシートベルトの間に座れるように、シートベルトをひらいて持ってくれてました。
また、機内でジュースが配られたのですが、お坊様にはジュースとコーヒーが出てきました。
後で相棒に話を聞くと、相棒の隣もお坊様だったそうです。
おそらく、お坊様の隣は、極力空けておくことにしているんでしょう。
ここで、タイのお坊様がタイでいかに凄い存在なのかを体感しました。

やれやれ、これで深夜便に乗って、無事、帰国となりました。
結構、ハプニング続きだったのですが、最後の、バンコクの空港でのハプニングを紹介しておきます。

空港で搭乗を待っていると、空港職員の人が話しかけてきます。
「オオニシサカエさんですか。」
のようなことを。
確かに姓は合ってますが、名前が違います。
違うと弁明していると、ひつこい空港職員が、マイクの前に私を連れて行きます。
そして、再度、話しかけてきます。
次の瞬間、職員はマイクのスイッチを入れ、あたりには、
「ポーン」
と、放送がある音がします。
あ、状況と再度話かけれれたことを思い出して、私はマイクに向かって言いました。
「オオニシサカエ様。おられましたら、ロビーまでおこし下さい。」
職員は、呼び出しても来ないオオニシサカエさんを日本語で呼び出してくれと同じ姓の私に頼んだのでした。
こんな経験、普通、無いですよね。


2001年2月1日

テンソー(ラングー −> パクバラ) : 50B (約150円)
フェリー(パクバラ −> タルタオ) : 150B (約450円)
フェリー(タルタオ −> リペ) : 250B (約750円)
ボート(リペ −> リペ湖岸) : 30B (約90円)
ホテル: 500B (約1500円)

2001年2月2日

タイ式マッサージ: 200B (約600円)
ホテル : 500B (約1500円)

2001年2月3日

ボート(リペ湖岸 −> リペ) : 30B (約90円)
フェリー(リペ −> タルタオ) : 250B (約750円)
タルタオ入場料 : 200B (約600円)
ホテル : 400B (約1200円)

2001年2月4日

フェリー(タルタオ −> パクバラ) : 150B (約450円)
ミニバス(パクバラ −> ハート・ヤイ) : 70B (約210円)
リムジンバス(ハート・ヤイ −> ハート・ヤイ空港) : 50B (約150円)


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