序章 『神と魔王と冥王』


ベル:「お疲れ様(拍手)」
冬弥:「疲れたよ……本当。帰って寝たい」
ベル:「このいらなくなった“風の大天使”は私がもらっておくわね(微笑)」
美架:「なっ…ちょっと待ちなさい!!」>ベル
蒼志:「終ったかな・・・っと」片腕をプラプラさせつつ
美架:「何勝手に決めてるんですか!!」
ベル:「ふーん、貴方はどうしたいの?“暗い天使”(くすくす)」
ベル:「終わりよ。ある意味ではとってもハッピーエンド(くすり)」>蒼志くん
美架:「どうするって…その方を解放するんです、この場で!」
百合絵:「ある意味って、どういう事ですか?」
蒼志:「含みがあるね」
ベル:「開放するの。この場で。いいよ。開放してあげようか?(くすくす)」>美架ちゃん
美架:(相変らず、嫌味なくらい余裕ね……解放しないほうがいいの?)
ベル:「冬弥は今までどおりの生活を続けられる。ヘルは愛しい人のそばに居ることができる。ハデスは妄執を断ち切れた。それぞれのハッピーエンド。でも、それぞれのであっても代価はあるでしょ?」(にっこり)
冬弥:「相変わらず遠まわしだな。はっきりいえ、はっきり」
百合絵:「例えば?」
ベル:「簡単なことだよ。かなえられなかった願いはどこに消える?一度開いた冥界の穴は?(くすくす)」
百合絵:「ぁ……」
蒼志:「成る程・・・」
ベル:「一度や二度の誘惑には耐えられても。繰り返されたら?“力あるものよ。その力を震え”」>百合絵
美架:全然わからん(滅)
百合絵:「嫌……です……」大地に刃を突き立てて、こらえる
百合絵:やっぱし影響あるんですね?
GM:影響はあるね。力があふれ出してくるのだけど、しばらくすると収まる>百合絵
ベル:「誰かが何かが代償を支払わなきゃいけない。それでも、美架ちゃん。この天使さんを解放したい?(にーっこり)」
百合絵:息を乱して膝をつこうか>収まる
蒼志:「・・・大丈夫?」>百合絵
ベル:「私は別にどっちでもいいのよ。(目を細める)」
美架:くそ、全然意味わからんけど、ベルに教えてくださいなんて死んでも言いたくないぞ!
百合絵:「今回は……」
蒼志:「余り、刺激しないでもらえるかな?」>ベル
百合絵:つまり、個々人のNPCにはけりはついたけど。それが起こした影響については収まってない……で、いいのかな?
GM:NPC各人が起こした事件に関しては終わってないってことさね。
GM:ヘレンがつないだ冥界との架け橋は残っているし。
美架:それと風の大天使の関連がよくわかりません。
GM願いの叶う樹が、冬弥を冥王として目覚めさせるために蓄えた力もそのまま。
蒼志:ふむ
美架:あ! そういうものだったのソレ!?
GM:しかも、冥王がそれを覚醒状態にしているせいで、大天使を開放したら暴走するのは確実じゃな(w
ベル:「警告よ。どうしたいの?私はどちらでもいいのよ(くすり)」
冬弥:大天使=願いの木の核ってことかね。
GMうむ<大天使=願いの叶う樹の核
美架:下手に大天使を刺激すれば暴走、ですか……
蒼志:さてどーするか
百合絵:冥界との架け橋の落とし方と。願いの叶う樹を制御状態のまま、天使を解放する方法が、必要なのかな?
冬弥:「本当、お前は“面白い事”が好きなんだよな」嘆息>ベル
美架:「答えてください、“風の大天使”! 私に語り掛けてきた時のように!!」
