八方尾根丸山、八方沢4/27 天気:快晴

ゴールデンウィークになり、春スキー本番だ。本当はガラガラ沢を目指して行ったのだが、途中であった地元の人らしき方が、「先週行った人が、雨でガラガラ沢の下は底が出てしまっていた」とのことで、丸山へ行くことにした(無名沢を唐松沢へ滑降しみようとも思ったが、上からのぞき込んだ状態で下が確認できずやめた)。滑降があまり面白くなかったので、八方沢も滑って登り返す。

8:30 八方根スキー場ゴンドラリフト
「スキーヤーの皆様、雪がないので下りもゴンドラリフトをご利用下さい」とのことだが、リーゼンスラロームに残雪が確認できたので片道の切符を買う。アルペンリフトとグラッドクワットリフトは現金払いのままだ。
ちなみに、グラッドクワットリフト乗り場は、高校時代山岳部のスキー合宿等でテント場にしていた思い出の地だ(そのころはグラッドクワットリフトはなく、歩いて第一ケルン(八方池山荘)まで登り、滑ったものだ。

9:30 八方池山荘発
登山道に積雪はなく、スキーを背負って登るが、蛇紋岩の登山道は兼用靴泣かせだ。途中、「第三ケルンから八方山ケルン(石神井ケルン)までしか滑れなかったという青年が降りてきた。『そりゃ尾根沿いは無理だよ』と思い(そのときはまだガラガラ沢を滑る予定だった)まあ、第三ケルンくらい見てこようと重い足を進める。ところが第三ケルンで地元の人の話(先週でガラガラ沢は滑れなくなった)を聞き、ガラガラ沢をあきらめて、大勢が登っている丸山ケルンを目指すことにした。

10:50 丸山ケルン
快晴の丸山ケルンは、スキーヤーと登山者でにぎわう(昨年度山岳総合センターリーダーコースのS女史が唐松岳から下りてきた。日帰りで登ったらしい。福井県からご苦労なこと)。
ビールタイムと昼寝。

12:00 滑降
丸山ケルンのやや上斜面から滑降するが、面白いのは扇の雪渓斜面だけ。そこから下の樺までは南斜面を単にギルランデを入れるだけ(下の樺最後は北向き急斜面で、ロシニョールのフリートレックをはいている青年が怖がっていたが、目の前をウェーデルンで下った。自分の蹴散らした雪が斜面10cmほどの表層雪崩のように落ちていくのはあまり気持ちよいものではない)。下の樺から第三ケルンまではスキーを担ぐ。

13:00 八方沢滑降と登り返し
第三ケルンで休んでいると、南側の八方沢はきれいな斜面で手招きしている。やや第二ケルン側に下ったところから滑降する。出だしは急斜面だが、下が平になっているのが見えるので不安はない。その下の緩斜面も滑って、第三ケルンから見えた緩斜面の末端でシールをつけて登り返す(そのまま八方沢を滑っても下の雪が切れていそうだし、何より車に戻れない)。第二ケルン下のトイレ目指して登り返したが、最後は急斜面でスキーを担いだ(登り返し約40分)。
稜線に出たら、トイレまで行かず、夏の湿原散策コースになっている斜面を滑る。やや急斜面もあるが、ゲレンデトップまで滑れた。
ゲレンデを兎平レストハウスまで滑って一思案。ゴンドラで帰れば楽だが金がかかる・・・。時間も体力もあるので予定通りリーゼンスラロームコースに入る。さすがに名木山リフト終点上部で雪が切れ、スキーを担いでゲレンデを下った。

15:40 ゴンドラ乗り場付近の車着

第三ケルンから丸山方面(丸く見えるのは丸山手前の斜面)八方沢を滑って八方尾根を見上げる