比の今月のカメラ 2007年 7月号 Kyocera ZOOMATE 165SE


KYOCERAのカメラ

というより、私の場合は、どうしてもYASHICAのカメラとなります。とくにYASHICAといえば、私にとっては、YASHICA FLEXか、ELECTRO35シリーズしか思いつきません。今月のカメラとして、2000年11月号で、100円ジャンクのレストアで、YASHICA製をあつかったのは、「そこにジャンクがあったから」というだけで、とくに思い出などはありませんでした。

これは、ジャンクワゴンから、見つけ出しました。ピカピカと目に付いたのと、KYOCERAブランドのカメラは持っていなかったので、興味がありました。
KYOCERA ZOOMATE 165SEですが、仕様については、なんとか某webページから探し出しました。なお、はじめZOOMMATEかと思ったのですが、Mは、1個でした。動物園友達????どういう意味?

2000年11月発売
価格62,000円(ケース、ストラップ、リモコン付)
レンズ 38mm〜165mm F6.7〜13.1(8群10枚)
撮影距離 38mm時=約0.9m〜∞、
   165mm時=約1.1m〜∞、
   マクロモード=約0.45m〜約0.6m

仕様見て 「なんじゃこれっ」 と、びっくり。広角側でも、開放でF6.7ですか、それで、8群10枚だったら、T値であらわしたら、いったいいくらになるのかな。T8.0くらい行きますか??? 望遠は、165mmも必要な人いるでしょうけれど、開放F13.1では、ピーカンの外だけでの使用限定ですね。




なんでかYASHICAと
書いてあります。KYOCERAが、YASHICAを買い取って直後ではないのに、なぜかなあ。YASHICAをありがたがる人は、このカメラ買うのでしょうか。Carl Zeissと書いてあれば、ありがたがる人は、たくさんいるのでしょうけれど。
上の写真は、電源OFFで、レンズのバリアーが閉じていて、レンズがしまいこまれた状態です。右の状態が、電源ONで、レンズを出していて、広角38mmの状態です。
このカメラの発売である2000年は、KYOCERAは、ほかにコンパクトのフィルムカメラとして、140GRF(\58000)、120SE(\45000)、105SE(\38000)、70Z(open price)を発売しています。Finecam 3300というコンパクトのデジタルカメラも発売していて、ちょうどフィルムカメラからデジタルカメラに切り替わりの時期です。165SEは、上位機種だったのですね。
Finecam 3300は、330万画素のデジタルカメラでした。
2001年にZOOMATE110W、2002年にT ZOOMを出して、KYOCERAのコンパクトのフィルム機は終わりました。でも2004年でカメラ自体が終わりましたけどね。

T ZOOM は、Olympus ミューZOOMが不調になった親父さんのために、プレゼントした思い出のカメラです。ちょっとかわった仕様ですけどね。当時かなり調べて買ったつもりです。なにしろ、フィルカメラがどんどん減っていっ時期で、選択肢が狭まっていましたので。



うしろから見ると
まあ当時としては、一般的な感じです。パノラマの時代でしたね。ファインダーのアイピース部の上の突起はなんでしょう。実像のズームファインダーで、高倍率を得るため複雑になったため、プリズム部がおさまらなくなって、こうなったと見ましたが、どうでしょうか。ファインダーの見えは、ゆがみも無くなかなかよろしいですよ。高いカメラだけあるというところです。それとね、裏ブタに日付写しこみの部分がついていません。ということは、前のレンズ部のどこからか写しこんでいるのでしょうか。フタを開けてみる限りよくわかりません。

このジャンクワゴンから買ったカメラは、正常な動作のようで、レストアしなくとも動作するみたいです。そのため、中身を分解していません。そして、添付品であった、リモコンは、ついていなかったのが残念です。








望遠にすると

こんな感じ。
165mmだから、こうなってしまいます。確かに、ファミリーカメラとしては、運動会とか、音楽会とか、望遠で撮りたいと思う機会は多いと思いますが、外部AFで、これだと、ピーカンの屋外はなんとかなったかもしれませんが、室内の撮影は、さぞかしピンぼけの量産でしたでしょう。ISO400使って、外の日中は、センパチと言われていますから、1/1000秒でF8ですから、このカメラは、2秒から1/300秒のシャッターということなので、1/300秒で、F14くらいでしょうか。ほぼ開放です。
フラッシュは、ISO400のとき、165mmでは、4.2mまでしかとどかない仕様なので、実は、こどもの音楽内などでのステージ撮影は、無理なのではないでしょうか。このカメラの仕様を考えた、商品企画の担当は、写真撮らない人ではないかと思えてきました。以前、EOS Kiss IIIに望遠ズームつけたママさんが多かったのは、懸命な選択だったのかもしれません。今のデジタルカメラで、10倍ズームで、手ブレ防止機能付だと、このカメラの値段くらいで買えますし、できの良い写真が撮れるのは、テクノロジーのたいへんな進歩と思います。




操作部分はここだけ

ですから、わかりやすいカメラと思います。でも、このての集中したボタンは、無意識にまちがって押してしまうのですよ。へんな写真に仕上がって、カメラがうらまれますし、貸したりすると、借りた人は、持ち主を、うらみますよ。別なカメラでだけど、経験ありです。
(私)「このボタン間違って押したから設定変わって、こんなことになったのだよ」     
(相手)「ここは、ぜったい触っていない。勝手になったのだ。だめなカメラだっ!!!  もう絶対に、カメラ借りないっ!!」
という経験ね。












むずかしい表記だ

日本製の部品使っているから、問題ないぞと、なんとか説明したい気持はよくわかります。今のいろいろな製品で、最終組み立ては、日本でも、使っている部品は、中国や、アジア諸国なのに、Made in Japanと書いてしまうものもあるからね。

いろいろ悪口書いてしまったね。最後に、ごめんなさい。
このカメラは、ニヤニヤしながら触っただけで、フィルム1本も撮っていません。KYOCERAのレンズの描写を見るのはいつのことやらという状態です。カラーネガもモノクロも自分でフィルム現像するので、単なる試し撮りは、する気持はなくなりましたので、なかなかふんぎれません。










【雑談】
今年は、こどもの部活で、写真撮影係になっています。しかも二人のこどもの部活です。フィルムでは、ランニングコストが高いので、必然的に、デジタルカメラで撮影することになります。それで、気が付きました。フィルム世代のおじさんが、デジタルカメラなのにやってしまう、変な癖をいくつか。
(1) フィルムの癖が抜けずに、この一枚で決めるぞっ、と撮影枚数が、少ない。しかも、この場面では、何コマ使ってと、思わず計画立ててしまう。 どんどん撮って、失敗は消せば良いのにね。
(2) メモリーカード交換するときも、ついつい直射日光避けてしまう。 光カブリは、しないっていうのにね。
(3) メモリーカードがいっぱいになるまで、ついつい撮影しようとする。途中で、PCにバックアップしたくならずに、ついつい、残りを関係の無い写真撮って、終わろうとする。
(2007. 7. 8)




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