GM:このまま放置しておけば天使は苦しむが願いの叶う樹は暴走しないし、その力を利用して冥界の扉を閉じることはできるだろう。
冬弥:「冬弥を魔王にする願い」が暴走しかけている訳だから、そのエネルギーを逃がしてやればいいんだよね。冬弥が受け皿になるのが一番手っ取り早いが……。
百合絵魔人冬弥か、魔王冬弥誕生の危機ですかね(笑)
ベル:「無駄よ。この子は今自分を押さえつけるので精一杯なんだから」>美架
冬弥:願いを冬弥で受けて、その力を変換、扉を閉じる動力にしてしまえば、完全な魔王化は抑えられないかな。
百合絵:もう一人、同格以上の存在が居れば、抑えられるのかな?
美架:……私の正体って何でしょう? ヘレンがいたら聞き出したいんですが。
GM:居るよ<ヘレン
蒼志:御前天使クラスかぁ
冬弥:要点は「扉を閉める事」「願いの力をどうにかして逃がす事」なのだね。
GM:その二点が要点だね。もちろんもっとも簡単な解決法として、風の大天使をベルにくれてやるというのがある。
美架:「私が私の正体に気付いたら困る、と言ってましたね? それはなぜです? あなたにとって都合が悪いからじゃないですか?」>ヘレン
美架ベルの思惑通りなんて絶対に嫌!(爆)
ヘレン:「それを知ってどうされるつもりですか?」>美架さん
百合絵:それを、正直に言ったら?(笑)
美架「ただの可能性でしかないけど……それが大天使の暴走を止める力であれば、その力が欲しい!!」>ヘレン
美架:それって、ベルの思惑通りは嫌って事?>百合絵
ヘレン:「そうですか。・・・」>美架さん
ヘレン:「答えてもよろしいですか?我が主」>冬弥
百合絵:相手の性格次第だけどね
蒼志:ベルには有効な気がするね
百合絵:対立してる相手なら、それで同調してくれる事もある。手段は一つじゃないからね
蒼志:反応を引き出すというのもあるから
美架:じゃあ言います?
百合絵:ま、今回は。これ以上は必要なさそうだけど
百合絵:相手の対応を見て、手段は考えなくちゃ。交渉事はね
GM:さすがにPLが死んでるか?(苦笑)
百合絵:かもね〜
GM:冬弥?
百合絵:この辺りはテンポ悪かったし。死んでてもおかしくはない(滅
冬弥:すまん、頭煮えてる(滅)
冬弥:さすがに考えるか余力が残ってないな……
百合絵:ま、7時越してるしね
百合絵:ヘレンの問いには、どう答える?
GM:そんなに考え込むシーンでもないからのう。実際は(--;
百合絵:コンディションが、1番のネックでしょ
ベル:「そろそろ時間切れかな?(くすり)」
冬弥:「構わないよ。応えるだけなら」>ヘレン
ヘレン「唯一神さえ頼る双子の天使の片割れ。暗き天使。それが貴方です」>美架さん
美架:「………つまり、私はルシフェルだと?」>ヘレン
ヘレン「違います。ミカエルは神の僕。神が頼りはしません。全能なる天使メタトロン。その片割れ暗き天使サンダルフォン。それがあなたを守護する存在」
美架:「天使サンダルフォン……」
百合絵:「格としては十分……なんですか?」あまりそういう知識がない
GM:御前天使の更に上だよ<格
美架:そこまでスゴイ…と言うか、御前天使以上の位ってあったんですか!?
百合絵:じゃ、暴走を抑えるには、十分ですね。冥界の扉も、これで解決……するのかな?
