比の今月のカメラ 2007年 8月号 KONICA Z-up 70 Super


KONICA Z-up 70 Super です

2007年4月号で、KONICA Z-up 110VPを出しまして、今度は70 Superですが、このZ-up というシリーズは、シリーズというにはあまりにも、デザインもコンセプトもバラバラでびっくりしました。110VPと70 Superの二種類しか持っていませんが、ネット上にある画像や、実際にジャンクワゴンで見たりしたところで感じました。110VPはクラシックカメラ風コンセプトなのですが、この70 Superは、なにでしょうか。これと同時発売の140は、近未来的、ロボットもの映画風デザインでした。

これは、ジャンクワゴンから、見つけ出しました。KONICAブランドのカメラは好きなので買いました。プラスチックカメラなのに、あまり傷が目立たないし、比較的小型なのが気に入りました。

仕様は
1998年2月 発売
25,000円。
レンズ 35mm/F5.2〜70mm/F9.8 5群5枚
赤外線ノンスキャンアクティブAF 0.8m〜∞
大きさ 116mmX65mmX42.2mm 210g(電池含まず)

レンズは枚数が少なくて、暗いですね。さすが25,000円と思いました。小さくて、枚数が少ないということは、レンズ生産が楽と見ました。
レンズ付きフィルムと違って、日付入るし、ズームだし、オートフォーカスだしということで、このくらいのレンズで、問題ないのでしょう。ISO400のネガカラーフィルムが常用のユーザー層がターゲットでしょうから。つくづく思うのは、今レンズ付きフィルム使うんだったら、こっちの方が「まし」。大きさは、レンズ付きフィルムよりちょっと大きくて、重いけど、もって歩くのに、さほど苦痛にならない。持っているのでそう思うのですね。

この写真の状態は、スイッチ入れて、35mm状態のときです。
比較対照物がないと、レンズが小さいので、カメラが大きく見えてしまう。



これが70mmの状態
70mmだから、さほど長くない。コンパクトカメラとは、この程度でしょと思います。

ジャンクとして買いましたが、問題なく動作するようです。高級カメラじゃなかったんで、手放した人は、デジタルカメラを買ったので、下取りに出したのでしょうか。中古で売れそうなカメラでもないので、そのままジャンク扱いでワゴン行きだったのでしょう。ストラップもケースもついていませんでしたので、ぼろぼろだったのかな。でも、フィルム室見ても、外観でも、あまり使われなかったように見えます。
コンパクトカメラはだいたいにして、かどにぶつけた痕が見られるものですが、これは傷がありません。





上から見ると
まあ当時としては、一般的な感じですが、リモコンついていないので、リモコンマークがないのと、マクロモードを持っていませんので、チューリップマークがありません。AEロックがあるのに、+1.5の補正がついているのは、露出の測定が、写す画角とだいぶ違うのでしょうね。全体のレイアウトは、PentaxのESPIOシリーズ全般、とくにEPSIO P に似てるようなきがします。電源OFFで、レンズが前面とツライチになるのは、ESPIO P 並でよいと思います。KONICAのコンパクト機は、電源OFFで、レンズツライチになるのが基本のような気がします。BIG Mini シリーズの印象が強いからかな。







中国製ですか

ところで、シリアル番号が見当たりません。はがれたかなと思ったら、ウラ蓋の内側にありました。開かないとシリアル番号が読めないのは、珍しい。どういう都合があったのだろう。

電池は、CR123Aが一本。下の黒い蓋。下のこういう蓋のカメラは、蓋が壊れにくいように思います。サイドに蓋のあるやつが壊れやすいのは、ロックの設計に問題があるやつかな。










35mm/F5.2

ですから、こんな前玉。写るんですよりは、大きいかな。
絞り兼用シャッターで、1.7〜1/350秒動作で、最小絞りの情報なかったけど、ISO100のフィルムで、曇りの日だと、1/250秒だと、ほぼ開放くらいかな。でも、望遠側70mm開放で、F9.8だから、ISO100で、曇りだと、開放で、1/125秒かな
。なんとかブレずに撮れる? やはりISO400使うのが基本のカメラかな。









【雑談】
今年は、こどもの部活で、写真撮影係になっています(その2)。
失敗しました。二台のデジタルカメラ使っていました。望遠で使ったのと、広角で使ったのです。広角で使ったカメラ設定がなぜか、不思議に、日付設定が、一年ずれたまま、二ヶ月ほど使っていました。何度もPCで取り込んでいて、HDDやCD-Rに書き込んだのに、気が付きませんでした。ひとにあげて、日付が狂っていたのでは、こまりますので、ファイルを書き換えました。自分だけの写真であっても、数年後見たときに、誤解しそうですし。ネットで探してみましたが、Exifの年だけ一気に書き換えることのできるソフトは見つけられませんでした。しょうがないので、ファイル一つ一つを書き換えていきました。だいたい、900ファイルぐらいでした。ほぼ、一週間かかりました。最後は、かなりイヤイヤの作業となりました。もしかすると、撮影より時間がかかっています。ファイルのタイムスタンプは、書き換えが簡単だし、Exifのデータ読んで、タイムスタンプを書き換えるソフトもありますので、こちらは、楽でした。この失敗は、教訓になりました。「日付は時々確認すること」。基本でしたね。
それにしても、お店プリントの日付は、どこを読み取っているのだ? Exifには、三箇所日付情報があるぞ。三箇所書き換えたので、疲れたのだぞ。

なお、ここのところ、手抜きのような、「今月のカメラ」は、休みごとの、こどもの撮影が多かったのでね。でもやっと開放かな。残念ながら(費用面では助かるが)惜しくもインターハイ逃したので、我が家の夏は、終わったようなものです。
(2007. 8. 5)




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