自分で出来る
ネットセキュリティ対策

前ページでネットの怖さを十分に味わってしまった方は、すぐにこのページを見てセキュリティ対策をしましょう

まず、ADSLを利用している人で、ルータータイプのADSLモデムをレンタルしている人

具体的には、PCを立ち上げて何にもしないでインターネットに繋がる人です。

この「ルーター」という機械はインターネットからPCが直接見えないように工夫されているので、その時点で対策がされていることになり、少し安心です。

しかし、フレッツADSLや最近の他社に多い「PPPoE」という認証方式を使っている場合は注意が必要です。

PCが立ち上がり、ネットに繋ぐ時にユーザー名やパスワードを問う画面が出てくる(WindowsXPの場合)場合やフレッツ接続ツールなどを使っている方です。

この方法はインターネットから直接自分のPCが見えてしまいます

通常のアナログ接続(モデムを使って通信)も直接接続です。ただ、ケーブルTV(CATV)は色々なタイプがあります。

では、どうやってセキュリティ対策をするのか

パーソナル・ファイアーウォールソフト」というものをPCに導入すればいいんです。

このソフトは、まずネットから自分のPCを見えなくします。

さらに、勝手にPC内のソフトがネットに接続しようにします。そのほか、ネットからのそのPCへの攻撃を阻止したり、PC内の個人情報を外部に漏らさないように設定してくれたりします。

まさに「個人用セキュリティソフト」です。

ルータータイプの人でも、このソフトは導入する価値があると思います。

そして、上記のソフトとセットになって売っていることが多いのが「ウイルス対策ソフト」です。

これはご存知の通り、ウイルスを発見、駆除、隔離するソフトで、メール以外にもネットのダウンロードやCD-ROM経由など、あらゆる経路からのウイルスの進入をブロックします。また、万が一感染しても駆除することができ、さらに駆除が出来なかった場合は安全なところへ隔離する機能を持っています。

最近のウイルスは悪質なものが多く、メールのプレビュー(閲覧)をしただけで感染する物もあります。ウイルス対策ソフトはそのような悪質ウイルスも防ぐため、非常に頼もしいです。

ただし、ウイルス対策ソフトには最新のウイルス定義ファイル、というものが不可欠です。これは、ソフトが知っているウイルスの情報で、これが古いままだと新しいウイルスを発見できない可能性があります。インターネット経由でウイルス定義ファイルは更新できるので、必ず1週間に1回くらいは更新を確認するといいでしょう(現在のソフトは自動で更新してくれます)

このウイルス対策ソフトはウイルス定義ファイルを更新できる期間がほとんどの場合は1年です。それを過ぎたら、購読といってお金を払ってまた1年間使うか、最新版にバージョンアップする必要があります。

大抵は、バージョンアップを選ぶと思います。

ウイルス対策ソフト+パーソナルファイアーウォールソフトの代表には「ウイルスバスター」シリーズと「ノートン・インターネットセキュリティ」シリーズがあります。

前者が赤色のパッケージ、後者が黄色のパッケージで、ウイルスバスターの方が初心者向けで扱いやすく、ノートンの方が高機能で中級者以上向け、と言えます。

これらのソフトは6500円前後が相場ですので、是非入れておくといいでしょう。

そのほか直接接続の人は、セキュリティ向上のためだけにルーターを入れたりする方法もあります(中級者以上向け)

最近ではプロバイダがメールからのウイルス駆除サービスをやったり、ウイルス進入防止機能付きのルーターを販売したりしています。

★★まとめ★★

・大至急「ウイルス対策ソフト」を買いましょう!

この一言に尽きます。

これは保険みたいなものですから、買わなければどうなっても知らないよ、という感じです。

(ソフトを買ったら、是非定期的にワクチンと呼ばれるウイルスの定義ファイルを更新してください。

このワクチンが最新の物でなければ、ウイルスを完璧には防げません)

そして、ウイルス対策ソフトを買うときはパーソナルファイアーウォール機能が付いた物を選んでください。ネットでの他のセキュリティ対策がまとめて出来ます。
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2003年3月公開