比の今月のカメラ 2006年4月号   Pentax ESPIO P

この「今月のカメラ」をはじめた
2000年10月は、手もちのカメラの台数を数えたら、2年はいけるだろうと考えました。でも、中古で思い出のカメラを買い込んでいったため、5年を越えるまで、思い出のカメラや思い入れのカメラを書いてくることができました。でも、ほとんどネタ切れとなりました。思い出にも限りがありますし、いまさら新しく思い入れのカメラも生まれてきません。
ということで、当初の目的だった、カメラの思い出を書くことは終了して、これからは、手元に集まってきたカメラを書いていくことにします。ですから、思い出とか思い入れのない単なるカメラたちの説明になってしまうことをお許しください。そして、そのカメラの詳しい説明も出来ない機種もあるかもしれません。

ということで、気持一新の一回目は、Pentax ESPIO P です。




なんとなく、ESPIOは
集まってきました。どうしてもレストアして、動作させたいカメラがありました。カメラの分解は、初心者でしたので、練習用のカメラを買うことにしました。ジャンクとして、ワゴンに乗っているやつが最適でした。何台か、買ってきました。その初期に買ったジャンクのなかに、このPentax ESPIO P がありました。そいつは、ズームのWとTのスイッチレバーがすっ飛んでいて、取り付けのボディー部分が欠けていました。しかし、それ以外はきれいで、なんだか動きそうでした。それに、35-70mmというズームがついて、ストロボがついて、オートフォーカスなのに、やたら小さいのです。コンパクトの簡単カメラについては、ちょうどその時代のものは、まったく知識がありません。でも、見た目で買いました。
電池は、リチウムのCR123を1個使います。同時期に買ったジャンクカメラは、CR123を2個使うのがほとんどだったけど、こいつは、1個で動くのがすばらしいと思いました。
電池を入れて、電源スイッチを押すと、電源が入りました。巻き上げも動作するし、ストロボも光る、そして、シャッターが動作しているので、なんとなくいけそうです。ズームのレバーが取れていて、その下にある基板がむき出しになっていましたが、その接点をピンセットでつついて、ショートさせると、ズームが動作しました。カメラ自体は問題ないようです。



でも、部品取りの
もう一台がジャンクワゴンに登場するには、それから3年くらい待ちました。部品取りは、動作しないものでしたので、後ろのプラスチックモールドと、ズームレバーをそっくり調達するには、都合がよいやつでした。
予想通り、ズームレバー交換でレストア可能でした。
結局ESPIO P は、当初の目的の、分解の練習にはなりませんでしたが、ESPIOというシリーズを印象づけてくれました。
小さいくせに、優秀です。










発売開始年月は
調べてみましたが、見当たりませんでした。1993年か、1994年あたりだと思います。その時代の象徴が、無駄なパノラマ機能です。上下を隠して細長い画面にするだけで、パノラマとは、消費者を馬鹿にするなと、当時は思いました。いつのまにか、なにかにぶつかって、パノラマの設定になっていて、高額なプリント料金を払わせられたのが何度かあります。これは、罠なのかと、苦々しく思ったものです。
この写真は、パノラマにしたときの様子です。

ESPIOは、小型化するため、パトローネをファインダーや、ストロボから避けて、右手側に置きます。この場合、ネガの上下が、大多数のカメラと逆になるので、おやっと思います。
こいつは、ファインダーの視度調整がついていませんが、私にはすっきりと見えます。見にくい人もいたかもしれません。


35-70mmなので
70mmにしても、レンズの繰り出される長さはこんなものです。

試し撮りでも、そこそこの写りでした。2倍ズームなので、そんなに無理な設計ではないのでしょう。















ちょっと悩みました。最近はネタ切れ傾向で、無理やり書いていましたので。3月も4月分も、あるカメラの写真は撮っていました。しかし、それぞれ、ボツにしました。どうも、うまい文が書けなくて、こまってしまったのです。思い切って、思いでもなにもない、コレクションレベルのもので行ってみるかと決心しました。それだと、とうぶん間にあうような在庫はあります。

(2006.4.30)




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