1月30日、誕生日をこの自然に包まれたタマン・ヌガラ(Taman Negara)でむかえました。
帰りのボートは、行きのようなハプニングも無く、無事クアラ・テンベリンへ到着。
そのまま、マレー鉄道を利用して、マレーシアを北上することにしました。
ただ、案の定、メラー駅では電車は定刻通り来ません。
暑さもあり、周りの旅行者もグッタリです。
結局、1時間半遅れで、電車へ乗ることができました。
この日、コタ・バル(Kota Baharu)についた時には、すっかり、日も落ちてました。1月31日、いよいよ、歩いてマレーシアからタイへぬける日が来ました。
まず、バスでイミグレーションのあるランタウ・パンジャン(Rantau Panjang)へ向かいます。
その後、歩いて、入出国審査を受けます。
これは、先にも書きましたが、シンガポールからマレー鉄道を利用しての入国時、入国審査がなかったからです。
パスポートにマレー鉄道のチケットを挟んで提出すると、いとも簡単に入出国審査は完了。なんか、あっけないです。
その後は、マレーシアとタイを挟む橋を渡ります。
この間は無国籍地帯なんだろうか?さて、タイへ入国してからは、周りもすっかり変わってしまいました。先程までののどかさはなく、誰彼が声をかけてきます。いやいや、精神的にまいります。
今度は、タイ鉄道でスンガイ・コーロク(Sungaikolak)からスラー・ターニーへ向かいます。ここを拠点に、タイ南東のサムイ島・パンガン島・タオ島へ向かう予定です。
そうそう、ここで一つ注意。
シンガポールとマレーシアは時差が1時間ですが、タイは2時間です。
私の印象だと、逆のように感じていたのですが。今日も電車に乗ったきりかと思っている矢先、ある駅に止まった電車が1時間以上出発しません。
電車の窓から物を売りに来る売り子がもうかるなと思ってると、
「故障らしい。」
と聞こえてくるじゃないですか。
この後、故障復旧で電車は出発したのですが、このままではスラー・ターニーへはかなり遅くでないと着きません。
ここで、相棒のとっさの判断。
ハート・ヤイ(Hat Yai)で下車し、タイ南西のタルタオ島(Koh Tarutao)へ向かうことにしました。明日の朝9:00発のタルタオ島行きボートに乗ろうとすると、少しでも船着場のあるパクバラ(Pak Bara)へ近づいておく必要があります。
そこで、ミニバスを利用して、パクバラ近くのラングー(Langu)でホテルを探し泊まることにしました。
この時、我々は、ラングーにホテルがあるの?というのが、一番の不安点でした。
ミニバスの運転手の回答も二転三転します。
この時、非常に親切なエリート風タイ人が声をかけてきました。
「ラングーには、バンガローがあるだけですが、心配ないです。」
この後、ミニバス内でも、このタイ人は、昔日本に留学していたや今の会社の名刺を渡してきます。
余りにも親切なので、嫌な予感がよぎります。ひょっとして、高い宿を紹介したりするのではと。
結局、止めるタイ人を振りきりラングー近くの雑貨屋前で下車し、地元夫婦にラングーで泊まれるところへ案内してもらいました。
この夫婦曰く、
「ラングーには、このバンガローしか泊まるとこは無いよ。」
ん?
おまけに次の日の朝、あのタイ人が前のバンガローに泊まっているではないですか。
ごめんなさいね、親切なタイのひと。
2001年1月30日
ボート(クアラ・タハン −> クアラ・テンベリン) : RM19 (約570円)
白タク(クアラ・テンベリン −> メラー) : RM16 (約480円)
マレー鉄道(メラー −> コタ・バル) : RM12.4 (約372円)
ホテル : RM85 (約2550円)2001年1月31日
バス(コタ・バル −> ランタウ・パンジャン) : RM3 (約90円)
タイ鉄道(スンガイ・コーロク −> スラー・ターニー) : 239B (約717円)
ミニバス(ハート・ヤイ −> ラングー) : 70B (約210円)
ホテル : 480B (約1440円)