今月のカメラ 2001年9月号   Canon IVsb のアクセサリー

先月に引き続きCanon IVsb
ですが、今月は、そのアクセサリー類としましょう。
まず、交換レンズで、35mm F2.8です。無限遠のストッパーと言い、全体の感じと言い、確かに、ライカコピーと言えます。当時の日本としては、精一杯だったと思います。一眼レフと違って、レトロフォーカスじゃないので、今写しても立派に使用に耐えます。最近は使っていませんが、昨年、こどもや花を撮ってみましたが、きれいに撮れました。ピントも、ポジを10倍のルーペで確認したレベルでは、あっていましたので、精度は出ていると思います。









 
35mm用のファインダーです

このファインダーは、レンズに標準でついています。パララックス補正のつまみは、レンズと同じft表示となりますので、慣れれば慌てることはありませんが、私は慌てます。


 
50mm, 35mm兼用のフードです
35mmの時は、ねじ込みで、50mmのときは、右のアダプターで、かぶせになります。
この時代らしく、専用のケースがあり、ストラップにケースを取りつけることが可能になっています。
フードには、組み込みのフィルターをつけることが可能になっています。この状態で、YGフィルターがついています。
当時は、Y2かYGのフィルターを使用するのが多かったようです。私のおやじさんもY2を使用していました。


 
85mm F1.9 です

ガラスと金属のかたまりというもので、ずしりと重いレンズです。フードは付属品で、フードにフィルターを組み込むようになっています。WalzのYGがついています。


 
ケースの内側は、赤い布
になっていて、今見ても、とてもおしゃれです。ケースのフタの部分にフードとフィルターを入れるようになっています。

85mm F1.9の絞りは、びっくりします。大型カメラを所有していないので、私の所有のレンズでは、これが一番絞り羽根の枚数が多くなっています。ここまでやって、ドイツを追い越そうとしたのでしょうか。今も絞りは、きれいに動作します。


 
85mmを使用するときは

このファインダーを使用します。ライカ好きの方は、なにやら難しいお名前で呼ぶようですが、私は、マルチファインダーと呼んでおきましょう。85mmにすると、枠が狭くなるので、かなり見ずらい状態になります。それでも、当時は、一眼レフが無いので、これが普通と感じていたのでしょう。
アクセサリーシューに取り付ける足の部分の底にきちんとシリアル番号があります。今でも、外付けファインダーは高いですから、当時も、シリアル番号をつけるに値すると考えたのでしょう。


 
本体に標準的には、シンクロターミナル

ついていません。オプションでアダプターを購入すると、シンクロターミナルがつきます。右の状態が、本体に取り付けたところです。


ケースは、シンクロターミナル
をつけたままに、使用できるように、横がはずれるようにできています。以前は、いつも皮ケースをつけて持ち歩く人が多かったため、このような形状になったのでしょう。何ヶ月か分の給料分の金額という時代でしたから、宝物のようにして、使用したのでしょう。











(2001.9.2)


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