蒼志:片割れのメタトロンは一説には天使達の王と言われてるねぇ
GM:そうじゃな、美架が天使の力を全部解放すればな。
美架:それだけの格が、キャパシティがあるなら、樹の力を受けとめられる!?
百合絵:それにも、やっぱり問題があるのかな?
GM:いや、これといって問題は思い浮かばないが?
蒼志:問題ないのか(・・)
百合絵:それじゃ。後はやるかやらないか。それとも、やれるか、やれないかですか
美架:じゃあ、解放しましょう。
美架:「私の中に眠る天使サンダルフォンの聖なる力よ、今ここに!!」
GM:本当に良いんだね?
美架:解放したらNPC化とか?
GM:いいや、そんなことはないよ。
美架:良いですよ、全然構いません。後悔しません………多分(笑)
GM:では、願いの叶う樹の力が 美架の真の姿を晒していく。
GM:六対12枚の羽を持つ最高位の天使。その姿を。
GM:願いの叶う樹に蓄えられた力を全て受けて。美架、君は今、できないことは無いと感じる。
GM:そう、ちょんとつつけば世界を崩壊させることもできると想うほどの力を。
美架:すごいわ、ソレ………
GM:さて、どうする?
美架:でも、そんな事はしない。受けとめた力を分散し、元に戻す…いや、冥界の穴を塞ぐのに使えますかね?
GM:簡単だ。小指を軽く動かす程度の意識もいらない。ただ、そう“願えば”良い。
美架(樹に宿った力よ、冥界の穴を塞いで……そして、風の大天使を解放して!)
GM:その君の願いはかなえられた。最後の問題は・・・さて、君は何を望む、美架?
美架:え?
GM:君は今、正に神の力を手に入れているのだよ?
美架:今望む事は一つだけ。“力”は神か誰かに返して、人間として生きるですよ。
GM:神か誰かに返すでいいのだね?
美架
:ベルに行くとか行ったら、速攻で止めますが?(笑)
美架:あ、冬弥に行くのかな?
GM:さてねぇ。誰に行くのかねぇ。
美架:冬弥と話す時間はありますか?
GM:時間はあるよ。PLの体力はわからないが(死)
百合絵:もう、すごい時間だからねぇ
美架:あううう……
蒼志:人に返すのが良かろうと
百合絵:かのぅ
美架:でも返したら、冬弥が冥王化してしまいそうですよ。
百合絵:そこに帰るとは、誰も言って無いと思うけど。ただ、分からないだけだ
百合絵:その誰かを信用できないなら、持ち続けるのもまた、選択肢だ
蒼志:分散させるのも手だね
美架:超存在になってしまうのか……
美架そうか、今超存在だからなんでもできるじゃん(笑)
美架:“力”を分散させて、世界中に返す。できるよね(断言)
GM:できるよ。
美架:じゃあそれで。
GM:では、美架は元の姿にもどった ちっぽけで小さくて しかし強い生き物。即ち人間に。
ベル:「ふーん?まぁ、面白いものは見れたけどね」
美架:元の使徒の能力も失せたとか?
GM:そんなことは無いよ。
美架:「あんな大きな力、一つの存在が持ってて良いものじゃないから……」
GM:さて、後は個別のEDだけだから ここで中断しようか? 意識維持ロールに失敗しはじめているから。
美架:「それとも、それがわたしの限界だって、あなたは笑う?」>ベル
美架:そうですね、それが良いと思います。
百合絵:は〜い
冬弥:了解
GM:美架の言葉には答えずにただ嫣然と笑うベル。
蒼志:ういー
GM:さて、ではここで中断しておくかね。

