比の今月のカメラ 2009年 7月号 FUJIFILM FLASH FUJICA AF


とても汚れているままの

富士 FLASH FUJICA AFです。

とりあえず、素性を確認しました
発売は1978年12月
レンズは、38mm F2.8 4群4枚
シャッターは、電子制御プログラム1/8-1/500秒
重量340g
発売時価格は、44,800円。
FLASH FUJICA AF DATE から遅れて1ヶ月、DATE機構なしのもでるとして発売されました。

コニカC35AFが、1977年11月発売開始なので、12ヶ月後に発売ということは、12ヶ月でなんとかしろというトップ命令で、しゃかりきで開発したのでしょうか。なにしろ、ジャスピンコニカの後に出たのは、Canon AUTO BOYくらいショッキングじゃないと、覚えていないよ。




汚い状態で
ジャンクとして、買って来ました。目的は、特に無くて、結局100ftフィルムをパトローネに巻き込む、クランクとしてしか使っていないカメラです。つまりは、本来のカメラの使い方をしていない。ごめんね。
なんで汚いのでしょうか。工事関係者が、記録用にでも使ったのでしょうか。やたら、使い込んであるので、ファミリーとして、使ったとは思えません。こんなに使い込むファミリーは、そんなにないでしょう。
レンズは、ちゃんとFUJINONとかいてありますね。立派です。会社名は、FUJI PHOTO FILM ですね。つまり、富士写真フィルムということですね。
赤い丸いのは、AF補助光でしょうね。ON OFF は、フラッシュのスイッチです。暗いと自動で光るなんて、まだ夢の時代です。




親指の当たるところ
ですね、印刷がこすれて消えています。かなり使い込んでいるようです。ファインダーの視度補正もないし、フォーカスロックボタンとか、AEロックボタンとかもないのですね。セルフタイマーがないので、レリーズボタンにネジが切ってあります。外付けのセルフタイマーは、当時は売っていましたからね。











このカメラに限らず

この時代のカメラは、底面から、単三電池2本を入れる形式が多いのですが、このやり方は、どうもフタが壊れやすいようで、ジャンクのほとんどは、フタが壊れています。ものによっては、セロテープ留めで、なんとか使った形跡のあるのもあって、まだ物を大事にする人がいた時代だったのですよ。ああ、でも、今こんな欠点のあるカメラを販売したら、ネットでたたかれてしまうかもしれません。こういう共通な欠点は、情報としては、流れにくい時代でした。






はんぱにDX仕様を
使っているようですが、調べたら正式にDXコードとして、KODAKが規格化したのは、1983年ということなので、このカメラは、その正式以前のため、FUJIのフィルム独自でやったのでしょうか。接点は2つしかないので、DXコードをすべては読めません、ISO100か400の違いで、このカメラの購買層は十分という設計方針だったのでしょう。










【雑談】自転車走行年間1000kmを目標にしているため、カメラをぶら下げて、自転車に乗っているのですが。市内の某河川に沿って、自転車道路といところを走っていました。川の中に一匹カラスが立っていたのです。不思議な光景だと思いました。口に白いものをくわえていると思ったらちがった。くちばしが白く見えるし、形がカラスのくちばしの形ではない。遠いので、こまかいところは見えない。視力は低下しつつあり、たぶん左右とも1.2くらいだろう。羽を広げた。あれは、カラスではない。持っていたデジタルカメラを一番の望遠にして撮ったが、ほぼ点にしか写らない。肉眼で見たところは、鵜に見えた。近づこうとしたら、飛んでいってしまった。残念。
後日、人生の先輩に聞いたが、市内で鵜がいるという話は、昔も今も聞いたことが無いという。デジタルカメラの画像をトリミングしてみたら、やはり鵜にしか見えない。詳細は見えないので、だふんカワウだろうという感じです。迷い込んだと思うのだが、また見てみたいが、そのあと行っても見つからない。
(2009. 7. 18)




[「由美と比の趣味の廊下」にもどる]