比の今月のカメラ 2010年 1月号 Canon New FD 50mm F2


キヤノンNew FD 50mm F2

です。
キヤノン カメラミュージアムの説明では、
1980年7月発売
発売時価格 17,000円
4群6枚
となっている。
当時のカタログでは、New FDという言い方はなかったように覚えているが、いまではキヤノンのオフィシャルな説明でも、New FDと書いていますね。ですから、New FDと書かせていただくことにします。






このレンズは
ジャンクのAV-1を買ったときについていものという記憶があります。時代的にはAV-1は1979年発売ですからちょうど合います。この写真は、とりあえずつけたため、AE-1ですがね。なおAV-1も、このレンズも、お掃除と、ボディーのモルト交換だけで、使用可能になりました。レンズは、カビも曇りもありませんでした。

最短撮影距離は、この写真のように0.6mです。普及版の50mmレンズは、0.6mのものが多かったですね。私がはじめて買った50mmレンズは、オリンパスM-1の50mm/F1.8ですが、それは0.45mでしたので、オリンパスは、普及版でも0.45mにしたかったという意気込みを感じました。

鏡胴前面縁にあるバヨネットは、フード取り付け用のバヨネットで、キヤノンFDやNew FDに多い形式で、中古レンズ購入の場合、この専用フード入手がむずかしいレンズもあります。私は、そこまで追求していませんので、一般品のねじ込みフードを使用します。
なお、フィルター径は52mmで、当時のレンズで普通のサイズになっていますので、今もフィルターとフードの使い回しには便利です。




レンズ着脱ボタンは
銀色の四角いボタンです。FDレンズは、シルバーのリングをまわすことによって、ロック、アンロックしていたのですが、New FDレンズの一番の変更点は、このボタンをつけて、他社と同様にレンズをまわして取り付け、取り外すという方式になったことです。
マウント変更せずに、このような取り付け方法の変更を行ったのは、当時かなり驚いたものです。しかも、FDレンズからNew FDレンズになって、全体的に小柄になったのもびっくりでした。

シリアル番号は、このように白くはっきりと刻印されていました。今のレンズのシリアル番号は、かなり探さないと発見できないものもあります。




レンズマウントの

詳細は、その方面のwebページを見てくださいね。いろいろと難しいので。
注意しなくてはいけないのは、FD, New FDレンズの場合、レンズを本体から外した単体の状態で、リアレンズキャップをつけていないと、絞り羽根は、最小絞りになってしまいます。そのため中古屋さんでは、丸く穴をあけた、リアキャップを準備して、開放絞りにできるようにして、レンズの状態を見やすくしています。特にそれを準備しなくても、ある方法で開放にはできますが、それは、ちょっと、初心者はやらないほうがよいかもね。

FDレンズの場合は、この面にレバーがひとつついているものがありますが、New FDだと、見たこと無いので、やめたのでしょうね。そのレバーについては、レバー付のレンズのときに書きますよ。



キャップは
だいぶ落としました。特に、この時代のキヤノンのレンズキャップは、バネがくたびれていて、ネジ部に引っかかる部分が減って、ギザギザが少なくなってしまっているのか、いつのまにか落としてしまったという経験が頻発します。今は、野外での使用時は、キヤノン純正ではなく一般品を使うようにしています。

ああ。CANON LENSE じやなくて、なんかレンズの名前をつけてほしかったなあ。SERENARでよかったのに。






AE-1の
ボディーマウント部の機構はこうです。どれがどうというのは、そのてのwebページで確認してくださいね。













【雑談】カメラの在庫を見てみましたが、あんまりおもしろそうなものが、だんだんなくなっています。ジャンク購入もあまりしなくなったので、しょうがないということで、とうぶんレンズでいきますよ。まずは、50mmレンズからですねということで、これにしました。このレンズへの強いこだわりはありませんが、保管庫の前のほうに置いてあったというだけです。
(2010. 1. 24)




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