今月のカメラ | 2003年1月号 | 改造Ai とAi Nikkor |
Aiだの、Ai-Sだの説明は 詳しいサイトにゆずります。これは、先月と同じね。 これは、改造Aiの28mm/F2です。 28mmは、Nikkorはじめての、レトロフォーカスであるAuto Nikkor 28mm/F3.5では、なかな設計がたいへんだったようで、今の目からみたら、かなりつらいものです。しかも、この、28mmは、F2という明るさなのに、結構まともに写ります。 |
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後ろから見ると Ai用の、開放F値設定、実は、開放値から、絞り設定の値まで、いくら絞られるかの相対値を示すための、絞りリングの切り欠きがありますが、「ツメ」は、New Nikkor 時代の、明かり取りの窓無しのタイプが取り付けられています。このため、FM,FEなどで、ファインダー内での絞り値読み取りが暗くなる場合があるはずですが、屋外では、特に気になりません |
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35mm/F2.8です |
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前から見たところが これです。F2.8なので、かなり前玉の直径が小さいのですが、そのわりに、全長は、短くありません。レトロフォーカスのため、どうしても、レンズ枚数が増えて、短くできないのでしょう。各メーカーともパンケーキレンズとして、短いレンズは、対称型に納まる、40mm程度にしているのは、たぶんそう言うことなのでしょう 絞り羽根は、7枚で、十分です。Auto Nikkor 28mm/F3.5は、5枚でしたから、ちょっとさびしかったのですが |
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こんどは、ツメが明かり取り の穴開きタイプです。 しかし、開放値設定の突起がないので、改造Aiということです。 |
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200mm/F4です Auto Nikkor 200mm/F4と違って、テレフォトタイプのため、全長がコンパクトに仕上がっていて、使い勝手は良くなっています。 このレンズがAiになる前の、New Nikkor時代には、思い出があります。New Nikkor 200mm/F4を付けた、Nikomat ELを、借りました。大学4年の時の、講座対抗野球のときに、別な講座の助手さんから、借りました。出来上がった写真は、予想以上の仕上がりで、満足しました。それ以来、ELに200mmをつけたものを使いたいと思いました。いまは、いくらでも使えます。 このレンズは、当たり前ですが、全群繰り出しです、インナーフォーカスではありません。そのため、最近距離でも画角が広がることはありません。人を撮影する場合、近づいて撮影する時大きく写りすぎることがあります。あたりまえですが。これが当たり前じゃないのが、インナーフォーカスです。友人のインナーフォーカスのレンズで実験したら、2mの距離で撮影すると、インナーフォーカスだと、135mmの画角より、広がっています。つまり、インナーフォーカスのレンズを使っている皆様は、200mmを200mmとして使っていなかったということだったのです。それで、200mmを使っても、人が撮れるのかと、ひとり納得しています。 |
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Aiの後ろは 開放F値の突起があります。やる人は、この突起もつけて、Ai改造するというからびっくりです。でも、この突起が無くとも、とりあえず、動作するカメラを使うことにしているので、問題ありません。 |
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80-200mm/F4.5は 高校時代のあこがれのレンズでしたが、これは、憧れではなく、興味本位で購入しました。最終的には、望遠鏡にしてもいいなということで、格安中古を入手しました。ズームは確かに便利ですが、単焦点並の特性は、なかなか出せないものですので、この焦点距離は、105mmと、200mmの二本で間に合わせることができます。 |
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フランジはボロボロです やっぱり、望遠鏡の材料か? 内部反射防止の長方形の絞りがついているのが感動です。 旧タイプにはありませんでした。 |
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必ず持っていないといけない? 50mm/F1.4です。 このレンズを使う前に、F4クラスのレンズを使いつづけて、いきなり、F1.4にすると、目の前が明るくなり、そして、ピントの幅が狭くて、くらくらします。F1.2のほうがもっとすごいのでしょうか。でも、特に必要性がないので、F1.2は、欲しいとは思っていません。非球面のNokt Nikkor がすばらしいとか聞きますが、それだけのお金を出してまで使う目的が、私にはありません。この、F1.4で十分です。 室内で、ISO400のフィルムを使うと、ストロボ無しでも、結構な場面でいけます。 ボディーは、Nikomat ELです |
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後ろがこれ この写真は、Nikon E950で撮影していますが、この状態では、オートフォーカスが聞きませんでした。画面のセンター位置が、ちょうど、レンズに来るため、誤動作してオートフォーカスのロックがかかりません。つまり、E950のレンズの前に、凸レンズを置いたと同じ状況になったわけです。はじめての経験でした。後ろ玉の大きなレンズを、後ろから撮ったのは、はじめてかもしれません。 |
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今年は、新年特集は組みませんでした。そのかわり、「超広角レンズ推進委員会」を見てね。 (2003.1.5) |
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