GM:では、美架が”力”を世界に還元した直後のシーンから。
GM:かくして、美架の力は目覚め。そして同時に失われた。“暗き天使”の力はまた深き眠りのそこへと落ちていった。
美架:疲れ切って、その場にへたり込んでます。
GM:人から天使 天使から神 神から人へ。君達はそのプロセスを目前で見届けた。
百合絵:「お疲れ様。そして、お帰りなさい」
美架人を超え、天使を超え、今、神となる!!(笑)
GM:神となる気なら止めはしないがね。
美架:冗談です…
蒼志:「ご苦労様。アレは人の手には過ぎた力だからね」
美架:「百合絵さん、蒼志さん………」
冬弥:「……」キン、とブレードを月衣へ収める
冬弥:「無事終ったところで、帰ろうか?」
百合絵:まだ、ベルとヘルは居るんですよね?
蒼志:「無事に還元されてよかったよ。ああ、そうだね帰ろう・・・」
美架:「はい……」
ベル:「お疲れ様。この樹はもう願いを叶える樹ではなくなったわね。残念(くすり)」
GM:居ますよもちろん。
GM:そして、願いの叶う樹にかけられた高密度の月箱がゆっくりと解き放たれていく。
蒼志:「願いは自分で叶える物だしね、それはそれで良いんじゃないかな?」>ベル
冬弥:「いいや。ここは願いの樹だよ。七夕のそれと、同じ程度にはね」
ベル:「相変わらずロマンチストね。冬弥は(くすくす)」
GM:その手にはぐったりとして横たわる“風の大天使”が抱かれている<ベル
冬弥:「俗信なんて、そんなもんだろ? 実際に叶うかどうかは二の次なんだろうさ」
冬弥:「立てる?」手を差し伸べて>美架
美架:「あ……はい」(冬弥の手を握り返す)
ベル:「(くすくす)貴方にはそれが相応しいわね。蒼志くん。楽しい子が一杯いておねーさん嬉しい♪」>蒼志
冬弥:「よっと。で、“どうする”んだ?」美架を立ち上がらせつつ<天使>ベル
美架:人として帰って来れた事に、幸せ感じてます(笑)
GM:「昔の“親友”を放っておくのも可愛そうでしょう? 彼女はもう帰れないの。堕天してしまったから(いっそ優しいとさえ見える微笑)」>冬弥
蒼志:「ん、まあ無理をした甲斐は有ったかな」>ベル
美架:「昔の……“親友”?」>ベル
ベル:「今の“風の大天使”の邪魔をするのも可哀想だし。まだね(くすくす)」
美架:風の大天使に何かを感じて、思わず口を挟んでしまう。
ベル:「神話を勉強しなさい。勉強不足はいつだって脚を引っ張るものよ。魔王と呼ばれるものはその昔ほとんどが高位の大天使だったって知らないわけじゃないでしょ?(くすくす)」>美架ちゃん
美架:「(むかっ)……知ってますよ」>ベル
ベル:「そういうこと。」>美架
美架:何故、ベルの言動はこうもいちいちムカツク物なのか(爆)
ベル:「あ、それと冬弥。私の上着は後でとりに行くからちゃんと御日様の匂いをわせておいてね(にっこりと無邪気に微笑む)」>冬弥
冬弥「……なんか怖ひ」ぼそ(笑)<ベルと美架>百合絵
百合絵:「まぁ……それはそうでしょうね……」苦笑するしかないな(笑)
冬弥:「……変わった魔王さまだよ、ホント。10年後とか、言うなよ?」片目を瞑ってみせる>ベル
ベル:「雨の匂いさせてたら後で拳骨ものね。それじゃ。失礼するわ」といって闇に呑まれる ベルと”風の大天使”
冬弥:「それじゃ。“またな”」
美架:「いい気なもんですね、あの人…いえ、あの魔王は……」
冬弥:「人か、魔王か……さて、どうだろうな」独り言。
百合絵:「いい気、ですか? あまりそうは、思いませんでしたけど」
蒼志:「ま、それが彼女のあり方だからだろうけどね・・・」
ヘレン:「そろそろお戻りにならなくて良いのでしょうか? 後始末のこともありますし」と恥ずかしそうに冬弥を見る。
冬弥:「なんか色々禍根を残した気もするけど。……戻ろうか」
百合絵:「そう、ですね」
美架:黙って頷く。
蒼志:「さてと、じゃ帰ろうか」
GM:では。ここでシーンを切りましょう。

