今月のカメラとレンズ 2011年 7月号 Asahi Super-Takumar 50mm F1.4


Pentaxの50mm F1.4は
種類がたくさんあるようですが、詳しくないので、このレンズがどこの世代のものであるかは、わかりません。Superがつくとマルチコートなんだっけ? SMC Takumarになれば、ごりっぱなマルチコートなんですけど、これは、ごりっぱなコーティングですということでしょうか?













入手はジャンクのSP
についていて、こりレンズもジャンクでした。ジャンクの理由は、絞り羽根が、まどもに動作しないということです。ははあ、これはあれだ。と、想像がつきました。smc PENTAX-Mの50mm/F1.4で経験している、絞り羽根がついているリングが緩んだためと、思いました。この時代のPENTAXのレンズの分解方法は、ほとんど共通なので、分解には苦労しませんでした。前面の飾りリングまわしにちょっとした方法を知っていれば大丈夫です。
必要な工具は、ゴムハンマーか木のハンマー、そして、自作した、ゴムあるいは、シリコンゴムのリング回しだ。前面のリングは、フィルターネジと同じようにねじ込んであるが、カニ目回し用の穴が無いので、みなさま困惑するようだ。この前面のリングのネジはネジロックで固定されているらしくて、きっちりと締まっている。この手のネジロックは、ゆっくりした力には強いが、ショックには弱い。そのため、周りをコツコツと木製のハンマーで、ショックを与えておく。あまり強くたたくとゆがむので、リスクはある。そのあと、ゴムのリング回しの出番だが、私の場合、PENTAXの場合は、ぴったりとあう、インスタントコーヒーのフタでプラスチック製のが確保してある。それに、超強力両面テープと称するもの、材質が、ふわふわとしてゴムのような厚めのものを細く切って、そのインスタントコーヒーのフタの縁に貼り付ける。これでよい。先輩は、あらかじめ、自作のシリコンゴムのものを自作していた。もちろん、ちゃんとした形なら、シリコンゴム製のほうが安心感はある。この前面のリングさえ回せば、あとは簡単だ。簡単に、絞り羽根を挟み込んでいるリング状の金具にたどり着く。それについている絞り羽根を一応清掃して、よけいな、オイルやグリスは絶対危険だ。パウダー状のいよゆる「ドライグリス」を少量つけて、組み立てれば、それで復活する。それがこのレンズだ。





最近で

45cmというのは、F1.4のお高いレンズとしては、まあふつうかな。
50mm F1.4というのは、大きく変更することなく、Mシリーズまで引き継がれたが、特徴としては、絞りを開いたときに、周辺部がいわゆる「鳥の羽」の形になる収差がきついし、色収差も意外に強い。なので星屋さんからは、きらわれるが、ポートレートでは、その収差で、柔らかく写るために、愛好者がいるという、かわった写りをする。私は、星屋ではないので、これはこれで、満足している。







マウント部は
こんな感じ。
ものすごく、後玉が、うしろに飛び出している。このマウントでは、ここらへんが50mmの対称型レンズとしての設計できついところなのだろうか。このレンズはこのままでこの写真の上下逆に置くとレンズに傷をつけることになる。ほかのメーカーのものは、上下逆でも、レンズに傷が付かない構造になっているものが多いが、こいつは要注意だし、前面を下にするのが基本と覚えるべきなのだが。








絞りは
6枚だ。普通だが、絞りの裏と表というのは、どっちもありなのですね。これは、前から見たところですが、この裏表が逆のものが多いように感じます。












【雑談】7月号を9月に書くというはずかしいことになっている。7月の話題が書けない。
7月には何をしたんだっけと思っても、weblogには日記のような情報はあまり書いていないので、それは参考にならない。だいいち、いま写真データ見ても、写真を撮っていない。フィルム現像もここ数ヶ月していないしなあ。7月の状況は、わからないなあ。

(2011.9.4 遅ればせながら)


【後記】
まいりました
いろいろと仕事上の問題もあり、ちょうど雪の季節で日々の除雪に追われてしまっていたということもあって、ダブりに気がつくのが遅くなった。しかも2月号も3月号も4月号もで5月号を書こうとしたときに気がついたものだから、ただぼうぜんとしてしまった。
まず、冷静にならないと、そして、過去に扱ったものをちゃんと整理しないと。
と、思ったものの、作業が進まないまま8月になってしまいました。
8月の休みのときに、天気が悪くて、家にいたという、ただそれだけの理由で、やっと過去に扱ったものの整理をして、あらたに使うものの写真をとりました。

ということで、この2011年7月号は、2011年9月に、遅ればせながら書いたものです。




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