比の今月のカメラ | 2008年 2月号 | Pentax SP |
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Pentax SPです 仕様や時代背景などは、いろいろなwebページに詳しいところがありますので、省略してかまわないかな。 この写真のSPは、ジャンクで購入したもので、どういった使われ方をしたのか、まったくわかりません。写真の三角リングは、当初のものとは違うと思います。MEなどのMシリーズ時代のもののように見えます。そのほかは、オリジナルのままのようです。レンズは別にジャンクとして手に入れた、50mm/F1.4を付けてみました。 私がOlympus M-1を買った頃、みなさんが使っていたのは、SPFでした。ですから、SPとしての、その当時の思い出はありません。SPの内蔵露出計無しモデルであるSLについては、高校時代にクラブで使ったので、よく覚えているのですがねえ。 |
前面に書いてある 「SPOTMATIC」は、よく、「スポーツマチック」と読む人がいます。私の知り合いにもいましたし、某ネットオークションの出品にも、わざわざカタカナで「スポーツマチック」と書いてあるのを見かけます。「スポットマチック」ですよ。念のため。 よく聞く話は、フォトキナで試作機を発表したときは、スポット測光だったので、量産では、スポット測光ではないのに、こういう名前にしたといことです。ほんとうでしょうか。いまなら、不当表示とせめられる可能性があるからと、そんなモデル名にはしないでしょう。 今回気がついたのは、初期より後期のほうが、SPOTMATICの文字も、ASAHI PENTAXの文字も、太いように思えることです、金型を途中で変更したのでしょうか、それとも金型ははじめから、いくつかあって、太い字と細い字の金型があったのでしょうか。手持ちの2台たけでは、断言できません。写真は上が、シリアル番号の大きなものです。シリアルの大小を生産時期と考えれば、上のほうがあとで生産されたものです。なにしろ生産数が多いので、バリエーションがいくつかあっても不思議じゃないです。 下のSPもジャンクで買ったものですが、部品取りになっているので、実際に稼動しているのは、上のSPです。 上の写真の50mm/F1.4は、悪い評判を聞きます。発信源は、星屋さんです。開放で使うと、周辺で、点光源が、鳥の羽状になります。それが良くないという理由です。でも、人や風景を撮影して気になることは、ありません。ファインダーを見て確認できるのは、天井で光っている直管の蛍光灯を、真下から見上げて、ファインダーの周辺に持っていくと、にじむのがよくわかります。でも、やっぱり人や風景を撮るには気になりません。星屋じゃないので、十分な写りです。友人の持っている、SMC Pentax-M の50mm/F1.4でも、ほぼ同じ写りだったのはロングセラーを感じました。 |
このSPは、完全なレストアを していません。内蔵露出計をレストアしていません。自分で使う上では、単体露出計で十分と感じて、露出計は動作しなくなっていたままにしてあります。このままで、十分実用になっています。 Pentax SPで、私にとって特に良いのは、私のなかで、一番稼働率の高いNikonのFEと同じヘリコイドの回転方向のレンズです。ピントあわせで、Nikonとまぜて使っても、気持ちの切り替えが不要です。絞りの回転方向は、Nikonと同じですが、Pentaxの手持ちのレンズで、スクリューマウントとKマウントのレンズは、半絞りにクリックがあるので、気をつけないといけません。シャッターダイヤルは、Nikon FE と逆回転ですが、SPを使用するときは、単体露出計で測定して、シャッター速度を決めているので、間違えることはありません。 |
アクセサリーシューは 着脱可能なオプションでした。この写真が取り付けた状態です。ホットシューにはなっていません。この状態では、アイカップはつけられないのでしょうか。当時の詳細仕様がわからないので疑問点が残ります。なお、アクセサリーシューには、なにも付ける予定はないので、いつもはシュー無しで使っています。 高校一年のとき、クラスメートのSPFを触って「なんだこりゃ」と感じた、ファインダー倍率の低さや、シャッター音のかん高くで大きいことも、今SPを触ってみると、気にならないのは、いろいろなカメラを触ったからでしょうか。なかなか使い心地は良いと思っています。でも、残念なのは、手持ちのレンズの種類が極めて少ないことです。標準以外は、135mm/F3.5しかありません。広角がひとつあればね。 |
【雑談】 風邪を引きました。なかなか、なおりませんでした。そのため、「今月のカメラ」遅れてしまいました。 いつもの年なら、雪灯篭まつりが終わると、雪があまり降らなくて、あとはとけるだけになります。でも今年は、祭りのあとに、どんどん雪がふります。異常気象とか、地球温暖化とか、エルニーニョなどの言葉が浮かびます。 いつも思うのは、雪がふっているときは、除雪におわれて、写真どころではありません。今年も、雪のひどい瞬間は、写真が撮れていません。雪国に住むものとして、しかたないことです。 (2008. 2. 27) |