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 ED1 百合絵
 登場PC:百合絵
 登場NPC:ヘレン
 シーン:商店街
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 あのときと同じ。いつもの友達といつものウィンドウショッピング。
 ただ、少し違うのは。お互いが本当の使命をもっていると知ったこと。

ヘレン:「百合絵さんはやっぱり白系統のドレスが似合うと想いマス」(にっこり)
百合絵:「ドレス……ですか? そんなの着る機会なんてないですよっ……たぶん」と、赤くなって否定しようか
ヘレン:「ソウですか? そんなことアリマセン。だって、卒業式の時はフォーマルなドレスでレッツダンス、デス」(にこり)
ヘレン:「いつか出会う誰かを捕まえるために。綺麗になっておくの。女の子ノ義務デス」
百合絵:「卒業って、まだだいぶ先じゃないですか。気が早いですよ」
百合絵:義務なのか(笑)
GM:義務じゃないのか?(笑)
百合絵:Σ( ̄□ ̄)
ヘレン:「ノー・プロブレムです。今から磨いておけば卒業するころには立派なレディ、デス。綺麗になるの、いやですか?」>百合絵
百合絵:「そんな事……」ないですけどと言いかけて、否定しきれず詰まる
百合絵:でも、ヘレンの他にも、友達居ますよね?
ヘレン:「なら、やっぱりノー・プロブレムで〜す」
GM:今は方々に散っていていない、ってことにしよう(笑)<友達
百合絵:「嫌じゃないけど。ちょっと、怖いかな」
ヘレン:「それなら。私もドレス着ます。だから、百合絵選んでください(にこり)」
百合絵:「ヘレンさんは……綺麗になって、人が集まってくるの……怖く、ないですか?」
ヘレン:「大丈夫です。怖くてもそれは試練。乗り越えます」(くすり)
百合絵:「ヘレンさんは、強いですね」と、似合いそうなドレスを物色しながら
ヘレン:「それよりも、自分が綺麗だってこと知ってますねぇ? ジェラシーが怖いデースヨ」(にこりと)
百合絵:「え、そんな事ないですよっ」赤くなってばたばた否定しながら、シーンを切る?
GM:シーンを切りましょう。

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 ED2 蒼志
 登場PC:蒼志
 登場NPC:朱音
 シーン:病院
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朱音「だいたい兄さんはなんでそう無茶ばっかりするんですか!?」
GM:と怒髪天をつく勢いで怒っている、妹が目の前に。
蒼志:「ん・・・・いやその、うん御免」
朱音:「本当に反省していらっしゃいますか? 兄さん」
GM:疑わしそうな視線でじろーりと。
蒼志:「一寸、見過ごして置けなくてさ・・・うん反省してる」
蒼志:「しばらくは動けないしさ」
朱音:「しばらくはつきっきりで私が見張りをしますから。覚悟しておいてくださいね」(にっこり)
蒼志:「ん・・・あーえーと、宜しく」冷や汗を一雫
蒼志:「頼りにしてるよ」
朱音:「頼りにしてください。兄さんのお食事の世話から下の世話までさせてもらいますから」っとつーんと横を向きつつ(笑)
蒼志:「・・・・年頃の妹に下の世話までは一寸・・・・本気か朱音」
朱音:「覚悟してくださいね(にっこり)」
蒼志:「・・・・・・・・・いやそのえーと」
GM:で、にこにこしながらりんごをむいて。
GM:「口を開けてください。兄さん」といってりんごを差し出す。
蒼志:(誰か俺も助けてくれないかなぁ・・・)
蒼志:「ん、いただきます」
蒼志:「取り合えずリンゴでも食べながらゆっくり考えるか・・」
GM:そして、平和に夕日が暮れていくのであった。
GM:シーンエンド。OK?
蒼志:OK

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 ED3 美架
 登場PC:美架
 シーン:どこか遠い地平
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 そこには君しか居なかった。
 そこには地平線と大地。そして空だけが遠く遠くへと連なっていた。
 そこはつい先ほど見た地平。
 世界結界を超えた向こう側の地平の景色だ。

