比の今月のカメラ 2007年 10月号 OLYMPUS μ-U170VF


オリンパスのミューシリーズ

は、1991年の初代μから始まった。オリンパスとしては、コンセプトはXAのようだったかもしれない。バリアーを開け閉めして撮影。初代は単焦点だし。
こいつは、かなりミューのおしまいのほうにでてきたやつだ。
発売2001年3月
38mm-170mm/F4.8-F13  (8群10枚)
EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚
最短接写距離80cm
シャッター速度1/400sec-4sec
生活防水 JIS等級4
価格50,000
だそうだ。なお、このあとのミューシリーズは
μMETAL 2002年
μ-VWIDE 2003年
μ-V150 2003年
μ-V80 (海外向け)
となりデジタルにバトンタッチしました。



ミューのスタンダードなスタイルです
バリアーを開けて、ワイドがわの状態です。フラッシュ動作にかかわらず、電源ONで、フラッシュが必ずポップアップします。このフラッシュの開口部があっても、生活防水です。以前、ミューシリーズをレストア挑戦しましたが、このフラッシュ部が防水のため、シリコン樹脂で固められていたため、分解困難でした。はたして、オリンパスでは、どうやって修理しているのでしょうか。ばりばりと、シリコンゴムの防水部をはがして、修理後にまた、シリコンゴムを塗りつけて防水処理するのでしょうか。個人的には、おレストアについては、手上げの機種です。
ズームで170mmまでカバーするためか、初代ミューから見たら、だいぶ巨大化して、デブになっています。しょうがないですね。



170mmの状態です
だいぶ長くなります。てんぐの鼻かな。
一眼レフで135mmでもマニュアルのピントあわせ大変なのに、170mmでオートフォーカスですから、テクノロジーは大変進化したものです。
横にあるドアは、電池のドアであるのは、ミュー共通です。こいつは、CR123Aを一本使用します。









パノラマと

いわれた、上下を隠して、横長の画像にする、よけいな仕様は、この時代まであったんですね。まちがって、パノラマにしてしまって、同時プリント費用がびっくりする価格になった方も多かったでしょう。私は、ミューシリーズのなにかの機種で、もしかしたら、初代ミューだつたかな、それで、やられましたし。せっかく撮った写真も、上下が写らずに失敗写真となりました。知り合いの人で、記念写真がパーになった人もいましたので、人騒がせなおまけ機能でした。
視度調整つまみも含めて、このあたりは、ミュースタンダードですね。
はじっこになつて、よく映っていませんが、W/Tのズームボタンは、ぱっと目には、めっき部品で、じつは、クリアーパーツを使っているという、凝ったパーツです。めっきだと、はがれるからかな。




三脚穴は

この写真に入っていませんが、フィルム途中巻き戻しスイッチのまた先にあります。端っこにありますので、三脚に取り付けにくいでしょう。
TOKYO JAPANと、日本の会社でヘッドクォーターが東京であるといいたいのでしょうか。でも、MADE IN CHAINAと書いてあります。
本物は、シャンパンゴールドと言われる、もっと金色に近い色ですが、色温度オートのためか、これらの写真にしたら、ほとんどシルバーに見えてしまいます。でも、こいつを書いているPCの液晶は、いったいどのような色表示になるのか、測定したこと無いので、色の修正も、ままなりませんけどね。

あ。以前も書きましたが、170VFのVFは、ビジュアルファインダーといって、シャッター動作と同時に、ファインダーも一瞬暗くなる動作のことで、撮った気にさせるという、不思議な機能です。ファインダーがブラックアウトするのを嫌って、一眼レフじゃなく、レンジファインダー機を使う人にとっては、理解不能な、余計なお世話機能です。他社より少しでも、付加価値つけて、よく見せようとする、苦しい商品企画の結果ですね。ご苦労様。




【雑談】
10月10日で、このページスタート記念日なのに、UPできなかったし、こんなに遅れてしまいました。
休日は、いろいろな行事でつぶれたし、つぶれない休日は、天気悪かったりと、あまり写真撮りできていません。
(2007. 10. 27)




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