比の今月のカメラ 2008年 10月号 OLYMPUS PEN-EE


ある人から

OLYMPUS PEN-EESを修理してくれとたのまれました
その方のなくなったお父さんが以前使っていたものだそうですが、カメラ修理に出したら、部品が無いので修理不能で、修理されずに戻ってきたのだそうだ。
必要な部品は、露出計のメーターだ。彼は、ネットオークションで、部品取り用のPEN-EEを落札した。
つまりは、このPEN-EEは、部品取りされたやつだ。
PEN-EESとPEN-EEは同じメーターを使っていたので、部品取り可能だった。
故障のメーターは、まったく動作しないもので、コイルの内部が断線しているようだった。残念ながらコイルの巻きなおしは、困難なので、はずされた故障のメーターは、この部品取りのPEN-EEに戻された。

彼のPEN-EESはもちろんメーターを交換したので、修理は完了した。
試し撮りしたが問題なく動作した。




さて、このPEN-EEだが
メーターが動作しないので、まったくだめかというと、実は、この写真のようにオレンジの設定にすると、固定絞りで動作する。この場合3.5つまりは開放だが。ただ、シャッター速度は1/30秒の固定となる。なんのことはない、フラッシュ撮影のやりかただと、写真は撮れる。日中に写真は撮れないだろうと思うだろうが、感度の低いISO100のフィルムで、絞りを16や22にしてやれば、だいたい撮れる。実際に撮ってみたが、ちゃんと撮れていた。問題無い。








PEN-EE
のジャンクを買った。後ろに写っているやつだ。外側の腐食がひどい。こいつのメーターを移植してやれば、もともとのPEN-EEは、もとに戻るかもしれない。でも、買ってはみたものの、またしても勝手な都合でメーターを取り外す気にならなくなった。そのままにしてある。はたしてどうしたものか。
あとでジャンクで買ったやつは、外側の腐食がひどいだけで、中はきれいだ。外側にパテモリして、ブラック塗装をする手もあるなと考えたが、まだ手をつけていない。いつになるやら。






カメラレストアの世界で

有名な逆ネジが、このフィルムカウンターのネジだ。
こいつのほかに、ペンタックスの巻き上げレバーの飾りネジも逆ネジで有名だが。
この情報はあらかじめ入手していたので、失敗はしていない。インターネットとは便利なものだ。
フィルム巻上げは、黒いギザギザのやつをくりくりとする。レンズ付きフィルムと同じなので、今の人には、無理なく理解できる。しかし、ちょっと昔は、フィルム巻き上げはレバー操作という、考えのため、わからない人もいたようだ。






PEN-EEは
フタがヒンジで開閉するのではなく、ウラ蓋を下にずらしてはすず方式だ。Nikon Fと同じやりかただ。ライカとはちょっと違うが。理解していれば、とくに、なんということはない。光漏れも少ない方式なので、モルトに気を使うこともなく、便利ということも言える。この構造のためもあって、分解はしやすいので、ばらばらにして、部品を清掃して、組上げると、動作する。レストアは容易な構造だ。







【雑談】カメラの棚を眺めて、いままでのリストとにらめっこすると、まだネタはたくさんあることに気がついた。まだ半年以上は、いけそうだ。まあ、どこかで、ネタ切れで、終わりにせざるを得ない時期は来るのだろう。とりあえず、5ヶ月先まで、お題は決めた。
(2008. 10. 13)




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