美架:世界結界を越えた!?
GM:君はその地平に飛び立つ誘惑に駆られる。だが、それを決めるのは君自身の心だ。
GM:君はどうしたい?
美架:行きませんよ。
美架:この世界に留まります。
GM:何故、とどまるんだい?<この世界に
美架:みなまで言わすな…ってワケにはいかないか(笑)
GM:言わすなも何も。私は知らないし。美架としても宣言した記憶はないしね。何故残るんだい?
美架:大好きな人たちのいるこの世界を、飛び立つ気はないです。
GM:大好きな人とは?
美架:……真っ先に思い浮かぶのは、橘冬弥。
GM:他には?
美架:紘一お兄ちゃん、理恵、葉月さん……
美架:百合絵さん、蒼志さんに……
GM:では、ふと目が覚める。
GM:君が目にするのはいつもの自室。変わらぬ日常の光景。
美架:「あれ……今のは、夢…?」
GM:ふと、目覚ましが目に入る。
GM:ちなみに、今からだと全力で着替えても遅刻だ(笑)
美架「………うそーーーーっ!?」(爆)
GM:さて、最後に一言どうぞ。
美架:(ふと冷静になって)「……でも、これがわたしの望んだ日常だもんね」
GM:それではシーンを閉じます。OK?
美架:「………でもやっぱり遅刻ー! どうしようー!?」
美架:オチをつけてエンドOKです(笑)

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 ED4 冬弥
 登場PC:冬弥
 登場NPC:ベル
 シーン:橘家
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GM:という訳で一家団欒の夕食シーンなのだが・・・・
GM:妙な人(?)が一人混じっている。
冬弥:「麻子」
冬弥:「なして四人分の夕食が違和感なくならんどるかな?」
麻子:「何? お兄ちゃん。あ、こら、嫌いだからって大兄ちゃんの更に移さないでよね」
:「あ? だって、今日お前のガールフレンドが来るって聴いたぞ? 麻子から」
冬弥:「いや、俺が言いたいのはそうじゃなくてな……」
冬弥:「……。まあ、間違ってはいないよな。“フレンド”は」
GM:「まぁ、いいから落ち着いて食べないと麻子ちゃんに笑われるわよ?」と器用に箸をつかって食事をするベルの姿が(笑)
冬弥:「夕食はまだいいとしよう」
冬弥:「そこのお泊りセットはなんですか、ベルくん」
ベル:「今日はもう遅いし家に帰るのが面倒なの。まさか、いたいけな女の子を追い出したりしないわよね?」と麻子と連合軍をつくって下から見上げる(笑)
冬弥:「……」手に持った箸がべきり
冬弥:「もう知らん」がつがつがつ(笑)
ベル:「うんうん。素直が一番ね」(くすくす)
冬弥:で、兄貴と麻子が席を外した時に、ぼそりとベルに言う訳ですよ。
冬弥:「……これから来る時は、前もって連絡しろよ?」
ベル:「考えておくわ」といいつつ耳に息を吹きかける。
冬弥:「襲うぞコラ」
:「若さもほどほどにしておけよー」(さっと顔をだしてさっと消える)
冬弥:「(箸べきり)」
ベル:(楽しそうにくすくす笑う)
冬弥:「ま、いいか」
冬弥:「話したい事、沢山あるんだ。今夜は付き合えよ?」笑って
ベル:「良いわよ。長い夜になりそうね(嫣然とからかうように微笑)」
冬弥:「それと、だ」後ろに回って、ふわりとポンチョを着せる。
冬弥:「……やっぱ、それが一番似合いだよ、オマエは」微笑む。
ベル:「ありがと」
GM:と鮮やかに無邪気に微笑む。
GM:といったところでシーンを切ろうか。
冬弥:うい。


GM:さて、お疲れ様でした。
百合絵:御疲れ様でした〜
美架:お疲れ様でしたぁ
冬弥:ごくろーさん
蒼志:お疲れ様でした
GM:これにて 神と魔王と冥王。 一巻の終わりにございます。


※プロフの個人的感想

 話としては十分楽しかったし、冬弥とのフラグ(笑)も微妙にですが立てられて楽しかったですよ。
 とはいえ、まさか“超天使サンダルフォン”になるとはねぇ………いろんな意味で驚きました。
 その辺りの設定は、なんとか再吸収・再設計して『天使戦争編』で利用してますので、そちらでの“サンダルフォン”の活躍もご期待下さい。


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