今月のカメラとレンズ 2012年 1月号 Asahi smc PENTAX-M 135mm F3.5


ペンタックスは
何度か、マウントの変更をしている。いちばんの変更は、なんといっても42ミリのネジのマウントから、バヨネットに変更した、1975年だと思われる。そのときにボディーは、KX,KM,K2と発売された。レンズは、それ以前のものと、光学系は同一にして、マウントのみ変更というものも多かった。
残念ながら、ペンタックスのレンズに詳しくはないので、この135mm F3.5が、以前のタクマーレンズと同じなのか、違うのかわからなかったが、ネット検索すると、
5群5枚ということだ。それまでのタクマーが4群5枚や4群4枚だったとのことなので、バヨネット、つまりKマウントになったときの新設計なんだなと思います。





K2につけてみた
いまのところ、Nikon FE をいちばん使っている私としては、ペンタックスのボディーとして使った感じがいちばんしっくりいくのが、このK2だ。それに135mm/F3.5をつけてみるとこんな感じだが。はて、この状態で使った記憶が無い。
メモを見る限り、この135mm/F3.5は、リサイクルショップで2004年に2000円で買ったと書いてある。135mmというレンズはそのときにでも、まったく人気がなかったんですね。カビも無くて、安い買い物でしたが、結局、あまり使っていないのが問題です。







最小絞りは32

までありますが、はたして、そんな針穴みたいな状態で使うのでしょうか。気持ちとしては、当時の若い購買層に対しての仕様のアピールとしては、最小絞り16というものよりアドバンテージがあると判断されたのでしょうね。事実、私の初めて買った、Olympusの135mm/F2.8は32までないので、「あれっ。他社のは32まであるのになあ」と、ちょっとがっかりした記憶があります。でも、トライXで、手持ちで使うと日中500分の1秒で、絞りは11くらいで使うので、最小絞りは16でも十分なのですけどね。







フードは
組み込みスライドで、出した状態は上の写真とこれだが、タクマー時代の深いねじ込みのフードと違って、効果が弱いような気がする。まあ、135mmクラスのほかの会社のレンズもそんな感じなのですけれど。

この写真は最近距離の1.5mまで繰り出した状態です。










いわゆる
バヨネットのKマウントです。これがペンタックス以外にも採用する会社が出てきて広がったのは、バヨネットとしての後発だったここと、42ミリのねじ込みの汎用的に使われたマウントと、フランジバックを共通にして、アダプターをだったの1000円という価格で販売したためかもしれない。
今は、アダプターは1000円では買えませんが、1000円時代に私も買いました。でも、一度も使ったことありません。だって、M42のレンズ使うときは、PENTAX SPなど、ちゃんと動作するボディーを持っていますので。





【雑談】2012年は、もうちょっとたくさん撮影するぞと、年の初めに強く思いました。
ただ、ネガカラーをまだ続けていくか、フィルムはモノクロに統一すべきか、考える時期に来ていますね。まだ、お安いフィルムはネガカラーだし、まだ現像キットもそこそこの価格で入手可能ですから、まだちょっとネガカラーは続けるのかな。
(2012.1.9 )



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