今月のカメラ 2004年2月号   Canon EOS Kiss

EOSは小出しにしようかな
とも思ったけど、やっぱり先月に続いて、EOSシリーズにしました。EOS Kiss です。

手持ちの資料では、EOS Kissは、1993年9月発売で、標準価格59,000円となっていました。記憶では、Kissという変わったモデル名にしたものだということだけで、それ以外は、まったく興味ありませんでした。
写友がEOSシリーズが欲しいという話になったとき、中古価格を調べるために、発売時期と発売時の価格を調べたのが始まり。その時は、価格的には、EOS Kissより、EOS 1000のほうが安くて、まあまあ使えるという気がして、EOS 1000を進めたのですが、彼は、EOS New Kiss(だったかな)を手に入れました。後から考えれば、確かに、EOS New Kissだと、シャッターの持病も無くなっていると言う話しだし単三電池用のバッテリーパックもオプションとして存在していますから、選択としては、良かったのでしょう。

EOS Kissを
はじめて触ったのは、1995年だったと思います。1996年に、EOS New Kissが発売ですから、その直前という時期ですが、手に持った時、中身が無いがらんどうの、外側だけの模型ではないかと思ったぐらいです。とにかく、軽さだけが、印象に残りました。あとで、ペンタは、ミラー貼りあわせで、ボディーは、エンプラ多用で軽くした。もちろんレンズも、軽く作ってあるので、レンズ込でも、金属製一眼レフのボディーより軽いのです。
この写真は、Canon製のレンズではなく、手持ちのEOS用のレンズの中で、通常使用で便利な、Sigmaの28-70mmをつけてみました。EOS Kiss 本体も、Sigmaのレンズも、それぞれ、ジャンク扱いで、格安で手に入れたものです。価格は、そのまま使用耐える一眼レフの、最安値記録で、あまりの安さで、とりあえず秘密ということにしておきましょう。レンズ、はこれより安くて、使用に耐えるレンズは別にあるので、このレンズが最安値ではありません。
このEOS Kiss 本体は、ストラップ取り付けの金属部の外側が、少し塗装が剥がれていますが、そのほかは、きれいで、目立つ傷や、ぶつけたあと、こすれたあとは、ありません。付属していたストラップは、まだツヤツヤとしていて、このEOS Kiss が、いかに使われていなかったかがわかりました。それでも、もう古くなったため手放したのでしょう。1996年にEOS New Kiss発売ですから、少なくとも、2003年の時点で、7年経過していますので、基本的には、保守部品は、無くともしかたがないというわけで、壊れても治せないと考えて、手放したのかもしれません。でも、ちゃんと動作するし、ちゃんと写真も撮れます。これで、ジャンクというのですから、世の中ぜいたくになったものです。

時代です
パノラマ切り替えが、ついています。当時は、すばらしい機能のつもりだったのでしょうが、私にとっては、いずれのカメラも、上下を隠す、ニセパノラマは、ごめんです。EOS 1000S QD までは、日付写しこみ機能がついている場合は、「QD」とモデル名につけていましたが、このEOS Kiss は、日付写しこみが、ほとんどのカメラの標準になってしまったの時期であるのか、「QD」とは、ついていません。







EOS 1000S QD
の、プラスチックマウントでびっくりしているので、EOS Kiss のプラスチックマウントでは、びっくりしていません。うそか、ほんとか、聞いた話では、フランジバックの精度が、マニュアルフォーカスの時代と比べて、かなりラフだというのです。マイコン制御のオートフォーカスのために作られたカメラですから、それでも良いのかもしれませんし、価格が下がるメリットの方を優先したほうがよかったのでしょう。プラスチックの熱膨張を考えれば、精度を追求しても、結局は、ズレは大きくなりますから、これでも良いのでしょう。なにしろ、私は、EOS用の大口径レンズを持っていないので、ピントを外した写真の量産はしないですんでいますので、入門機としては、これで、問題ありません。


EOS Kiss の
モデル名と、このLOGOは、たいしたもんです。それまでは、一眼レフといえば、アルファベットと数字のモデル名が普通だったのに、Kiss 以降は、普及機は、アルファベットと数字だけではなく、なんかの単語を使うようになってしまったのには、びっくり。そして、各社とも、EOS Kiss 対抗で、普及機として、安くて簡単に使える一眼レフを投入してきたのもびっくり。Canonの戦略はたいしたもんです。
私がはじめて触ったEOS Kiss も、こどもの幼稚園の行事で、あるお母さんが使っていたものを持たせてもらったのですから、お母さんの一眼レフだったわけです。



EOS Kiss では
シャッターの持病は、無いと聞いています。単三用のバッテリーパックは、オプション化されていますが、持っていません。EOS 1000S QDの時のように、作ろうか迷っています。でも、手持ちのレンズで、気に入っているのは無いので、EOSシリーズを主力にする予定はありません。やっぱり、常用は、Nikon MFと、Canon FDシリーズかな。







休日に、いろいろとありまして、アップデート遅れてしまいました。

(2004.2.15)


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