今月のカメラ 2001年10月号   Nikon F4

今月のカメラはじめて、1年に
なりました。
それで、今月は、私の主力カメラである、Nikon F4。
正確には、電源部の関係で、「F4S」となりますが、電源に無関係に、「F4」と、まとめさせていだきます。
私の叔父も言っていました、「F5は重くて使えない」。私も、このF4で精一杯で、F5は到底使いこなせないと思います。それで、一世代前の、フラッグシップとなってしまいましたが、F4です。

F一ケタのなかで、偶数は「人気が無い」とか、「出来が悪い」とか言う人がいるようですが、私は悪口は言いませんし、悪口なんか言えません。F4の良いところを言ってみましょう。
まず、最後のマニュアル機とも言うべきもので、ダイヤル設定で、すべてできます。液晶表示と、ファンクションダイヤルとか、ボタンとか、説明書を何度読んでも覚えられない現在のカメラと比較すれば、昔ながらの感触で、ダイヤル設定でできます。
そして、理由不明のエラー表示で、シャッターが切れないということはなく、とにかくシャッターは切れます。設定が悪ければ、それなりの、できの悪い写真となりますが、とにかくシャッターは切れます。あとは、フィルムのラチチュードに頼るのみというときにも、とにかく記録にとどめたい写真はできます。すべては、使う側の自己責任となるのは、カメラとしては、当たり前の姿に思いますが、最近は違うようですね。でも、人のせいにしてはいけません。

レンズは、F4の時代に合わせて、28−70mm F3.5-4.5Dを付けてみました。28−105mmに取って代わられましたが、これはこれで、良いレンズですよ。


シャッター速度の設定ダイヤルは
いつもの所に、お約束として存在します。シンクロ速度も赤で書いてあります。説明書なくとも、いけます。フィルムカウンターは、きちんと機械式に、円盤が組み込んであります。これもなんとなく安心感があります。フィルム巻き上げレバーこそないものの、巻き戻しクランクはのこっています。これは、F5にも残ってはいますが。
フィルム感度設定も、巻き戻しクランク部に、ダイヤルとして、存在します。DXの自動設定だけでなく、手動設定にも対応しています。古い人間向けには、この、昔風の設定が、安心するのです。







独立したダイヤル
こそが、F4の真骨頂です。真っ暗闇で、写真を撮る場合は、ストロボを使うのでしょうから、ダイヤルを触ることは少ないのでしょうが、真っ暗闇でも、慣れれば、ダイヤル操作できます。その昔、車に、無線機を積んでいたときは、手探りだけで操作できる機種を選んで、手探りで操作する練習をしました。F4はそれができるカメラです。でも何の意味もないか。









アイカップは、購入時には
ついていないタイプです。2000年のゴールデンウイークに毎日持って歩いて、撮りました。いつのまにか、オリジナルのアイカップは、無くなっていました。いつも行っているカメラ店で、F4のアイカップを頼んだら、これが来ました。「これでも、まあいいか」と使っています。とくに、この部分の好き嫌いはありません。
我が奥様の、F50には、視度補正機構がついていません。F50を買ったばかりの頃、視力自慢のわりには、ファインダー内部の表示が読めなくて、視度補正レンズを買いました。しかし、F4は視度補正機構が付いていますので、簡単に合わせることができました。さすがフラッグシップ機だと思ったら、今の「u」には、視度補正機構が付いているので、びっくりしました。入門機もフルスペックが要求される時代になったようです。

今、世の中は、同時テロの報復の話しで持ちきりですが、F4、は湾岸戦争の時のメインカメラです。カメラが好きな人には、有名な話しですが、各国のプレスが、F4を、湾岸戦争に持ちこんだ。しかし、砂漠の細かな砂は、カメラに入りこんで、特にF4は、下のバッテリーパックと本体の接続部に砂が入りこんで、接触不良を起こした。キヤノンは、ここぞとばかり持ちこんだEOSをばら撒いて、砂漠での過酷な状況で、壊れることなく動作することを証明した。各国のプレスはそのEOSの働きを見て、爆発的に導入をはじめた。この、湾岸戦争でのF4のトラブルを経験にして、F5では、上下分割できない、構造にしたと。本とらしい話しですが、ほんとなのでしょうか。私は、砂漠で使用する予定は無いので、このF4で満足です。


バッテリーは、単三タイプが6本
入ります。F4Sは、MB−21が付くので、6本です。MB−20は、4本で動作します。4本だと、巻き上げ速度が低下しますが、それ以外は、特に問題はありません。ほんとうなら、軽い、MB−20のほうが使い勝手は良いのかもしれませんが、F4Sとして購入したので、そのまま使用しています。今年の、市内小学校陸上大会の写真撮影をした時に、はじめてMB−21の恩恵にあずかりました。いままでは、「宝のもちぐされ」でした。

私は、購入時からずっと、ニッケルカドミウム電池ばかり使っています。ここでは、700mAHの電池です。今は、ニッケル水素の大容量で1800mAHが存在する時代ですが、この容量で結構撮影できます。このへんが、デジタルカメラと、銀塩カメラの違うところです。


正式に、ニッケルカドミウム電池
を、サポートしているので、残量チェックもきちんと、Ni−Cdの表示があります。
バッテリーチェックも完璧です。













F4は、買ったと言うよりは、奥様に買っていただいた
と言えるカメラです。F5が発売されてからもしばらく、F4は生産されていました。F3,F4,F5と、三世代のフラッグシップ機がカタログ品として、並んでいた、まったく不思議な時期でした。それから、まず、F3より先に、F4の生産中止が報じられました。F4を使いたかった私は、良く行くカメラ店に最後の在庫として残っていたF4を何度も眺めていました。かなりほしそうに眺めていたのでしょう、見かねた奥様は、なんと、F4を買ってくれました。よくできた奥様に感謝しています。


(2001.10.1)


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