GMのこぼれ話:姉妹の絆編


 このセッションは、私が初めてネットでのTRPGのGMをした、思い出深いセッションです。 初めてのセッションだけあって、いろいろと初歩的なミスを犯してますが、それをフォローしてくれたプレイヤーさんたちには感謝してます。 改めて、TRPGは人と人との交流が大事だと感じました。

 この話の元ネタになったのは、『シリウスの痕(きずあと)』という漫画です。 マイナーなので、知らない人のほうが多いでしょうが(笑) この話の主人公の少女は、重病の弟の命を救うために自分の体を売り、脳以外は機械化された戦闘機械になって、『闘犬』と呼ばれる戦闘機械どうしの戦いへと身を投じるという設定があります。 ある時、主人公は唐突に人間のころの記憶を取り戻し、脱走します。 しかし、ロクに調整も受けないままでは、生きていられるのはわずか一週間―――――それでも、ほんのわずかな間の自由を得るため、彼女は逃走した……というくだりから始まる漫画です。 このあたりの設定はほとんどそのまま、忍の設定になってます。 やっぱり、改造人間とか人造人間には、こういう悲愴な設定が合いますね。

 余談ですが、この『シリウスの痕』という漫画、最初の設定はいいんですが、それ以降妖精石とかいう妙なオーバーテクノロジーを出してから、話が変な方向に走り出して、最後は納得の行かない終り方をしてるので、読むのは最初の1、2巻ぐらいに留めておく事をお勧めします(爆)


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