たこでもわかる!
PC用語集
〜Part8〜

グラフィック
 ボード/チップ

最近やたらと注目されてきたのが、このグラフィックボード/チップ

それもそのはず。

最新OSのWindows Vistaは、CPU以上にグラフィック周りも性能を要求する作りになっているからです。しかし、いったいコイツは何なのでしょうか。

簡単に答えると「ディスプレイに"絵"を表示するのに使われる部品」です。

WindowsXPまではUI(ユーザーインターフェイス)、つまり操作する画面は2D(平面)で描かれていたため、グラフィック性能はそこまで求められませんでした。

しかし、VistaからはUIにフリップ3Dなど、3D性能を求める要素が付け加えられ、画面処理をCPUのみではなくGPU(つまりグラフィック・チップ)も使用するように変更されたのです。

他にこの部品に性能が要求されるのは、CADと呼ばれる建築に使うプログラムか、FF11などの3Dゲームくらいでした。

昔は色々な会社が次々に新製品を出して争っていましたが、次第に競争も収まり、今ではほぼ2社の争いになっています。

AMD社(旧ATI社)とNVIDIA社です。

AMD社はRADEONというブランドで製品を出していて、NVIDIA社はGeForceXX(XXに細かいシリーズ名が入る)というブランドです。

このページに本当は製品によってどれくらいパフォーマンス(性能)が違うか書きたいんですが、CPUと同じくらいの速さで新製品が出てしまうため、とても書ききれません。

そのため雑誌やホームページで新製品が出るたびにレビューや対決記事が出ます。

まあ興味がある人は目を通すといいと思います。

さて、先ほど2社の争いと言いましたが、それは外付けボード/チップでの話です。

実はチップセットに内蔵しているケースもあるんです。

メーカー製のPCで特にグラフィック性能を求めていないものは、大抵それです

初心者はPCを選ぶ際、グラフィックチップまで気にしていないので、普通にチップセット内蔵タイプを買うことが多いでしょう。

これが初心者の陥りやすいワナで、新しいPCを買ったのに3Dゲームが出来ないってことになります。

特にノートPCの場合、FF11推奨/認定PCを買えば動作保証が得られますが、それ以外は動かない可能性が大です。

デスクトップの場合も、PC購入の時には使用表を見て、グラフィック関係のところに「チップ内臓なんて書いてないものを選ぶといいと思います。

簡単ですが説明は以上です。このグラフィック関係は、本当に書けば終わりがありません。

普通にPCを買う分には必要のない知識ですが、自作PCや直販PC購入を考えている人は、まず本や雑誌でじっくり知識を得てからにすると、1台目でも良いマシンが作れますよ。

←用語TOPへ
←PC編へ戻る
(C)2000-2007
  Tako2
無許可転載禁止