今月のカメラとレンズ 2012年 11月号 NIKON Ai Micro NIKKOR 105mm F4


OLYMPUSから
NIKONに乗り換えたものの、中望遠が無い。中古でも何でも欲しいと感じた。
正確にメモしていなかったので、だいたいしかわからない。たぶん1999年のことだと思う。某カメラ店の中古売り場で目に入った。たぶん、これを書いている現在では、このレンズは、見向きもされなくて、格安だと思うが、そのときは、まだまだフィルムカメラの中古価格がけっこうしていて、NIKONのレンズはマニュアルフォーカスのものでも、それなりの価格だった。しかし、F4という暗さ?が私に幸いしたのか、当時としては、格安だった。そとがわの塗装のはがれや、フードのへこみやらで、安くなる理由はたくさんあったが、とにかくお買い得と感じた。




それ以来
愛用のレンズとなった。
NIKON FEにこの、レンズという組み合わせで持ち出すのが常用となった。太くて重い、それなのにF4という暗さ。でも、ちゃんと写る。
基本はMicroレンズとしての使用のつもりなのだが、風景や、ポートレートにも使った。それにきちんと答えてくれる。先輩たちは、「NIKONなら105mm F2.5だろう」とも言ったが、それは、Microではないし。








伸ばすと

こうなってしまう。インナーフォーカスではないので、昔の接写用のレンズはみんなこんな感じだったね。
組み込みスライドのフードは、効き目が無いくらいちょっとしか繰り出せないし、買ったときすでに、ガタがきていて、ガタゴトという感じで、さっぱりスムーズではなく、引っ張り出すのが大変という状態。そして、前面のリングのネジが緩んでいたのが、そのうちに、リングとフードがすっとんだ。ちょうど、雪の中ですっとんだので、雪にうずまって見失った。そこらへんを掘りまくって、黒い物体をかき集めた。家に戻って組み立てたら、特に問題なく組みあがったので、なくなった部品はないと思う。たすかった。リングはキッチリと締め付けたので、それ以来外れていない。




黄色いPNという表示は
専用1:1の中間リング、PN-11をつけたときの表示だったはずだが、その専用の中間リングを持ち合わせていないので、使う必要が無い表示なので、正確にはわからない。確か、2の表示は、1:2つまり二分の一となるはずだ。中間リングがなくても、単体で、47cmまで寄れるので、ほとんどこれで間に合っている。これ以上による撮影の必要は無かった。

今回のボディーは、FEのブラックボディーで、FEとしては、2台目として買ったものだ。今でも出番は多い。この組み合わせも、かなり稼動した。






こうして
見ると、でかさというか太さがわかる。

Micro NIKKOR 105mm F4 としては、歴代三世代あるということが、某ウェブページの資料でわかる。光学系は同じで、Ai以前と、AiとAiSとなる。このレンズは、その二世代目で、SのつかないAi Micro NIKKORとなる。ボディーをFEやF3で使用するので、AiSの必要は無いので、これで十分だ。








太い理由は
内部の反射防止のためかということも考えたが、この後ろから見る限り、レンズの繰り出しのためのヘリコイドがダブルかそれ以上かわからないが、複数あるので、「こうなっちゃった」というところでしょうか。
NIKONのMicroレンズとしては、Micro NIKKOR 55mm F3.5なんかは、前から見て、奥にちょろっとレンズがある構造ですが、これはその逆で、前にレンズがあって、その後ろに、ヘリコイドなどの構造物があるというところですね。







【雑談】
(2012.11.19)
JA7YABのタワー、アンテナ工事、自宅の雪囲い、実家の雑用など、いろいろとあったので、11月分のアップデートは、遅れてしまった。



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