今月のカメラとレンズ 2014年 12月号 NIKON F50 Black


2001年1月の「今月の...」
と2014年9月で書いた、Nikon F50の続きといえるものだ
そして先月の関連もあるが

Nikon F50は、1994年4月発売
Canon EOS Kiss がその前年の9月に発売なので
当時のカメラ店の一眼レフ入門機の売り上げの一位を競った機種だ

それもあって、当時嫁様がほしいというので、F50のシルバーモデルを購入したというのは、すでに2001年の1月に書いている

これは、F50のブラックモデルの話だ



F50のブラックが
必要だったわけではなく、むすこが一眼レフを使いたいと言った
むすこはすでにカメラを持っていた。あたりまえだが当時はフィルムカメラが普通で、フィルムのカメラを持っていた。そして、ほしいといったのも、フィルムの一眼レフだ
買ったのは2002年8月
中古としての価格は、12,800円
そのときは、安くなったなあと思った
1995年ころの新品価格は、たぶん4万円台だったように思う 標準ズーム付きで5万円だったと思う





今は

もちろん使われていない
久しぶりに、むすこの部屋から出してきた
むすこは今東京に住んでいて、その部屋にはいないし、カメラといえば、もちろんデジタルカメラを使っている
いったい何年間稼動していないのか
たぶん10年近く稼動していないかもしれない
久しぶりに出してきたら、上の写真のように、グリップ部のゴムのような素材が、表面がどろどろとしていて、カビが生えたように白っぽくなっている
たぶん、いまから使う予定も無いだろう
このあと、一応掃除を試みたが、どうもだめだ
アルコールで拭いても、どろどろは取りきれない
部品交換しかないのかもしれないが、いまさらそうまでする必要も無いだろう
これをカメラ店に持っていけば、中古カメラの相場としては、ジャンク扱いとなり、はたして引き取ってくれるのやら
なにしろ、商売としては、たぶん売れる見込みはないのだろうから

F50は、当時のフィルムの一眼レフ入門機としては、優秀なカメラです
F50のシルバーを使った、うちの嫁さんは、それでたくさん撮りました
オートフォーカス性能は、それまでのNikonのFの三桁機よりも優秀ですばやくピントが合いました
日付写しこみ機能は、はじめからついているし、当時なぜかもてはやされた、パノラマモードが存在して、パノラマモードにしても日付写しこみができました




これが
裏ぶたにある日付写しこみの機能の窓で、ノーマル用とパノラマ用に、あたつ、圧板に穴が開いているのがわかります
これが、お高い一眼レフの日付写しこみ用の裏ぶたを別にオプションとして買うと高いので、なかなか買えませんでした

なお、ボディーと裏ぶたがぶつかるところに、以前のカメラで多用された、モルトプレーンは、これには存在していなくて、劣化の心配はないのですが、フィルム確認の窓部分に、分厚いモルトプレーンが付いています  でもこれは、比較的劣化の少ない素材が使われているようで、いまでも、まともな感じです




電池は
リチウム電池の2CR5です
CR5というのが二本パックになっているものです
当時としては、普通なのですが、フィルムカメラの場合、デジタルカメラと違って、充電式ではなく、使い切ったら新品と交換なのですが、この電池は結構高いうえに、カメラ店以外では、あんまり売っていないもので、いざというときのため、つねに新品を持ち歩かないといけないという状況でした  けっこう長持ちするのですが、ある日突然カラになってしまうので

ところで、今でもこのカメラは動作するのでしょうか
確認もしませんでした
むすこが懐かしいと、触ってみる日はくるのでしょうか
たぶん、そんなこともないと思います



【雑談】
(2014.12.28)
なぜか、まだ12月だというのに、すごい雪だ
一説には、地球温暖化で、海水の温度が上昇して、日本海から蒸発する水蒸気が多くて、その湿った空気が流れてきて、雪が多くなるという  ほんとうなら今後ずっと、毎年大雪になるということか? ここに雪が降らないくらい、温暖化したら、もうたいへんなことになるのかもしれない
都会の人は、たまに雪国に来て、「美しい」といいながら、写真をとるのもいいが、住んでいる人間は、もう、雪との戦いであって、良い写真を撮ろうとする余裕は、うまれにくいかもしれない


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